第一話 黄昏レ時、電話ハ現ル
ねぇ、知ってる?
学校の近くの温泉街を抜けて、少し歩いたら、神社があるでしょ?
その神社の祠の隣には、黄昏れ時に古い電話が現れるんだって。
その電話はね、死者の国と繋がってて、もう会えなくなっちゃった人と喋れちゃうんだよ。すごいでしょ?
そこには噂を聞きつけてきた人がたくさんくるんだよ。
今週もたくさんの人が来たよ。
例えば、月曜日は小さな男の子が来たよ。
「もしもし、お兄ちゃん?いつ帰ってきてくれるの?お母さんは『遠くへ遊びに行った』って言ってたけど…。ぼく、寂しいの。また一緒にヒーローごっこして遊ぼーよ。待ってるね。」
火曜日には、少し疲れた顔をした女の人が来たよ。
「もしもし、たっくん?お母さんねぇ、たっくんがいなくなってから、毎晩毎晩泣いちゃうの。たっくんはお母さんがいなくても大丈夫?ちゃんと眠れてる?今日はお母さんが子守唄を聴かせてあげるね。
0
閲覧数: 31
文字数: 749
カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2025/3/10 12:39
最終編集日時: 2025/3/15 12:13
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
山田・まんでぃ〜・エロガキ
小学生なので、誤字脱字とかあるかもしれません。暇な時投稿します。表紙はなるべく自分で描きたいです。基本的に毎日投稿します。多分。