秋沼 文香

35 件の小説
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秋沼 文香

本はミステリーものが好き よろしくお願いします。

お花見

花見の定番といえば桜だろ 花を見ると書いて花見、なのに花見と言ったら桜 なんでか知ってるか?それはね、一番最初に桜を見た人がいるんだけどその人は桜の名前を知らずに、桜の事を花と言ってたんだ。 満開に咲いた綺麗な桜を見せたくて家族や友人に花を見に行こうと言って桜が咲いてる所に連れて行ったんだ。家族も友人も誰一人桜の名前を知らなくて、みんな綺麗な花が咲いてると大盛り上がり、そこから花見と言われるようになったんだよ 私の隣を歩く甥っ子が本当なの?と聞くと さあ、どうだろうね、今考えた作り話だからね、でも、もしかしたら本当かもよと答えた

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お花見

電池

おもちゃが動かなくなったら電池を変えれば動く リモコンが付かなくなったら電池を変えれば付く だけど、人や動物、生きている物はどうだろう? 電池を入れる所なんてないから電池では元には戻らない 病気や大きい怪我をしたら手術をすれば治るかもしれない だけど、完全に壊れてしまったらもう元には戻らない 命はひとつしかないのだから

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電池

演奏隊

信号が青になったら合図 右足を出してド 左足も出してレ もう一歩右足を出してミ ドレミファソラシド 皆跳ねたりスキップしたり自由に演奏 車も演奏隊に合わせてクラックションを鳴らす ドレミ君も一緒に演奏しないかい?

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演奏隊

甘いキミに恋をする15話~駿斗side~

あいつに好きって言ってしまた、しかもあいつの唇に…変に思われてないよな 西宮さんが下から顔を覗き込みどうしたの?と聞いてくる。 「この間の返事だけどさ、ごめん、他に好きになった人がいる」 西宮さんは俺から目を逸らし自分の足元を見て そうなんだ、私振られたんだと呟いた 好きな人ってどんな人?と聞かれ俺は犬みたいなやつと答えた 俺と西宮さんは仕事に入り、仕事中は互いに黙々と手を動かした。振った相手と振られた相手という気まずい関係になってしまい西宮さんを振ったことを少し後悔する。だけど俺はあいつが好きだ だから西宮さんと気まずくなっても、ちゃんと気持ち伝えないとだよな 午後六時に仕事が終わり帰宅する途中、向こうから走ってくる人影が見えた。その人影はどんどん近付き数メートルのとこであいつだと分かった 俺の前で止まり息を整えた 「俺、ちゃんと考えたんだ。好きかどうかは分かんないけど、俺は奥島といたいと思う」 「それって、付き合ってもいいってこと?」 「ま、そうなる」 「航太、もう一回していいか?」 奥島が両手で俺の腕を掴み互いに唇を重ねた 俺と奥島は付き合うことになった 周りの反応がどうなるかは分からないけど、俺達なら乗り越えられるはずだ 〜完〜

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甘いキミに恋をする15話~駿斗side~

甘いキミに恋をする 14話~航太side~

夏休みが終わりに近付いてきた日華楓が神に拝むように勉強手伝ってとお願いしてきた 俺が早くやらないからだろと注意すると文句とかいいから早くと生意気な発言をしてきた 華楓は数学のワークを開き空欄に答えを書いていく。ほぼというか全部答え丸写しにしてるけど先生にバレるとめんどくさいらしくわざと違う答え書いたり消しゴムで消すなど小細工を仕掛けている。 いつも宿題とかギリギリになってからやるのにテストの成績はいいからなんか気に障る。 夏休みの宿題もなんとか全て終わらせた華楓は大きく伸びをし終わった!と言い早速スマホに手を伸ばした。 四日ぶりに店の手伝いをしに下に降りると奥島がケーキを見てる姿があった 「奥島!」 「あ、四日も店さぼって何してたんだよ?」 「妹の宿題見てたの、何?俺居なくて寂しかった?」 「は?なわけねーだろ」 「そこは寂しかったって言えよ可愛くねーな」 「別にいいし、そういえば今日お前だけ?」 「そう、俺だけ」 奥島が俺をお前じゃなくて「航太」と呼んだ そして少し間を置き、好きだよと言った。 この好きはどういう意味なんだろう? 「好きってどういう?」 奥島の顔が俺の方に近付いてきて俺の唇と奥島の唇が触れた ほんの一瞬の事だった 「こういう意味だよ」 返事待ってるからと言い奥島は店を出ていた 一瞬唇が触れただけなのに、感触はまだ残っている。 奥島が俺を好き、恋人として いやいや冗談だろ、男同士で恋愛とかありえない、けどあいつふざけてるようには見えなかったな なんかモヤモヤしてきた。 スマホを耳に当て東京に戻った姉ちゃんと通話する。 「俺さ告白された」 「誰に?」 「えっと、奥島、男に、告られた、そのどうしたらいいと思う?」 「航太の事でしょ?航太が決めなよ」 「男同士で恋愛とか変だよね?」 「航太の正直な気持ちを言えばいいと思うよ、それに同性恋愛は普通だと思うよ。そろそろ休憩終わるから切るね」 今日はお客さんが少なく暇だから奥島の事を考えてしまう 母さんと父さんが買い物から帰ってきた 母さんに店大丈夫だった?と言われ”うん”と答えるとこれ冷蔵庫にしまってとスーパーの袋を指さした。袋の物を冷蔵庫にしまっていく 「航太お菓子は冷蔵庫じゃないでしょ」 「あ、そうだった」 「どうしたの?」 奥島の事は言い辛かったので少し疲れてるだけと嘘を付いた。 次の日も次の日も俺は店の手伝いや家の事でミスをするようになった 砂糖と塩を間違えたり食パンを焦がしたりした 恋してるねと母さんに言われドキッとする 「な、なんでそう思うの?」 「女の勘よ」 「…恋なんかしてないよ」 俺が奥島の事を考えてるのはあいつが好きとか言うからだ。 ていうかいつから好きになったんだ? 俺は奥島をどう思ってんだ?

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甘いキミに恋をする 14話~航太side~

甘いキミに恋をする13話~駿斗side~

フライパンに卵を落とし蓋をする 卵が固まる間に味噌汁とご飯をよそいテーブルに持っていく。フライパンの蓋を外し火を止める。 目玉焼きをお皿に移して塩こしょうを少し振りテーブルに持っていく黄身は半熟でいい感じだ 下に降りてきた母さんに母さんの分も焼いといたよと伝えると料理も作れるようになったのねと言われ目玉焼きぐらい簡単だよと少し照れくさそうに答えた。 朝ごはんを食べ終え皿をシンクに置き、洗面所で歯を磨き仕事へ向かう 先に店に居た西宮さんにおはようと挨拶をし店の制服に着替えた。 「母さんと一緒に暮らす事になったから」 「そう、あのお節介くんのおかげだね」 「そうかもな」 あいつのおかげで俺は、母さんと一緒に暮らす事が出来た今度なんかお礼しないとな 「あのさ駿斗、私さ、駿斗の事好きなんだよね」 急な告白に戸惑いなんて言えばいいか分からず 後で考えとくと伝えた 気を紛らわせるように店の床を掃除した。 西宮さんが俺を好き…俺のとこを好きになったんだろ?幼なじみで小さい頃から一緒に居たけど 全然気付かなかった。 仕事が終わり帰ろうとすると西宮さんに呼び止められた 「返事、いつでも待ってるから」 俺は頷き帰宅した 「母さん、一緒に行きたいとこあるんだけど」 「いいけど、どこ?」 「ケーキ屋」 車の助手席に母さんを乗せあいつが居るケーキ屋に向かった。 ケーキ屋の駐車場に車を停め店の中に入る ショーケースに並べられたケーキを見て母さんはどれも美味しそうとケーキに釘付けになっていた 「いらっしゃいませ。あ、奥島くん」 声に反応した母さんの目線がケーキから店員の方へ移ると互いに軽く頭を下げた 母さんが指差しながらどれがおすすめかを聞いた 店員はどれも美味しいですよと笑顔で言い母さんはショートケーキを四つ頼んだ 会計を済ませてる間に店内を見回したがあいつの姿は見当たらなかった ショートケーキが入った箱を受け取り店を出て車に乗る。 箱の中からほんのり甘い香りが車内を包む あいつの店から俺の家まで車で約十分 その間俺はあいつの事を考えていた。 帰宅し家に入ると母さんが手に持ってるケーキの箱を見た空斗がケーキ買ってきたの?とキラキラした目で聞いてきた 箱を開け中を覗くとショートケーキが四つ並べられていた空斗はショートケーキを一個取り手掴みで食べた。品のない食べ方だ 俺と海斗と母さんはケーキを皿に移しフォークで食べた 「あのさ、お母さん」 「何?海斗」 「…もう、居なくならないでね」 海斗は父さんの不倫相手である実の母親と俺達の母さんから二度捨てられているのだから不安にもなるだろう 「居なくならないよ、絶対」 母さんの目に嘘は無かった。海斗はその言葉に安堵しケーキを食べた 俺もケーキを食べながらあいつの事を考えていた あとがき やっと、恋愛話になってきましたね

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甘いキミに恋をする13話~駿斗side~

甘いキミに恋をする12話 ~真由美の過去~

ある日夫は小さい男の子を家に連れてきた 男の子はモジモジしながら「海斗です」と言った 誰の子なのと聞くのが怖かった。聞いたら疑いが現実になりそうだったからだけど聞かずにはいられなかった。 私の予想は当たった 夫はあっさり不倫を認めた。 この子を私のとこに連れてきたのはその不倫相手が育児に疲れ夫と二人だけで居たいという、なんとも身勝手な理由で私のとこに連れてきたという事だ。それに賛成する夫も不倫相手と同レベルだ 「分かった。この子は、私がちゃんと育てるから」 夫は玄関のドアを開け出ていた。 私は海斗くんに歳を聞くと指で二歳と教えてくれた。駿斗と空斗の弟になるということだ。 二人は突然来た見ず知らずの子と仲良く出来るだろうか、そんな私の不安は一瞬で消えた二人は人見知りせず、すぐに海斗と仲良くしてくれた。 でも、私には中々懐いてくれなかった おもちゃを与えても、ベビー食を作っても心を開いてくれる様子がない この子のお母さんは何を食べさせてたんだろうか 何して遊んであげてたんだろうか 私は元夫に電話をし海斗の事を聞いた。 きっとなにか教えてくれるだろうと期待していたが、それはすぐに無くなった 「お前母親だろ?なんで分かんないの?子供の接し方分かんないとか親失格じゃん」 それから私は少しずつ精神を病みうつ病となった 三年間治療したが、完全には治っておらず子育てにも自信を無くし私はあの子達を置いて家を出ていた。 《三人とも仲良くしてね ママより》 「どうして、戻ってきたの?」 海斗が聞いてきた。 「貼り紙を見たの、駿斗の顔写真見たら、会いたくなって、でも迷惑だと思って、嘘ついてこの家に入ったの迷惑だよね?ごめんねすぐに出てくから」 「真由美さん、お母さんは俺達の家族でしょ」 「そうだよ、母さん」 駿斗と空斗とは別に海斗だけは笑顔を向けてくれなかった。 まだ捨てられるんじゃないかという不安な目で私を見ていた。

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甘いキミに恋をする12話 ~真由美の過去~

甘いキミに恋をする11話 ~真由美の過去~

駿斗が四歳で空斗が二歳の頃なんだけど 夫からモラハラを受けるようになったの 仕事から帰ってきても家のことは何もしてくれない缶ビール片手にソファに座りテレビを観てるだけ 夜中に空斗が泣き出すと不機嫌になり、うるさいから早く泣き止ませろよと言ってくる。 「ねえ、あなたも少しは協力してよ」 「は?お前の仕事だろ、こっちは仕事で疲れてるんだよ。ずっと家に引きこもってるお前とは違うんだよ」 前までは夫も育児に協力してくれてたのに空斗が産まれてから人が変わったように何もしてくれなくなった。 帰りが遅くなる日も増え、私たち夫婦の時間はどんどん減っていた。不安になり私はさりげなく夫に最近帰り遅いねと言うと仕事が忙しいとか上司に誘われてると理由を話してくれたが本当かどうかは疑わしい、だけど私はそうなんだとしか言えなかった。夫を問い詰めるほどの証拠がないからだ。だけどある日、私の夫への疑いは現実となって表れた。 駿斗と空斗とデパートに行った時の事 デパートの中にあるカフェに夫と知らない女の人が一緒に居るのを目撃してしまったのだ なんの話しをしているかは分からなかったけれど夫もその女性も楽しそうに笑っていた。 久々に見る夫の笑顔に胸が苦しくなる。 「ママ早く行こう」 駿斗の声に現実に引き戻される 「ごめんごめん、駿斗何か欲しい物とかある?」 「電王の変身ベルト」 おもちゃ屋に行き仮面ライダーの変身ベルトを買い店を出ると駿斗は変身ベルトが入った袋を自分で持つと言い私の手から袋を取ると、よいしょと言いながらゆっくり、ゆっくりと歩を進めていた 「重いでしょ?持っとうか」 「僕のだから、僕が持つ」 家に着くと駿斗は早速袋から変身ベルトを箱から出し腰にベルトを付けた ベルトの横らへんにあるスイッチを押すとテレビで流れる音と声優さんの決め台詞などが聴こえ駿斗は興奮し喜んでいた。 帰ってきた夫が駿斗の腰に付いてるベルトを指差しこれどうしたんだ?と聞くと駿斗は笑顔でママが買ってくれったんだよかっこいいでしょと答えた。 「余計な物買いやがって、一体誰が金稼いでると思ってるんだよ」 「でも、駿斗が欲しいって」 「お前がそうやって甘やかすからどんどん余計な物増えてくんだろ!もっと子供のためになるような物に金使えよクズ!」 「駿斗、まだ四歳だし」 「言い訳はいいんだよ!駿斗、それ取れ、いいから!取れよ!」 やめてと駿斗が必死に抵抗していたが投げ飛ばされ壁に頭をぶつけ両手で頭を抱えぐっと泣くのを堪えるように唇を強く噛み締めていた。 「もうやめて!そこまでしなくてもいいでしょ」 「お前が甘いから俺が厳しくしてるんだろ、母親なんだからもっとちゃんとしろよ」 私達が騒いでたからか空斗が泣き出し夫はさらに不機嫌になりドアを強く閉め二階に上がっていた 「死ね…」ボソッと駿斗が呟く 「駿斗、死ねなんて言わないの」 「だって、あいついつもママの事いじめるじゃん、あんなやつ死んだ方がいいんだよ」 「ありがとう駿斗、ママの事心配してくれてるんだよね、でもね、死ねなんて言葉は絶対言っちゃダメ、駿斗には優しい子になってほしい。」 「僕、ママの事守ってあげるからね」 駿斗の小さい体を抱きしめ”ありがとう”と伝えた。 あとがき 重い話が続きますがこれを乗り越えれば…!

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甘いキミに恋をする11話 ~真由美の過去~

甘いキミに恋をする10話~駿斗side~

俺の店にあいつがやって来た。四日ぶりだろうか 今回は一人で来たらしい 席へ案内するとホールケーキ食べたことあると聞かれ、あると答えると目を輝かせてマジ?本当に?と聞いてきた。尻尾を振って喜んでる犬みたいだ 「あるに決まってるだろ、誕生日の日とか」 「だよな!俺小学生の頃、ホールケーキ一人で食べたら気持ち悪くなって、トイレで吐いたんだよ」 「マジ?俺全然平気だけど」 「吐かなかったの?」 「俺、甘党だからさ」 「甘党…その顔で甘いの好きなのか…」 「お前、甘いの苦手?」 「うん…」 「じゃあ、俺から貰ったケーキ食べなかったの?」 そう聞くと歯切れ悪く食べなかったと答えた 「ごめんな、苦手なの分かんなくて」 仕事が終わり家に帰ると真由美さんが夕飯の買い物に行かない?と誘ってきた。仕事で疲れているが俺はいいよと答えた。疲れてると言っても少しだけだし 近くのスーパーまで俺の車で向かった 運転は俺で隣に真由美さんが座っている。 スーパーに着くとカートにカゴを置きメモに書いてある物をどんどん入れていく 「何作るんですか?」 「カレー」 会話はこれだけ、俺は女の人と話すのが苦手だ 何を話したらいいか分かんないし、変に気を使って敬語になってしまう。幼なじみの西宮さんに対してもそうだ 向こうから来た女性にこんにちはと言われた 誰だろ?真由美さんの知り合い? 「奥島くん久しぶり」 なんで俺の名前知ってるんだろう?と思いながら必死に目の前に居る女性の事を思い出す 「覚えてない?うちのケーキ屋に来てくれた…」 そうだ、思い出した あいつの店に居た人だ 「航太の母です」 あいつのお母さんだったのか… あいつ、”こうた”って名前なんだと思っていると本人がお菓子を持ってやって来た。 「お、奥島じゃん、お母さんも一緒なんだな」 お母さん?何言ってんだ まさか、真由美さんが俺の、いや俺達の母さんってことなのか ここに居たら絶えられないと思い早足でその場から離れた なんで、母さんが今さら姿を現したんだ? 本当に真由美さんは俺達の母さんなのか? 考えに夢中になり俺の耳には誰の声も届いていなかった。あいつに腕を掴まれるまで 俺が逃げないように腕を強く掴んでいる。 こいつの後ろに居る真由美さんに恐る恐る尋ねた 俺達のお母さんなのかと 真由美さんは頷いた 「俺達の事、なんで捨てたんだよ?」 妙な空気を察したこいつの母親が失礼しますと言い店を出ていた。 「家に着いたら、皆に話すから」

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甘いキミに恋をする10話~駿斗side~

甘いキミに恋をする9話~航太side~

俺には妹だけでなく、姉ちゃんもいる。 東京で一人暮らしをしているから、たまに有休を貰ったり正月とかに帰ってくる。 姉ちゃんは東京でパティシエとして働いているから、帰ってくると必ずお土産にケーキを持ってきてくれる。こちらから頼めば東京の名物も買ってくる。 駅のホームで待っていると電車から姉ちゃんが土産袋を持って降りてきた 「航太、華楓ただいま、はいケーキ」 土産袋を華楓が受け取った 姉ちゃんは三日間だけ休みを貰い三日後には東京の方へ戻る。 電車から富士山が見えたらしく、地元の富士山はいつ見ても綺麗だねと言っていた。 家に着き華楓が早速、土産袋を開けた ラズベリーのムースが四つ入っている。 「ラズベリーは少し酸っぱいから航太も食べれると思うよ」 そう言われ一口フォークで取り口へ運んだ 甘酸っぱい味が口の中で広がる さっぱりした味わいでこれなら、甘いの苦手でも食べられる。 ケーキはあっという間に無くなってしまった 「おにいがケーキ完食するなんて珍しい」 「だって美味しいじゃん、姉ちゃんすごい!絶対有名になれるよ」 「いやいや、私研修生だよ。プロには適わないよ」 謙虚している時は嬉しい時だ。 姉ちゃんは褒められるのが苦手なため照れ隠しでつい謙虚してしまう 「ケーキ屋の息子なのに甘いの苦手ってなんか変だよね」 「え?関係ないでしょ」 「おにいって元々甘いの苦手なの?」 「ずっと食べてたら気持ち悪くなって、それがきっかけで苦手になったんだよ」 小学生の頃ホールケーキを食べるのが夢で一人で食べてたら、気持ち悪くなってトイレで吐いて、翌朝親にバレて怒られて、あれから甘いの苦手になったんだよな、振り返ってみると自業自得だな 昔のことを懐かしく思っていると、背後から気配を感じ振り向くと母さんが立っていた。 「ホールケーキ一人で食べようとしたら、気持ち悪くなって、吐いたんだよね」 「え?おにいそうなの?それって甘いの苦手になったの?自業自得じゃん」 「だって、華楓だってあるでしょ?ホールケーキ食べたいって夢」 「いや、ないない」 「えぇ、姉ちゃんは?」 「え、私?私も、ないな」 母さんにも聞こうと母さんの方を向くと聞くより先に”私もない”と答えられた。 あとがき キャラ紹介 奥島空斗(おくしまくうと) 12月15日生まれ A型射手座 INFJ(提唱者) 20歳

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甘いキミに恋をする9話~航太side~