ACT
16 件の小説風鈴と涼風
冬に忘れかけた君の笑顔を思い出した夏に、 ただ僕の為に回り続けてくれる扇風機に君を重ねた。 あなたの母性に依存していた私は、 私の為に動いてくるものに、より愛着が湧いて辛い。 私はまだ弱い。 首を振る扇風機みたいに、 あちらこちらに目が向く君は、もう僕のことは愛していなかったんだよね。 開いた窓際、風鈴のなる窓から聞こえ始めた蝉の声と同時にそよそよと、 涼風が吹いても冷え切らない私の体。 君への愛みたい もう君と会えない寂しさを抱える私は 太陽の明るさに苛つきを隠せない 君に抱きしめてもらえない体が泣いてるように汗が滴る 何もない日、珈琲を淹れる朝。 君といた時とはまた違う豊かさ。 でも君がいてくれたらもっといいな。 愛とは何か、本質を知る前に被験者は僕の腕から離れたので 次の被験者M、でもうまくいかない。 相手なんて星の数ほどいる、でも君は月だった。 私は地球で、徐々に離れて行ってる。 燃やす君との写真、私の心を汚染してる。
DUST
Even the sound of air has become unbearable. Though the condensation keeps me from seeing the reflection of the person I hate, it cannot hide the bitterness inside me. I wish the drifting fog would swallow everything— and erase my existence with it. My tears have frozen shut, and I can barely open my eyes. My hands are crimson, like the flag of Canada. By the time the ringing in my ears had turned fizzy, I woke from the dream. 27:19 PM This bed feels like a frozen lake in the Arctic. My whole body is numb with cold. I can feel my blood slowing, freezing still inside me. I’m frozen to the bed— if I tried to stand, it feels like my skin would tear apart. Unlike my dick, I don’t even have the strength to stand. It’s freezing here. I want to know what kindness and love truly are. Even the blood flowing through my body has turned cold. I long for something that could melt my heart— wrapped in ice and heavy as lead— until it flows like mercury once again. Now, back to the story. Paralyzed, I hear a fizzy, crackling ring in my ears. I don’t care if it’s a ghost— I just want someone to hold me.
Don't cry
Every morning when I wake up, I find bite marks on my elbows. My shins bear the same scars as yours, wrapped in bruised blue skin. I hate natto and green beans. A cold, aching shower. I still haven’t found out what love is. The shooting star we looked up at that day seemed somehow lonely as it disappeared behind the distant mountains. About once every week, there’s always a moment when I want to throw everything away— scream my lungs out and cry in the middle of a crowded street. “Live as if you’ll die tomorrow.” To me, that’s no profound quote at all. If I were really dying tomorrow, I’d walk naked through the city. I’d do everything I never dared to do. I’d piss in the shower, stop separating burnable from non-burnable trash, and ghosts wouldn’t scare me anymore. The world becomes most beautiful after I’ve decided to die. The moment I make that choice, the fear of tomorrow and the regrets of yesterday begin turning into sand, ready to scatter away. All that noise disappears, and only the beautiful things in this world remain. My irises burned with unbearable light. Even the smallest kindness, given carelessly, can soak through my entire body with happiness. “Maybe I’ll keep living a little longer.” I’ve grown tired of saying that. The day I decided to die, I deleted every erotic photo in my gallery. Yet somehow, I’m still here. Maybe that’s all any of us are. Teach me everything, humanity— teach this ugly creature what it means to be human. … No. Show me your panties instead. Even on the days when I perfect the art of laziness, my dad is still sweating at work. I’ll never become an adult like him. Never someone that admirable. What truly torments me isn’t the lonely night, but dawn, when the birds begin to sing. Why the hell is a melon pan called “melon” bread? I remember… She used to pretend she had dialed the wrong number, just so she could talk to someone and crush her loneliness. The blackout curtain became the sky. The dust upon it became clouds. She remained trapped inside that narrow, dark room. The kindest people are often the ones who break first, swallowing bottle after bottle of pills, only to survive— left with damaged bodies, holding nothing but emptiness and despair. After all that suffering, time never stopped. The world ignored our grief and handed us another ordinary day we never asked for.
F
With a dark black pencil in my hand, Every day, I write the lives of people I’ve never met. To measure the horizon’s angle, I reach into my pocket and pull out a protractor, like a slice of Baumkuchen. My major is engineering, where I study love by trying to derive it through the art of numbers. That’s a lie. I’m not nearly that smart. My blood runs vermilion. I’ve never seen the color of your blood. They say it’s pastel. Whenever I see a rainbow, I can’t help but run after it, still a child at heart. Do you remember the day you met me? I don’t. Your beauty erased it from my memory. Summer is shy. It lets the typhoons hide its slow fading, as if it’s been trapped in adolescence forever Maybe the Earth hates science and is busy planning a happy party with the insects. I live in the Amazon now— drifting down the river, playing with tigers, a snake perched upon my forehead.
梨
私を燦々と射す陽光が、差し伸べられた手みたい 眩しい太陽の隣、雲の形が駆け抜ける白馬のように見えた。 その馬も私と同じ方向へ駆けている。 行く末は死なのに、必死 空とは何も言わなくても通じ合う18年の仲、 君が灰色になったとき、私の心もその色 それはそうとうんこの話 あんな可愛くデコレーションされたパフェもケーキもいずれは人糞、人間みたい。 鋭利な針で優しく突かれているような感覚になるも歩いてる、 今日も今日とてジリジリを横目に冬の歌をイヤホンから脳に入れる。 頭が痛い、目眩がする。 ここで倒れれば、バイトをサボれる。 人は怖い。 死んだ目だが強く立つ私は、龍のように強い心。 大学1年生の私は、おもんない先輩から酒を勧められる。くだらない。 たしかに法もくだらないが、反抗心の昇華方法がエタノール入りの飲み物を飲んで、臭い煙を吸い込むことしかない、浅い傷を抱えた男を横目に いっぱい飲んでるカルピス 奴らの青い尻をバカにする私の尻は彼らよりも青い、アルフォートの箱よりも真っ青。 なんなら尻以外も青い私はアバター。 第二言語はナヴィ語志望。 マジカルバナナ ロジカルリンゴ ダイナマイト乳首 〝お前がやってみろよ〟 そう呟く私はおもんない先輩のズボンをパンツと一緒にずらす。 あたふたする相手はちんちんが左右の足に ペチンペチンと、ちんこ太鼓
背中
あなたの背中は、なにも世界を知らない私が追いかける父の背中に次ぐものでした。 隣の部屋から聞こえるあなたのギター音は、下手ながら誰よりもロックでした。 あなたが初めて家に彼女をつれてきたとき、 当時童貞の私は壁に顔がめり込むほど耳を壁に当てて聞いてました。 兄弟喧嘩じゃあなたにはいつも負けていました。 腕っぷしじゃ敵わないから始めた絵画をあなたは褒めてくれた、 負けを思い知らされました。 棺の中、眠るあなたに今なら腕っぷしで勝てるからと、挑発してるつもりなのに震えて、涙が溢れる、 ビビってなんかないのに。 泣いた両親、暗い雰囲気に黒いスーツの大人、 紛れて私は学ラン、兄のお下がり。 家に帰り、あなたの部屋を訪れる、 懸垂機に結んであったロープが撤去されていて、 肌寒く外の紺色が部屋に入ってくる。 霧雨の音だけが響く、この辛い気持ちを隠してくれない。 心の中で兄は生きている、でも会話は出来ない。 あなたの嗄れた歌声と荒く歪んだギターを最後、曲として出していてくれれば私は。 日にちが経って、少しずついつもの日常が戻ってきているが欠けている。 悲しいのに、あなたは夢に出てこない。 笑えるようになり始めた日 いつも一緒にいたわけではないが いないと思う度、普通の日々も隣にあったものが消えたように喪失感が私を取り巻く。 亡くなる日の前、ありふれた会話。 喧嘩したのが最後になるよりはマシなのに 辛いのは辛い、当たり前だ。 何も変わった様子は無かった、 いつもの兄だった。 私に悲しいことがあって、ご飯中に気づいてくれたのは母よりも早かった。 でも私は気付けなかった。 あなたの死が少しずつ私を歪ませる。 あなたの分まで生きる、あなたの同じ遺伝子の私は中学を卒業した頃、あなたより少し偏差値の低い高校へ進学した。 きっと無意識に避けていた。 完全に明るくなりきれない私の心に気付いた日の夢、 私が小学1年生、兄が小学6年生の時の頃だった。 見覚えのある事柄と見たことのない事柄が混ざる。 ひ弱な私が補助輪なしで自転車を乗るのを手伝ってくれる、両親よりも私の背中を押してくれていた。 何度躓こうと、私を励ましてくれる。 転びそうになれば駆けつける親と一緒に支えてくれる。 少しずつコツを掴んでいく私を見て、誰よりも喜んでくれる。 なんども失敗を繰り返し、ようやく漕げた瞬間、兄に振り返ろうと思ったときに アラームが私の耳を刺す。 スマホの画面に6:24と映る。 開けっぱなしのカーテンから覗くのは薄い色の空に雲が泳ぐ。 憂鬱な朝、あの日から空いた一つの席。 今日はその隣に座り母が作ってくれたご飯を頬張る。 いつも背中を見せてくれていたあなたは、 夢で私の背中を押してくれた。何度も。 いつも私はあなたに救われてばかりだ。 心の色が紺色から青色へ、そして徐々に空色へとなっていくのを感じる、 あなたとあなたのテレキャスターが歌い、作る曲が世に残らない悔しさの代わり、私のこの文字が残る。
ストライプ
シーブリーズの蓋みたいに、あなたと私の眼球を交換してみても、見る景色は変わらないなぁ おっと、月が綺麗でしたね。 予防接種の跡がまだ残る君の腕にかぶりつけば常夏の果実よりもジューシーでいいなぁ。 いや、愛してる そんなことよりも君は、甘いだけで本質の砂糖を僕にくれなかった。 ダイエットコーラかよ、真っ黒だな、髪や腹。 そんな君と話したくてたまらない夜がたくさんあった。 夜空を見て、君の好きなクラシックを、聴きながら昇華。できないかもまだ あなたと離れ離れになった今、また隣にいる方はあなたに似ています。 そんな人を遠ざけ、君とただ夜空を眺めたベンチに座り紙を綴ります。 いや、めんどくさいし不便なのでスマホのメモになんかそれっぽいエモい文を書き殴ります。 寄せ集めるように、2つの乳房と失いかけの愛、 授業が終わった後、かき集める消しカスかよ。 君の気持ちをaと置いて、括弧で閉じる 分数にした結果約分ができなかったので隣の18から3つ数字をもらえば、aが二重になる。 √をあてがって、空に掲げれば風船のできあがり。君へ届けばいいなと、 君へのラブソングを歌うためにギターを始めた、でもFコードどころかCコードが難しかったので辞めました。 私は今もパワーコード一本です。 それは置いておいて、 私の心に稲妻が走ったあの日を覚えています。 多分麻辣担を食べた後だったので胸焼けしてたのと、山椒のピリピリが残ってただけですが、 ロマンチックに私は前者を信じます。 いつか私たちが手を繋ぎ歩くあの歩道で、僕の前を横切ったイタチが、猫に似てたって会話をしていましたが多分あれはカナブンでした、緑色の。 信号が青になり、囀る鳥の鳴き声は、 本当は戯れたいが小っ恥ずかしいせいでLINEより会話が弾まない私たちを 冷やかす周りの友達のように聞こえました、私だけでしょうか。 笑っていいとも、付き合った後よりも付き合う前の方が会話量の多かった私たちを。 君の陰毛で編んだカーペットで空を飛ぶつもりです、今宵だけ 今君の隣にいる人が僕に似てたらいいな。
手作りの男
ある日の社会の授業開始前、 とあるクラスメイトが地図帳を忘れた。 彼は手を挙げてこう言う、 『先生、地図帳忘れました。』 先生は呆れたように、ため息をつきながら言う。 『おい、昨日あれほど持ってこいと言ったじゃないか、なぜ忘れた?』 普段明るい彼のしょぼくれた顔は、 心が痛かった。 『先生、私も地図帳忘れましたー』 彼女はクラスの中心人物的な女の子だ。 あのキャラなら忘れ物も立ち位置バフで先生も攻めづらいはず、 だが先生は今日機嫌が悪いのか彼女にも叱りつけた。 『お前はほんといつも忘れ物ばっかだな、 いい加減にしてくれ』 見ていてつらい、彼女が怒られている姿を見るのは、 彼女がタレントさんなら、一生仕事がなくなることはないくらい場を回して空気を明るくしてるのに、 1番後ろの真ん中の席にいる僕から見て 斜め前の席に座る彼女を遮るように また手が上がる。 『先生…僕も忘れました…』 3番目に手を挙げた彼は、きっと最初の2人が手を挙げなければ一生黙ってこの1時間を耐え忍ぶつもりだっただろう、 しかしたかが教科書を忘れただけで過剰に腹を立て、 教室の空気を一瞬でピリつかせた先生に、 それを言う覚悟のある奴は、きっと成功する。 先生は彼にこう言った。 『何を忘れたんだ?目的語がないと伝わらないぞ』 分かるだろ、流れからして地図帳を忘れたに決まってるじゃないか。 なぜ大人はこういうときいつも知能が下がるのだと、 立て続けに少し静かめな女の子も手を挙げ、 地図帳を忘れたことを伝える。 おいおい冗談じゃない、昨日教えられたじゃないか、地図帳が必要だと。 何故地図帳を忘れるものが4人もいるのだ、そう思った瞬間、 また一人、その後も一人。 〝たけのこニョッキ〟をやっているのかと見紛うほど、一人づつ手を挙げていく光景が楽しい。 『おいおい、地図帳忘れすぎじゃないか?』 あまりにも地図帳を忘れた生徒の多さに先生も笑みを浮かべる。 『他に地図帳を忘れた人、手を挙げて』 先生のその一言に、 教室中からいくつもの手が上がった その中には登校時、一緒だったクラスメイトも手を挙げていた。 あの朝の憂鬱を殺し合った仲だが、 俺よりも少し軽いランドセルで登校していたと思うと無性に腹が立った。 『こんなにいるなら、今日地図帳を使う授業はやめるか。』 冗談じゃない、家を出て地図帳をランドセルに入れていない事に気が付き、 靴を脱ぎ地図帳をランドセルに捩じ込んだあの時間はなんだったんだと思いながらも、 先程までの教室のピリつきは無くなり、 むしろ最初よりも明るい雰囲気になっていたのも事実、 その日の授業はモニターで映像を見るだけのという、楽な時間になった。 教科書などを忘れる人が複数人いて、 隣の人に教科書を見せてもらう為机を引っ付けることにより、いつもと違う教室の雰囲気も好きだったのだが、 こっちの方がいい。 そんな1時間目はあっという間だった。 2時間目の授業は算数だ。 本来なら退屈な社会に続き難解な問題を解き続ける時間、昨日の夜から既に憂鬱だった。 だが1時間目の社会が映像を見るだけにより 何故か算数の授業に対して、モチベーションが上がっていた。 ヤンキーが更生して真面目に働いていたら、普通にいつも真面目な人より良く見えるあの現象に近いものを感じていた。 クラスメイトのみんな、地図帳を忘れてくれてありがとう。 そんな感謝を打ち破るように、初めて解く難しい問題を僕よりも早く解いていくクラスメイト。 解くのが遅い事による疎外感で 募る焦燥感。 算数だけ異様にできない僕を知っている先生は 問題を出して数分経てば僕の所に来る。 こいつは先生なしじゃ問題を解けない白痴だと思われるのが嫌で来てもらいたくもない。 僕はこんな生活にうんざりしたので 本気を出した。 先程の映像を見るだけの時間で溜め込んだ集中力を全て注いだ。 バイブスは、ブドウ糖やカフェインよりも効果のあるガソリンだと確信した。 今日こそは完璧に解けたから 俺やればできるじゃん、と 〝はい、私先生に助けてもらわずとも問題解けました〟と 椅子の背もたれに全体重を預けるように、 解けた問題と共に僕の体は溶けたよう。 僕は、次の問題と先生が僕のノートを見て通り過ぎるのを待つだけだった。 まだ解けていなさそうなクラスメイトたちを 横目に、隣の席の子に話しかけようかなとも思っていたとき 先生が僕の方へと向かってくる。 今日の俺は一味違うぜ、見ろこの数式を。 初恋ほど心臓をドキドキさせたあの瞬間、 そう心に思っていただけだったが顔にも出てたに違いない。 だが、だが先生は通り過ぎない。 僕の机の隣に佇む先生は、 僕の視界から見えるのは足だけ。 感動でもしてるのかと先生の顔を恐る恐る見上げようとした瞬間 『あー、最後の約分忘れてるね。』 僕は世界を疑った。 なぜそんなことも気付かなかったのかと、 タイヤのように、ぐるぐる頭を回した挙句 パンクしてしまったのか?俺が? 『まぁでもいつもよりいいところまでいってんじゃん』 うるせぇ、正解か不正解で、惜しいなんて言葉は必要ない。 何故か、今日は自分を責めると何かが壊れてしまう気がして思考を消した。意図して頭を真っ白にしたのはこの日が最初で最後だ。 ニヒリズムを纏いだした俺は、気がつけば給食の時間になっており、 もうすぐでごちそうさまの時間なのに一口もつけてない。 大好きなカレーと、野菜、さらにはデザートでゼリーがある日だった。 〝なんで美味しい主食がある日にデザート出すんだよ、 たまにある美味しくないおかずがある時にご褒美としてデザート出してくれよ。〟 なんでそんな極端なんだとイラついていたのは同族嫌悪からくる憎悪に違いない 今日は早退した。給食を食べないこと心配した担任の先生が僕の様子をみて喋りかけてきた。 今日どうしたの?体調悪い? 僕は体調が悪くなかったが体調が悪いと嘘をついた。 先生は職員室から体温計を持ってきた。 最悪だ、熱が出ても37℃を上回らない僕の体温なら早退でもできない。 なのに今日は違った、38.6℃という数字が出てきた。 しんどくないのに、僕は早退することができた。 なぜか、じれったくてやるせない感情には蓋をしたままどこかえ消えていくのを待つ、車の中、 仕事を抜け出し学校へと来てくれた親とは何も喋らなかった。 世界を恨みながらメタルを聴き、布団に包まる 俺は、この一年後彼女が出来るんだけど、それはまた別のお話
うるせえよ
臍の緒の延長コードを手に入れた おれはまだここにいる。 ふるさと納税は、母の子宮に送ります 風邪を引けば、クレヨンしんちゃんの隣に住んでいるおばあさんのこめかみの白い四角形の映像が繰り返される永遠 いつの間にか時は進んでる、 そんな平凡に見える狂気の中に借り暮らしをする、そんな俺はカラオケを巡り違う人の部屋に入りサビだけ奪い、その部屋の会計は自分で出す。 学校やバイトのない休日、晴天を見つめる日 空はいつ見ても違うから飽きない。 雲が流れる理由を知った今 今座っている椅子から転げ落ちるのではないか。 なんて、思うことはないが、頭と空が会話する日常 お腹が空けば、足を運ぶ近くのレストラン、 ライス大盛り2個とメロンソーダを頼む日常 ロングスリーパーすぎて せっかくの土曜日を睡眠で過ごし、頭の痛い日曜日を、月曜に怯えながら眠る事もできない日常 不器用で、時代に合わせ小便を座ってするようになったが大便は立ってやるようになってしまい 泣く日常 俺こんなこともできない 俺なんでこんなにもできない なんて脳で叫ぶのは日常 思い出にもなんねぇよ、曖昧なのに方方が鋭利に尖る粒子が浮かんでる 見返すこの言葉たち、文字なのに耳が痛ぇよクソが、 いつまで続くのだろうと、私は雲の多い夜空に問い掛ければ、飼い猫が僕を不思議そうな顔で僕を見る 世界が作ること歪な入れ物に入れられて育った、 だから歪な形になった。 ある日突然入れ物から取り出されても、、、 私は統合失調症じゃないです 私は統合失調症じゃないです 私は統合失調症じゃないです 私は統合失調症じゃないです 私は統合失調症じゃないです 私は統合失調症じゃないです 私は統合失調症じゃないです 私は統合失調症じゃないです 私は統合失調症じゃないです 貰った名前を発するのは、自身が1番少ない分、取り返すように綴る試験用紙の1番上、 親からの贈り物に泥を塗るように不合格 涙の数だけ強くなれるなら僕は、僕はもう 〝足元マイクタイソンタップダンス中踏み潰し男〟なはず。 僕を憂鬱にする声が、エアコンの音にも取り憑いた。 もう狭い自室に篭る僕は僕は僕は僕は メロンパンの外側のカリカリした部分だけを集めて食べたことがあるが、真ん中のフワフワの部分がないと食べ切った時に出てくる感情は美味しいじゃない。 パンはパンでも食べられるパンはパーンだ。 ああああああああああああああああああああああ 感情がなければ僕はもっと幸せになれたって思うのに、感情がなければ幸せを実感することもない。それでいいのかもしれないけど、 種無しスイカとして売られているものを食べたら 白い方の種は入ってた、 白い方は許すとかいう概念が許せない。 差別的だ。 アジアだけは果肉にされている。 ははは、これを見てるあなた達の片腹の痛みが限界を迎える頃、丁度終わるこの文、 白い文字が橙色になる日を探してね。 直寝不動、うつぶせで床を見てる ブラジルの人のパンティーを見る為にさ、 そんな僕を気にせずに通り過ぎる世界は、 冷たいのか?寛容か? いや俺がイカれてるだけだよ。 本当の事を言えば全世界が叩き潰す、間違ってるのは僕か? ピエロな大人たちか? なぁ、一体誰なんだよ、クラムボン。
マーブル
アラームより30分早く目が覚めた、 煌びやかな朝の光が僕を起こした。 高校卒業まで残り3日の今日、僕は 今までと少し違う日常のせいか、ここ最近 朝の鬱憤とは久しく会っていない。 自由登校の期間で、試験が終わってたりする暇な同期生たちが学校に来る、。 いつもはバナナ一本を食べ、歯磨きをして ボサボサの髪のまま家を出るが今日は少し余裕がある。 バナナ一本とママが作ってくれた温かい卵焼きを食べ、 3年間同じ銘柄のワックスを髪に塗り、 微かに柑橘系の香りに包まれた僕は 無意識に軽やかな足取りで歩いていた。 それに気づいたのはバス停で会う友達が教えてくれたからだ。 今日は余裕があり、心なしか気分がよさそうだと僕に言った。 いつもと違う日常に染められ自然といつものルーティンと変わっている自分が少々恥ずかしいが、 相変わらない友達とバスの座席、隣同士に座った。 僕が通っている高校に着くまでには25分程かかる。 この時間で僕たち2人は何を語り合っているのかといえば、厳しい先生の愚痴や好きな恋愛事情などだ、いつもこの時間は短い。 高校から帰宅部になった僕と、野球部補欠の彼は妙に話が弾み高1の入学式のときからの仲だ。 まぁ、かといって休み時間中もずっとそいつと一緒にいるかと言われればそうではない。 今日もくだらない会話をしていれば校舎が見えてきた。 何も言わなくても伝わる、 きっとこいつも同じ、僕と同じ気持ちなんだ。 そう思った。 長い階段を駆け上がりクラスについた。 バスが隣の彼とはクラスが違うので教室前で別れた。 中に入ればいつもよりざわざわしている気がする。僕もカバンを自席に置き、 先についていた仲のいいグループの机にかけよった。 たった5分間の会話でもいつもより身に染みる。 みんなも少し様子が違う、当たり前だ。 もうすぐで終わってしまうのだから、こんな日常も。 そんな僕の脳に駆け巡るのは 憂いクラスメイト、廊下小走りでバチギレるあの先生、全校集会でどこから拾ってきたのか出所がわかってしまうほどの有名な話と自己啓発本みたく同じことしか言わない校長先生 まだ高校生なのに何故か懐かしく感じる校舎 fuck花粉症、語り合ういつものメンバーの笑顔 に薄くかかったガウスは涙だが哀しさからくるものではなく花粉症だからだ。 この時間が名残惜しい僕含めみんなは、 いつもの笑顔よりも口角が上がる 今日で卒業まで残り3日だ、 悔いのない日常を過ごすようにと言った。 いつも彼がいう 『席につけ』は自由登校期間の今久しく聞いていない。 まだ桜は咲いていなく、もう学校生活が3日しかないことを実感させない、 初日の夏休みのように一生終わらないと信じてる僕は、何気ない日常に感謝しようとしても出来ない、いつも 僕の青春はいつも、無くしてから気付くものだから。 昼休み体育館に行けばもう卒業式の準備がされている。 黄土色の床は、絶妙にキモイ色の緑が水色か分からん色のシートが敷かれており、パイプ椅子が少しだけ陳列されている。 『なんか中学のときより短く感じたなこの3年間』 確かに。 それしか言うことはできない、じわじわと終わりを予感させる、この先の未来は希望に満ち溢れてるのに、あと3日で戦争に行くわけでもないのに、ずっとこの日が続いて欲しいのに、 時間はいつも無情だね。 高校を出て近くにある自動販売機で、コーラを買った。 赤く光る値段を示す数字は160。 いつも頑張って光ってるな、お疲れさん。 僕はそう思った、いつもの捻くれた自分とは別人と疑うほどなぜか最近は豊かだ。 こんなのは僕じゃないと思い 買ったコーラを全部地面に流し空のボトルをポイ捨てした。 高校生活を怠惰で埋め尽くし状況が少し重なった僕は、精一杯かき集めた充実した日々を思い出し正気を保った。 いや正気じゃないと思う。 教室に戻るやいなや黒板の元に歩み寄り、 〝死ね〟と書き連ねた。 引く女子生徒、笑う友達や男子生徒 先生の机にある書類を 僕は全部ベランダから投げ捨てた。 これは僕が散らす桜の花びらだ。 全裸になり闊歩する廊下、副担任と鉢合わせたので挨拶をした。 すると服を着ろ、と私を怒鳴った。 〝いや陰毛剃ってるから大丈夫でしょ〟 そう言って私は階段を降り 全後輩のクラスに凸り今までの感謝を伝えた。 会ったこともない後輩の女子生徒は僕を見て泣いている、 初対面の子でも卒業生はすこし名残惜しいのだと、1番近くの机にいた子の筆箱を漁り 取り出したマッキーネームで前腕に書き綴った。 そんな僕の目にも涙が浮かんでいた。 花粉症じゃない悲しみの、 気がつけばもう下校の時間が迫っていた。 I said, 曇ったとも取れるようなガウスが買った僕が見る画面はクラスメイトをすべてエモく映らせた、 まるで卒業ソングのMVのようだった。 みんなが帰り出す中、僕は3年間世話になった校舎を飽きるほど堪能した。 あれほど嫌いだったのに、 箒と塵取りをロッカーから取り出し、自ら僕は掃除をしたり、職員室へ行きお世話になった先生たちに感謝を伝えた。 先生たちも仕事中なので邪魔してはいけないことは分かっていたが、止められなかった。 いつもは僕を幽閉し世界と遮断させる閉鎖された空間のように感じたが何故か今は、今はそんな感じがしない。 下校途中、いつも会う野良猫と会った、 薄汚い三毛猫だ。 彼女はこう言った。 〝にゃー〟 僕は確かにそうだなと思った、 何も、別に僕は何も自分を忘れていなかったのだ。 僕は僕を慈しむ、それしか道はないのだから。 世界を愛していても自身を愛してなくちゃ、 本当の意味での幸福はやってこない。 僕は〝お前野良猫やのに太り過ぎやろ〟 と返した。 彼女は僕の言葉が分からない。 出すことはできるが入れることはできない、 まるでアナルのようだ。 僕は矢継ぎ早、これから遠くの大学に行く為、 この地元を離れると言い、もう会えない事を伝えた。 彼女は何も返さずこちらを見ている。 飯が欲しいのか僕が恋しいのか、 どちらが正しいでというと前者だ。 時間は夕方、夏よりも少し早く暗くなる 空はオレンジというポジティブな色なのに 何故かいつも僕を切なくさせる ここに“失恋”というバックボーンがつけばもっとエモくなると思ったのでLINEを開き、 今付き合ってる同級生の彼女に別れようと伝えた。 偶然一緒の大学に行くことになってたので 気まずいが、学部は違うので良いだろう、 なんとなくその子をブロックした。 僕はまた空を見上げた、すこし空が赤くなっており、薄らと月が見える。 ひんやりとした風が服を纏わない僕の顔や手に感じた、思い出すのは彼女との今までの思い出、 火照り顔より少し強く赤らむ耳 告白をOKしてくれた高2の春 花火より君の顔を眺めた夏 寝てる君の口にカメムシを入れた秋 君を鎌倉に閉じ込めた冬 デート先で買ったおそろいのキーホルダーはダサいので捨てたけど 君がくれた花は枯れてもまだ まだ花瓶に刺さってる 僕の胸に突き刺さった恋心のように そして君は名器だった。 Take me to the moon いつか君と2人、楽園のようなユートピアで時間を忘れ、愛で殴り合うのが夢だった。 そんな気持ちに浸り尽くした後、辺りを見ればあの猫はいない。 music fmでエモい歌と検索して一発目にかかった曲を聴きながら帰りのバスを待った。 でもすぐ冷めたので僕はいつも通りのプレイリストをかけなおした。 2曲目に入り、中盤になった頃バスが到着した。 いつもより遅い時間に乗ったバスはいつもより乗ってる人が少なく雰囲気が違い異世界に来た気分だった。 僕はガラ空き座席だが窓を眺める中年で小太りの女性の隣に座った。 だが僕は窓際がよかったのでその席変わってもらっていいですか? そう言った。 そこからの記憶はあまりない。 気がついた頃には浴槽に浸かっていた。 風呂から上がり歯磨きをした、髪を乾かさないまま、ベッドに入りたくてうずうずした感情を 満を持して解放させた、 そして僕は今後の人生に何の役にも立たないくだらない人類を低脳化させるに違いない無くなって誰も悲しまないゴミ機能であるYouTube shortの動画を5時間半見続けた、 時計を見れば3時43分だ。 もうここまで来ればオールでいいと思い ベッドから飛び起きた、 もう18歳になっているのでこの時間に外に出てもいい、僕は現金一万円を握りしめ、 パジャマ姿で靴を履いてドアノブに手をかけた。 その瞬間 開けようと思ったら鍵がかかっていた、 なので鍵をあけて扉を開けた。 この時間に外に出るのは人生でほぼ初と言っていいだろう、夜風が気持ちいい。 よく歌詞や小説で聞く夜風、かなりの頻度で見かけるのでシャバいと思っていたが、 この夜風を浴びてしまえば、歌詞にしたくなる。 夜風夜風夜風夜風夜風夜風夜風夜風夜風夜風。 見慣れた街が闇を纏っており、リフォームされたかのようだ。 パジャマで家出てもうたせいで かなり肌寒い、ふざけんな。 家に帰った。 外に出たパジャマのまま、またベッドに潜り込んだ。 とても暖かい、愛と天秤にかければこっちが僅差で勝つ。 今までの学校生活の思い出に浸っていたら 外が明るくなった。 少し時間が経つと一階にいる母親の足音が聞こえてきたので自分は階段を降りた、 僕にしてはあまりにも早すぎる起床のため、 すこし驚いたおはよう、に 僕は過去一明るいおはようで返した。 母親と過ごす日も残り僅かだ、 だから今日は手の込んだ朝ごはんを作ってくれた。 白米、焼き鮭、卵焼き、味噌汁、そしてデザートのバナナ。 Theな朝ごはんに胸を躍らせたので 朝からレコードで曲を流した。 何故か、何故だかしょっぱい味がする。 昨日と同じかなり充実したルーティンでかなり余裕めに家を出た僕はバス停に向かえばまだ友達は来ていなかったが、僕たちと同じ時間帯にいるおじさんはついていた。 彼は同じ合わせの服を2着持っているのであろう、1日おきに変わる服装はヨレヨレだが様になるまるでグランパコアのようだ。 そんなことを思っていれば友達がついた。 眠そうに僕にかける言葉は聞き取れなかった、 自由登校期間なので行かなくてもいいが、 眠い目を擦ってまで制服を来て行く彼に僕はおはようと言った。 彼は少し驚いていた。 友達だがおはようなどといつもは言わない僕たち、少しのズレを感じたのであろう、 数秒後僕もそれに気づいてすこし恥ずかしくなったとき、バスが到着した。 運転手の方が僕の恥じらいを隠してくれたかのように感じた。 『明日で卒業式やな、』 すこし悲しげな表情を浮かべた彼の言葉に僕は 『どうやった?この3年間』 と返した。 『まぁ、ちょっとまだ足りへんな』 そう言った彼はずっと窓の外を眺めてる。 僕は窓側に座りたかったがこの3年間ほぼ座れなかった。 イラついてきたので一発本気で殴った。 校舎についたとき、重い腰を上げ降りようと思ったがこのバスに乗るのは登下校含めあと3回だ。 名残惜しい、あと3年続けばいいのに。 そう思ったとき立ち上がると同時に彼はそう言った。 『そうやな』 僕はそう呟きお金を置き、バスの運転手に感謝をつげアスファルトに足をつけた。 教室前につけば様子は違う、自分のクラスメイトと他クラスの生徒が廊下で談笑している。 卒業まで2日と言ったが、最後の1日は卒業式で、もうこの時間は今日が最後なのだ、僕は気付かなかった。 誰かがかけており、流れ続ける音楽は TikTokで流行りの曲、 とても明るい曲なのに、状況のせいで儚くも感じる。 この時間が一生続いてもらっても飽きる自信は毛頭ない、 写真撮影やただただ笑い合う僕のクラスメイトから他クラスのみんなは煌びやかなダイヤモンドよりも輝いている、 世の中お金で買えないものはないと思っていたが、全てが覆った。 この瞬間、この今の僕たちの笑顔は決してお金じゃ買えない。 僕は、悲しくなった。 でも涙を噛み締め笑顔で締めくくりたかった、 あまり喋ったことのない子にも話しかければ 思いの外会話は弾む。 もっとこうすればよかったんだ。 何を気にしていて人に話しかけることを恥じていたのか分からない。 またやり残した事リストが増えてしまったがどうでもいい。 今日という日ですべてを咀嚼し尽くすつもりでみんなと話しあったこの日を超える日は来ない、そう確信したのは30分程しか経っていないつもりだったが時計をみれば14時だったことだ。 まだいたかったが、賑やかさもすこし落ち着いていた。 僕は予定があって忙しいアピールをしたくて、この時間にくるバスに合わせてみんなとはバイバイした。 バス停で眺めるスマホから開くLINEは、 その日連絡先を交換して初めて下の名前を知ったクラスメイトたちがリストを埋め尽くす。 今までの終わりを感じさせる日常は、 すこし傾きまた別の嬉しい始まりを予感させる。 オール明けの僕は家についた15時頃、今まで感じなかった眠気が急に襲ってきたので、気絶するようにリビングのソファーで寝てしまった、 目覚めは夜ご飯、いつもよりすこし豪勢な内容から香る美味しそうな匂いだった。 あっという間に完食した僕は、 ごちそうさまと同時に感謝を伝えたかったが どうしても喉が封鎖されており出てこない。 ここまで思春期を呪ったのは今日が初めての経験だ。 昼寝をしたせいで夜の眠気がなくなることはなく 食事をしたことによる血糖値の上昇でまた睡魔に襲われる。歯磨きをしたところで力がつきた。 風呂には入らず自室のベッドへ向かった。 毛布に片足を入れる僕は風呂キャンセル界隈にも片足を突っ込んでいた事は置いておいて 目が覚めた7時前、自由登校期間じゃないいつもの日常と同じ時間帯に目が覚めた。 二度寝をしたかったので寝た。 自由登校期間と言われていたので、卒業式は行かなかった。