臓器移植
人が死亡後に臓器を提供するという話を聞いたことはあるか?
これは、まだ彼女が生きていた時のお話だ。
俺は母のことが大好きだった。だから、臓器提供のことについては反対であった。母はすごく心が優しくて、話しているだけでも勇気や元気を貰えるような人だ。でも、もう九二歳で最期の時も近い。相続や遺産の件はもう決まっているが、この話だけは譲れない。そういう覚悟を俺はしていた。
また医師との話し合いがある。いつもと違うところは、本人も一緒である点だ。
「臓器提供の件ですが…」
「無理です。」
0
閲覧数: 18
文字数: 540
カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/8/13 1:33
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
真夜中毒
貴方は夜が好き?
私は好き。
でも人間は夜行性じゃないから、必ず母さんに叱られなきゃいけない。
こう見えて中受をする6年生で、まだまだ色々な意味で未熟。
私が未熟だろうと、そうではなかろうと、
どちらにせよ、結末的には夜を好きにならなければいけない道を歩むんだろう。