第七話 仲間

「バスケは、チームスポーツだ。」 あの一点の後、俺の胸はこれまでに経験したことの無い、今後きっと経験しないほどの高鳴りを見せていた。そして、緊張も。でも、なんだか靴越しに床の生温かさを感じていた。ホイッスルが鳴る。相手ボールからになった。決勝ということもあり速攻を仕掛けられ、俺はゴール下にいた。シュートブロックをしてみせる。決めてみせる。綺麗な放物線を描いて相手の腕から放たれたスリーポイントシュートは、おれの指先に触れた。少しその線が乱れて、ボードの端っこに当たった。すると、俺はそれを決めたことに大喜びで、リバウンドのことを全く考えていなかった。監督のでっかい声が聞こえる。 「おい、リバウンド!」 意識が戻った瞬間には、春っち(春樹)が潜り込んでリバウンドを取っていた。地に足がつかない。相当な高さでジャンプしていたらしい。なんでこんな跳べたんだろう。 次回 第八話 速攻
真夜中毒
真夜中毒
貴方は夜が好き? 私は好き。 でも人間は夜行性じゃないから、必ず母さんに叱られなきゃいけない。 こう見えて中受をする6年生で、まだまだ色々な意味で未熟。 私が未熟だろうと、そうではなかろうと、 どちらにせよ、結末的には夜を好きにならなければいけない道を歩むんだろう。