寂しがり屋

 神よ、私は神を信じません。話す相手がいないので神に話します。  十五歳の私に寂しさが襲いました。 両親、兄と姉、祖父母が同じ年、同じ場所、同じ日に死んだんです。原因は地震を人為的に引き起こす科学者の実験。科学者は地震を少なくするための実験として行ったそうです。 科学者は逮捕されました。 これまでの発言で、神は私が誰かに恨みを抱いてると思ったことでしょう。そんなことはありません。家族がいなくなった原因に対する怒り、恨み、憎しみ。敵討ちに苛まれることができた方がどれほどマシだったか。  私は寂しいです。家族がいなくなって、寂しいのです。家族と過ごすことが、私にとって生きる意味で、役割で、生きるために不可欠なことです。 私は寂しさでいっぱいです。きっと富を築いても寂しさが目立つでしょう。多くの人間にチヤホヤされても寂しさが目立つでしょう。あらゆる快感を持っても、寂しさが私を悩ませるでしょう。
しんきユーザー
「演歌の花道」のナレーションと「夢グループ」のCMが好きなちょっと変わった人です 好きな本は「ハリー・ポッター」です