Amaterasu

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Amaterasu

初めまして!Amaterasuと言います! 面白いと思って頂ける小説を投稿していきたいと思ってます!よろしくお願いします!

お知らせ

お久しぶりです!Amaterasuです! この度、書かせていただいていた夜の学校を打ち切りとさせて頂くことになりました。 敬意としましては、今後主人公たちが成し遂げていくミッションやアクションがとても小5がやるような事ではないということです。 続きを楽しみにしていただいていた皆様、大変申し訳ありません🙇 ですが、また新しい作品を作りますのでそちらの方もどうぞよろしくお願いします! 以上、お知らせでした。 改めて大変申し訳ありませんでした。

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お知らせ

お知らせ!

皆さんこんにちは!Amaterasuです! 僕が書いている夜の学校を読んでいただいて、ありがとうございます!この度、お知らせがあります。夜の学校を読む時、表紙(?)みたいなので紫色がバックで白い字で夜の学校って書いてあるじゃないですか?あれをたまに、絵にします!絵にするときは、実際の小説で一巻二巻みたいな感じの締めくくりみたいな感じです。別に絵が表紙(?)になるからと言って完結にはならないのでご安心下さい!絵なんですが、自前です(笑)自分で描いております。下手かもしれないですが許してください(⌒-⌒; ) これからも夜の学校をよろしくお願いします!

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補足!

六話の題名をつけ忘れてました!すいません(⌒-⌒; ) 第六話『僕の中に眠るもの』 です! これからも夜の学校をよろしくね!

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補足!

夜の学校

僕はその日、学校の授業にまったく集中出来なかった。授業より、これからの自分がどうなるかの方が気になるからだ。いつ呪い殺されるのか、僕は祓って封印出来るのか。僕は妖霊退師としてやっていけるか。本当にあいつにはうんざりだ。心が真っ紅に染まるような感じだった。恐怖や憎い気持ち、それにプレッシャー。本当に心が潰れそうだった。もう今から『呪い殺されればいいのに』とか思いながら…気がついたら学校が終わっていた。僕はすぐに家に帰った。もう学校になんて行きたくない、妖霊退師なんてやりたくない。自分の部屋に引きこもって、ベットにくるまって、何もかも忘れたかった。気づいたら僕は寝ていた。晩御飯も食べて、風呂も入って部屋に戻った。気づけば後5分で夜の10時だ。僕はもう決めている!絶対に学校には行かない。そして妖霊退師にもならない!家族に心配をかけたりしないんだ!僕は心に決めた。そして約束の時間の夜10時がやってきた。僕は鏡の世界とか言ってたから、自分の部屋にある鏡をずっと見ていた。いつやってくるか怖かったから。そして約束の10時を過ぎた。やつはやってこない、僕はやったんだ!やった!僕はすごく嬉しかった。心の底から。だがそんな気持ちはすぐになくなってしまう。なぜなら、鏡から金次郎がやってきたからだ。しかも昨日の顔よりすごく怒っていた。まるで鬼のような形相をしている。[約束の時間を過ぎても学校に来なかったな?君は妖霊退師になる運命なのに、その運命から逃れようとした。『死』に値する。さぁこっちに来い!まぁ俺から行くがなぁ!]するとバッと僕の目の前に現れて鏡の中に引き摺り込まれた。そして鏡から出たのは僕の住むマンションの屋上だった。六階建てのマンションの上は想像より遥かに高く見えた。[さぁ、俺が10秒数えたら背中を押す。そして頭から落ちてゲームオーバーだ。簡単なことだろ?]僕は必死に助けを求めた。[助けて!死にたくない!誰かぁ!]でもこんなことをして助かる訳がない。こんなとこから声が届く訳がないんだ。気づけばもう後3秒しか残ってない。助けてくれる人なんていないんだ。いるとすれば『妖霊退師』くらいだろう。僕が生きてきた中でそんなことを聞いたこともなかった。それに昨日のこいつの説明で妖霊退師が他にいるなんて事も言っていなかった。僕はここで死ぬ運命なんだ。[ゲームオーバーだ。]あぁ、終わった。僕の人生はあっけなく終わったんだなぁ。来世はもっと人気のある恒星や雄太みたいになりたいなぁとか思いながら背中を押された。みんな、さようなら… だが、僕は生きていた。誰かに抱かれている。誰だ?と上を見てみると、なんと恒星だった。でも空を飛んでいる、なんでだ?と下を見るとなんと光り輝く鷹に乗っていた。しかも服がいつもと違う。全身白色に包まれた袴みたいなのを着ている。[ったく、世話が焼けるぜ。お前はまだ生きるんだよ!陽輔!][恒星…]僕は友達に命を救われたんだ。涙が出た。ポロポロと…すると金次郎と戦っている奴が二人いる。一人は、雄太だった。もう一人は……え?金次郎?!じゃあ僕が見ていた金次郎は…僕が見ていた金次郎は段々と金次郎じゃなくなって、どんどんデカくなっていった。最後でかくなりきった時、奴は牛の顔をした化け物になった。だがあいつを僕は本で読んだことがある。あいつは、『牛鬼』だ。雄太と金次郎が応戦している。そして鷹に乗っている恒星も手から紫色に光る魂を牛鬼に当てている。しかもマシンガンみたいな速さで。僕は情けなくなった。僕の友達はこんなにも恐ろしい化け物と戦っているのにも関わらず、僕はみんなに迷惑をかけて、僕は戦えないのか。なんて未熟なんだ!僕の心はまた真っ紅になった。目の前も真っ紅になった。心が真っ紅に燃え上がるような感覚だ。これが怒りなんだろう…あいつが僕にこんな目に合わせた元凶なんだ。なんて憎いんだ…僕の友達に傷をつけて友達が呪い殺されたらどうしてくれるんだ!僕は鬼にでもなっているかのようだった。額からツノが生えてきそうだ。恒星を見ると何か言っていた、だが全く聞こえなかった。だが僕と恒星に変化があった。なぜか空を飛んでいた鷹が段々紅く燃えていく。そして僕の額から真っ紅になった角が生えてきた。[まずいっ!]恒星が言った。だが、そんなこと僕はどうでもよかった。あいつを倒したい、封印したい!そんな気持ちでいっぱいだった。[陽輔!お前に何が起きているのかは知らないが、俺が乗っているのが壊れそうだ!俺は大丈夫だが、お前がやばい!早く飛び降りろ!]恒星が言った。は?こんなとこから飛び降りれる訳ないだろ!死ぬよ?でも僕は飛び降りれるところを見つけた。屋上だ!僕は屋上目掛けて飛び移った。見事に着地が決まった!今ならなんだって出来るような気がした。僕は牛鬼に向かって真っ直ぐに歩いて行った。僕は怒りに燃えていた!あいつを絶対に倒す!

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夜の学校

夜の学校

僕は妖霊退師について話を聞こうとしていた。僕が返事をすると、なんと金次郎の後ろになんか大きなテレビみたいなのが出てきた。そのテレビみたいなのは、若干紫色に光っている。[よし、まずは妖霊退師についてだ。いいかな?妖霊退師っていうのはね、例えると霊媒師みたいなものだ。だが、霊媒師とは二つ違う部分があってね。それは、祓った妖怪、幽霊の魂を封印するんだ。][なんで封印するの?][それには理由があるんだ。理由はね、妖霊退師ってのは、妖怪や幽霊の力を使って祓うんだ。][え、なんで力を借りるの?別になんかトレーニングして、力を身につけて祓うとかじゃないの?]僕は疑問に思った。なんで力なんて借りるんだ?そんなことを思っていると金次郎が喋り始めた。[ちょっと残念かもしれないけどね。人間では祓うための力を身につける事が出来ないんだ。だから妖力や幽霊の力を借りるってわけ。]なんかがっかりした。自分で力を身につけて漫画みたいなあの感じを味わおうと思ってたのに…[でも、力を借りようと思ったらね。妖怪や幽霊と仲良くならないと、力を借りれないんだ。妖怪や幽霊と魂を一つにして初めて、力が生まれるってわけ。]そうか。向いてないかもな。こんなことを思っていると意外な答えが返ってきた。[君は、仲良くする才能があるんだよ。][え?僕ただでさえ人間同士とも友達以外とじゃ仲良くしにくいのに、妖怪や幽霊となんて仲良くできるわけないじゃん!僕は陰キャだよ?できると思う?]僕は期待に応える事ができないと思った。[そうかな?僕は人間じゃない。妖怪だ。妖怪にも関わらず、君と僕は今すごく仲良く話しているじゃないか。]僕は確かにと思った。[君はね、最初からできないと思うからできないと思うからダメなんだ。実際僕と君が出会ったのはついさっきだ。でも仲良くしてるだろ?君はできるんだよ。]すごく嬉しい気分になった。[いいかい?話を戻すよ?妖怪と幽霊の力を借りるのに封印してどうするの?と思ったろ。]僕ははっとした。確かにそうだ。借りるのに封印したら借りれないじゃないか![意味ないじゃん。封印したら!][そこで違うところ二つ目だ。祓うだろ?祓った後にね、封印する妖怪や幽霊は人魂になる。だが祓っても人魂にならない時がある。ならないやつが君の仲間になるんだ。その仲間になったやつの力を借りるってわけ。]納得した。そして思った。祓えるか?俺。[二つ違うことを説明したから次行くぞ!次はここはどこかって事だ。ここは僕の領域だ。僕の場合は鏡の世界。他の妖怪にも領域があるんだ。妖怪を祓う時、領域の中に妖霊退師を引き込む。そのために領域を広くしなければならない。そのために広くするための力を貯めながら戦うんだ。だが、力が貯まって領域を広げられたとき、その祓う妖怪の力は二倍になる。そうなったら君は終わりだ。]ぞっとした。それに終わるってなんだよ!どうなるんだよ俺![どうなるの?広げられたら。]僕は質問した。[相手の領域に引き込まれたら、負ける確率が高くなる。負けなければいいんだけど…][いいんだけど?][負けると、呪い殺される。]は?え、今なんて言った?[呪い殺される…?ほんとに?嫌だよ僕。まだ生きたいもん!][じゃあ、勝て。呪い殺されたくなければ勝て!祓え!いいか?妖怪や幽霊はお前が望むような行動はしてくれないぞ!それでも君は祓わないといけないんだ。]そうか。祓わないといけないのか。ん?祓う…?僕はまだやるとなんて一言も…僕は思った。これ、やらされるよな。[はい!次は三つの力についてだ。力は『妖力』『霊力』『念力』この三つだ。]僕は気づいていた。なんか早口になってきている![妖力は妖怪が使う力だ。霊力は幽霊が使う力だ。念力は、物に宿る力だ。物に宿る力は、貯まりすぎると呪いになる。呪いになったら祓いにくくなるから気をつけるように!]三つの力は分かったが、やっぱり早口だ。何かおかしい。[よし、説明は終わりだ。もう時間も遅い。早く帰って寝て、また10時にここに来てくれ。]おいっ!おかしいだろ。俺はまだやるとは言ってないぞ?[ねぇ、金次郎。僕まだ妖霊退師になるなんて一言を言ってないよ?なんで『やる前提』で話を進めるんだ?]俺は言った。言ってやった。俺は呪い殺されたくないし、仲良くはできても祓えるかどうかも分からない。もし祓えなくて、呪い殺されたら僕の人生台無しだ!ならないぞ。[僕はやらない。呪い殺されたくないし…]僕はやらないと言った。だが返ってきた言葉は僕を地獄のどん底に叩き起こすような言葉だった。[ん?何を言ってるんだ。この話を聞いたからにはやらないといけないぞ?]は?おいおい。おかしいよ!なんで…僕、殺されたくないよ!僕は目から涙が出た。ボロボロ出てきた。やりたくもないのにやらされるし、殺されるかもしれないような事やりたくないよ誰だって![明日、10時にここに来なさい。また話をしよう。]そう言っている金次郎の顔は、笑っていた。[君の家には私が送るよ。こんなことをした身だからね。まぁ、寝たら気持ちも変わるよ。]と言うと僕の目の前にバッ!と現れると僕の額に衝撃が走った。デコピンをされた。だが、デコピンで僕は気絶した。 気がつくと僕はベットの上で寝ていた。時間は6時55分、普通の朝だ。僕はいつものように過ごし、学校に行った。誰がやるかと思いながら。僕の心は紅色に光りながら…… 第五話 『妖霊退師 その2』

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夜の学校

夜の学校

さぁ!さぁさぁさぁッ!!!よく分からない展開になって来たねぇ!でも、なぜか面白そう!陽輔、一体どうなるんだ?てか、妖霊退師ってなんだ?今回はそんな話です。 第四話 『妖霊退師 その1』 妖霊退師にならないか?僕はこんな事を言われた。は?なんだよそれ、ようれいたいし?ふっ 訳の分からない事を言ってくれるぜ!俺は調子に乗っていた。なぜなら……よくあるような漫画の展開に似てるからダヨォ!こんなことある?!最高かよ!あぁ生きてて良かった。陰キャにとってこんな展開は毎日のように想像しているから、大体予想がつくぜ! (陽輔はさらに調子に乗った) だが、僕が予想していた事よりも遥かに上を行くような事が起きる。そう、あの声がまた聞こえて来た。[結局、どうするんだ?なるのか?ならないのか? まぁ、どんな事をするかも分からないようなことをやるなんて、言えないよな。よしっ!私が直接そっちに行こうではないか!ちょっと待ってなさい。すぐ君のいるところに向かうよ。]そう言って声は聞こえなくなった。ここがどこか分からないのにどうやってくるんだよ。ん?待てよ……この声どっかで……僕はそんなことを考えていると、どこからか足音がした。 ザラ ザラ ザラザラ ザラザラザラ どんどんこちらに近づいてくる。 ザラ ザラ ザザザザザザザザザザ!!! 何か走っているような音になった。すると向こうが明るくなった。そして、[おーいたいた!待ってなさい、今そっちに行くからね。]と言った次の瞬間、ザッと音がしたと思うとまるで閃光のような速さで僕の前に人が現れた。でも暗くて顔が見えない。するとその人は手に持っている明かりを顔の方に持ってきた。すると僕はまた腰を抜かすかと思った。その人の顔は銅像のような顔色だったからなんだ…するとその人が喋り出した。[うん、この子で間違いないな。待たせたね、君名前は?]訪ねてきた。僕は震えた声で、[ゆ、幽気、よ、よ、陽輔です]と答えた。僕なりには頑張った方だ。するとその人は、[なぁにをそんなにビビる必要があるんだい。さっきまで話してただろ?僕は…ちょっと待って。よく見えない、僕近眼でね。]とか言い出すとら胸のとこから眼鏡を取り出して眼鏡をかけた。[これでよしっ!よく見える!お、すまないね。私の名前は二宮金次郎。君たちを正門から見守っているあの銅像だよ。]僕は頭がこんがらがった。あの銅像?え、あの銅像が動いて目の前で喋ってんの?[え、知らない?二宮金次郎。えぇ、ちょっと残念。][いや、二宮金次郎は知ってるんですけど、僕の前で正門前に立ってる二宮金次郎の銅像が動いて喋っているという事を受け入れられなくて。ちょっと今頭がね…][あーなんだ。そんな事か。]え、そんな事?![君、学校の七不思議って知ってるかい?][はい…][なら、話は早い。学校の七不思議の六番目、夜になると学校の校庭を走る二宮金次郎。これで分かるかな?][え、ってことは今僕の目の前にいるのは学校の校庭を走る二宮金次郎の銅像?][そう、そういうこと。不思議な体験をしてるだろ?でもこれは現実だ。受け入れるんだよ?分かったかな?][は、はい。]なんだか思ってるより怖くないな、こいつ。[でも銅像とは失礼な。顔色は妖気で人間に似せているはずだ。][いや、顔色銅像ですよ?]すると僕は度肝を抜かれた。二宮金次郎の手から紫色の人魂みたいなのがボッと出てきた。そして紫色の人魂みたいなものの周りを薄いオーラみたいなものが渦巻いて、バッ!と爆発(?)した。すると、古い鏡みたいなのが出てきた。まるで魔法みたいだった。[おー!これは失敬。人の前に現れる時は必ず人に似せるようにするんだがねぇ。『妖力』が切れたかな?]とか言い出すと、また手からさっきのが出てきた。すると今度は手の中に入り込んでいくではないか!入り切った時、二宮金次郎の手は紫色に光っていた。そして手を上に上げて、下に向かって手を下ろした。すると二宮金次郎の銅像だった肌や髪、さまざまなところが紫色に光っていき、たちまち光が消えた。消えたと思ったら、二宮金次郎は人間のような感じになっていた。[うーん、よしよし。上出来だな!]なんか魅せられてるような気がするんだが。[いいか?今から君は妖霊退師について話した後、ここがどこなのか、そして参つの気について話す。これを聞いてもらった後、君が妖霊退師になるのか改めて聞く。準備と覚悟はいいか?]僕の返事は決まっている。[はいっ!]僕は元気よく答えた。

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夜の学校

夜の学校

暗闇の中につれて行かれた陽輔。いったいどうなっちゃうんだろうね?。なにかされるのか、呪い殺されるのか、取り憑かれてしまうのか。それがこの話で分かります……… 第三話『学校の七不思議二宮金次郎その2』 僕は一人取り残されて暗闇の中に連れて行かれた。何も見えない、何も聞こえてこない、ここがどこなのかも分からない。ここは学校内なんだろうか…… そんなことを考えていると、何か見えて来た。見えて来たのは、一つの椅子だった。僕はその椅子に座らせられた。 [君にはある才能がある。それは何か分かるかい?]こんなことを聞かれた。[なんの才能があるの?…取り憑かれやすい才能とか?呪われやすい才能とか?僕怖いよ、家に帰してよぉ]僕はただでさえ陰気なやつだ。恒星や雄太みたいに人気者で、勇気があれば怖くないのかもしれない。[何を言ってるんだ?そんな才能はないよ。そういうのはね、才能より心の状態や体質だ。まず、家に帰して欲しいのになぜここに来たんだ?良い子はもう寝てる時間だ。夜の学校は危ないんだぞ?知らいのか?]そんな事全て知ってるよ… [全て知っている……そうか、ならなぜ来た?]え?なんで僕の思っている事が分かるんだ?[なんで僕の思っている事が分かるのか…君はこう思ったね?]なんで分かるんだよ。[まぁ、なんで来たのか言ってみな。] [それは……] [友達に誘われたんだろ?そんな事は知ってる。なぜ断らなかったんだ?断れたなら君はここにいない。こんな目にも遭っていないんだ。自分が悪いとは分かっているね?]僕はうなずいた。[分かったなら、それを踏まえたうえで言ってみな。君はなんで来たんだ?]僕はいうか迷った。だが、口が勝手に動き出した。[断れなかったんだ。僕の悪い癖なんだ… なぜか分からないけど、断るとなんだか悪い気がして。友達が離れていくんじゃないかなって気がして…自分が不幸になっていくんじゃないかって不安で……]なんか僕は全て吐き出せてスッキリした気分になった。[そうか、君はいい奴だな。][え?]僕は悪い癖を言って、親に迷惑をかけてまでこんなとこに来たのになぜか褒められた。[君は友達の言うことはなんでも聞いて、やって、ついて来て、一緒にいてくれる。こんな奴は滅多にいない。いい奴だな。君は。]僕は嬉しくなった。[だが、それが悪い方向に進んでしまったら大変なことになる。その友達に良いように使われて、事件でも起こしたらどうなる?そうなっては友達じゃなくてただの悪人だ。君の友達も、君も悪人になってしまう。]僕は自分がやって来たことに後悔した。そんな事、考えたこともなかった。使われてるって思ったことなかった。[使われてるかはまだ分からない。だがいつか使われて、手のひらで踊らされるぞ?それでもいいのかな?][そんな事あっていい事じゃないけど、じゃあどうしたらいいんだよ!]僕はつい怒ったような口で喋ってしまった。[まぁまぁ、落ち着いて。深呼吸だ。ふぅ〜落ち着いたか?]僕は深呼吸した。[落ち着いたな。いいかな?君は人に寄り添っていつでもなんでもやるいい奴だ。だが、いつか踊らせれて大変なことになる。そんなことにならないためにどうしたらいいか…][どう、するの?]僕は唾を飲み込んだ。飲み込んだ唾が喉で音を鳴らす。ゴクンと鳴る。[最初に私は君には才能があるって言ったね。覚えているかな?][覚えてるよ。][良かった、なら話は早い。君は僕の声が聞こえているね?でもこの声は君以外は聞こえないんだ。][え、本当に?]僕は不思議な気分になった。僕にははっきり聞こえてる声が皆んなには聞こえないだって?[まぁ本当はそういう能力を持った人は聞こえるんだけどね。まぁこの話は置いといて、君には妖怪、幽霊、の声を聞くことが出来る。その才能を活かして、君にやって欲しい。いや、なって欲しい事があるんだ。]僕はなんだかワクワクした。自分の才能を活かすことなんて今までなかった。それにこれを活かして欲しい?人のために役に立つなんて!!ん?人………?[君には……『妖霊退師』になって欲しいんだ。』 第三話『学校の七不思議二宮金次郎その2』 終わり  次回に続く…………

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夜の学校

夜の学校

さぁ陽輔と恒星と雄太が学校に入っちゃったね!みんなは、夜の学校に興味はあるかな?夜じゃなくてもいい、たまに不気味な時あるよね。学校の校舎とか。朝早く来た時、教室が開くまで待ってる時とかたまに変な時ないかな?まぁこんな事があったらもしかしたらそこに妖怪や幽霊がいるのかもしれないね… 第二話『学校の七不思議 二宮金次郎その1』 僕たちは夜の10時に学校に忍び込む事が出来たんだ。でもこの時、二宮金次郎がちょっとだけ動いたんだ。叫びそうになったけどなんとか堪えれた。恒星も雄太も気のせいとかなんとか言っていた。僕もそう言うことにした。気のせいだ、気のせいだ…そう思い込ませた。僕たちは電気も何も持って来ていなかった。いや、持って来れなかったんだ。なぜなら親にバレるから。[なんで持って来なかったんだよ]と校舎の中に入って雄太が言った。[親にバレるからだよ][お前もそうだろ?]と恒星と僕でつっこんだ。[まぁ、そういうことだけどよぉ][まぁいいじゃんかよ。楽しもうぜ〜]僕たちは一番最初に職員室に向かった。この学校には全ての部屋を開ける事ができるマスターキーがある。それが職員室にかかっている。それをゲットして、色んな部屋を見ようという事になった。僕たちは暗闇の中、職員室にたどり着いた。[さぁ、マスターキーをゲットだ!]と恒星が言って普通に職員室に入った。そしてマスターキーを僕たちはゲットした。[よしっ!色んな部屋回ろうぜ]と雄太が言って職員室を出た。そして職員室の鍵を閉めた。あれ?なんか変じゃね?と僕は思ったけど、なんか考えたら怖くなるから僕は考えることをあまりしないようにした。だがこれが恐怖の第一歩となる。[さぁどこ行く?]と話し合っていると、足音がした。[誰かいるのか?]と恒星がひそひそ声で言った。[こ、怖いこと言うなよな]と雄太が言った。だが、どんどん向こうから足音が聞こえて来る。僕らは抱きしめて合った。すると、[誰かいるのか?]と向こうから声がした。すると明かりがどんどんこっちに近づいてくる。僕以外は目を瞑っていたけど、僕は見た。だんだん人が近づいてくるじゃないか![おーい、いるなら何か言ったらどうだ?]声がどんどん近づいてくる。すると足音がすごく近くで聞こえてくる。そしてしばらくすると足音は止まった。僕たちは安心した。だがすぐさま安心した心が恐怖に変わる。[なんだ、そんなとこにいたのか…さぁ早く帰んな。]すごく怖かった。だが、意外にも優しい。いや、優しすぎる。普通の先生だったら、なんでこんなとこにいるんだ!とか、親が心配するだろ!とかこんな事を言うはずだ。なのになんでこんな優しいんだ?僕は違和感を覚えた。そして決心したんだ。僕は顔を上げて、先生の顔を見る。自分の目で確認するんだ!そして、僕は顔を上げた。恒星や雄太も同じことを考えたんだろう、二人も顔を上げていた。そして僕たちは恐怖のどん底に落とされた。[さぁ、早く帰った帰った!]そこにはさっき正門の前にあった二宮金次郎が立っているではないか![[[ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!]]]僕は腰を抜かした。恒星と雄太は腰が抜けた僕を置いてどこかに走り行ってしまった。僕は終わったと思った。[この子ならいけるかもしれない…]二宮金次郎がなにかボソッと言った気がした。[立てるか?]というと僕に二宮金次郎が手を貸した。[ついてこい]というと暗闇の中に連れて行かれた。 第二話『学校の七不思議 二宮金次郎その1』 終わり  次回に続く………

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夜の学校

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『学校の怪談』『学校の七不思議』ってありますよね。あれって怖い話じゃないですか。でも、話なので作り話かもしれないですよね。 そう考えた時、なぜ怖くしてしまうのか。もしかしたら幽霊たちがすっごく面白いかもしれないですよね。陽気な幽霊だったり、真面目な幽霊だったり。様々な幽霊がいたって僕はいいと思ってます。全てが怖い訳じゃない。 見えないモノが怖いとは限らない。そんなところにスポットライトを当てたそんな話です。 第一話『夜の学校』 僕の名前は幽気陽輔。ふつうの小学五年生だ。 僕はクラスの中で目立ちものではなく、どっちかというと教室の端のほうで絵を描いているような奴だ。そんな僕がある日、友達の恒星君に話しかけられた。[なぁ陽輔。今日の夜さ、俺と雄太とお前で学校に忍び込んでみないか?][え?嫌だよ。夜でしょ?僕寝てるよ?][いいじゃんかよ。な?な?]僕はしつこく誘われた。恒星君はクラスの中で人気者だ。雄太もどっちかと言うと明るい方だ。 そんな二人に誘われて、僕は断る事が出来なかった。なぜなら僕も正直夜の学校に行ってみたかったからだ。 [分かったよ。今日だけだよ?][サンキューな陽輔!じゃあ今日の10時正門前集合な]僕はやってしまった。その場のノリでついつい行くって言ってしまった。親にバレたら最悪の事態を招くことになる。ちょっと、いや結構まずいと思ってしまった。僕の悪い癖だ。でも行くと言ったなら断れない。だから僕は決めた。行くと! 夜の10時なんとか親の目をくぐり抜けて正門の前まで行く事が出来た。僕が着くともう二人は先に来ていた。[遅いぞ〜][ごめん、ごめん。]なんてことを言いながら学校の中に入る作戦を企てた。そしてその作戦を実行し、なんとか中に入る事が出来た。[よしっ!無事に入る事が出来たな!入る事が出来たなら学校内を探検ダァ!][[[おーっ!]]]僕たちはノリノリだった。だが僕たちは後悔することになる。まさかあんなことになるなんて。[ん?今なんか動いたか?][いや、気のせいだよ。怖いこと言うなよな]恒星と雄太がこんなことを言っていた。でも僕は気付いていた。正門前に立っている二宮金次郎がちょっと動いてることを。僕は見た時叫びそうになったが、なんとか堪えた。だがこんなもんじゃ済まなかったんだ。あぁ夜の学校なんて行かなきゃよかった。

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