しんきユーザー
13 件の小説私は、お父さんが嫌い
タイトルの通りに捉えて構いません。 私は、お父さんが嫌いです。と言っても、お父さんの存在を否定するほどではありません。お父さんという存在が重要なことであるのはわかってます、はい。 お父さんは様々なジャンルの本を持っていて、自分の遊びにも付き合ってくれます。世間ではノリがいいお父さんと言うそうな。 しかし、どうにも我慢ならないことはあるもので。 出した皿は洗わない。椅子の位置を戻さない。夜中にテレビをつけっぱなし。トイレットペーパーを逆にして、直してと言ってるのにちっとも直らない! と言った内容を友人兼先生に愚痴をこぼしたら「そうゆう細かいところじゃなくて。もう少し大きいことらないの?」と言われた。 私の姉や同級生なら先生を酷いと返しただろう。だがそうはしなかった。なぜなら、我ながら小さいこととは思っていたもので。 酔っ払ったら大声で姉と口論になる。口論になることはまだいい。長く暮らしていたら口論になることはあるものです。しかし、大声はいただけない。なぜなら耳鳴りになったからです。 声量を小さくするか、上品な大声を出すか、どっちかにしてもらいたいものです。
記憶
この言葉について味わい深い話はできないので、ふと思った話をしましょう。 私は嫌なことをしてきた奴のことは忘れてます。人に言われて「あーそんなこともあったなあ」と、思う程度です。 それぐらい私は、一度忘れようと思ったら大体忘れることができます。 だがしかし、それに慣れてしまったからか、「忘れちゃダメだろう」ということまで忘れてしまいます。 これを読んでて、みなさんは不便だなあ。と思ったことでしょう。そうでしょう? でもこれ、私たち人間にしかできない、AIはどれほど見習ってもできない芸当です だからみなさん!嫌なことは忘れよう!いいことを一つでも覚えましょう!解散!
ただの好きなカプ話
自分が好きなものの話になってしまいますが。 好きな人に泣いたり、弱りながら縋られて、ため息つきながら 「そんなことされたいんじゃない」って表情が無になるカプが好きな自分がいる。見限るとかじゃなくて嫌いになりそうなことするなよって静かに怒る感じかな。これは自分で書いてて楽しくなってしまう。 自分にそんな気は全く無いのに執着されて、困るでもなく、うざがるでもなく。ただ見てるだけだったり、どうでもいい様子にしてるのが好き。 これもまた自分で書いてて楽しいという話。 ただの創作語りになってしまいました。楽しかったことに該当するといいのですが。
なんか好きになれない人
はっきりとした理由はないけれど、好きになれない人がいる。 自分の悪口を言ってくる奴。そいつは嫌いというより苦手だ。好きになれないとかじゃない。 わざと自分を怒らせる行動をしてくる人。うん、嫌いだ。 好きになれないとかそんなんじゃーない。 変なおせっかいをしてくるとかじゃない。しつこくだる絡みしてくるわけでもない。靴に石を入れてくるわけでもない。ランドセルの中にカエルを入れてくるわけでもない。 ただ。ただ何か。はっきりとは言えないが。 何が好きになれないのかわからないから、好きになれないのかもしれない。
秋のおくりもの
学校の帰り道での話。ありきたりな通学路を歩いた。つい最近まで暑い暑いと吐露していた帰り道が、暑さに慣れてきた身体には寒いので静かになることが多かった。 そんなよくあることの中、毎日通る神社で明らかに変わってるものがあった。 一本の木だけ楓が赤くなっていた。赤くなるのにはまだ早いのに、私は気になってその木の近くまで行った。行ったら。 突然雨が降ってきた。これはあれだ、秋雨の一つだろう。一年ぶりだなーとは思えなかった。 なぜなら傘を持っていなかったからである。私は神社で罰当たりかもしれないが雨宿りすることにした。 そうして雨が止むのを待っていた私は、 きりぎりすが鳴くのを聴いた。 待て待て、私が言いたいきりぎりすは、今では古い言葉だ。コオロギのことである。まだ夕方にもなってないのに珍しいなーとは思えなかった。 なぜなら雨が降っているからである。雨が降っているのになぜ聞こえるのか。さらに濡れるのをわかってて、コオロギが鳴く方に向かった。 夢中になって、鳴る方に向かっているとだ。 コオロギが鳴くのが止んで、なんとなく上を見上げると。 秋の高い空が広がっていた。世間では「高く澄んでいる」と言うらしい
建築家型と友達
私の友人は、デリカシーがないと言われる。 「なんでそんなことを言うの?」「人の感情がないの?」と言われているのも、何度か見かけた。(それをはっきりいってくるやつの方が、感情がないと思うのは仕方ないことと受け取っていただきた い) 友人は、そんなことを言われてどこ吹く風なのか、自室の本棚から本を選んでいた。 少し気になったので「不本意では無いのか?」と、友人に尋ねた。 「好きで、人を不快にすることを言ったんじゃない。かと言って、不快にしたく無いと思って言ったわけでもない。考えてもごらんよ。 何故わざわざ他人と関わる必要があるの?他人を不快にさせて私に何の得があるの。他意は無いことぐらい、わかってて感情の有無を聞く方が、私にはよっぽど理解できない」 そう言った友人は有名な戯曲「ロミオとジュリエット」を読んで爆笑していた。あえて反対意見につき、鋭いところをついてるあたり、友人のMBTIは「ENTP」なのかもしれない かく言う私も、友人の言い分が理解できるので、「INTJ」なのかもしれないが
犯罪者を愛するのは、悪いことなんですか?
愛してたんです。今も愛してるんです あの中身のない、隙を見せない、何を考えてるのかわからない、 フェイクで包まれてるような、 幻のような雰囲気が、神秘的で、素敵だったの 愛してるの あの人にしかないあの空白を、あの人を形作るあのブランクを、 私の愛で包ませたくなるほどに、私の愛で満たさせたくなるほどに、愛してるの 社会が煙たがるあの人を、幻のあの人を、私は愛してるの いけませんか?犯罪者を、あの人を愛するのは、悪いことなんですか?
少女の苦痛
生理が終わろうとしているのに、またお腹が痛くなってきた 私は姉がいるのだが、姉の態度や話し方を疑ってしまう 姉の親との口頭。姉の兄との口頭。 なぜかセンスを疑ってしまう 態度や話し方にセンスを問うのはおかしいだろうか おかしいことなのでしょうか
街路樹
何度も通った道なのに、樹々の名前を忘れる時があるもので。何度も通った道なのに、何が咲くのか忘れました 気になる人に聞かれて、名前をかろうじて思い出しました。名前を答えた私は気になる人の目には覚えがいいとうつったでしょう。気になる人は微笑みました 私は、気になる人に恋をしました 月日が流れ、樹々に花が咲く頃に、私は告白をしました しかし気になる人は断りました 逆恨みではないのですが、八つ当たりとして 私は一生街路樹の花の名前を、もう、誰にも答えることはないでしょう
ノーベル賞と好きな人
あーーー好きー なんなんだよ。なんでここにいるんだよ 俺の好きが集合してるよ。俺のこと意識してない感がたまらないよ。あ、目があった 俺のこと好きですか?そうじゃないですよね違いますよね、勘違いしました。自首します あーてか、俺のこと全く意識してない、好きじゃない、用はないところ好きです。目があったら俺のこと瞬きした瞬間目を逸らしてるもん、好きじゃないよね だが俺は好きです あー好きー。好きと言う言葉を作った人は誰だよ もらってるのかな?あげたいよ ノーベル賞を