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20 件の小説夢日記6/8
今日の夢はとても嬉しかった。 学校にいて、めちゃくちゃ雨が降っていた。周りには友達と好きな人がいて。 好きな人とはクラス替えで離れちゃって、全然話してなかった。 夢の中でその好きな人はすっごく優しかった。なんとなんと手まで繋いじゃった。夢じゃなかったら良かったのに笑。 こんなこと夢でもあるはずないと思ってたけど、付き合えちゃったらしいよ夢の中で。すんごく笑顔が可愛かった。 嬉しかったけど、友達に話したらきもがられそうだね笑 でも、今までで1番幸せな夢だったな。
夢日記6/7
米つくってる店の店員?やってて、コメ作る部屋に行こうとしたら芸者みたいな妖怪がいて引き返した。 米作るの手伝ってくれる女の人が来たけど妖怪きたから一緒に街まわりましょう!って言って店に入ろうとしてたのを無理矢理引き剥がした。そこで目が覚めた。 夢で見たことを言葉にするのって難しい。
夢日記 6/6
※最近見た夢を書いておきたくて、メモがわりで投稿してます! 私は大人数の人と戦ってた。 一回の攻撃でみんな倒しちゃって自分強ーって思ってた。みんなは骸骨になってた気がする? 自分は悪者の方でみんなは善良な人なのかな?雰囲気で。 みんなが死んじゃったあと、友達Fが追いかけてきて、なんで殺しちゃったの?!って聞かれた。 謎の夢だった。地味にグロかった。
絵
私は深呼吸をして、画用紙の前に座った。 「よし……」 一言つぶやいて、私は筆を手に取った。 絵の具をつけて、線の1本1本丁寧に描いていく。 2時間ほど経っただろうか。 「描けた…!」 目の前には、躍動感のあるペガサスが描かれていた。窓から降り注ぐ光で、絵の具がキラキラと虹色に反射している。 この絵は、ちょうど1週間後の文化祭に使われる。 「この絵が…文化祭で飾られるんだ……!!」 その絵をもっとちゃんと見たくて、私はカーテンを全開にした。 すると絵はより反射して、キラキラと輝いた。 私は1週間後に飾られるのを想像して、息を吸った。
優しい両親
「あのね、私のお父さん34歳なの」 「みほちゃんのお父さん若ーい!!」 「若すぎて変な女の人がつかないか心配でたまらなんだよね」 満足そうに笑いながら言うみほちゃんに、私は愛想笑いをしながら答えた。 最近のみほちゃんは、親の年齢がどうこう言っている。 そんなのどうでもいいじゃないか、そう言いたいけれど、みほちゃんは、いわゆるクラスの1軍。余計なことを言えば、いついじめられるか分からない。 でも、みほちゃんの言葉が毎日耳に聞こえてくれば、やはり影響を受けるだろう。 いつしか私も親の年齢を気にするようになっていた。私のお父さん、みんなより歳を取っているとか、浮いてないかとか、自分の感情を親にぶつけるようになっていた。 ある日、みほちゃんが大泣きしながら学校へとやってきた。お父さんが浮気して、両親が離婚寸前の状態らしい。 そこで私は、ハッと気がついた。 そっか、年齢なんて関係ない。私のお父さんとお母さんは、世界一優しい人なんだから。
隕石
明日この世界は終わる。隕石が落ちるとかなんとか。 世間のみんなは死にたくないとかどーのこーの叫んでるけど、僕は嬉しいよ。なんてったって死ねるんだから。 僕はね、つくづく運が悪いと思う。小学校から高校まで、ずっといじめられてたから。でも、明日でいじめっ子たちはみんな死ぬ。僕も死ぬ。解放される。楽になれる。 本当にに嬉しいよ。最高。 そう、昨日世界は終わるはずだった。なのに、いつまで経っても隕石は落ちてこない。落ちてくるって言ったじゃん。僕、楽しみにしてたのに。 みんなは喜んでるけど、僕は最悪。過去一機嫌の悪い日だよ今日は。 あのね、隕石は落ちなかったのに、僕は堕ちちゃったんだ。
ありのままの私
私は昔からみんなと違った。男なのに可愛いものが好きで、服もズボンよりスカートの方が好きだった。 幼い頃はまだ良かった。かっこいいものより可愛いものが好きなただの子供で済んでいたから。 周りからの視線が変わり出したのは小学4年生頃。可愛いものが好きなだけ。それだけだったのに、周りの親は我が子に 「りんくんは少し不思議な子だから、近づかないようにしなさい」 という。『不思議』っていう言葉なだけで、言い方を変えれば『変』とか『おかしい』と同じこと。 私はだんだんと人目を避けるようになった。 学校の制服はできるだけズボンに。長かった髪はせめてショートにした。それでも視線が怖くて、昼は屋上へ向かうようになった。 そこで出会ったのが君だった。名は莉菜(れな)と言った。 黒髪の綺麗な女の子で、私の『個性』をわかってくれた。楽しいことも、嬉しかったことも、悲しいことも苦しいことも、全部聞いてくれた。 私はいつしか、学校で莉菜を見かけると目で追うようになっていた。その感情が恋だと知った。 でもある時気がついた。莉菜が誰からも見られていないことに。あれだけ綺麗な顔立ちだ。みんなの興味が湧かないわけはない。単純な好奇心から聞いてしまった。 「莉菜って、本当に人間なの?」 我ながら変な質問だったと思う。でも、莉菜の顔を見て、しまった、と思った。 「あ、ごめん。変なこと聞いちゃった。気にしないで」 そう言いかけた時だった。 「そうだよ」 「え?」 「私は人間じゃない」 いつのまにか莉菜の服は赤色に染まり、綺麗に結ばれていた髪は解けて乱れていた。 「私ね、6年前にこの学校で自殺したの。いじめを受けててね。死んだらこの世界からは解放される、楽になれる。そう思っていたのに」 途中で莉菜は立ち上がって空を見上げた。 「なのに、成仏できなかったの。それからはずっと1人よ。楽になりたいなのになれない。私のことを見てくれる子もいない。寂しくて、苦しくて、辛かった。あなたにこの気持ちがわかる?」 莉菜の声は前のように高くて可愛らしい声ではなく、低くて恐ろしい声に変わっていた。 私は今までとは違った莉菜を見て、恐ろしくて震えていた。 「怖いよね、私のこと。知ってたんだ、本当は。偽りの自分を見せても、いつかはバレるんだって。もういいよ。ありがとう。楽しかった」 莉菜は振り返ることもなく去って行った。 次の日から莉菜は現れなくなった。どれだけ名前を呼んでも出てきてはくれなかった。 あの日、莉菜の後ろ姿を黙って見てるんじゃなくて、引き止めれば良かった。 そして私は、休みの日に学校へ忍び込んで屋上へと向かった。すると莉菜が1人座って、空を眺めていた。 「莉菜!良かった、会えて」 「りん?!どうやって学校に…」 「こっそり入ったの。莉菜に会いたくて」 莉菜は警戒してこちらを見ていた。 「私ね、嬉しかった。莉菜が私のことを男としてじゃなくて、女として見てくれてることが。私も、周りから差別を受けてきた。辛かった。酷いことにね、親までそんな目で見てくるの。生きてることが嫌だったりずっと死にたかった」 でも、と私は1歩踏み出した。 「莉菜に会って、学校に来たいと思うようになった。あと私ね、恥ずかしくて言えなかったけど、莉菜に恋してた。でもそれは、私が男として好きなんじゃなくて、心は女のまま好きになった。なんて言うんだろう。言葉が見つからないけれど、自分のありのままを受け入れてくれる人なんて初めてで、とにかく嬉しかった」 気づけば私の目からは涙が溢れていた。 「私はどんな莉菜でも大好き。だからさ、莉菜もありのままを私に見せていいんだよ?絶対嫌いになったりしない。こないだの莉菜は急すぎてびっくりしたけど、今は莉菜の違う一面を知れて嬉しい」 莉菜も声をあげて泣き出した。 「ごめんっ…ごめんねっ、りん…っ!!」 私たちは抱き合った。お互い号泣していた。 そのときだった。莉菜の体が透けていた。 「私、透けて……」 「莉菜っ、どんどん体が…っ!」 莉菜の体は、私たちの気持ちを考えることなく、どんどん崩れていった。 「私、成仏するんだ。たぶん、私の願いが叶ったからだ」 「願い……?」 「うん。それはね?」 莉菜が消えかけた時、最後に聞こえた言葉。それは。 「私の願いはね、親友を作ること」 私が握っていた莉菜の手は、いつしか消え去っていて、前にいた女の子の体もなかった。 「女の子……?」 名前が思い出せない。その子が消える時、悲しくならないよう記憶も持ってっちゃったのかな。名前はわからないけれど、私があなたの分も生きられるように。空から見守っていてね。 あ、名前はもしかして…… 「莉菜………?」 『ありのままの私』 end…
そして、僕らは永遠となる
晴れ切った空の下。1人の少女が歩いていた。 少女には、1つだけ叶えたい願いがあった。それは、ある記憶を永遠に忘れること。 その出来事を思い出すと、涙が溢れてくる。でも、あの記憶を忘れることはできなかった。 ある夏の日を描いた、少年少女の涙の感動短編小説。 「あのね、私人殺しちゃった」 私は泣きながら幼馴染の海里(かいり)に打ち明けた。 「学校でね…クラスの子が川に落とそうとしてきたの。だからイラッとして、私も押しちゃった…!そしたら、落ちちゃって、死んじゃった……」 海里は私の話に、真剣に耳を傾けてくれた。 「そっか、それで今、明花音(あかね)はどうしたい?」 「私…死にたい」 「じゃあ、一緒に死のう」 まさか海里がそんなことを言い出すとは思ってもいなくて、慌てて止めた。 「だ、だめっ!海里は死んじゃやだっ!!」 「なんで?明花音が死ぬなら僕も死ぬ!」 今思えば、解離は私を止めるために自分も死ぬだなんて言ったんだろうな。 「じゃあ明花音、2人で一緒に逃げよう。今年は逃避行の夏だ!」 それから私たちは色々なところへ行った。 お金や食料はなかったから盗んだ。替えの服もないし風呂もないから汚れていたけど、充実した日々だった。 でも、そんな幸せな日々ほど長くは続かない。 「君たち、中野海里くんと幸田明花音ちゃんかな?」 警察だった。私たちの親から行方不明届けが提出されていたらしい。 「ち、違う。私たちは…!」 海辺にいたため運が悪く、そこは崖で追い詰められた状態だった。落ちれば海へと真っ逆さま。そのときだった。 「そうです。僕たちが海里と明花音です」 そのあと海里は小声で言った。 「明花音、一緒に飛び込もう」 「え…。海里はだめ!落ちたら死んじゃうから、海里は生きないと!」 「ううん、僕はもういいんだ。2人で一緒なら怖くない。それに僕には『海』っていう漢字が入ってるから、僕は死なないよ」 解離は私を元気付けようと、笑いながらウインクをした。そのウインクはちっともできてなくて、めちゃくちゃ下手だった。笑いたかった。なのに涙が止まらない。 そうして私たちは海へと飛び込んだ。 「あっちょっと2人とも!」 警察が叫んでいたけれど、耳の中を駆け抜けていく風の音で何も聞こえなかった。隣にいる海里の声だけが耳に届く。 「明花音、今までありがとう。楽しかった。辛いこともあったけど、明花音のおかげで充実してた」 海里はそう言って、私を比較的浅いところへと押し出した。 「海里?!海里!!!」 それから私は意識を失っていたらしく、気がついた時には病院らしきところのベッドで眠っていた。 「ん……」 「あ、明花音ちゃん、気がついたかしら。私は看護師の原田です。何かあれば気軽に声をかけてね」 「海里は…?中野海里は…どうなったんですか?」 「海里くんは…残念ながら海の岩に頭をぶつけていて、先ほど亡くなりました。助けることができず、申し訳ございませんでした…」 私はガツンと頭を殴られたみたいだった。 前で原田さんが深々と頭を下げていたけれど、眩暈がしてほぼ見られてなかった。 「なんで…?」 「え?」 「なんで私が生きてて…海里が死んだの…!!」 「明花音ちゃん…」 原田さんはそっと私のことを抱きしめてくれた。 「私が海里に…死にたいって言ったんです。そのせいで海里は…!!」 「そっか、辛かったね。でも海里くんは明花音ちゃんが悲しんだり苦しむことは、望んでないんじゃないかな」 「海里が……?」 原田さんはうなずいた。 「きっと海里くんは、明花音ちゃんに、自分の人生も含めて、いっぱい笑って、楽しんで、時には泣いたり苦しんだりして欲しかったんじゃないのかな。決して、自分が死んだことを引きずって悲しんで欲しかったわけじゃないと思うよ」 「私が、海里の分も生きる……」 深い夢から覚めた気分だった。 「…私、頑張ってみます。しばらくは海里のこと、辛くて泣いちゃうかもしれないけど、海里が私のために残してくれた命なら、無駄にはしたくない」 「そうね。私にも何か支えになれることがあったら言ってね」 原田さんは優しく微笑んだ。 私は病院の外に出て、思いっきり息を吸った。 「海里、私頑張ってみる」 『明花音、頑張って。見守ってるよ』 「海里……?」 病院の中に戻ろうとした時、声が聞こえた気がした。 私はふっと笑って、溢れてきた涙を拭い、1歩、1歩足を踏み出して行った。 end
あの夏よ、永遠に
去年の夏、僕は入院していた。 僕の余命はあと2ヶ月。 そう医師に言われてきた。僕はそれを聞いた時、なんとも思わなかった。悲しいとも思わなかったし、苦しみから早く解放されたいとも思わなかった。 そこで医師に、ある手術をすると約1%の確率で助かると言われた。でも僕は手術をすることを選ばない。もし生き延びても、もうすでに生きる目的を見失ってしまっていたから。 でもあるとき、女の子に出会った。志保といって、おばあちゃんのお見舞いに来てるとかで、庭で知り合った。僕の病気と余命について話すと、志保は厳しい顔をして言った。 「手術、受けなよ。こんな私が簡単に言えることじゃないって分かってるけど、1%でも生きられる可能性があるなら、生きなきゃ。命をそんな簡単に捨てたらだめ。生きる目的なんて、生きた後に見つければいいんだよ?」 僕は何も言えなかった。志保の言ったことがその通りだと思ったから。 僕が黙っていると、志保は自分の家族の話をしてくれた。 「私ね、幼い時に父親を亡くしてるの。病気だった。手術もできるって言われたけど、成功率が低くて、お父さんがね、そこまでこの痛みに耐えてないといけないんだったら死んだほうがマシだ、って言ったの。今貴方に言ったのは、私が人の死を間近で見たから、伝えとかないとって」 志保は、でも最後に決めるのは自分だから、って言って帰って行った。 僕は手術を受けることにした。志保の言ったことが心に刺さった。 手術をする、と伝えると、志保は安心したように笑った。 「そっか、頑張って。手術の日、来るね」 志保は手術当日、本当に来てくれた。 「絶対生きて戻ってきて。また、会おうね。約束」 そう言ってゆびきりげんまんをした。それも僕の忘れられない思い出。 手術が終わったあと、僕は6時間ほど眠っていたらしい。その6時間もの間、志保はずっとベッドの隣にいてくれたと聞いた。 「…し……ほ?」 僕は目を覚ますと、志保がいることに気づいて名前を呼んだ。 「あ!目覚ました!!看護師さん!目、覚ましましたよ!!」 志保は泣いて喜んでくれた。 「僕、本当に生きてる……」 「ほらね?約束って言ったじゃん」 それから僕は学校に行くようになって初めて、志保と学校が一緒だったことに気がついた。 それから2年後。 「ねぇ志保。僕は君と生きるって約束したよね?だから、君も生きないと」 僕は、病院のベッドで眠る君に、涙を流しながらそっと囁いた。 「あの夏を永遠にしたように、この夏も永遠にしよう」 【あとがき】 どうも、作者です。ただいま絶賛スランプ中です、はい。 今回の小説もなかなかよく分からない展開になっていると自分でも思っています…笑。 最後の終わり方に悩みすぎて、謎のセリフを言っておりますが、簡単に説明しますと、 「あの夏を永遠にしたように」は、僕(主人公)の命が助かって、志保と過ごせる、ということを「永遠」と描いており、「この夏も永遠にしよう」というのは、現在志保の方が病気で手術をすることなり、成功させてまた幸せに過ごそう、という意味合いで言っております。 この小説を読む上で、少しでも考察の役に立っていれば幸いです!
青春
私の青春は終わったのだろうか。 昨日、最愛の彼氏に振られた私はぼんやりとつぶやく。 「近藤、彼氏に振られたか知らんが授業は集中して受けろよー」 「先生は彼氏に振られた歳頃JKの気持ちを分かってないね……」 そう言いながらも私は国語の教科書を開いた。 「何これ、全然分かんない……」 紙に並んだ古文や漢文を眺めた。 「せんせーい、ちょっとトイレ行ってきまーす」 そう言って私は先生の返事も聞かずに教室を出た。 授業中に教室を抜け出して人気のないところでゆっくりするのが私の日常。 「…人がいる」 普段座っていたベンチには、同学年と思われる男子が座っていた。 少し離れたところで見ていると、男子がふとこちらを見て、ふっと笑った。 その整った顔でつくられた笑顔にはなんとも言えない安心感があり、思わずドキッとした。 「座る?」 「…うん、座る」 歩み寄っていくと男子はスッと横にずれてスペースを開けてくれた。 「学年と名前は?」 「…1年近藤さくら。あなたは?」 「僕も1年。高野圭。今は授業中のはずだけど、どうしてここに?」 「私はよく授業抜けてここに来るの。普段人いないのに、今日はびっくりした。圭も、授業はどうしたの?」 そう聞くと、圭は私から視線を外し、遠くを見た。 「僕、病弱で普段学校に来れてないんだ。今日はたまたま来れた。そのおかげでさくらに会えた」 圭の横から見た笑顔は儚く、今にも崩れ落ちていきそうだった。 「…圭の笑顔って、なんだか怖い」 「怖い…?」 「なんだか、今にも崩れていきそう」 圭は少し黙ると、立ち上がった。 「もう行かなきゃ。君に会えてよかった。また会えるかな」 「同じ世界にいて、同じ地域に住んでるんだから、いつかきっと会える。またどこかで会いましょう」 私と圭は向かい合って笑った。 その笑顔は、私にとって新たな青春の始まりの合図だった。