夢
落ちる夢、一瞬で終わる夢、そして私の場合予知夢を見る。
前日に後日の事が鮮明に夢に出るのだ不思議な夢だ例えば事故に合ったりだとか落ちる夢を見ると大体後日その夢に出た所に行く、親とだ。
だがある日不思議な夢を見た「2日に渡る大きな夢」だその夢は、海岸沿いの道路を走る路線バスだった、今でも鮮明に覚えている。青い青い、何処までも広がる綺麗な水平線の見える夢だ、そこに1人の白いワンピースの、少女が乗ってきた、私は「これは何処に向かっているんだ?」少女は「終点」と一言「じゃあ終点は何なんだ?」それに少女は「別れ」と返す。彼女の色んな事を聞いた、街で拾われ、大切に育てられた日々、沢山の思い出、私はそれを知っていた、キャンプをしたのも、学校での初めての授業で居眠りをしたのも、どれもこれも私の思い出だった。
私はその話に「似たもの同士なんだね」それに少女は「うん、楽しかった」過去形が少し気がかりだった、まぁ思い出なんてそんな物かと思う、それで夢は終わった。
2日目もバスだっただがそこでは、少女は何も話さなかった、私も話しかけなかった、何かあったのかと、正直思った、私も居てもたっても居られなかった、次の日は引越しで新居に移るのだから、そうしてずっと揺られているとバスは初めて「止まる」、少女は降りようと前の方へ「じゃあね」と、私は一言、そこに少女は「うん、今までありがとう」その少女は最後にそう呟き降りていった、過ぎるバス停に、少女の影はなかった私は座関を再度見る、そこには小さな熊のぬいぐるみがぽつんとあった。
私は目覚めると涙を流していた、小学生の冬の、不思議な出来事であった。
再度その夢を考えてみた、その日私は5年ほど大切にしていたぬいぐるみを捨てる日だった、私は親に「ぬいぐるみが大量にあるから好きなのを2つ残して他を捨てよう」と言った私には弟が居る当時はとてもぬいぐるみを大切にしていた、それを私は気にかけて「この子のを4個残してあげて、私はいいから」と言ったのだ、そのぬいぐるみを捨てに行くのに私も行った、父の会社の燃料になるのだ正直寂しかったが私は満足感でいっぱいだった。もしかしたらそのぬいぐるみが別れを伝えに来たのかと思っている。
そう信じている。そして私の手元には今も熊のぬいぐるみが置いてある、冬に起きた2日の不思議な夢だった
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2023/2/4 16:07
マロスク
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