ゼン
14 件の小説チューインガム
俺は小さい頃から、学校が終わったら直ぐに駄菓子屋に行くほどお菓子が大好きだったいつも買ってるお菓子をカゴに入れていた俺は他に良いのが無いか周りを見ていた、そこには新商品と書かれたガムが置いてあった値段も30円とお手軽だった、俺は迷うことなくそのお菓子をカゴに入れお金を払ってルンルンで家に帰っていた、今では仕事に没頭してしまい中々お菓子を買う事をしなくなった、俺は久しぶりに実家に帰ってその駄菓子屋に行ってみることにした 店内は少し暗くアイスのモーター音が響いていた、懐かしいなと心の中で思いながら商品を見ていた、俺が来ている事が分かったのか駄菓子屋のおばちゃんがニコニコしながら挨拶をしている俺は飲み物だけをレジに持って行き会計をしてもらい帰ろうとするとおばちゃんから「ちょっと待っておくれ」と言われ立ち止まると1つのお菓子を渡された、渡されたのを見て俺は思わず泣いてしまった そこには無理しないようにねと書かれたガムが置かれていた P.S.どうだったでしょうか、久しぶりに書いてみたのですが読んでいただけましたでしょうか、 これからも時々になりますが書いていこうと思っています、読んでくれた方に幸福の幸あれ
雨の音
静まり返った深夜に雨が降り出す、最初はパラパラと音を出していた雨がザアザアと音を立てて降り出した、私は窓を少しだけ開けて音を聞いていた。小さい頃は雨が降り出すと、怖がってベットに潜り込んで震えていましたそれが今じゃ大人になってやっと克服したのか少し雨の音が心地よく感じてきているこの静かな場所に私一人で居ると思うと何故か落ち着いた。 私は缶ビールを片手に窓に腰掛け音を聞いていた。私は中学時代の友達に電話を掛け数時間電話をした、酒を飲んでいたせいかいつもより寂しさを感じる事が無かった、 私は雨の音を聴きながら眠りにつくのだった、おやすみみんな
最後についた嘘
私は小さい頃から体が不自由で病院に入院する事が多く、中学の半年までずっとベットの上でした。その事を気にしていた私の母は、いつも「大丈夫だよ」と言ってくれた。最初は直ぐ治るよとか言ってくれていたのに今じゃ無理に笑顔を作り言っているように見えた、その日の夜私は聞いてはいけない事を聞いてしまった、そこには私の母親と、病院の先生がいて私の話をしているよく聞いていると母は、病院の先生に娘は大丈夫ですよね?と聞いていた、それを聞いた先生は難しい顔をして「落ち着いて聞いて下さい、娘さんは後余命1年です、と言った。「後一年?」私はボソッと言ったそれを聞いて急いで母親は私の病室に来た、私の母は、ニッコリと笑い、「先生がね貴方の病気が治るって言ってくれたの」と言った、お母さんもう、そんな悲しそうな顔をして嘘を言っちゃダメだよ。私は心の中でそう呟いた
懐かしい感情
俺は今真っ暗な空間にいる、目線の先には緑に光る線が見える俺は手を目一杯伸ばすだが届く感じは無かった。それ(緑に光る)は、俺の周りをクルクル回り出し、 俺の手に止まった。すると辺りが輝きだし見た事も無い物が俺の手に握ってあった、 俺はそれを見た瞬間に何故だか胸が苦しくなる感覚になった。そうかこれは昔自分が小さい頃に家族と最後に行った旅行の写真だった、それを思い出した瞬間俺は目を覚ましたあーそうか俺は寝ていたのか、そっと起き上がると何故か自分は泣いていた。そうか俺は忘れていた外では明るく振る舞っていたから、「泣く」って言う感情を押し殺して生きてきた、そうか泣くって言うのも大切なんだなって改めて気づけた、 ありがとう母さん、父さん... 俺は手を合わせて一人呟いた
空き缶
カラカラ...夜の街に響き渡る空き缶の音、俺はその音を聞きながら外で酒を飲んでいる、辺りは一面真っ暗だ、車も走っておらず俺はこの時間がずっと続けばいいのにと思った、俺が黄昏ていると後ろからニコニコしながら缶ビールを持っている男が来た、コイツは俺の後輩だ、この男とは良く酒を交わす、でも何故だろう今日のアイツは何故か申し訳なさそうに俺に喋り出した、「先輩、俺来月でこの仕事辞めますね...」俺はビックリし過ぎて何も喋れなかった、ビックリしている俺を見て、後輩は「だからこうやって酒を交わすのはもう出来なくなってしまいます」俺は辞めると事止める事なく、「分かった、お前が決めたんだ俺は何も止めない、じゃあ後悔しない様に今日は宴をもう一度やり直そう」そう言うと後輩は嬉しそうに頷いたけど、どこか悲しそうだった、そして宴を開き直して、最後に色々お疲れ、と言う事で軽くハグをした....そして時が過ぎ 後輩が仕事を辞めていった、俺は誰も居なくなったオフィスで一人酒を飲んでいると、外からあの時と一緒の様に空き缶のカラカラという音が聞こえた、それ以来俺は夜にその音を聞くと、何故かアイツの顔を思い出してしまう様になった...
甘いあんこの君
俺は初めて食べ物に恋をした、いきなり何を言い出すかと思ったそこの君、大丈夫君は正常だ笑俺はずっと仕事仕事仕事で忙しく、中々物を食べれて無い、いつもしている事は飼ってる猫にご飯をあげて仕事に行き、死んだ様に寝る、このルーティーンだ、だけど久しぶりに休みが取れて俺は家族に会う為実家に帰った、帰って早々思った事はウチの実家に見た事も無い機械があった、母親は嬉しそうに「買っちゃった。」と言ってきた、そう何を買ったのかと言うと「たい焼き」というのが作れるすごい物だった、何を隠そう俺はたい焼きを一度も食べた事が無かった、母親は、俺に初めてのたい焼きデビューに喜んでいた、俺が目をキラキラしていたら母親が「中のあんこは何が良い?」と言ってきた、俺はその言葉を聞いた途端固まってしまった、「どれが良い?」何を言っているんだ?と思いながら母親にお任せでと頼むと、母親は手際良く二個のたい焼きを作ってくれた、「一つはこしあん」「もう一つがつぶあん」俺は我慢できずに二つ同時に口に入れていた、食べた途端涙が止まらなくなった、「生きてて良かったー」何故かそんな事を考えてしまった、俺はあの日以来甘党になっていた
最初で最後のイルミネーション
俺は初めて人に恋をした、小中と恋愛などした事無かった俺が初めて人に恋をしたこの人と一緒に居ると何故か笑顔になれた、学校も毎日行こうと思えるくらいだった、俺は彼女の下駄箱に手紙を書いて屋上で告白した人生初の告白はまさかのokを貰って凄く嬉しかった、それから時が流れ、俺は彼女にデートを誘おうと考えたでも俺はデート経験が無いので、クラスで一番モテてる、桐生に話したそしたら「もう直ぐクリスマスだろ?イルミとか行ったら良いんじゃねぇの?」そう言われ俺は急いで彼女にデートに誘った彼女は嬉しそうに頷いてくれたけど少し元気がなかった、 デートをする日になり俺は彼女がくる時間より早く来て待っていた、その後彼女が「ごめん遅くなった」と俺に謝って来た俺は「大丈夫俺も今きた所」などと言った、彼女とイルミネーションを見て行くとやはり周りはカップルだらけ、前はリア充がー、と思っていたけど俺も遂にリア充突入かーと考えていると、彼女がいきなり立ち止まって「少し話があるの聞いて欲しい」と言われ俺は人が居なさそうな所行こうかと切り出してベンチに座った、彼女は困った顔で「私と別れて欲しい...」とだけ言った、俺は聞き間違えだと思いもう一度言ってもらった、やはり間違えでは無い彼女に別れを切り出されたのだ、俺は必死に「なんで?俺と居るの嫌だった?まさか俺のこと嫌いになったとか?」と聞くと彼女は涙目になりながら一言だけ、 「他に好きな人が出来ちゃったんだ...」 俺はそれを聞いた途端周りの音が聞こえなくなってただ俺は、「あーあ、初めのデートで最後のイルミかー」なんて思いながら無言で彼女の言葉を聞いていた
願いが叶うキャンドル
皆んなは願いの叶うキャンドルと言うのを知っているだろうか、その名のとうり願いを言うと叶えてくれると言うものだ。 だがしかしただ叶えてくれる訳では無い条件がある、1つ必ず願いを言う時は一人でいる事!2つ絶対に願い事を聞かれてはならない!などなどあるがそれさえちゃんとすれば願いが叶ってくれると言うのだ、でもそのキャンドルは中々入手困難な為手に入りにくいのだ、私はこのキャンドルを手に入れたらこう願いたい、「彼女が欲しいと笑」 おまけ いかがだったでしょうか、 願いが叶うキャンドルと言うのが本当にあるのであれば皆さんは何を願いますか? それとあまり投稿できずにすみません、リアルの方が忙しく遅れてしまいましたこれからはどんどん出していくので読んで下さい笑
初めての席替え
俺の学校は一年にやっと一度「席替え」と呼ばれる物をする、男子は好きな女子の隣になれるように願う、俺も例外では無くウチのクラスで片思いをしている女子の隣になりたかった、ウチの学校はくじ引きで席が決まるので引く時に願いながら引くしか無い、俺の前の人が引き終わり遂に俺の番になった、案の定俺が好きな子の隣は誰も居なく俺は「当たれー!!」と思いながらくじを引いた、そしたら、ま、まさかの片思いの子の真横を引き当てた!!俺は直ぐに周りに気付かれないように小さく拳を握り締めて喜んだ、席替えが終わり各自机を動かしていると俺の名前を呼ぶ声が聞こえ振り返るとそこには片思いの子が少し頬を染めて俺の名を呼んでいた、俺は「はい!?」と変な声を出してしまった今考えると恥ずかしく感じる、彼女は、クスッと笑い「これから宜しくね」と言った俺は直ぐに頷く、少しして担任の先生から「今日は始業式なのでこの席替えが終わり次第下校になります」と言う事は片思いの子に告白するチャンスなのではと俺は思った、片思いの子とは小学生からずっと一緒で唯一中学だけは別の学校でやっと今の高校で出会ったと言う事だ、俺はその子が小学生の頃からずっと好きで告白のチャンスを狙っていたなのに中学の時に離れ離れになり唯一今が二人きりになれる時なのだ、「大丈夫だ、告白する言葉も決めた天気予報もちゃんとみた、でも向こうが俺の事好きじゃなかったらどうしよう」などと段々悪い方に考えていた、俺は息を大きく吸って心を落ち着かせ彼女に話したい事があるんだ、終わったら屋上に来て欲しいと頼んだ、彼女は「部活があるけどその後で、良いなら大丈夫だけど、それまで待ってくれる?」と言ってきた、俺は分かったと伝え彼女が部活に行くのをただ誰も居なくなった教室に一人で立っていた「告白するんだ、何を弱気になってんだよ」と心に聞きながら部活が終わるのを待っていた、明るかった外もオレンジ色になっていた、何時間待っただろう好きな人の為なら何時間も待てると言うのはこう言う事かと思っていると屋上のドアがゆっくりと開く、そこには俺がずっと好きでたまらない女の子の姿があった「ホントに来てくれたんだねありがとう」と言うと、当然と言いたそうに彼女はドヤ顔をしていた可愛すぎると思っていると「話って何?」と彼女は首を傾げながら聞いてきた、俺は大きく息を吸って「小学校の頃からずっと好きでした、最初は一緒にいて楽しいな、としか思っていなかったけど段々君をもっと知りたい、好きになりたいと思うようになったんだ、だから俺と付き合って欲しい!!」と言うと彼女は泣きながら「ズルイよ君はホントでも嬉しい」と言って告白をオッケーしてくれた、初めてずっと好きだった女の子にまさか席替えのチカラを借りて告白するとは、彼女と付き合いだして1年が経ち俺達は高校2年になった彼女の家庭は厳しく中々デートぽい事が出来なくなっていた時、俺のスマホの電話が鳴った、電話の主は...病気?だったなんだろうと思い電話に出ると「直ぐに来て下さい貴方の彼女さんが交通事故で病院に運ばれてきました息は有りますが極めて危ない状態です!!」と言われた俺は一目散に病院に行った、そこには変わり果てた彼女の姿があった、どうしたんだよと彼女に聞くと少し悲しそうに笑い「ごめん道路に子供が飛び出してるのに気付いて急いで助けに行ったらこんな体になっちゃった」と話した、俺は大丈夫だ、絶対良くなるだから諦めるな!!と言ってると「もう分かってるんだ、私もう生きられないって、あーあもう少しオシャレしたり美味しいご飯とか食べたりしたかったなー」と彼女は泣きながら話していたそれを聞いて俺は直ぐに医者の方に行き、彼女が生きれるようにして欲しい、俺がどうなっても良いからと言うと「それは出来ません」と言われ俺がなんで!?と少し怒った風に言うと「彼女さんから言われてるんです私の彼氏は自分の事より他の人の事を考えてしまう優しい人だとだからもし彼氏が自分の事を後回しにしていた時はこう言って欲しいと、「やめて?そんな事の為に自分の命を投げないで、そんなので私生きたくないよ」と、ですから出来ません」そう彼女は最初から俺の事をずっと見ていてくれたのだ俺はバカだそんなのにも気付かないで、彼氏失敗だな、などと考えていると彼女の病室から心電図の音が鳴った俺は嘘だと思いながら彼女の病室に行ったでも着いた頃にはもう彼女は息をしてなく俺がプレゼントした指輪を握り締めて静かに眠っていた、俺はただ何も出来ずに一人泣いていた、彼女ともう会えないと思った瞬間一気にチカラが抜け地面に座り込んだ、少し経った頃にさっきのお医者から「彼女さんから貴方に渡して欲しいと言われていました」と言われ一通の手紙を渡されたそこには「学校の何処かに手紙を隠しました貴方は分かるかしら?」と書いてあった俺は直ぐに学校に向かい学校を隅々まで見た、学校は冬休みで誰も居なかった、俺は見つかってくれ!と思いながら物を探した、そうしたら初めて彼女と席替えしたあの教室が目に止まった、まさかと思い中に入ると机がポツンと一つだけ置いてある事に気づいたその机の中には彼女の文字で「先に行っちゃってごめんなさい、でも今でも私は貴方の事大好きです、ここの学校で貴方に会えて良かったバイバイ、次は私が向こうで待ってるね」と書いてあり俺は大泣きした
リゼリオ
スマホの通知オンが鳴り俺は目を覚ました、「新作のゲームが発売しました確認してください」と言うのがスマホに映し出されていた俺は眠い目を擦りながらスマホを取ると俺が楽しみにしていたゲームの発売だった、俺は直ぐに財布と家の鍵を持ってゲーム屋に車を走らせた、ゲーム屋に着いた俺は一目散に欲しいゲームを手に取りレジに並ぶ、発売したその日にあと一個しか無くなってしまった俺は会計を済ませ家に帰宅、速攻でゲーム機を起動してソフトを入れる、今回出たのはVR MMO系のゲームで自分があたかもその世界に居るんじゃ無いかと思うほど綺麗な世界が広がる、俺はワクワクしながらVRを装着し、楽な姿勢になった目の前にはロード画面が出て少し時間が空いたら自分が使うキャラのステータス表示が出ていた俺が使うキャラは職業アサシンのヒューマンにした、ゲームが始まりよくあるチュートリアルが始まった直ぐにチュートリアルを終わらせた俺は街にあるギルドに登録をしに行った「いらっしゃいませ今日はどの様なご用件でしょうか?」俺を見るなりギルドの従業員が話しかけてきた、登録をしに来たと伝えると「ではまずスキルの確認をするので手を出して下さい」と言われ俺はスッと手を出した、そこには擬態と攻撃魔法全部使えると書いてあった、「チートだろ!!」俺が心の中で呟いていると頭の中で声が聞こえた、「スキル隠蔽でスキルを隠蔽しますか?」そう聞こえた俺はハイと答えスキルを隠蔽した、「はい出ました」ギルドの従業員が確認を終えたのか声を出した、これで登録できますと言われ一枚のカードを出された、「これからこのカードが身分証明になります無くさないで下さい」と言われやっと俺の冒険が始まると思っていると現実世界で、俺の体を触っている感触があった、セーブして現実世界に戻るとウチで飼ってる猫が俺の体に乗ってやっと辞めたかと言わんばかりの顔でこっちを見ていた、今日はここまでにするかと思ってゲームを消そうとするとまた来てくださいねここ「リゼリオ」へ!と大きな声で言われたまた良い買い物をしたなと俺は思いながら猫を抱いていた