もぬけの殻

世界がぴたりと止まった。 道行く小学生は口を開いたまま、明るい目だけを取り残している。 たっぷりと生い茂る木々は、呼吸をやめたかのようだった。 世界は本当に動きを封じられてしまったのだ。 音も、時間も。 ただし、僕の行動を除いて。 僕は世界でたった一人、動くことを許されていた。 まるで大事なものだけを置き去りにされた魂の器のように、
ココロナシ
ココロナシ
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