甘いあんこの君
俺は初めて食べ物に恋をした、いきなり何を言い出すかと思ったそこの君、大丈夫君は正常だ笑俺はずっと仕事仕事仕事で忙しく、中々物を食べれて無い、いつもしている事は飼ってる猫にご飯をあげて仕事に行き、死んだ様に寝る、このルーティーンだ、だけど久しぶりに休みが取れて俺は家族に会う為実家に帰った、帰って早々思った事はウチの実家に見た事も無い機械があった、母親は嬉しそうに「買っちゃった。」と言ってきた、そう何を買ったのかと言うと「たい焼き」というのが作れるすごい物だった、何を隠そう俺はたい焼きを一度も食べた事が無かった、母親は、俺に初めてのたい焼きデビューに喜んでいた、俺が目をキラキラしていたら母親が「中のあんこは何が良い?」と言ってきた、俺はその言葉を聞いた途端固まってしまった、「どれが良い?」何を言っているんだ?と思いながら母親にお任せでと頼むと、母親は手際良く二個のたい焼きを作ってくれた、「一つはこしあん」「もう一つがつぶあん」俺は我慢できずに二つ同時に口に入れていた、食べた途端涙が止まらなくなった、「生きてて良かったー」何故かそんな事を考えてしまった、俺はあの日以来甘党になっていた
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2023/1/28 14:09
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
ゼン