真夜中毒
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貴方は夜が好き? 私は好き。 でも人間は夜行性じゃないから、必ず母さんに叱られなきゃいけない。 こう見えて中受をする6年生で、まだまだ色々な意味で未熟。 私が未熟だろうと、そうではなかろうと、 どちらにせよ、結末的には夜を好きにならなければいけない道を歩むんだろう。
第二節 独りの時間に何するの?
俺は、女子にからかわられる事がないように、絵の練習をすることとなった(前話参照)。 いざ、練習するとはいえど何から始めればいいのかわからない。だが、純粋な気持ち的にそこから女子に聞くのは申し訳ないというか、恥ずかしいというか。 だから、とりあえず某動画配信サイトを利用して情報収集することにした。俺はある程度なんでもこなせるタイプなので、この程度はお茶の子さいさいだつた。 なぜなのかわからないが、画力が中間あたりの女子に限って目をみんなこぞって描いている。調べてみると、まぁ所謂自己満ってやつなのだろうか。自分のモチベ、プライドを高く維持するために得意分野を描くらしい。 そして、顔のパーツの中だと、目が一番それっぽく見えるという。 ということで、俺は目から始めることにした。書き方の動画やサイトを漁りに漁って、ある程度描けるようになった。 だが、いざデジタルで描くとなると、また感触とか色合いが全く違う。 そして、今回のサムネイルがデジタルで描いた目である。グラデーションは私の使用ソフトにはなかった。ぼかしもなかったのであぁなってしまった。 次回はその絵を見せた友人の反応について紹介していこうと思う。
第一節 絵の練習するかぁ
俺は布川零(偽名)。とあるもの以外は人並み以上はできる、自分で言うのもなんだがまぁオールマイティと言ったところだろうか。 では、俺ができないその“とあるもの”とはなんだろうかという話になる。それは、絵だ。圧倒的に画力が足りない。そして、絵の練習をするあるきっかけができる。 〜如月 二七日〜 俺はいつも通り学校で友人とかとの雑談を楽しんでいた。そして、雑談の内容として絵の話が始まった。みんなで同じお題の絵を描こうと言う。そして、仕方なく俺も書く。 俺の班の人達はみんな東方が分かるので、フランドール・スカーレットを描くということになった。フランドール・スカーレットの特徴と言えば宝石の羽とベレー帽みたいな帽子だと俺は思った。そして出来上がった絵がサムネイルの絵だ。羽も横に描いているが、都合上見えない。 すると、俺の絵を見て、そこそこ(俺がそんなこと言えた立場ではないのは重々承知)絵が上手い女子に、 「布川、絵下手すぎでしょ〜!」 と言われた。俺は何かと無駄にプライドが高い。 しかし、これまで絵の練習などしたことは無い。なぜなら、苦手なことの練習は大変だと分かっているので、逃げてきたからだ。 でも、そう改めて言われて、高いプライドがあるせいか悔しく感じた。 だから、その悔しさをバネにして、絵の練習を始めることにした。
概要
俺は、ごく普通では全くもってない小学六年生だ。 頭は人一倍良いし、受験も合格した(第1志望校合格しました!)。 でも、そんな俺に唯一と言っていいほど少なく、致命的な欠点があった。 本当に絵が下手なところだ。
☆ご報告☆
昨日(2月1日)に日本大学附属日吉中学校を 受験し、見事合格しました。 明日、本番に行ってきます。 目標は首席。油断せず行ってきます。 長い間更新が停滞してしまい申し訳ございませんでした。 では、行ってきます。
第一〇話 結果発表
気付けば病床の上に寝っ転がっていた。左っ側には、俺の母ちゃんと、誰かわからないが二五くらいの女性がナース服で座っていた。 「んで、あの試合はどうなった?」 ふと思い出して聞いてみると、あの後うちの監督がキレて、殴った選手に退場を求めたらしい。後はフリースローが特例として三本与えられたとか。その時に残り時間は三秒で、フリースローを三本中二本入れ、一点リードの状況から相手は三秒の間に点を入れることは出来ず、うちが勝って地方大会へ行けたらしい。 だが、やはり何か腑に落ちない。俺がその場に居なかった、立ち会えなかったからなのか。それともただただ相手選手に対して不満を募らせているのか。それはいいとして、俺は耳より上の頭に包帯がぐるぐると巻かれていた。 「あのぉ、これは?」 包帯を指さして母ちゃんに聞いた。したら、横にいるナース服のお姉さんが、頭部から出血している、と伝えてくれた。どうやらこの人は看護師のようだ。 そして一番気になるのが俺が地方大会に行けるのかだった。 次回 第一一話 力はあるのに
第九話 怪我
もう少しでホイッスルという所で、ここぞと言うタイミングで、一点ビハインドで残り一二秒と言うところで、俺にボールが回ってきた。こちら側から見ると決めれば勝ちだが、相手目線で見た場合、まぁ止めれば勝ちということになる。 「走れ!大輝!いっちまえ!」 声を出しているのは誰かとコンマ一秒考えて、大野先輩だと分かった。 (そうだ、監督も俺を出したんだから…) 心の中でうんと頷き、あのゴールに手をかけるため、走り出した。股にボールを通し、後ろからもってくる。相手もやはり必死なようで、その基礎的なこともまともにブロックできていなかった。俺は、それらを躱しながらゴールの真下付近へたどり着いた。そのまま勢いに乗ってジャンプしようかと思ったその時だった。 抜かれたひとりの選手が俺に突っ込んできていた。 「俺らも、負ける訳には、いかねぇんだよぉ!」 「ゔっ…」 つい声が出てしまった。ジャンプ中である俺の背中目掛けて拳を飛ばしてきやがった。幸い腹は逃れたが、俺のふくらはぎに直撃したのだ。そのまま俺は“頭から”倒れて、ちょっと痛いとだけ感じた後の記憶はさっぱりない。 次回 第一〇話 おしまい
第2回NNSコンテスト 天気雷
天気雨という現象は、晴れているのに雨が降るということだ。でも、今日は何かおかしくて、天気雷だった。晴れているのに、何故か空から紫色の閃光のような光の後に、ゴロゴロと雷らしき音が聞こえた。 この辺りはマンションがない故に避雷針が少なく、その結果雷が落ちた直後にテレビや蛍光灯、レトルト食品を温めていたレンジの電源などが消え、使えなくなった。今は大体十二時半くらいだ。丁度昼食の時間帯で、アイエイチコンロが使えず、困っている家庭もあるみたいだ。 雷のイメージは黄色い稲妻のような感じだったのだが、実際にこの目に焼き付いた紫色の閃光は少し想像以外すぎたのか、三歩ほど足を退けていた。天気はいいのに、落ちた雷に対して、私はきっと少し怖気付いたのであろう。 雨は降っておらず、太陽の光がアスファルトを照らしていた。 不思議な天気雷を吹き飛ばすほどに私の体を照らしつけていたのは、明るみに満ちた八月の太陽光だった。
ただの自己紹介
大した人間でもなく、経験も少ないやつの自己紹介ですが、読んでいただければ幸いです。 時に虐められ、時には罵られ、時には弄ばれる。 俺は糞野郎共のおもちゃじゃない。 でも、でもそいつらは先生を味方につけている。 ちょいと想像して欲しいのだが、小学校の担任だ。 中高と違い、時を過ごす時間が長い。 だから、基本的に拠り所はなかった。 そこで見つけた。やっと見つけた逃げ場所が「夜」だった。 静かで、喧騒もなく、罵倒の声もない。 とても過ごしていて気持ちのいい場所だった。 冗談抜きで、そこを一人で体感している時が一番生を実感した。 俺はキレ性とよく言われていた。 これだけはハッキリ言わせてもらおう。それはお前らが悪い。 そんなことを夜に吐いて、何か誰かが聞いてくれている気がした。 俺にはあだ名が何個かあって、その三分の二はマイナス表現に取れるものだ。 ひとつはさっき言ったキレ性だ。 あとは、ボカロオタク。 実は、自殺を考えていた時期があったのだ。 そこで、命の支えになってくれたのが、ボカロだった。 まぁ今はボカロ語りはいい。 そうやって、色々と変なあだ名(ボカロオタクは内心嬉しい)を付けられた。 そして、たっくさん弄られた。 でも、ボカロとアニメ(映画)のお陰で、 今私はキーボードをカタカタしているし、できている。 夜というのもそれらと同じだった。 何か遮りがあって、コミュニティも無くて。 好きなことが出来る時間だった。 今も、夜は好きだし昼は嫌い。 ただ、それだけだ。
臓器移植
人が死亡後に臓器を提供するという話を聞いたことはあるか? これは、まだ彼女が生きていた時のお話だ。 俺は母のことが大好きだった。だから、臓器提供のことについては反対であった。母はすごく心が優しくて、話しているだけでも勇気や元気を貰えるような人だ。でも、もう九二歳で最期の時も近い。相続や遺産の件はもう決まっているが、この話だけは譲れない。そういう覚悟を俺はしていた。 また医師との話し合いがある。いつもと違うところは、本人も一緒である点だ。 「臓器提供の件ですが…」 「無理です。」 即答で俺は断った。取り合う気もない。 「では、お引き取りください。」 帰らせようとした。というか帰って頂きたかった。 「ちょっと待ってくれませんかねぇ。」 母が引き留めた。相手の心を撫でるような声は医者の足を止めた。 「息子はこう言ってますがね、私は賛成ですよ。この命が尽きたあとも誰かに貢献できるならばねぇ。」 そう言って【本人の意思】として臓器の提供をすることが決定した。 「なんで、お母さん。」 「お前も、人の役に立てるような人間になるんだよぉ。」 思わず涙が出るかと思いきや、出ることは決して無かった。 きっと誰もに、人を助け、人に助けられる権利があるんだろう。
第八話 速攻
ボールがネットを揺らした後、ノーバウンドで俺はボールを取りに行った。何か腕が伸びたような気がして、手首からボールを絡め取った。地にバウンドしたボールは、俺の手が軌道に乗せた。グラウンドを駆け、二秒でゴールしたまで来た。ここまでの借りと大野先輩の期待に応えるように気分が高まり、ノってしまった。勢いのまま高くジャンプして、リングに手をかけた。ボールはそれと同じくリングに叩き込まれた。 ダンクを決めた俺は、思わずのガッツポーズを飛ばしてその後のディフェンス。あと残り時間は三分で、スコアは一〇二ー一〇一で一点リード中。緊張が走り、ふくらはぎがなにか震える。本当の緊張というものを味わっていた。相手も相手で、こちらのディフェンダーを二人、既に抜いてきた。ちょっと疲れが来た。はぁはぁと息切れする中で走らなければいけない。相手のスリーポイントシュートをする選手の前まで漕ぎ着けた。浮いたボールに手が触れた。でも、ボールは通常通りの起動を描いてリングまで吸い込まれた。もう、二分しかない。 次回 第九話 二種の汗