第一〇話 結果発表
気付けば病床の上に寝っ転がっていた。左っ側には、俺の母ちゃんと、誰かわからないが二五くらいの女性がナース服で座っていた。
「んで、あの試合はどうなった?」
ふと思い出して聞いてみると、あの後うちの監督がキレて、殴った選手に退場を求めたらしい。後はフリースローが特例として三本与えられたとか。その時に残り時間は三秒で、フリースローを三本中二本入れ、一点リードの状況から相手は三秒の間に点を入れることは出来ず、うちが勝って地方大会へ行けたらしい。
だが、やはり何か腑に落ちない。俺がその場に居なかった、立ち会えなかったからなのか。それともただただ相手選手に対して不満を募らせているのか。それはいいとして、俺は耳より上の頭に包帯がぐるぐると巻かれていた。
「あのぉ、これは?」
包帯を指さして母ちゃんに聞いた。したら、横にいるナース服のお姉さんが、頭部から出血している、と伝えてくれた。どうやらこの人は看護師のようだ。
そして一番気になるのが俺が地方大会に行けるのかだった。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/9/18 10:55
真夜中毒
貴方は夜が好き?
私は好き。
でも人間は夜行性じゃないから、必ず母さんに叱られなきゃいけない。
こう見えて中受をする6年生で、まだまだ色々な意味で未熟。
私が未熟だろうと、そうではなかろうと、
どちらにせよ、結末的には夜を好きにならなければいけない道を歩むんだろう。