ショッピングモール
## スターライト・メモリー
### 第一章:星影の出会い
佐藤陽菜は、金曜日の放課後になると、決まって同じ場所を目指した。街の中心部から少し離れた場所にそびえ立つ、巨大なショッピングモール、「スターライトモール」だ。ガラス張りのドーム状の屋根が特徴的なその建物は、晴れた日には陽光をいっぱいに浴びてキラキラと輝き、夜には色とりどりのネオンサインが星のように瞬くことから、いつしかそう呼ばれるようになった。
陽菜がここでアルバイトを始めたのは、高校に入学してすぐのことだった。モール内にある、古本と新しい本が入り混じる、どこか懐かしい雰囲気の小さな本屋「星屑文庫」。本の匂い、紙の感触、そしてそこに並ぶ無数の物語に囲まれている時間が、陽菜にとって何よりの癒しだった。
この日も、陽菜は星屑文庫の制服に着替え、レジカウンターに立っていた。週末を前にして、店内は学生や仕事帰りの人々で賑わっている。陽菜は、レジを打ちながらも、時折店内を見渡すのが好きだった。新しい本を探す人、古本を手にじっと立ち読みする人、友達と楽しそうに本を選んでいる人。それぞれの物語が、この場所で交差しているように感じられた。
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カテゴリー: お題
投稿日時: 2025/5/2 11:11
山田・まんでぃ〜・エロガキ
小学生なので、誤字脱字とかあるかもしれません。暇な時投稿します。表紙はなるべく自分で描きたいです。投稿頻度がもやし(?)