アズミオ
14 件の小説アズミオ
基本的にTRPGのリプレイ小説とファンタジー小説を書く予定、執筆初心者で国語力は高くないです。 一応中学生、厨二病はもう過ぎました、多分。 じゃんじゃん話しかけてくれると嬉しいです。 アイコンは五百式カットインメーカーで作りました。
ホークアイ〈Ⅱ〉
「さて、念の為もう一度言うぞ。」 悪者らしい格好に変装した警察はタバコの交換カートリッジを下に取り付けると一服する。 「ふぅ…まずお前をダーティーラット御用達の奴隷オークションに出品する、そこでダーティーラットにお前を落札してもらって潜入する、以上。」 「そんな雑な感じでいいのか?、それにダーティーラットが俺を選ぶとは限らないぞ?」 「ああ、それならお前の"それ"を使えばいいんじゃないか?」 そう言って、警察は俺の右目を指さす。 「…確かにこれを使えば興味を持たれるだろうけど…奴隷がこれ使って大丈夫か?」 「ああ、それなら全然オークション中に使ってもいいだろ、檻に入れられて何も出来ない奴隷なんて警戒されるわけないしな。」 「まあ…大丈夫なら。」 俺はキャリケースを檻の中に放り込む。 「…お前それを持ち込む気か?」 「当たり前だろ?、もしかして持ち込めないのか?」 「あ〜…全部は持ち込めないな、だけど数個くらいなら行けるんじゃないか?、衣服に忍ばせられればだけど。」 ふむ、それだったら。 俺はキャリーケースの中から拳銃と500発ほどの弾丸、そしてサイレンサーを取り出す。 「最低限、これがあればいいかな?」 「そうか…まあそれぐらいなら上手いこと隠せば何とかなるだろう。」 警察がそういったかのを聞くと、俺は檻の中に入り、服の死角となる箇所に拳銃と弾丸とサイレンサーを隠した。 「おし、準備万端だ、会場に連れてってくれ。」 「了解。」 警察は俺に目隠しをすると、ガタンと音と共に檻の中がカタカタと揺れる。 どうやら会場に向かって歩き出したらしく、車の排気音が微かに聞こえてくる。 俺は"右目"に力を込めて周囲を見渡す。 『鷹の目(ホークアイ)』、とある事情によって手に入れた異能力に類する目。 右目に力を込めることで『透視』、『遠視』、『暗視』、『未来視』、『威嚇』をすることが出来る。 今は透視と暗視を使って外を見ている。 どうやらトラックに乗せられているらしく、見慣れない空中道路を走っていた。 まあ奴隷オークションとかいう明らかヤバそうなイベントを大都会でやるわけないわな、多分この下の東京辺りでやるのか? さて…そういえば潜入した後に何をやればいいかとか聞いてなかったな、確かさっき服を見た時に… 俺は裾の辺りを探る。 そこから1枚の紙切れがポロリと落ちてきた。 俺はそれを拾うと暗視を使って内容を読む。 「※この紙は読んだ後、必ず誰にもバレない場所に隠す、もしくは処分すること。 今回この依頼をした理由はダーティーラットの壊滅を進める、というのが主な理由となる。 依頼内容を説明する時に警察を潜入させることを試み、失敗したと言ったが、実は1度に10人ほど送り込んで1人だけバレずに今も潜入を続けている者が居る、まずはそいつとコンタクトを取ってくれ、そいつが次やることを教えてくれるだろう。」 …なるほどね。 俺は紙を読み終えると、鉄格子に擦り付けて文字をぐちゃぐちゃにした後にビリビリに破いて撒き散らした。 さて、今の内に作戦でも考えておくか。
クエスト〈Ⅰ〉
東暦2051年8月1日金曜日。 時刻は午後3時に差し掛かった所だろうか。 人口浮遊都市『天柳(そらやなぎ)』北部。 ほとんど機械化が進んだ都市の中でも機械化がほとんど進んでおらず、和を感じられる地区である。 最先端の技術によって活気づく街とは裏腹に叶え屋『柊堂』は今日も閑散としていた。 「ふぁあ…眠い。」 俺はソファに座って机に頬杖をつきながら欠伸をする。 「今日も仕事無しかよ…平和なのはいい事だけどさあ…」 そろそろ寝るか?いやまだ3時だし流石に今寝たら生活リズム崩れるよな…?いやもう崩しちまうか? そんなことを考えているとコンコンと1階の扉が叩かれる。 「ふぁあい、今出ますよ〜。」 そう言うと、俺は階段を降りて玄関の扉を開く。 そこには黒いスーツに身を包んだ30代前半ほどに見える男性が居た。 「…警察か?、俺に何の用だよ。」 「あぁ急で悪いが仕事の依頼だ。」 「もう午後3時だぞ?…たく、で依頼の内容は?」 「依頼は世界最大の犯罪組織『ダーティーラット』への潜入だ、もちろん報酬は豪華にしてやる。」 「ふーん…なんで俺に依頼したんだ?」 俺は当たり前の疑問をぶつける。 「警察の人間を送る事も考えてみたんだが犯罪組織ダーティーラットならば素性調査等をされれば直ぐに気づかれてしまう、そこで君のような辺境の地に何でも屋をやっている変わり者、柊颯(ひいらぎはやて)の出番というわけだ。」 なんで名前知ってんだよ… 「まあ確かに警察が行くよりはバレにくいだろうな、だけどあくまでもバレにくいだけだ、辺境の地に何でも屋をやっていたとしても素性調査でバレるだろうし、何でも屋はどちらかと言えば探偵に近しい職業だ絶対に疑われるぞ?」 「それに関しては問題無い、こちらが君に関する極わずかな資料を改変すれば疑われることは無い、ダーティーラットも君みたいな人間1人1人を監視対象にはしてないだろうしな。」 「あ〜…それだったらいけるか、報酬は後払いでいいぞだけど、かなりの金額を請求するがな。」 「ふっ、成功したら最低でも5億の報酬は約束しよう。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「それで?、この格好はなんなんだ?」 あの以来を受けてから約1ヶ月。 俺の準備は1週間程で終わったが、警察側の準備がかなり難航したらしく、かなり時間が経ってしまった。 「ああ、それは奴隷服だ。」 「…今なんて?」 「奴隷服と言った、お前には奴隷になって潜入してもらう。」 「oh…マジか。」 「マジだ、お前は奴隷としてダーティーラットに潜入してもらう。」
第4話クリティカルを許してはいけないその2
オークションが開始された。 商品の内容はPCにはよくわからないものが大半だろう。古のものの化石、ミ=ゴとイス人の電気銃セット(改造済み)、奴隷用調教済みショゴス、ヘビ人間が作った巨大メカの一部、超高級ミード……。 中には価値のわかるものや使い道が想像出来そうなものがあるかもしれない。それでも出品されているもののほとんどが非倫理的で、理解が出来なかった。 しかもそんな商品をここに参加している客はとんでもない大金を支払って購入しているのだ。 誰一人取り乱すことも、糾弾することもない。皆一様にこれが当たり前であり、価値のあるものだと信じている。 このような冒涜的な状況にSAN値チェック(1d2/1d4) アズミオ「あれ?」 KP「ほらさっさと振りやがれ!、そして死ね!」 凛童SANチェック14→34失敗 1d4→1 アズミオ「ふん、効かないねえ!」 KP「お前本当になんなの?」 沢山の商品が競り落とされるのを見送り、「喋るカブトムシ」が900万円で決着がついた次だった。 パッと、ステージ奥のスクリーンに映像が映る。 そこにいたのは檻の中に閉じ込められている高橋だ。 アインス「世にも珍しいカブトムシの次は、王道中の王道、生きた人間でございます。生贄にするも、実験に使うも、洗脳して信者とするも、ありとあらゆる使い道がある万能商品!」 アインス「今回用意させていただいた人間はごく普通の外見、捕まったあとの態度から察せられる性格も一般的なものと考えられるでしょう!」 映像の中の高橋は見る限り大きな怪我もなく無事のようだ。 アズミオ「そういえばお金はどうしよう。」 アインス「ではこちらも購入希望の方は札をご提示ください。初めは1000万からとなります」 一通りの説明の後司会はそう言った。 高橋を買い落すのであれば札を掲げ、このオークションに参加するしかないだろう。 アズミオ「参加したいけど…このキャラ金がねえ。」 KP「どうする?参加しないって事もできるけど。」 アズミオ「KP、参加者の金を奪います。」 KP「別にいいけど、失敗したらどうなっても知らんぞ?」 アズミオ「いやいや失敗するわけないでしょ。」 KP「それをフラグと言うんだが…」 アズミオ「いやいやKP、今日の俺は…」 凛童隠す15→5 クリティカル 凛童隠れる10→9 成功 凛童忍び歩き10→2 クリティカル アズミオ「絶好調だということを、忘れるなよ?」 KP「???????????????」 アズミオ「さあKP!、大金をよこしやがれ!」 KP「えぇと、それじゃあ貴方は1d100億を手に入れます、振ってください。」 1d100→99億 KP「凛童はw99億を手に入れますw。」 アズミオ「笑いこらえきれてないじゃん。」 KP「お前がクリティカルで暴れるせいだろ。」 アズミオ「それもそうか…それじゃあオークションに参加するぞ。」 KPCの購入希望者はPCを除いて2人だ。合計五人以下になるため即座に口頭での金額提示が開始される。PCは近くにいたスタッフにマイクを渡され金額を宣言することになる。 心理学を使用することでNPCがまだ戦うつもりがあるのかどうか、あるいは諦める寸前なのか、そういった様子がわかるかもしれない。 アズミオ「10億円賭ける、それで一発だろ。」 KP「まあ…1人の人間に10億以上は賭けないわな、はい貴方は見事高橋を落札する事に成功します。」 最後まで札を立てているのは貴方だけだ。客席を確認した司会は改めて貴方の方を見る。 「そちらの方が10億円で落札です!」 その台詞をもって、貴方の高橋の購入が確定した。 その後もいくつかの商品がオークションにかけられ、いつの間にか全てが終了していた。 参加していた客たちは順番にホールから立ち去っていく。 貴方がホールを出て行こうとしたタイミングでスタッフから声がかかる。 購入した商品の引き渡しとして1デッキ貨物室に来ることを伝えられ、購入権利である檻の鍵を渡されるだろう。 またその場で購入手続きが行われる。 支払いを済ませ鍵を受け取り、最下層に向かうため階段を下りればスタッフが立っていた。どうやらオークションの品物を受けてとりに来た客を待っているようだ。 鍵を見せれば貨物室まで案内してくれる。 広い貨物室は衝立のようなもので区切られいくつかのスペースに分けられていた。 ざっと見るところオークションに出されている物品が仕分けし、置かれているようだ。 案内してくれたスタッフは角まで辿り着くとこちらですと衝立をずらして中に入れてくれる。 衝立内部には映像で見た通り檻があり、その中に高橋がいた。 高橋「え?、ちょお前なんでここに…」 凛童「助けに来たんだよ、ほら帰るぞ。」 スタッフ「鍵をこちらに。また、拘束具などはご入用ですか? 手錠、リードなどがありますが。」 凛童「いや、必要ない。」 KP「貴方がそう言うとスタッフは鍵を渡すでしょう。」 凛童「高橋を檻から出すぞ。」 高橋「おお、ありがとうな!」 凛童「なあに礼は要らない、友人を助けただけだこれで今までお前から受けてきた色々はチャラだな。」 高橋「まあ、そうだな。」 凛童「それでそっち目線何があったんだ?」 KP「そう聞くと、高橋は次の事を貴方に教えてくれるでしょう。」 ・連れてこられて無理矢理檻の中に閉じ込められた ・オークションで高値で売られたらしい ・特に怪我などはない ・他に捕らえられている人間はいなさそうである アズミオ「じゃあまじでフィア達がやらかさなかったら良かっただけの話じゃん、クリティカル出してなかったら終わってただろ。」 商品の受け取りが終了した時点で貨物室及び1デッキからの退出を促される。 再びこのフロアは関係者以外立ち入り禁止となるだろう。 スタッフのいないところまでやってきた時点で高橋が凛童に鍵を渡す。 高橋「スタッフが落としたの拾った」 と言いながら差し出された鍵には部屋番号がある。 この番号は確か、スタッフルームとして使用されている部屋だろう。 KP「ここからしばらく高橋と一緒に探索です。」 アズミオ「それじゃあスタッフルームに行くか。」 高橋が拾ったという鍵を使うと簡単に扉は開いた。 スタッフは全員出払っているようだ、誰もおらず荷物だけが置かれている。 机の上には広げっぱなしの本があった。 手書きの文章が書きこまれており、表紙を確認すればdiaryと書かれていた。 装丁もまさにザ日記といった感じだ。 だが中を見ればそれほど熱心に書かれているわけではないようで、最初の数ページこそ奮闘の痕跡があるが途中からは一行しかない日や日付が飛んでしまっている。 記載した人の性格がありありと伝わってくるだろう。 アズミオ「日記を読むぞ。」 『日記』 ※重要そうなところのみ抜粋 〇月×日(最初のページ) 日記をつけることにした。日々のクトゥルフ様への信仰や業務についてここに記していけば、完成する頃には魔導書にも等しい日記になるだろう。我々の支部は教団の末席に座する下っ端にすぎないが、それでも我が神への想いは負けていないはずだ。いつの日か我々の活動が実を結ぶことを祈り、これを日記の書き始めとしようと思う。(以下長々と意味がありそうでない文章が続く) 〇月×日 チーム内のコードネームをドイツ語で統一した。我々が最近名乗っているS.D.も、ドイツ語だ。部下たちは格好いいと喜んでいたが、果たして理解しているのだろうか、やや不安が残る。 〇月×日 先日から度々観測された怪電波について、初めは他の邪神を崇拝する者共の企みではないかと考えられていたが、どうやら違うらしい。というのも釣りに行った部下が動画再生中に受信したらしいノイズというものがクトゥルフ様のシルエットによく似ているように見えたそうだ。もしかしたらクトゥルフ様が我々に何かを伝えようとしているのかもしれない。調査を進めねばならぬ。 〇月×日 遂に理解した。あの電波は間違いなくクトゥルフ様の意志である。我々はこの状態のクトゥルフ様のことを「コラジン」と呼称している。クトゥルフ様の精神であり、電子機器への干渉が可能だという。素晴らしいことだ。まさかコラジン様を受信することが出来るなんて。しかし今のところは瞬間的な受信でしかなく、明確な意志を理解するには至っていない。様々な周波数を試し、より強くコラジン様を受信出来るようにならねば。 〇月×日 部下の誰かが言った。「メカのクトゥルフ様を用意してそれをコラジン様に操作してもらえば、それは実質クトゥルフ様なのでは?」と。 天才か? 〇月×日 コラジン様を受信するための周波数は概ね特定出来てきた。海に近いほどにはっきりと受信できることもわかっている。ならば海にメカクトゥルフ様を用意するのが一番いいだろう。この試みが上手くいけば、星辰が揃うのを我慢せずともいいのだ! 天気が悪くて泣き寝入りすることもない!! いけるぞ! 〇月×日 定例オークションが近い。どうにかそこでメカクトゥルフ様をお披露目出来ないかと考えているが、間に合わなそうだ。しかし中途発表という形であれ公開すればより多くの賛同者、もといスポンサーが現れるかもしれない。 〇月×日 メカクトゥルフ様のお傍に近づくための特別な船を作成している。このうちの一つをオークションで出してみてもいいだろう。 〇月×日(本日の日付) 書こうとしたところでやめたのか日付だけが記入してあり空欄だ。 狂信者の日記を読んだことによるSAN値チェック(0/1) アズミオ「あ、これはまずい。」 凛童SANチェック13→40 失敗 KP「やっと発狂したか、不定の狂気表を振れ。」 1d10→3 幻覚 アズミオ「それじゃあ親に怒られる幻覚を見ます。」 アズミオ「発狂ラウンドは…」 1d10→7 アズミオ「7ラウンドか。」 凛童「お願いだあら!、許してくれよそれくらあい!」 高橋「ちょ、お前大丈夫か?」 アズミオ「高橋精神分析持ってる?」 KP「15ならあるぞ。」 高橋精神分析15→6 成功 アズミオ「やったぜ。」 KP「今日のダイスおかしすぎるだろ…それじゃあ発狂は解除されます。」 アズミオ「おけ、それじゃあ置いてある荷物を漁るぞ。」 KP「おけわかった。」 荷物の量を見てもそこその人数分ありそうだ。 アズミオ「目星だな、高橋の分も振るぞ。」 凛童目星25→52 失敗 高橋目星50→49 成功 KP「それじゃあカバンの中から何かの設計図を見つけるぞ。」 設計図 何らかの乗り物のようである。“SKC号”と名付けられていた。 一部バツ印がつけられていて、上手く動かないと走り書きがあるのがわかる。 また『パスワードヒント:S.D.のS』とセキュリティ意識の低いメモが残されていた。 KP「ここで、目星もしくはアイデアを振ってください。」 凛童目星25→75 失敗 アズミオ「高橋は振れないのか?」 KP「ん〜、まあいいぞ。」 高橋目星50→92 失敗 アズミオ「あーらら、まあさっきまでクリティカル祭りだったしこんなもんか、それじゃあ残りの4デッキを調べるぞ。」
折セカ サイドストーリー 〜春藤迅助〜
「んあ〜、どうしようか。」 スマホをの予定帳を開き神高二年の春藤迅助(しゅんどうじんすけ)は頭を掻き回す。 予定帳には『墓参り、毎年絶対に行くこと』と書かれている、だが誰の墓参りかは書かれておらず、親に聞いても教えてくれることはなかった。 「毎年行ってるけど海月にカラオケ誘われたんだよなあ…」 「流石に墓参り優先か?、でも誰の墓か知らないし、でも絶対行けって書いてるし…でも海月とのカラオケ行きたいから…」 迅助は数分ほど悩むとLINEを開き、海月に連絡を入れようとする。 メッセージを入力して送信ボタンを押そうとした瞬間、迅助はグラり体制を崩した。 「…やっぱり墓参り行こ、よくわかんないけど行かなきゃ行けない気がする。」 迅助は最低限の荷物を持って親の車に乗って墓地へと向かう。 車の中で迅助は頬杖をつきながら窓の外を見ると母親に質問を投げかけた。 「…どうしても誰の墓参りか教えてくれないのか?」 「どうしてもよ、自分で思い出しなさい。」 「なんだよ、今年もそれかよ。」 「…最初の墓参りの時に教えたら自殺しかけたんだから、無理に決まってるでしょ。」 「ん?、今なんて…」 「なんでもない。」 それから数時間、春藤家の墓の前に立つと迅助は桶に汲んだ水を墓にかけ、手を叩いて目を瞑る。 「…今年も来たよ、結…ごめんな。」 そう言うと迅助は目を開けて、少しの間棒立ちする。 (…何考えてたんだっけ?) そう思いつつも迅助はその他諸々を済ませると家に帰った。 「あぁ〜、意外と時間かかったな…もう午後4時か。」 迅助はベッドにダイブするとスマホのLINE開く。 「今からでもカラオケ行けるか?…無理そうだな、しゃーない、舞でも呼びつけて映画見に行こ。」 そして迅助はまた全てを忘れるのだった。 作:アズミオ 迅助君の墓参りをどうにかして書いた結果なんか怖くなった、凄い特殊すぎる記憶の無くし方だけど何がどうしてこんな事に…
第3話クリティカルを許してはいけない
KP「探索者は1時間後のオークションまでに2ヶ所探索が出来る。」 KP「探索可能箇所はこれね。」 〇探索可能箇所 1デッキ エンジンルーム/貨物室 2デッキ ラウンジ/客室/スタッフルーム 3デッキ ホール/テラス 4デッキ 展望ラウンジ/Bar アズミオ「エンジンルームは探索しときたいな、あとは…ホールとか?」 KP「おけ、それじゃあ1デッキから。」 一番下の階層となる。階段を下りると扉が閉められており「関係者以外の立ち入りを禁止しています」の張り紙がしてあった。 鍵がかけられており中に入ることは出来なさそうだ。 アズミオ「あれ、これ1箇所しか探索出来なくなる?」 KP「いや流石にもう1箇所探索していいぞ。」 アズミオ「KPからの温情きたな。」 アズミオ「まあでも先に3デッキを調べるか。」 KP「おけ、それじゃあ描写するぞ。」 〇ホール オークションが行われる会場。オークション前であれば時間までの立ち入りは出来ない。 アズミオ「ここも情報ないのか?」 KP「いやまだテラスがあるから。」 アズミオ「そういやそうだったな。」 〇テラス 甲板に用意されているテラス席だ。地図を見る限りプールもあるらしい。 外に出ると潮風が直に感じられる。 いくつか机と椅子が用意されているが利用している人はいなさそうだ。 夜ということもあり海は真っ暗だが陸地の方を見れば夜景が楽しめるだろう。 アズミオ「じゃあプール調べるぞ。」 KP「おけわかった。」 甲板上に設置されているプールなのだが、プールの水面上になにか大きなものが置かれている。 よく見れば底にはついておらず、ギリギリ水に浮いているらしい。ならばこれは小型の船…なのだろうか。 船とは言ったものの、印象としてはアニメや漫画に出てくるような謎の小型の乗り物だ。 運転席らしき場所はあるが座席はない。立ったまま乗ると仮定すれば大人3~4人程度が乗れそうなスペース感である。ゆとりはないだろうが。 プールの周囲にはロープが張られておりそれ以上は近寄れない。ロープを越えていくことは簡単だろうが、プールの中に入らねばならず濡れてしまうだろう。 アズミオ「船って具体的にはどんな形?」 KP「立って乗る水上バイクみたいな感じかな。」 アズミオ「ふーん、なるほど、他に何調べられる?」 KP「アイデア成功で教えてやるよ。」 アズミオ「教える気ないじゃん。」 凛童アイデア15→64 失敗 アズミオ「まあ当然無理と。」 KP「それじゃあ探索を終えるか?」 アズミオ「いや描写内容もう1回見るわ。」 アズミオ「…あ、海あるじゃん、海調べます。」 KP「クッソ気づきやがった。」 アズミオ「お前殺意高くね?」 KP「こんなとんでもキャラ持ってきたやつに殺意を持たないとでも?」 アズミオ「草」 KP「死ね。」 ▽海 黒い水の塊だ。船や月明りが反射してうねっているのがわかるだろう。 アズミオ「目星かな。」 凛童目星→3 クリティカル KP「お前なんなんだよ!」 アズミオ「そんなこと言ってないで早く情報とクリ報酬をよこせ。」 KP「クソ…それじゃあ目星成長を。」 目星25↑63 成功 1d10↑4 目星29 アズミオ「しょっぱいけどまあいいや、情報よこせ。」 ▽目星成功 船の進行方向の先の方、キラリと何かが不自然に光って見えたような気がした。 アズミオ「もうちょっと詳しく見れない?」 KP「うーん、テラスからだとこの程度かな。」 アズミオ「おけ、それじゃああと1箇所だけいいんだよね?」 KP「ん?、まあいいよ。」 アズミオ「それじゃ2デッキを調べるぞ。」 KP「おけ、じゃあラウンジから。」 〇ラウンジ 煌びやかな雰囲気のラウンジだ。立食パーティーのようでビュッフェ形式に料理が置かれている。どれも力が入っており美味しそうだ。 そんな空間で身なりの良い人々が談笑したり一人で料理を楽しんだりと思い思い過ごしている。 ラウンジ内に入ればスタッフの一人が「ウェルカムドリンクをどうぞ」とトレンチに乗った小さめのグラスを勧めてくれるだろう。 周囲を見回していれば蝙蝠モチーフの仮面をつけた男が一人声をかけてくる。 蝙蝠仮面の男「どうぞいらっしゃいました、是非ごゆっくり楽しんでいってください。」 蝙蝠仮面の男「あぁ、仮面越しではわかりませんね。よければこちらを。」 そういって名刺を渡す。そのタイミングでスタッフに呼ばれてしまい彼は失礼、と会釈をして去って言った。 アズミオ「名刺を見るぞ。」 『名刺』 “Silber.Dämmerung. null”と書かれていた。 アズミオ「なにこれ。」 KP「ドイツ語だね、一応振れるぞ。」 アズミオ「おし、クリティカルだすぞ。」 KP「マジでやめろやめろやめろ。」 ドイツ語1→13 失敗 KP「よっしゃあ!」 アズミオ「出目はいいんだよな。」 KP「失敗したので何も分かりません。」 アズミオ「てかSilber.Dämmerungて銀の黄昏じゃん。」 KP「なんで分かるんだよ!」 アズミオ「あまり俺を舐めるなよ。」 アズミオ「ていうか、これクトゥルフ関係するのか、わんちゃん死ぬな。」 KP「私的には死んで欲しいかな。」 アズミオ「簡単に殺せると思うなよ。」 KP「ああもう…探索再開するぞ。」 KP「ラウンジではNPCと会話して情報を得ることが出来るぞ。」 アズミオ「それじゃあ主催者の事とか聞くか、普通に説得振ってと成功しないだろうしロールプレイで補正も貰いにいこう。」 凛童「すまない、ちょっといいか?」 モブ「ん、何の用だ?」 凛童「実はこのオークションに参加するのは初めてでな、知らないことが多いんだよ。」 モブ「ふむふむ、それで?」 凛童「見たところあんたは今回初参加って訳じゃなさそうだし、ビキナーズレクチャーって事で何かしら教えてくれないか?、例えば主催者のこととか。」 アズミオ「こんな感じで補正貰えないか?」 KP「それだけだと…+5かな。」 アズミオ「5分の1か、余裕だな。」 説得15+5→19 成功 アズミオ「ほらな?」 KP「(自主規制済み)」 アズミオ「言い過ぎじゃね?」 KP「わるい、つい口が滑った、情報だすぞ。」 ・なんだかオシャレぶってドイツ語、しかも略称で名乗ってる。 ・銀の黄昏教団でも大差ないだろう ・S.D.と名乗ってるの連中はアホの集まりだが、それでも銀の黄昏教団に所属しているだけあり一定の能力はある。 アズミオ「やっぱあのタコじゃん。」 KP「否定はしない、それで探索は終わりでいいな?」 アズミオ「?、ああ別にいいぞ。」 KP「分かった、次は客室だな。」 〇客室 船に本来ある客室を個別の休憩室として利用している。 扉が閉まっている部屋は利用中、開いている部屋は使用していいようだ。 いくつかの扉は閉じられており既に利用している人がいることがわかる。 凛童が廊下を歩いていれば扉が一つ空き、中から人が出てきた。 困った様子の女性はキョロキョロと周囲を確認してから凛童に声をかけてくる。 女性「スタッフの方見なかったかしら?」 女性「部屋でラジオを聞こうと思ったのだけど、どこに合わせてもノイズしか流れなくて、スマホの電波もなんだか安定しないし、船の電波環境について話を聞きたいのよ。」 アズミオ「それじゃあ、スタッフの場所を教えるぞ。」 KP「それじゃあ彼女は例を述べてスタッフを探しに行きます。」 KP「さて、貴方は女性の言っている事が気になってスマホを見…」 アズミオ「いや凛童君はスマホを持ってないぞ。」 KP「え?、いや現代人ならスマホぐらい…」 アズミオ「いや、持ち物縛りだから、持ってないぞ。」 KP「…」 KP「じゃあ…情報は以上です。」 KP「二箇所探索した時点で放送がかかる。」 放送「間もなくオークションの開始時間となります。参加ご希望の方は、3デッキホールへとお越しください」 アズミオ「まあ高橋を助けに来たわけだし、オークションには参加するぞ。」 ホールの入り口には案内担当のスタッフがいる。オークション参加の経験や説明の必要を問いかけてくるだろう。 スタッフ曰く スタッフ「商品の購入希望の場合まず札をあげる。希望人数が多い場合司会が最低金額に100万単位で加算していき、購入を止める時点で札を下げてもらう。希望者が五人以下になった時点で購入希望者本人に入札金額を提示してもらい、最終的に最も高い金額を提示した人に落札される」 そうだ。 また、落札が確定した際オークション終了時にすぐ手続きが行われ、即時決済となるらしい。 全てを了承すれば入札希望を示すための札を貰い、ホール内に入ることが出来る。 最低限の明かりしか灯っておらずやや薄暗い。しかしそれでもこの船の目玉のホールなのだろうことがわかる煌びやかな内装が出迎えてくれた。 ホールは上の階層まで吹き抜けとなっており、二階席があるようだ。 一階席も階段状に椅子は設置されているのでどこに座っても見晴らしが悪いことはなさそうである。 二階席含め、好きな席に座ることが出来る。 客席に座っている参加者はほとんどが顔を隠している。どのような人物たちが参加しているのか、ここからでは窺い知れないだろう。 しばらく待っていれば出入り口の扉が閉じられる。席の埋まり具合からして乗船している大半の客がここにいるように感じられた。 やがて、暗がりの中ステージ中央に人が立つ。スポットライトが照らしたかと思えば、その人物は口を開いた。 ???「ご来場の皆様方、本日は第4回、S.D.主催懇親パーティにお越しいただき誠にありがとうございます! 大変お待たせいたしました、皆様お待ちかねのオークションを開始したいと思います!」 アインス「本日の司会はわたくし、S.D.ことシルバーデメルングのアインスが務めさせていただきます」 蝙蝠モチーフの仮面をつけた男は恭しく頭を下げる。それから身体を起こし、大袈裟な身振りでステージ横に移動しながら中央を腕で差して見せた。 スタッフがステージ上に机を運んでくる。中央に設置され、その上に赤い布を被せられた何かが置かれる。 アインス「では早速開始して行きましょう! 本日一つ目の商品はこちら―― ペンネームシスターアルによる新作魔導書、その名も『ウ・スイ本~魔導書壁越えver~』です!」 高らかに司会が宣言すると同時、ばさりと机にかけられていた赤い布がはがされた。 その下には高級そうなクッションに置かれた薄い冊子のようなものが置かれている。 アインス「こちら様々な魔導書のいいとこどりの本、という紹介があるのですが、作者の気まぐれにより架空の言語で書かれております。そのため解読に時間がかかること間違いなし! ですが! 読めた人には間違いなく正気ではいられなくなるほどの素晴らしい叡智が手に入ること請け合いでしょう! なんたって人気作家シスターアル先生による魔導書ですからね!!」 ざわざわと会場にどよめきが走る。司会のアインスは掴みはバッチリとでもいうように仮面越しにも伝わる笑顔で客を見渡していた。 アインス「さぁ、オークションを始めましょう! 本日最初の商品を競り落とすのは誰になるのか。まずは購入希望の方は札を掲げてください!」
第2話余計なことしたせいで描写変わったんだが
凛童「そこをなんとかさ!、お願い!」 アズミオ「と言ってフィアの手を掴むぞ。」 KP「おけおけ、それなら…」 フィア「…!仕方ないな、どうしてもというなら連れて行ってやってもいいぞ?」 KP「と言ってフィアは後ろをぷいっと向くぞ。」 凛童「よし、ありがとな。」 アズミオ「それじゃあフィアにチケットを返して一緒に船を目指すぞ。」 KP「おし、船が出る港までは20分かかるが…」 アズミオ「CON3にそれはキツい気がする、タクシーを使いたいんだが。」 KP「お前金持ってないだろ。」 アズミオ「そうだったわ、しゃあない歩いて行くか。」 KP「まあ仮面を付けた怪しい奴を連れてタクシーに乗るれるわけないけどな。」 アズミオ「そうじゃん、こいつ仮面付けてたわ。」 …少し歩いていると前方でガラガラと棚のものが崩れ道に転がってくるのが見えた。どうやら駄菓子屋のようで、店じまいのための片づけをしていたところ店員がぶつかってしまったのか商品を崩してしまったようだ。 駄菓子屋の店主と思わしきおばちゃんが、あら〜、と言いながら回収している。道に広がった商品たちは小さくが数が多く拾うのは大変そうだ。 アズミオ「凛童君は、どうだろ今高橋の事でいっぱいいっぱいなんだけど…」 アズミオ「KP、それってかなり目立ちます?」 KP「まあそこそこ大胆に崩していましたから目立つんじゃないですか?」 アズミオ「流石の凛童君でも無視しないかな、おばあさんを助けるぞ。」 凛童「あの、大丈夫ですか?、手伝いますよ?」 おばあさん「あらあらありがとうございます。」 お菓子の回収を手伝うとおばちゃんは少し丸まり気味の背中を更に丸くさせた。 それから おばあさん「あぁ、少し待っていてくださいね。」 と奥に引っ込み、数分後にビニール袋を手に戻ってくる。 中にはいくつかの駄菓子とトレーディングカードが一枚入っていた。 アズミオ「お、ラッキー。」 おばあさん「これねぇ少しですけど、よかったらお礼に。」 おばあさん「カードはね、何枚かあるので。今そういうのちょっといいお値段で売れるんでしょう? それがいくらぐらいかはわからないけれど、どうぞお好きにしてください。」 トレーディングカード、御大~ハッピー・ピース・ラブ〜と言うタイトルで男性が宇宙空間背景でハートマークを作っているイラストが描かれている。裏面はときめき☆クラフト神話大戦!とタイトルロゴがあった。 KP「さて、ここで知識ロールをどうぞ。」 凛童知識30→4 クリティカル KP「??????????」 アズミオ「やったぜ。」 KP「お前今日おかしくね?」 アズミオ「だね、2連クリティカルってかなりの確率だよな。」 KP「お前弟の運拾ってきたんじゃ?」 アズミオ「あの出目芸人と俺を一緒にするな…とりあえず情報よこせ。」 KP「そうだな、それじゃあ他の情報も一斉に開示するぞ。」 御大とは御大将の略である。きっとこの男性はこの作品内において大将的なポジションにいるのだろう。 KP「で次のがクリ報酬、図書館成功情報とカードゲームに対して調べた時の情報。」 数十年前に少しだけ流行ったカードゲームのようだ。可愛らしいタイトルに似合わずダークな世界観でコアな人気があったらしい。現在では生産は終了しており、知る人ぞ知るジャンルとなっている。求める人が多くないためレアリティの低いカードは大した金額ではないが、価値のあるものはコレクターが高値をつける場合もあるようだ。 このカードの詳細はほとんど出てこず、売却した場合の相場も不明であることがわかる。 アズミオ「なるほどなるほど、全然一攫千金を狙えるな、ワンチャンこのニート勝ち組になれるぞ。」 KP「残りSAN14の探索者が本当に生き残れると思っているのか?」 アズミオ「今日の俺ならワンチャンあるだろ。」 KP「まあなんかクリティカル多いし…あるのか?、とりあえずそろそろ出港時間が近づいているので貴方は時間を確認すると急いで港へと向かうだろう。」 港に辿り着くころには日はすっかり傾き暗くなっていた。 そこまで大きくもない港に一隻、豪華客船というにはやや小さいが個人で所有しているとは思えないような中途半端な大きさのオシャレな船が止まっている。 出航間近の時間ではあるものの周囲に人の気配はほとんどない。 船に乗り込むためのタラップの前に黒服にサングラスの男性が一人立っていた。 アズミオ「タラップって何?」 KP「なんか足場らしい。」 アズミオ「ふうん。」 黒服「招待状はお持ちですか?」 問われればフィアが招待状を差し出す。 フィア「こっちはツレ」 黒服の男は招待状を受けとると非常に見づらそうに眉を寄せて確認をする。少ししてから諦めたようにスマホで照らし、文字を読んでいた。どうやら暗くて読めなかったらしい。 確認を終えた招待状をフィアに返し、タラップへの道を譲る。 黒服「招待状を確認しました。足元お気をつけてどうぞ」 アズミオ「暗くて読みにくい…?、わざわざそんな描写するか?」 KP「さあ、どうでしょうね。」 不安定なタラップの先に辿り着き、船へと乗り込む。 ほんの少し感じる浮遊感にも似た揺れにここが水の上なのだと理解するだろう。 船内は明るくあちこちから人の気配がする。 入ってすぐに案内のためにいたスタッフが スタッフ「ようこそ」 と声をかけてくるだろう。 スタッフ「もしよろしければ、こちらドレッシングルームがございます。貸し出しもしておりますので、お着換えはいかがですか?」 フィア「知ってるぜ、ドレスコードつーんだろ? まーオレは仲間が着替え持ってきてるから問題ないけど? 浮きたくないなら…その、お前は着替えた方がいいかもな。」 と勧めてくれる。 アズミオ「まあ凛童君ニートでジャージだしめちゃくちゃ浮くだろうな。」 KP「てことは着替えをするって事でいいか?」 アズミオ「ん?、ああそれでいいぞ。」 KP「おけおけ、それじゃあ…」 フィア「その…俺は仲間が待ってるから、これで。」 と、少し悲しそうに去っていく。 KP「ここ本来ならアバよ!って感じに走り去るのに俺が余計なことしたから描写変わったんだが。」 アズミオ「草」 KP「まあ、貴方はスタッフに案内されて更衣室へと向かうだろう。」 更衣室には複数の衣装やアクセサリーが用意されている。 聞けば、出航時間が早く職場から直接船にやってきた人のために準備されているそうだ。持ち込んで着替える人も、初めからここで借りていく人もいるらしい。 仮面などもあるため顔を隠すことも可能そうだ。 自分にあった服装を選ぶことになるだろう。 アズミオ「それじゃあ周りの人間に合わせる感じで服を選ぶぞ。」 KP「OK、それじゃあ黒のスーツとかになるんじゃないか?」 アズミオ「ニートが着こなせるか?」 KP「APP18だしどんな服着ても似合うだろ。」 アズミオ「そうだったわ凛童君APPが上昇してるんだったわ。」 アズミオ「あ、そうだ更衣室を調べたいんだが、出来るか?」 KP「それだと周囲を見渡せば封筒が一つ置いてある。案内状、と書かれている。パーティに対する案内状のようだ。本来はフィアが持っていたような招待状も同封されていたのだろうが、それは抜き取られている。 残された案内状にはパーティの説明が記載されていた。」 アズミオ「読むぞ。」 『案内状』 主催はS.D.とある。個人名のイニシャルというよりは団体名のようだ。 パーティとオークションへの参加の招待について、日時や場所などが詳しく書かれている。 文章を見るにパーティ及びオークションは過去に何度か行われており、これが初めてではないことが察せられる。 オークションは19時頃から。参加は船に乗っている人全員に権利があり、金銭でのみ落札が可能とある。 アズミオ「これどっかで金手に入れないと落札して高橋を手に入れるみたいなのは無理そうだな。」 KP「まあこのニートが金持ってるわけないからな…さて貴方が着替え終わると放送が鳴り響く。」 ???「この度は第4回、S.D.主催懇親パーティにお越しいただき誠にありがとうございます。ただいまから出航となります。船が動きますのでご注意ください。約三時間ほどのクルージング、どうぞごゆっくりお楽しみください」 ずずず、と地面が揺れるような感覚と僅かな浮遊感に似た足元の心もとなさ。放送の通り出航したようだ。 着替えを終えて出ればスタッフが「船内案内図をよろしければどうぞ」と一枚くれる。 船内地図も手に入れ、いざ高橋を助けるために動くこととなる。 アズミオ「よし、探索開始するか。」
第1話最低最悪の探索者
KP「おっし、時間になったからクテゥルフ始めるぞ、探索者の紹介をしてくれ。」 凛童(アズミオ)「甘初凛童、圧倒的な人生の負け組ニートです。」 KP「おいちょっとまて。」 アズミオ「どうした?。」 KP「お前ステータス全部初期値なんだが、あと年齢の所、『知らん』ってなんだよ。」 アズミオ「いや、普通にやってもいいんだけど1回ぐらい縛りプレイして遊びたいじゃん?、だから今回はステータス初期値にしてきたんよ。」 KP「持ち物何も無いのと推奨技能取ってきてないのは?」 アズミオ「それも縛りプレイ。」 KP「お前真面目に探索する気あるか?」 アズミオ「無い。」 KP「ファッキュー。」 アズミオ「おいおいKP、こんな所で暴言吐いてたらこの先やってけないぞ。」 KP「そもそも先に行きたくない件。」 アズミオ「草」 KP「…はぁもういいよ、それじゃあ松葉様制作コメディナイトクルージング ~闇オークションとメカクトゥルフ~、始めます。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 時刻は17時過ぎ、夕暮れ時だ。甘初と貴方の友人である高橋は共に町中を歩いていた。 仕事帰りだろうか、遊びに行った帰りだろうか。それともこれから出かけるのか。理由は問わない。 いつも通りの歩幅でいつも通りの会話をしながら足を進めているだろう。 アズミオ「凛童君は基本的に外でないので、数少ない友達である高橋君に言われて渋々外に出て運動した感じになるのかな?。」 KP「でもCON3って介護が必要だったり何かしら病気だったりするレベルで体力無いんじゃなかったけ?」 アズミオ「まあ細かいあたりはてきとうでもいいでしょ。」 KP「それもそうだな、それじゃあ描写を続けるぞ。」 目的の場所まで歩いていると後方から車のエンジン音が耳に入る。 振り返り車を確認するか、見るまでもなく端に寄るか、反応はそれぞれだろう。 人の横を通ろうしている車は少し速度を落としたようで、その気配に気づいた高橋は位置の確認をしようと振り返った。 瞬間。 高橋「危ない!」 何かに気づいた高橋が凛童を突き飛ばす。 アズミオ「おっと?」 ぐらりと身体がよろめく。 それと同時に高橋の悲鳴(?)が耳に届いた。 高橋「ちょっと待て!!?」 通過した車はトラックだった。トラックの荷台には複数人の仮面をつけた人間が乗っている。道路交通法違反だ。 そしてその複数人の人間はすれ違いざまに大きなロボットアームのようなもので高橋を掴んで、荷台に乗せ、連れ去っていく。 一瞬の出来事だった。よろめいた貴方の身体がバランスを取ったころには速度を上げたトラックの背中が見える。段々と遠のいていくトラックを徒歩で追いかけるのは無謀だろう。 凛童「え?、ちょ高橋ーー!?」 アズミオ「てな感じで凛童君は少し困惑するかな。」 KP「ほーん、まあ高橋が連れ去られたショックでSANチェック、0/1の減少で。」 アズミオ「嘘だろ?!」 凛童SANチェック15→37 失敗 アズミオ「まあ当然失敗と。」 KP「それじゃあSAN値を1減らしてください。」 アズミオ「あと2減ったら不定だわ。」 KP「弱すぎるんだよなあ…」 PCが今後の行動を思案しているとトラックと同じ方向から必死に走ってくる人間が目に入る。 ???「チクショ~置いて行きやがって~~!」 ???「50メートル16秒のこの足が憎い~~~!!」 文句を言いながら走っているのは蝙蝠モチーフの仮面をつけた小柄な人間だ。声からして女性だろうか。 思い出すまでもなく高橋を連れ去った人物たちと同じ仮面をしていることに気づくだろう。 アズミオ「とりあえず情報が欲しいな、走っている女に話しかけるぞ。」 KP「それじゃあ貴方が話しかけようとすると。」 ???「あ!? なんだよ今オレは忙しーんだ見てわかんねぇのか!」 と、吐き捨てて立ち去ろうとする。 アズミオ「おっと、男性だったか。」 KP「オレオレ系女子の可能性は?」 アズミオ「ぶっちゃけあるけど、シナリオに関係しないでしょ、とりあえずロールプレイするか。」 凛童「あの、高橋連れ去ったでしょ?、返してくれない?」 ???「な、なんのことだか知らねぇな〜。」 凛童「嘘だ!、お前絶対知ってるだろ!」 ???「だから知らねえって!」 凛童「てかお前誰だよ!」 ???「ふっふっふ、気になるか??聞いて驚け、オレたちは泣く子も黙るシル……やっべ喋る所だった!」 凛童「シル何って?」 ???「教えねえよ!、てかいい加減離せってば!」 なんとか逃げ出そうと動く相手のポケットからハラリと何か紙が落ちる。 見た目にもわかる高級そうな紙には「パーティ招待状」と書かれていた。 アズミオ「それじゃあ拾いますね。」 KP「それじゃあ情報を出します。」 『パーティ招待状』 日時は今日の夜。18時頃近くの港からプライベート船が出航し、その船内で行われるようだ。「フィア様」という記名がなされ、本人と同行者一名までがこの招待状で入れるようだ。 裏面には“19時頃からオークション開始! 貴重なアーティファクトや魔導書、人間や機械などが出品されます。また、オークションに商品を出したい方は18時までに運営までお持ち込みください。”と洒落た招待状には不釣り合いな文章が書かれていた。 アズミオ「ふーん、なるほど?、高橋これオークションに出されるだろ。」 KP「黙秘権を行使します…さてそれじゃあ招待状を拾うと。」 ???「おいっ返せ! それがないと船に乗れねーだろ!!」 と言って貴方に手を差し出す。 凛童「てか、フィアってお前の名前か?、もし違うならこれは盗品ってことになるけど。」 フィア「ぐっ……そーだよ。ま、コードネームってやつだけどな!」 凛童「てかお前、アイツらの仲間だろ?、なんで高橋のやつ連れ去ったんだ?、まさかオークションに出す気じゃないだろうな?。」 フィア「いっやあ?、知らねえぞ?、なんの事だ?」 凛童「いや、アイツらがお前の仲間なら知らないなんてことはありえないんじゃないか?」 フィア「…そーだよ!元々出す予定だった乗り物が上手く動かねぇってなって、仕方なく途中で人間攫って連れていこうって……」 凛童「それ、ちょっとどうかと思うけど…」 フィア「しょーがねーだろ金がねえんだから!」 KP「さて、ここで凛童は気づくだろう、高橋を助けるためにはこの船に乗り込むしかない。そしてフィアがいれば正面から乗船することが可能だ。逆に言えばフィアの協力なしでは困難だろう。どうにかしてフィアと手を組んで船に乗り込まなければならない。」 アズミオ「なるほど、フィアを説得しなきゃいけないわけだ。」 KP「まあそうだな、一応ロールプレイだけでいけるから技能値に関しては心配いらないぞ。」 アズミオ「オケオケ、じゃあロールプレイ始めるわ。」 凛童「まったく、金がないからって人を攫っていい理由にはならないだろ…そうだな、俺は高橋の事を助けたいから、この招待状を返してほしければ俺も連れて行け、見た感じこの招待状は記名されている本人と同行者1名を乗船させることが可能みたいだしな。」 フィア「はあ!、嫌に決まっているだろ!」 アズミオ「だよなあ、嫌がるよなあ、でもこのキャラダメボ-1d6だし戦闘になったら勝ち目ないから…何とかして口論だけで勝たないと。」 KP「でもこいつ説得もINTもEDUも初期値だぞ。」 アズミオ「そんなもんは…」 凛童説得15→2 クリティカル アズミオ「クリティカルすれば問題ない。」 KP「ウッソだろお前!」 アズミオ「さあKP、クリティカル報酬をよこせ。」 KP「それじゃあ、フィアからの好感度の向上と説得技能の成長かな。」 アズミオ「おっけ振るわ。」 凛童成長ロール15↑ 42成功 凛童1d10→ 7 説得22 アズミオ「美味しいねえ。」 KP「それじゃあそうだな…」 KP「突如として貴方の顔面偏差値が上がり、フィアが惚れます(?)」 アズミオ「??????」 アズミオ「何言ってんだお前。」 KP「悪ぃなこれしか思いつかんしロールプレイ無しで説得クリティカルされたから描写も思いつかんくて。」 アズミオ「だとしてもそうはならんやろ…で、どんぐらい上がんの?」 KP「+1d20くらいでいいぞ。」 アズミオ「お前それワンチャンオーバーフローするぞ。」 KP「いや期待値12くらいだし、15以上なんて出るわけないでしょ。」 アズミオ「まあそれもそうか、でもAPP上がっちゃうのか…」 凛童1d20→15 APP18 KP「あっぶな、もう少しでオーバーフローするとこだったわ。」 アズミオ「上昇1でAPP4に惚れる女生み出したかったな…てか一人称オレの女性だったんだ。」 KP「まあ多様性の時代だしな、そんな人も居るだろう、それじゃあロールプレイ続けるぞ。」 おまけ キャラクターシート 甘初凛童 職業ニート 年齢知らん 性別男性 身長148cm 体重23kg 出身日本 髪色黒色 瞳色黒色 肌色肌色 能力値 STR3 CON3 POW3 DEX3 APP3 SIZ8 INT3 EDU6 SAN15 HP6 MP3 ダメージボーナス-1d6 アイデア15 幸運15 知識30 所持技能 母国語(日本語)60 考古学15 人類学18 生物学14 地質学12 電子工学15 天文学19 物理学12 薬学23
第1話グッバイ現世ハロー悪夢
どんな出会いや別れにもそこに至るまでの過程があり、それを知る術がある…そう思っていた。 だけどそんなものは知らんとばかりに神は力を振るう。 つまり何が言いたいかと言うと。 「神様なんて大っ嫌いだ。」 俺…色瀬叶斗は暗闇の中ボソッとそう呟いた。 何があったのか、もう一度冷静に振り返ってみよう。 起きて、飯食って、登校して、授業受けて、弁当食って、下校して、風呂はいって、飯食って、寝て… そして気づけばこんな場所、納得いくわけない。 辺りには人らしきものもぽつぽつ見えており、どうやら俺以外にも被害者が居るということが分かる。 無限に感じられるような広々とした空間、しかも明かりがついてるのに真っ暗、しかもデスゲーム開始前みたいな不穏な空気感を醸し出すなんて人の技とは思えない。 フィクションと現実の混同はあれな気もするけど、もし本当に神の仕業なら絞め殺したいくらいだ。 いや、神様なら絞め殺すなんて不可能なのか?、だとしたら余計にうざいな。 俺がそんなことを考えていると、辺りが一瞬光に包まれ、俺は落下していた。 「…ちょっと待て、流石に反則だろこれ、いきなり落とすとかさ。」 「反則?、何が反則なんですか、私はただ案内しているだけですよ?」 「うわ!、いきなり誰だよ、話しかけやがって。」 周りに誰もいない…あなたの心に直接語りかけています的な感じか?。 「そんなびっくりする必要あります?…さて、雑談はせず説明に入りましょう。」 「ここは悪夢世界、人々の負の感情から生まれた文字通り悪夢の世界です。」 「悪夢世界?」 これはあれだな、現実よりのファンタジーってよりも、ガチめの地獄を覚悟した方が良さそうだな。 「この世界は今ある現世を壊しかねないと判断し、私達神はこの悪夢世界の破壊を何度か挑戦してみたのですが…どうやらこの世界を創り出した人間が内側から破壊する必要があるらしく、貴方達が呼ばれました。」 なるほど、簡潔に言えば地獄を壊して世界を救えとって事ね…うん、俺じゃ無理だな。 「なあ、なんで俺みたいな高校生が呼ばれたんだ?、呼ぶならもうちょっと、こう…色々居ただろ。」 「私もそう思うんですけど、如何せん人間の召喚はほとんどランダムなので、ご老人や赤ちゃんなんかも呼ばれるんですよ。」 そこは神様パワーでどうにかしろよ!…とツッコミたいところだが神様だって出来ることと出来ないことがあるのだろう。 「一応、天国に居る死人達を連れてこようとしたのですが、もう既に死んでいる彼ら彼女らは私達神と同様、悪夢世界に入ることが出来ないらしく、それで…」 「ああ、ああ、もういい分かったから、要はこの世界を救ってくださいってことだろ?、俺は漫画の主人公みたくかっこよくない、ただ憧れてるだけのガキかもしれない、けど俺に出来るならやらせてくれ。」 そう言って、俺は長くなりそうな話を遮る。 「…とても勇敢なんですね、分かりました説明もこれくらいにして、転送を終了します。」 そう言うとプツリと何かが切れる感覚と共に、俺の意識は薄れていく。 …あんなこと言ったけど、やっぱ怖いな。
折セカキャラ設定 春藤迅助
今回は参加させていただき、ありがとうございます!。 名前:春藤迅助(しゅんどうじんすけ) 学校:神山高校 学年:2ーA 性別:♂ 性格:基本的には明るく陽気 誕生日:8月20日 身長:171cm 所属ユニット:unita 好きな食べ物:ジャンクフード 嫌いな食べ物:野菜 苦手:過去と向き合う 趣味:映画鑑賞 特技:ダンス、絶対音感(本人は気づいていない) 委員会:放送委員会副委員長 部活:映画部部長 口調一人称:俺 二人称:おまえ 三人称:おまえら 過去:夢を追う資格なんて自分には無い。 中学生の頃、妹を交通事故で失った影響でその暗い過去を埋めるように陰気な性格は明るい性格になった、妹を失ったのは自分のせいだと思っているため「妹の夢と未来を奪っておいて自分の夢を叶えてはダメだ」と考えており、「映画で見たような最高のストリートミュージシャンになる」という夢を心のうちに閉ざして忘れてしまう、そんな中ストリート系ユニットである「unita」とミク達との出会いが閉ざしていた夢を呼び起こす。 関係:霧島海月とカラオケ仲間で文月零とは親友、遠宮真衣とは映画友達。 サンプルボイス 「春藤迅助だ、よろしく頼む。」 「夢?、ん〜…忘れた!。」 「しけた面しやがってそんなん顔するくらいなら遊ぶぞ!お前ら。」 「夢は…あるよ、俺にだって、今思い出したんだ、だけど…俺はそんな資格なんて、持ち合わせてないから。」 その他:妹に関しては夢を閉ざすと同時に忘れてしまっている。 親はそれについては何も触れず、温かく見守ってくれている。 ※見た目に関してはサムネを参照してください。
第4話世界観がわかんねえ
「さて…この辺りのはずなんだけど。」 俺は月光丸の波動を再度探知する。 どうやらこの曲がり角の先にあるようだ。 俺は角を曲がると、そこにある建物に少し驚く。 そこには3階建ての豪邸が立っており、なんと周囲の建物に付与されていなかった衝撃吸収波動が付与されていた。 まあ明らかに偉そうな人間の家だし、一般の家に付与されていないならこういう豪邸に付与されていてもおかしくない。 俺は豪邸の方へと近づく。 豪邸の鉄でできた門の前には黒い服を着た男が2人立っていた。 俺は鉄扉の前に来ると2人の男に睨まれる。 「おい、ここは鎌倉財閥のご令嬢、鎌倉氷理様の屋敷だ、素性の分からない奴は通せない。」 「別に入るつもりは無いけど、この辺りで黒い刀見なかった?、もし見てたら俺のかもしれないから。」 「刀?…いや見てないな、他をあたってくれ。」 うーん、でもこの屋敷から感じるんだよな。 「ほんとに見てないのか?、この辺りにあるような気がするんだけど。」 「だから見ていないと言っているだろう。」 波動云々の話をしても見てないの一点張りで無理だろうし、どうしようか…ん?。 俺は屋敷の方を見る。 …月光丸がこっちに近づいてる?。 そして門の奥にある入口の扉が開けられる。 そこからは透き通った水色の髪と瞳をもった女性が現れた。 「これほんとにどうしよう、とりあえずオークションにでもだそうかな?。」 その女性は俺の刀を持っており、何かをブツブツ言っている。 「それだよそれ!。」 俺は月光丸の方を指さす。 「え?、なになにどうしたの?。」 「すみません氷理様、この男が刀はどこにあると言ってここから離れなくて。」 俺は鉄の門の上に乗る。 「おい、氷理って言ったか?、それ俺の刀なんだ、返してくれ。」 俺は氷理の方へと手を伸ばす。 「ん〜、まあこれは拾い物だけど、その言い方はないんじゃない?、私、鎌倉財閥の令嬢なんだけど。」 「知らん、そんなことより刀返せ。」 「こいつ…言わせておけば…!」 「まあまあ、そういう人間も居るでしょ、大丈夫、私に任せて。」 そう言いながら氷理は黒服の男を宥めていた。 「で?、返してくれんの?。」 「別に返してもいいけど、さっきのは流石にムカついたしあんた見た感じ戦えそうだから、私と勝負して勝ったら返してあげる。」 「おいおい、俺刀使えるんだよな。」 「使えないに決まってるじゃん?、さあこっちきて。」 …いきなり縛り付きで戦闘とか、どんな世界観だよ。