書かれなかった日
ぼんやりしていた。
朝の十時が終わる頃。
自分が何者であるのか、なぜ存在しているのか分からなくなった。
しかし文章を書き始めた瞬間だけ、世界がこちらにピントを合わせる。
書かない日は、昨日の記憶も感情も薄れていく。声が、遠のいていく。
気づけば、書くことでしか存在できない人間になっていた。
書くことが存在証明で、書かない自分はありえないもの、あるいは自分の影として生きることになった。
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文字数: 566
カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2026/2/3 13:44
ココロナシ
19歳です。よろしくお願いします。
あたたかなコメント励みになっております。ありがとうございます!
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