バナナジュース職人
2 件の小説AI(バナナジュース作)
21XX年、人間はAIに支配されていた。 AIが高等種族、人間が底辺種族とされ、 その間では醜い戰や差別が起きていた。 人間の学者や教師、発明家や偉人などの 様々な『知』に関係する者などは、 AIたちによって人間の中から1人残さず消されていた。 しかし、何事も完璧で的確な判断を下すAIにも、 一つ欠点があった。人間にはあって、AIにはないもの。それは 『想像力』 これがない限り歴史は発展しない。 どのみち、AI同士の戦争によってAIの歴史は幕を閉じた。 そして、人類はまた、猿から歴史を進めることとなった。 けど、またいつか高度な文明ができて、AIのようなものは作られるであろう。 歴史は何度でも、何度でも、繰り返す。 何度でも、何度でも、繰り返す。
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物干し竿 (母作)
空に揺れる一本の棒。 昼寝をしながらベランダを眺めていると、 物干し竿が私の思考を「あの頃」へ引き戻す。 思い出せば輝かしい記憶だが、 今の私にはまだ辛い。 棒高跳びでインターハイ優勝、 素晴らしい成績を残した私の高校時代。 辛いよ。悔しいよ。 あんなに頑張ってたあの頃。 私はふと自分の足を見た。 私の足だけど私の足じゃない。 もうとぶことはできない。 とびたい!とびたい!! 高く!!!
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