第2回NNSコンテスト 天気雷

天気雨という現象は、晴れているのに雨が降るということだ。でも、今日は何かおかしくて、天気雷だった。晴れているのに、何故か空から紫色の閃光のような光の後に、ゴロゴロと雷らしき音が聞こえた。 この辺りはマンションがない故に避雷針が少なく、その結果雷が落ちた直後にテレビや蛍光灯、レトルト食品を温めていたレンジの電源などが消え、使えなくなった。今は大体十二時半くらいだ。丁度昼食の時間帯で、アイエイチコンロが使えず、困っている家庭もあるみたいだ。 雷のイメージは黄色い稲妻のような感じだったのだが、実際にこの目に焼き付いた紫色の閃光は少し想像以外すぎたのか、三歩ほど足を退けていた。天気はいいのに、落ちた雷に対して、私はきっと少し怖気付いたのであろう。 雨は降っておらず、太陽の光がアスファルトを照らしていた。 不思議な天気雷を吹き飛ばすほどに私の体を照らしつけていたのは、明るみに満ちた八月の太陽光だった。
真夜中毒
真夜中毒
貴方は夜が好き? 私は好き。 でも人間は夜行性じゃないから、必ず母さんに叱られなきゃいけない。 こう見えて中受をする6年生で、まだまだ色々な意味で未熟。 私が未熟だろうと、そうではなかろうと、 どちらにせよ、結末的には夜を好きにならなければいけない道を歩むんだろう。