超短編
開始日:2026/10/21 16:12
終了日:2026/10/29 14:59
募集内容
令和のドパガキとしてはいろんな人のいろんな話をたくさん読みたいですよね。私は読みたいです。 ただそれだけの企画では味気ないので以下の制限を設けます。 ・500文字以内 ・地の文のみ ・お題はありません 例として私の作品を置いておきます。参考にする必要はありません。応募された作品は全て読ませていただきます。
主催者
K
参加者(7人)
2
参加作品
ほくろ
知ってる?
母の手
母の手は冷たかった。 思えば母が座っている姿を見たことがなかった。いつも朝早くから台所に立ち、包丁とまな板と音を奏でていたり、鍋とにらめっこしたりしていた。
最後の一駅
「ねえ、あと一駅だけ一緒に乗っていい?」 彼女はいつも降りる駅を通り過ぎて、窓の外を眺めた。僕らは付き合っていない。ただ同じクラスで、帰り道が途中まで同じ。それだけの関係だった。
忘却
月って、悲しいの。
首が無い男、胴が無い女
昔、男ありけり。そう格好付けてみても、結局はそれだけの話で、そこで終わりの筈だった。ああ、いや、昔、男首なかりけり。そういう話でもあったか。 それは誰も知らぬ内に、男の腕の中にあった。ありきたりな編み方で編まれたくせに、やけに精巧な作りの籠。その中から声がする。
二人とカキ
道にカキが落ちていた。 これだけでも不思議なのだがそのカキを道の両端からじっと物欲しそうな目で睨みつける者が2人いた。
獏
夢を見た。 足の小指から頭の毛先に至るまで、全身のありとあらゆる細胞に動けと念じてみたが、まるで動かない。一向に動く気配のない身体が動いたのは、ちょうど諦めたその頃である。正しくは私が動いたのではなく、地面が動いた。そして地面だと思っていたそれは地面ではなかった。