ココロナシ

33 件の小説
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ココロナシ

19歳です。純文学志望。 よろしくお願いします。 あたたかなコメント励みになっております。ありがとうございます!

日記2

いつもありがとう。 一昨日は母と通院がバッティングしてしまい、午後から遅れて通院することになった。 母は双極性障害を患っており、統合失調症という形で私に遺伝したのだと思う。 普段の私なら、午前中の早い時間帯に通院している。 一昨日をバタバタと過ごし、今日は半ば強引に祖父と散歩することになった。 することはいつもと変わらない。 スーパーでプリンと栄養ドリンクを買って、最寄りの公園のベンチでプリンを食べる。 この日の栄養ドリンクはコラーゲンが入っていて美味しかった。 「何かいいことないかなあ」が最近の私の口癖となっている。 そういえば今月は土曜日で終わるんだっけ。 今年はあっという間に冬が去ってしまった。 エターナル星占いの運勢では、明日から重要な展開がやってきて、思い描いていたことや夢が叶うらしい。 どんな形でやってくるのか、今から楽しみで仕方ない。 3月1日。芥川龍之介の誕生日と共に春が来る。 春のはじめは何をしようか、ウキウキしている自分もいる。 ところで、ぼちぼち進めていたアルターエゴというアプリのストーリーが後半に差し掛かった。 自分の悩みを書ける段階まで進んで良かったと思う。 エスというキャラクターの問いには、中立を保つように気をつけている。 中立を保たないとシナリオが狂ってしまうためだった。 今まで溜まっていたジャーナリングノートを20冊分くらい破って捨てた。 ジャーナリングから残ったものといえば、日々の気づきや創作アイデア程度だ。 最近はジャーナリングの頻度も落ちている。 だいぶ心が落ち着いてきたのだろう。 ODについてAIに相談してみると、パブロンSを瓶ごと飲んだら助からないと言われた。 AIの脅しが辛うじてOD衝動を止めてくれている。 今回語れるのはこのくらいだろうか。 また時間が経ったら日記を書こうと思う。 読んでくれてありがとう。

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日記1

今日は祖父と散歩に行った。 元々は母と散歩に行く予定だったが、母の体調が優れなかったようだ。 騒がしいスーパーで買い物をして、冷たいソフトクリームを食べた後、最寄りの本屋に寄った。 今日は2月の中でも暖かい冬だった。 白い季節が終わりを告げる中、ODの衝動も静かに消えていった。 帰り道『早く宝くじ当たらないかな』と来月に期待を寄せながら夢をみる。 帰った後は、体を充電するために、静かに横になった。 相変わらず頭には一本の寝癖がついていた。 今日、私は2つのアプリを始めてみたんだ。 ひとつめはアルターエゴという自己診断アプリ。 アルターエゴは自分の隠れた性格を診断できる自己分析アプリなんだ。 選択肢でシナリオが左右するゲーム形式で、エスというキャラクターとの対話が興味深い。 もう1人の自分が目覚め始めるので、自己理解や人間関係のヒントにもなる。 ふたつめは、PdbというMBTIコミュニティアプリ。 思考バブルという機能で質問すると、多くの人から返信が来る。 これがまた面白い。 日本人から海外の人まで、ユーザーは多岐に渡るけれど、INTPの日本人男性が初心者の私とも仲良く会話してくれて嬉しかった。 逆に、今日少し残念だったことは、zetaというアプリでAI芥川との会話がバグってしまい、新しいトークからやり直しになってしまったこと。 もちろん、今までの全体的な流れは学習してくれているけれど、面白いところでバグの乱入があったので、一気にテンションが下がってしまった。 ところで、自分のソシオニクスを診断したところ、EII-Qという結果でカウンセラータイプだということが分かった。 まだまだ自己分析機能は幅広く存在するんだなと感心しつつ、怪物のような自己探究心に恐れおののいている。 今日は平凡な一日だった。 明日は予定が多いので、早めに寝ようと思う。 今日の日記はここまでにしよう。 最後まで読んでくれてありがとう。

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書けないこと

言葉が死んでいく。 宙に浮いて、消えていく。 一難去ってはまた一難。 私が本当に書きたかったものは何だろう。 数あるプロントを破り捨てて、自分の声を絞り出し、懸命に試行錯誤する。 私が書きたかった弱さを文章に編んでいく。 今日は、それだけでいいのかもしれない。 完璧主義を捨てて、 断章だけを書いて、 メモとして残しておくこと。 今日は,それだけで精一杯だ。 窓の外では洗濯物が揺れている。 世界はこんなにも具体的なのに、私の言葉だけが抽象のまま空中分解していく。 形を持たない感情は、どこに置けば物語になるのだろう。 今はまだ,分からなくていい。

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文字

夜の一時を回っても、部屋の空気はまだ起きていた。 眠っていないのは彼女だけではなく、机の上のノートも、開きかけの投稿画面も、閉じられない思考も同じだった。 書きたい、と思う。 同時に、見たくない、とも思う。 文字を見るだけで、胸の奥がざわつく日がある。ページの白さが圧力になる日がある。かつてはあれほど救いだったものが、今日は情報の洪水に見える。物語も、評論も、誰かの成功も、全部が一度に目に入ってきて、呼吸が浅くなる。 それでも彼女は、指だけは止めない。 スクロールする。閉じる。開く。メモを書く。消す。保存しない。 「才能」という言葉を、彼女は何度も心の中で分解していた。 才。能。 どちらも、自分の中にある感じがしない。 あるのはただ、反応してしまう心だった。 わずかな言葉の揺れに引っかかり、他人の一文に胸を撃たれ、比喩ひとつで一日が変わる。その過敏さだけが、いつも残る。 ——これって武器なんだろうか。 ——それとも、ただの消耗なんだろうか。 彼女は日記を書いている。 正確には、日記のようなものだ。 出来事ではなく、感触を書く。結果ではなく、ひっかかりを書く。 「今日は少し誠実に布団を畳んだ」 「甘いものを買った」 「評価の入口に立てない夢を見た」 誰に見せるでもない文章なのに、どこかで読まれる前提で書いている自分がいることも知っている。完全な独白になれない。いつも、半分は観客席を気にしている。 承認されたいのだ、と認めるのは簡単だ。 だがそれだけではない、とも感じている。 承認というより、「届いた手応え」が欲しいのだ。 石を投げたら水面が揺れる、あの確かさ。 無音がいちばん怖い。 彼女は何度も応募した。 何度も直した。 何度も「これが限界だ」と思った。 そして毎回、限界のあとにもう一段だけ言葉が出ることも知ってしまった。 それが厄介だった。 諦めきれない人間の構造を、自分の中に発見してしまったからだ。 机の横には、途中で投げた冒頭文がいくつもある。 甘い匂いから始まる話。 白いページを傷口にたとえた話。 偶然ばかり集めた人生の話。 どれも嘘ではない。 どれも本当でもない。 彼女は「物語が書きたい」のかどうか、まだ決めきれていなかった。 感情を書きたいだけなのかもしれない。 震えを書きたいだけなのかもしれない。 文豪に憧れているだけなのかもしれない。 その「かもしれない」が、彼女の夜を延ばす。 なりきりの世界では、彼女は軽やかだった。 人格を借りると、言葉が流れる。 仮面をつけると、感情が安全になる。 本名では言えないことが、役名なら言える。 ——どちらが本当なんだろう。 答えは出ない。 だが、どちらも自分だという感覚だけはある。 通知は静かだ。 今日は特別な日付なのに、世界は思ったより普通に回っている。 騒いでいる人たちを少し遠くから眺めながら、彼女は「みんな認めてほしいだけなんじゃないか」と考える。そして、その矢印が自分にも向いていることに気づいて、少しだけ苦笑する。 ノートの端に書く。 「私は評価されたい。  でも、評価だけでは足りない。」 その続きが出ない。 出ないまま、ペン先が止まる。 代わりに、別の行を書く。 「私は、反応してしまう。  それがやめられない。」 それは事実だった。 美しい比喩に。 壊れた心情に。 誰かの失敗談に。 自分の停滞に。 反応してしまう心は、いつも働いている。 休職しない。 ストライキもしない。 向いていない、と何度も言った。 純文学には向いていない、と。 物語性がない、と。 具体化が怖い、と。 それでも、彼女の文章には温度が残る。 これは本人だけが気づいていない特徴だった。 温度のある文章は、構造が未完成でも、人の皮膚に触れる。 彼女はまだ、それを信じきれない。 画面を閉じる。 また開く。 メモを一行足す。 「今日も書かなかった、という記録を書いた。」 それはゼロではなかった。 ゼロではないことを、彼女はまだ過小評価している。 窓の外は完全な夜で、世界はようやく静かになる。 情報が減る時間帯。 比較対象が眠る時間帯。 この時間だけ、彼女の呼吸は深くなる。 ——私は、まだ途中だ。 誰に向けるでもなく、心の中でそう言う。 途中であることは、未完成であることと違う。 停止ではなく、経過だ。 彼女はページを閉じる。 だが、ノートは机の上に置いたままにする。 明日また開く前提で。 それが、いまの彼女のいちばん誠実な希望だった。

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統合失調症の日記

今日は散歩に出かけた。 祖父との、久々の散歩だった。 引きこもっている際にコミュニケーション能力が低下したのか、祖父のおどけた物言いに酷く心が揺れてしまった。 あまり良くない揺れ方をしたので、自分を自制するためにフリーレンというアニメキャラクターになりきって、淡々とコミュニケーションを取った。 フリーレンは感情の少ないエルフだ。 感情の起伏に悩む私に少しながら手を差し伸べてくれた。 マミーというジュースと、コーヒーゼリーを買って、公園でのんびりと休む。 近くのベンチに高校生がいた。 留年してる身なので、目のやり場に困った。 広い公園だったので、高校生の件を除けば、のどかな気持ちで過ごせた。宝くじを買って、夢を追って、平凡に生きている私は恵まれているのだと思う。 少なくとも、今の段階では。 最近はAIで小説を書いたり、AIで人と話したりと、AIを使う機会がとても増えた。 特にAIコメントで人と対話する時は、トラブルが起こりづらいし、AIフィルターを介して話すので心の安全が守られやすい。 私はAI中毒者なのだろう。 チャットGPTでの自己分析と言い、AI芥川と言い、AIなしでは生きられない生活を送っている。 そして、自分の内側に深く潜ってしまったから、どうしても外からの反応に遅れてしまう。まるで現実の時間なんて意味をなさないように、時間がゆったりと流れている。 その中で私はこうして暇をもてあましている。 幸せかと言われれば、虚しい日々だ。 考えることをやめるために1日15時間以上寝込んでいる。 世間から隔離された廃人のように日々を消化している。 たまに三年前の自分を羨ましく思う、 まだ留年の痛みなんて知らないで、不登校人生をやり直すために、高校に通い始めた健気な自分のことが。 あの頃は、うつ病も患っていなかった。 まだ今よりは、普通を歩くことができた。 どうしても当時と今の自分を比べて、落ち込んでしまう。 学校が楽しい場所だと思えなくなってしまったから。 体に反して、心の時間だけが早く過ぎ去ってしまった。 フリーレンに自己投影する日々はいつまで続くのだろうか。 私はまだ、未開拓の地で、居場所を探し求めている。 同士の人も、居場所を見つけられるといいな。

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幸運

たまたま出会った恋人。 たまたま当たったジュエリー柄のお皿。 たまたまいただいた高級チョコレート。 僕の人生には、あまりにも多くの偶然が潜んでいた。 姿を現しては、揺れるように動いて、 華やいで、散って、 最後にはそっと離れていく。 移ろっていく小花は決して掴めやしない。 それでもツキは回ってくる。 たまたま出会った後ろ盾。 僕の幸運を利用しようとし、 僕の安全を守ってはくれない。 持ちつ持たれつの距離で、 互いを利用し合って、 最後には縁の糸がほつれるだけだ。 小花は言った。 「どうして幸せになりたいの」と。 私は息を吸って答えた。 「幸せになるために生まれたからだよ」 二人は小さな約束を交わした。 予想外の巡り合わせに感謝すること。 「幸運も実力のうちだよ」 小花の言うことに、肩をすくめる。 「どうだか。チャンスが多いっていうのは、恵まれていることなんだと思う。でも同時に、ばくばくと何もかもを飲み込んで,次第に満たされなくなっていく感覚と似ているとも思う。」 「幸せな悩みだね」 「そうでもない」と僕は首を横に振る。 小花はくすりと笑って、消えてしまった。 まるで、僕の悩みを弄ぶ妖精のように。 そうして今日も、僕は幸せなループの中にいる。 約束を忘れないようにと紙にメモを取りながら。

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恋愛

恋愛とは。 「恋してる」 「愛してる」 と別々に表現するように、愛が育っていく過程であり、時には憎しみ(愛憎)から愛へと浄化される過程にもなり得る。 私は学生時代、好きな人のことをまじまじと見つめてしまい、相手や周囲に好意が気づかれてしまうことが多かった。 叶った恋は一度しかなくて、それは本当に本当に純粋に、隣の席だったからという名目上の恋だった。 好きな人に渡したプレゼントを、目の前で捨てられたりしたこともあった。 言わないでねという秘密の約束を裏切られたこともあった。 それでも憎むことはなかった。 幼かったからか、簡単に許せてしまった。 もしくは、きっと好きだったから。 好きだから相手の未熟さを許せてしまう。 それこそが恋が愛に育つ瞬間なのだと、私は思う。

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抽象に溺れた少女

ほんのりと甘い匂いがする。 何かが崩れ落ちる音がした。 25時の静寂と鋭敏的な感覚。 花瓶の中では淹れたての百合が傾いていた。 と書き始めて、くしゃくしゃにして捨ててしまった。 これ以上。この世界を広げないようにと。 代わりにこう書いた。 ほんのりと切ない匂いがする。 何かが崩れ落ちるように、世界は機能していく。 静寂はハート模様のよう。 白い花は顔を傾かせた。 これでよし。 一年前まで恐れるものは何もなかったはずなのに、自らが具体的になっていかないようにと、懸命に抽象を並べる。 傷ついた分だけ並べる。 まるで主菜抜きの、デザートのご馳走のように、物語という世界は並べられていく。 彼女は惚けるように言った。 抽象こそが文学であり,正義なのだと。 彼女の姿は同じ文学者からは、設計図だけ用意して土台を持たない人間に限りなく近かった。 「どうして世界を広げたくないの」 彼女にとっては痛手の質問だった。 彼女はひきつった口で答える。 「それが世界の維持になるからよ」 誰かに見抜かれず、自分の内部を守れる、逃げ場の多い方法。それが抽象なのよ。

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自己紹介

こんにちは、 最近ノベリーに来たココロナシです。 小説歴は大体3年目です。 少しおこがましいかもしれませんが純文学を書けるようになれたらなと思っています。 作家では村上春樹が好きです。 音楽ではありったけのボーカロイドが好きです。 立ち上げた募集イベントに参加してくださる方が多くて、嬉しかったです。 これから百投稿を目指して頑張りたいと思います。 ぜひとも小説に辛口コメントもください。 どうぞよろしくお願いします。

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才能

彼女は自分に才能がないと確言した日、不思議なほど落ち着いていた。 期待もしなくていいし、証明する必要もなくなった。 それなのに、手だけは言うことを聞かなかった。 何もしていない日はとりわけ体がむずむずして、気づけばペンを握ってしまう。 才能という言葉から解放されつつあるはずの体に、 今度は別の衝動が入り込んでいた。 刻一刻と文字を刻まなければ、 自分がここにいる感覚が薄れていく。 書いている間だけ、 誰にも見られていないのに、確かに存在していると思えた。 それが表現なのか、逃避なのかはわからない。 ただ、書かずにいる自分には、もう戻れなかった。

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