マロスク

12 件の小説
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マロスク

IRIAMから参戦!

試験

ココはスメールと言う地、ではなく現代日本。 そんな所に迷い込んだ1人の神のがご馳走を嗜み楽しむそんなハートフルコメディー。 ※尚、全く本作品と原作での内容は一切!関係が無いです、苦情は教令院「ジェッさん支部」へ(んなもんは無い) 目が覚める、心地の良い目覚め、陽の光がカーテンの間から差し込み私を目覚めさせてくれた天がおはようと語り掛けてくれていた様だったわ。 「ん、いい朝ね、小鳥達も自然も心無しか喜んでいるわね。」 アパートの一室、伸びをし乍目覚める、微かに聞こえる何かが焼ける音と共に聞き慣れた声を聞く。 『()おはよう!ナヒーダ!』 「あら、旅人(ここはご自分の名前をどうぞ)今日も元気そうね。」 目覚め旅人を見る。 (あれ?なんで旅人がここに居るのかしら) そして鼻をぴくぴくと動かす、鼻腔を通る甘い香りは疑問を吹き飛ばし、目覚めた脳を激しく揺さぶる。 喜び、歓喜、脳が其れを感じさせるように舌から唾液が滴り落ちる。 『相当甘い朝食なのね。』 私の心は躍動した、それはまるでリーフコアがクローバーマークを出す様にぴょんぴょんと。 『そうなんだ、甘い、甘いフレンチトースト』 其れを聞き私は飛び起きたわ、そして急いで身支度をし、座り、子供の様に待つ。 「はい!召し上がれ!」コトンと置かれた蜂蜜をたっぷりをかけられたフレンチトーストに息を飲んだ。 こんなの絶対に美味しいと食べる前から脳が結論付いた。 堪らず口いっぱいに頬張る。 途端にジュワリと口いっぱいにバターと蜂蜜の甘みが広がる、蕩ける様に笑顔を零すナヒーダを見、旅人は、満足そうに微笑む。 「はぁ〜美味しい」なんとも言えないその顔に咄嗟に出てしまう一言『それは何よりだよ』 ナヒーダは、一口、また一口と、口に頬張る、ホカホカと笑顔が溢れ出る。 (嗚呼、今日は素晴らしい日になりそうね。)そんな事で頭がいっぱいになり何故か家に居る旅人の疑問は甘いバターの様に溶けて行った

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利用価値

俺には利用価値が無いと思ってる。 やってる事を振り返れば凡そ分かるんだ俺には一切合切の利用価値が無い、努力も出来ず覚えようと言う意思が無く、ただ下積みを続けるだけ、だけど俺は実際問題上に興味が無い、つまり競争心が無いのだ。 人間に必要な何もかもが欠損した俺には、悔しいや、やってやろうって気持ちがない。 “生きてりゃいい”それが結論でそれが結果論なのだ。 だって生きてるだけで世界が見れるし幾らでも夢が見れる、正直無問題、皆は何故上を目指す? やりたい事があるから?そこに到達して夢を叶えたいから?それぞれだろう、そしてそれを目的に人間は生きる。 僕には其れが無い、ただ流れるだけのカッパ以下の害をなし続けるプラスチックよりもタチが悪い、僕は水を漂う害薬だ。

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人嫌い

僕は人が嫌いだ。 群れるのも、いがみ合うのも、恨み合うのも、最も愛すこと以外は大嫌いだ、皆が皆、自分の事を見ていると思う、この自分の思考も嫌いだ。 知っていて辞められない、知っているけど確認したくなる、自分が何をして周りからどう写って、どうなっているのか、友人に、どう見られどう思われているのか。 僕は少なくとも『呆れられている』だろう、でもそうなれば、そうであるなら、どれだけいい事だろうか、僕は認識されない方が割かしマシなのかもしれないと思っている。 その方が気が楽である、その方が幾分マシな時がある。 転んだあの時や、発言を間違えたあの時、赤面するほど恥ずかしかったあの時、そして事故で体が吹っ飛んだあの時。 僕は認識されるんじゃなかったと思っている、あの時死んでいれば、僕はなんの迷惑もかけず終わったのだろうと。 でも叶うなら僕は、少なくとも、僕が愛す僕の家族の礎となって死んでいきたい。

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兎の牙毒

皆は十二支を知っているだろうか…争い競い合う動物達の物語、話を聞かず騙された猫はなれなかった神の使者である。この物語は、そんな十二支に毒された一匹の黒猫の話である。 息が…詰まる、肺が凍る、白い雪原が赤く染る、その場を白兎の瞳の様に赤く染めていく、空は白くしんしんと降り積もる雪が更に僕の目を塞ぐ、横倒れる2人の少年少女を軈て、埋め尽くすのだろうそんな死に際諦める様に青年はこんな事を思う。 “あぁ僕は死ぬんだ、でもこんなに美しい死ならまだ老衰よりマシか。” だが彼には心残りがある。その心残りに、共に倒れる横の少女に手を伸ばす。 “もし、もしこの場に天使が舞い降りるなら、頼むから…頼むから。” 最後の力を振り絞り言霊を放とうと喉から最後の言葉を放つ。 「隣の少女を助けてくれ」 青年の頬に涙が伝う、生気の感じぬ冷たい涙は雪に落ち、気温でやがて凍るだろう、背後から感じる、その存在に気づくまで、僕はひたすらに見ず知らずの少女の生存を祈った、だが狂った神の使者はどう言う訳か少年を助けた、僕は確かに見たんだ。 白い髪の小さな少女を、現実離れしたワンピース姿の少女を、少女は青年に一言こう助け舟を渡す。『助けてあげる、代わりにこの子貰っていいかな?』助けてくれるならなんだってするさ、だけど頼むから、助けてあげてくれ、僕じゃなく、その少女を。 桜舞う春、とある高校の教室、机に突っ伏して寝ていた僕は隣の席のクラスメイトに起こされる、僕は体を跳ね上げさせ目覚める。 いつも通りの授業風景、クスクスと笑う声、先生は腕を組み、やれやれと首を横に振る。 「そうだな、寝起き早々で悪いが南音、この問題、解けるか?」数式を指さす先生、はぁいつものだ…どーしよ今回は分かんないですでスルーするかなんて考える。 (リンと鈴の音が響く音)彼は目を細め立ち上がる、黒板の方へ少し俯き乍向かう、カツカツと音を立てながら黒板へ書き記す、どうせ間違ってるだろうと頭を掻き面倒くさそうに、座り周りを見る、驚く事に全員ポカンとしている、僕は、まさかなと思いそのまま突っ伏して寝た。 どうやら正解だったらしいが僕には関係ない。 僕には学業なんてもんは興味無い、眠る只管に、カーストも成績マウントも部活動での上位争い程面倒で意味の無いし、興味が無い、やるだけ不毛だ。 隣のバカがいつも起こすからそうも行かないがなと、視線を横に移し呆れた口調で。 「何度も言うが…起こさなくていいし、起こして何になる、やめろよ」声を隣に聞こえるほど、小さくし、隣の彼女に呆れた様な声色で言い放つ。 「だってもうすぐ期末でしょ?一応起こしてあげようかなーって」ウインクをしながら答える、幼馴染の【凛菜】だウザったいお節介焼きだ、俺からすれば邪魔なんだが彼女はどうやら善意で動いているらしい。 そんなウンザリする現状に青年は頬杖を着き、何も言い返せない顔ではぁとため息を着く、事実だ何も言い返せない程の事実、そんな現状に疲れながら、時計を見時間を確かめる。 (そろそろだ。) 僕はスっと立ち上がる。 椅子の引き擦る音が教室に鳴る、クソッタレた視線が僕に集まった、こんな赤面必須の場面に僕はどうしようも無く吐き気がする、それと同時に凛菜が「ちょっと!」と反応し、片腕を掴む、その腕を見、少し寂しそうな彼女の顔を見る「ごめん」と一言、静止の言葉と共にその手を振り解き、窓に駆け乗り上げる、窓の枠を蹴り、外へ飛び出す、彼の体は宙を舞う。 「振り回されるのは俺だけでいい、毒されるのもな」叫びながら青年は自分の内ポケットに手を突っ込むと白い筒を手にする。 筒からは冷気が流れ出る、たちまち筒はその触れている手の皮膚が凍る程冷たくなる。 リンと、聞き慣れた鈴の音が彼の耳に響く。 嗚呼なんてクソッタレた運命だ、神の使者なんてな現実離れし過ぎて呆れて声も出やしねぇなんてもういいかと思いスーッと肺いっぱいに息を吸い叫ぶ。 「凍える白き君よ!社から姿を現し神の命背きし者に凍てつく瞳を向けたまえ!!」筒を校庭に向ける筒から赤い瞳が校庭を覗く、そのこえと同時に茶色い人型の獣が土の下から現れる、人の姿をした獣、手が肥大化した人型の茶色い獣、モデルは外見上即座に理解した、あれはモグラだ。 けど俺はそれを知っていた、そう、分かっていた、そして青年は筒を向ける、正確に的確に青年はモグラの脳天目掛け氷塊を落とす、モグラはそれを本能で避け、こちらを見てくる、奴は本物の獣が如く両手を広げ、声を上げる、まるで威嚇する様に。 だが、そんなのフェイクだじゃなきゃこんな大胆な事、青年はしないだろうそれくらい彼は、ズル賢いのだ、「バカが、相手はこっちじゃねぇ、騙されるなんてやっぱ動物だよな!」 その一言、挑発共にそのモグラの腹部には二本の棒が突き付けられる。そして構える謎の白衣姿の兎耳の少女がニヤリと笑う。 モグラは、ハッとし、すぐさま向きを変える、だがもう遅い、たちまち轟音と共に巨大な氷塊がその棒の間を異様な速さで通り抜けていく、瞬間、血飛沫と共に飛び出る臓物、モグラの腹部には穴が空く、巨大な風穴が、カッポリと。 もう開いたその穴はもう塞がる事は無いだろう。 ドサリと無気力にその獣の体は地に落ちる。青年も飛び降りたからか建物から落ちていく、だがその青年には焦る様子が無い、すかさず青年は駆け付けてきた者に、実験用白衣に身を包んだ少女に抱えられる。 「結構うまく行ったな」安心した様にその身を任せ少年は、安堵の言葉を漏らす。 「うん、君の仮説が正しかっただけだ、頑張れば私の能力と化学を足せると言う仮説は。」フフと微笑みながら少女は自慢げな顔をし青年を降ろす。 「当たり前だ、だけど考えるこっちの身にもなって欲しい物だ、じゃどうも、続きは家でな、戻りたまえ、我が主よ。」 筒を向ける、少女は頷き、筒の中に吸い込まれる、すると突然、筒は形状を変えボールペンへと変化する、この不思議な現実離れした筒、これは十二神器という。 彼女、いや“彼女ら”の器であり神社や礼拝堂、つまり彼女らは神なのである、但し崇拝するのはたった1人、僕ら使用者である“十二使徒”と呼ばれる存在。 まぁ神社のお役目仕事とどのつまり神主とか神父とか、そんな所である。 これはそんな神の使いと神になれなかった獣の化身、「敗神獣」との戦いの話。

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親バカ時々青春

書き記す、僕のゲームの物語、僕の子育てと青春…とは言い難いなんとも言えない…まぁバカ10人の話です。 「『“7月13日” 午後15:00 都内某区 とある青年がゆっくりと歩みを進めるひっそりとした路地をゆっくりと…』 …いやこの始まり方は違うな…これじゃ某異世界物と変わらねぇな…やり直しっと」 メモを破り捨て投げ捨てる、そのシーンの通りに歩みを進める、青年はそのワンシーンを再現しながら。 ゆっくりと文字を書く、漫画を読んで僕はその好きなキャラクターと同じ行動を取る、気になったんだ、どんな心情でどんな事を書いているのかを、気になって気になって仕方なかったんだ、そのリアリティを作るには僕自身が主人公になるしかない…と、そして行き着いた先は自身の性格を投影したアンダーグラウンドな世界の話 今度こそ僕は満足できる、そう確信して手を進める、カリカリと削れて行くペン先 そして目線を上げる、目の前に、トランクが浮いている。 “?” そこには「トランクケースが浮いている、皮でできたよくあるふっるいトランクケースが浮いている」 (あれなーに言ってんだ俺、遂に頭まで可笑しくなったか?)そんな首を傾げた直後、異常な速度で吸い込まれ、トランクの中へ そして俺は思った(くっそデジャブだな、そして「見た事ある」多分相当作者は厨二病なんだろうなぁ)と。 そして目を覚ます、そこは歪み霧がかった空間 「あー成程、ここで俺は多分『これから異世界で生活して貰います!』とーか言われるんだろうなぁ…くっそつまらんデジャブだ」 あ、申し遅れました僕は作家(自称)でフリーターやってます【斧田 陽斗】と申します、以後お見知り置きを。 まぁ色々話す事や、身内事情説明すんのはすっ飛ばして、本編だ。 「陽斗:へぇ〜あらあらご丁寧に芝まで生えちゃって、ここは別の作品とは違う点だな、大体畳とか敷いてあったりするしなぁ、まぁここはなんだ?まぁ自然的な神様が居るパターンか?」 そんな独り言を呟きながら僕は辺りを見回す、たまに小さな石やヒビの入った大岩、木そしてそれに吊り下げられた鳥籠、虫とか穴とか…ココナンデスカ?モリデスカ?サッソクイセカイデスカ?やだよー?説明もなししかも能力付与された感じもない。 「陽斗:さーて…俺は何の為に呼ばれたんだこれ、もうこれじゃただの…あーなるほど大体分かった…」 スっと立ち上がり上を向く、スーッと胸一杯に空気を吸う。そして直感で俺は察した事を叫ぶ。 「陽斗:飯の時間だ!集まれ!」 その謎の空間に声は反響する様に響き渡る。実際彼の耳にも届く程、そして彼の想像通りガサガサと何かが近づく。 「陽斗:よーし予想する…お前は…エルフだ!」振り向きながら近づくそれを指刺す、それは小さな翼の生えた少女だった 目を擦る。 “それは小さな翼の生えた少女だった” パチパチと2人瞬きをする…瞬間…俺は 「陽斗:(ブチッ)ドーコーダァ!?コイツノオヤ!!デテコイゴラァ!」 一瞬にしてブチキレた。 彼はすっごく心配性で子供がとにかく大切だった、未来の希望だーとか日本の宝だーとかではなく純粋に子供が好きなのだ。 理由はすっごく単純【4兄弟、長男、愛され、楽しい家族】小さな子供に愛情芽生える筈が無く、異常な父性。 彼は簡単にブチキレたこの子を1人でこんな所にほっぽり投げたのが泣く程許せなかった。 「謎の少女:ェ…アッ(目をパチパチとさせ」完全に驚いている。 瞬間彼は少女に駆け寄る 「陽斗:大丈夫?怖かったね?霧の中だし暗いからね?怪我は無い?親御さん達は本当にどこ?お腹すいてる?飴ちゃん食べる?」 弾丸の様な質問、彼の悪い癖、てかオタク全般に言える悪い癖、マシンガントークである。 (陽斗:と、とりあえず親の所に届けないと、もしかしたら探してるかもしれない) 「陽斗:えーっと…パパとママ何処かなー?」 と問うと彼女は青年を指刺す。 (陽斗:いっっやおっかしぃだルォ!?俺な訳!…あー何となく察した)そう思い冷や汗と共に後ろを振り返る。 巨大な飛龍が居た、瞬間彼は硬直する、数秒の出来事だった。 轟く彷徨、ぶっ倒れる青年、泡を吹き倒れる。 脳裏彼は思った。 (陽斗:俺…起きたら勇者になってねぇかな) 【続く】

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代わる代わる

僕の仕事が変わった、新しくラーメン屋の仕事に、父と仕事がしたい、だから修行させて欲しいと、金欲しさに父の経歴を汚したのだ、本当に父の為と動くのであれば、金など枯渇させず、たらふく蓄えたであろう、父の背中だと父の為だと考えるのであれば僕は父の話を心から聞くだろう。 僕は嘘つきだ育て親でさえ踏み台にしようと、恩など知らぬと切捨てさんとする文字通りの親不孝者だ。 知ってる様で知らない 僕はアニメで見た凡人…以下なのかもしれない

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代わる代わる

孤独

今日祖父と話した、「自分の今後の事」「自分の思っていた事を」そうしたら祖父は「最近の子はそうた、暗いことを考える結婚したくないのも、女性側はイケメンだとかで目指そうとしているから少子化も進む、男も趣味だとかなんだとかで伸びるんだ」と、まぁご最もだと思った、祖父の家族は良い家族だと思っている、私の母に、親戚のおじさんおばさんが1人ずつ、あと病気らしいが亡くなった人が1人、波乱万丈のこのひとりを含めたら充実した人生と言えるだろう、そして挫折をせずよく、3人を育てられた、私にはその1人目で折れるだろうそんな祖父母、2人を私は尊敬できる、私を育てた父親母親2人も4人を育てたという点では天才だと思ってる、まぁ私は最近その愛を感じれなくなってしまった悲しいというか親不孝と言うか、酒を飲んで忘れる点を見れば「人でなし」だろういつから私は、いや私に限らないこの世間の人々は親からの愛を忘れたのだろう、Twitterでは己が身を、自身の過剰な感覚で絶とうとする人が居る、私と同じ孤独を感じる住人なのだろうか、ネットには、そんな住人が多い、心の穴がぽっかり空いた寂しい住人が、構われたいと、見られたいと、そう感じる者が、このネットという巨塔に座り込んでいる所々で飛び降りている、私は家族のひとつの頭としてそれは出来ない、まだ出来ない、漫画の続きが気になるから出来ない、不思議だな、老いたくないなんて言っても私にはその楽しみが多すぎて出来ない、何が分かるのと言われても、私には孤独の文字しか分からない。

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孤独

落ちる夢、一瞬で終わる夢、そして私の場合予知夢を見る。 前日に後日の事が鮮明に夢に出るのだ不思議な夢だ例えば事故に合ったりだとか落ちる夢を見ると大体後日その夢に出た所に行く、親とだ。 だがある日不思議な夢を見た「2日に渡る大きな夢」だその夢は、海岸沿いの道路を走る路線バスだった、今でも鮮明に覚えている。青い青い、何処までも広がる綺麗な水平線の見える夢だ、そこに1人の白いワンピースの、少女が乗ってきた、私は「これは何処に向かっているんだ?」少女は「終点」と一言「じゃあ終点は何なんだ?」それに少女は「別れ」と返す。彼女の色んな事を聞いた、街で拾われ、大切に育てられた日々、沢山の思い出、私はそれを知っていた、キャンプをしたのも、学校での初めての授業で居眠りをしたのも、どれもこれも私の思い出だった。 私はその話に「似たもの同士なんだね」それに少女は「うん、楽しかった」過去形が少し気がかりだった、まぁ思い出なんてそんな物かと思う、それで夢は終わった。 2日目もバスだっただがそこでは、少女は何も話さなかった、私も話しかけなかった、何かあったのかと、正直思った、私も居てもたっても居られなかった、次の日は引越しで新居に移るのだから、そうしてずっと揺られているとバスは初めて「止まる」、少女は降りようと前の方へ「じゃあね」と、私は一言、そこに少女は「うん、今までありがとう」その少女は最後にそう呟き降りていった、過ぎるバス停に、少女の影はなかった私は座関を再度見る、そこには小さな熊のぬいぐるみがぽつんとあった。 私は目覚めると涙を流していた、小学生の冬の、不思議な出来事であった。 再度その夢を考えてみた、その日私は5年ほど大切にしていたぬいぐるみを捨てる日だった、私は親に「ぬいぐるみが大量にあるから好きなのを2つ残して他を捨てよう」と言った私には弟が居る当時はとてもぬいぐるみを大切にしていた、それを私は気にかけて「この子のを4個残してあげて、私はいいから」と言ったのだ、そのぬいぐるみを捨てに行くのに私も行った、父の会社の燃料になるのだ正直寂しかったが私は満足感でいっぱいだった。もしかしたらそのぬいぐるみが別れを伝えに来たのかと思っている。 そう信じている。そして私の手元には今も熊のぬいぐるみが置いてある、冬に起きた2日の不思議な夢だった

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夢

謝罪

平謝りは意味が無い、だから誠意を持って謝れ。 これは誰が決めるのだろうか、謝られた被害者だろうか、謝る加害者だろうか、それとも第三者の傍観者なのだろうか、目に見えない神なのだろうか真実は分からない、人の心はその本人にしか分からないのだ。 だから世界は法という物を作った、偽りだらけの偽善の塊だ、真実を知らなくてもその場にあったもの、証拠で決める、それが例え偽りであっても、疑われた奴が悪い。 それは神が本当に目指した世界なのだろうか。私には分からない、なんせ私達は神様本人ではないのだから。 神父もシスターもお坊さんも神主さんも神様の本心なんて知らない分かるのは、本当に神が記した物なのか分からないお言葉と教えと人柄。 誰も心なんて分からないではなぜ人は「人の気持ちを考えろ」なんて、言うのだろう。 自分のされたくない事をするなと言うけれど人の価値観はそれぞれ、私にはそれが分からない、勇者が魔王の目指す平和を知らない様に。 私は世間という魔王の心を知らない。

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謝罪

過去

自分の働いてる店に新人が来た、どうやら私の小学校の時の後輩らしい、正直思った、この子は私の様に汚れるのだろうか、匂いが着くのは当たり前だと思うのだろうか、周りから陰口を言われ心まで汚れるのか、それとも汚す側になるのだろうか、どうにか後者にはなって欲しくないのは私の我儘だろうか。 どうにかこの子が、私の様になって欲しくないと思った、汚れ、汚れ、汚れ続ける料理がしたいという純粋な気持ちすら忘れただ商品を機械の様に組み立てる、この子もそうなるのだろうか、だがこう思うのは私だけ、皆はお金の為。 こう思うのは私の仕事への気持ちの強すぎる拘りのせいなのだろうか 私は人の気持ちが分からない考えても見なかった、そう私は怪物だ。

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過去