第七話 仲間
「バスケは、チームスポーツだ。」
あの一点の後、俺の胸はこれまでに経験したことの無い、今後きっと経験しないほどの高鳴りを見せていた。そして、緊張も。でも、なんだか靴越しに床の生温かさを感じていた。ホイッスルが鳴る。相手ボールからになった。決勝ということもあり速攻を仕掛けられ、俺はゴール下にいた。シュートブロックをしてみせる。決めてみせる。綺麗な放物線を描いて相手の腕から放たれたスリーポイントシュートは、おれの指先に触れた。少しその線が乱れて、ボードの端っこに当たった。すると、俺はそれを決めたことに大喜びで、リバウンドのことを全く考えていなかった。監督のでっかい声が聞こえる。
「おい、リバウンド!」
意識が戻った瞬間には、春っち(春樹)が潜り込んでリバウンドを取っていた。地に足がつかない。相当な高さでジャンプしていたらしい。なんでこんな跳べたんだろう。
次回 第八話 速攻
0
閲覧数: 9
文字数: 478
カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/7/30 0:34
川布
中学受験期真っ只中の小6!
特に将来の夢とはありません((>_< ;)
でも、じゃんじゃんマジレスして下さい!
(ドMではありません)
主に連載をしています。
基本的には1日1話分ですが、気分がノッていると、1日3話とかもあります。毎日投稿は一応できる限り続けるつもりですので。
ちなみにフォローは遠慮なく☺️
もちろんフォロバしますよ!