オルカ

74 件の小説
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オルカ

どうもこんにちは!よろしくお願いします〜 アドバイスとかはよほどしっかりしたやつじゃないと受け付けてません。自分のやり方を貫いていく精神です。 言葉遣いとか間違ってますよぉ〜とかだったら遠慮なく言ってください。マジそのままは恥ずすぎるので! 尊敬している人ははるきちさん…(ほとんど毎回ホワイトムーンを読みに来てくれているのは感謝すぎる…) 追伸 妖怪だって、スマホを弄ってもいいじゃないか! フォローされたらフォロバします

白フクロウのホワイトムーン 第四羽

 やはりたくさん飛ぶと羽根が疲れる物です。  ホワイトムーンは湖に繋がっていた川で一休みする事にしました。  どうやらここら辺は湖や川がとてもある様です。  ホワイトムーンは少し探索して、芋虫がたくさんいる場所を見つけました。そして、その場所に潜り込んで芋虫をたっぷり食べました。  お腹がいっぱいになると、川そこに落ちている金色の綺麗な石があるのも見つけました。それは大きな砂金で、ホワイトムーンの小さな翼にちょこんと乗るほどの大きさでしたが、川の流水で洗うと、こびりついていた砂や泥が取り除かれ、美しく光り輝きました。  「これはお母さんと鳩の奥さんとムクドリのみんなに渡すために大目に持っておこう。」  ホワイトムーンはそう言って、川の底に堕ちている砂金をたくさん取りました。  砂金は、鳩の奥さんがくれたパンくずが入っている袋の中に入れました。砂金は意外と重いもので、少し飛ぶスピードと高度が落ちましたが、飛べないことはありませんでした。  「ふう…ここまで休憩も入れてたけれど、ずっと飛びっぱなしだったから巣で休みたいなぁ…。」  ホワイトムーンはふとそう思いました。  「そういえば…前に行ったダイヤモンド湖って池、とっても綺麗だったな。あそこに巣を作って休憩出来たら、とっても良いだろうなぁ…。」  ホワイトムーンは今までなんの目的も無しに旅をしていましたが、それはただ単に故郷に戻りたいと言う本能で、もう北に北に進み切っていましたので、その本能とやらは収まっていました。  「ここで一日眠ったらダイヤモンド湖に出発しよう。行った事もない場所を目的地にしてるわけではないから、とても気楽だなぁ。」  ホワイトムーンはそう思うと、長い草の先っちょを器用に翼と足を使って結び、簡易的な寝床を作りました。  そこで、ホワイトムーンは眠りにつきました。

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白フクロウのホワイトムーン 第四羽

小説の設定のご相談…

 小説の設定でのご相談なんですが…初恋が姉って気持ち悪いですかね…?  大きくなってから本格的な恋ではなくて、まだ恋愛のれの字も知らない様な歳にお姉ちゃんを好きになった〜みたいな感じなんですけれども…(大人になってからは流石にね…)。  私としては、小さい時ならまぁまぁあるんじゃね…?と思っております(笑)  どうぞ皆様の意見を聞かせてください!

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小説の設定のご相談…

七匹猫 番外編

 「酒がない。」  唐突に狗緂(くだん)がそう言った。  「砦熮!」  バッと砦熮(ざりゅう)の方を向く。  「お断りします。」  目も合わせずに言われた。  「挼姫(だっき)!!」  「えぇ?嫌よ。今日はお人形さんの調達に行かなくちゃ。」  妖艶な笑みを浮かべながらそう断られた。  「柯鵺(かやで)!!!」  自分で作り出した楓の葉と戯れている柯鵺に助けを求める。  「すみません、師匠と稽古があるので。」  きっぱり断られた。ちなみに師匠というのは砦熮の事である。  「燦夏(さんか)は!!!!」  「私が買いに行ったら、お酒、不知火に全部飲まれちゃうけど良いの?」  ぐうの音も出ない。  「み…澪は…!!!!!」  「申し訳ありません。私の手で酒瓶に触れてしまうと蒸発してしまうかと…。」  こちらは本当に申し訳なさそうに頭を下げた。  「鬼俐(きり)と螫浰(せきり)は!!!!!!」  「えー?ヤダ。」  「…ベー。」  姉は即答。妹にはあっかんべーをされる始末だ。  「最後の望み!賽鶴(さいかく)は!!!!!!!」  「お裁縫しているんですのよ!?砦熮様と私の刺繍を!」  半ば逆ギレ気味に言われ、え…と狗緂は固まった。  「え…酒がなかったら…私…もう…。」  床に両手をつけながら項垂れる狗緂に、淦涅(あかね)が見かねて声をかけた。  「私が買ってこようかい…?」  その言葉瞬時に反応した狗緂は、一瞬で淦涅の両手を掴み拝めた。  「あああああ淦涅!!!やっぱりアンタは神だよ!!!!!」  目に涙を浮かべて言う狗緂に、砦熮が無表情で言った。  「自分で買いに行けば良いものを。」  「えー……っとね…これにはふっかい事情があるんだよぉ…。」  「大方、酒の飲みすぎで金を全部使い果たしたのでしょう。」  的確…というよりこの場にいる全員がもうわかっていた事だった。  「しょ…しょうがないだろぉ!?最近日本酒が高いんだよ!もっと安くなれば良いんだ!そうだ!砦熮お前元々は神なんだろ!?酒の神にでも会いに行ってコネで一生分の酒をもらってきておくれよ!!」  とんでもない事を言い出した狗緂に、砦熮が嫌悪感を剥き出しの声色で言う。  「何故私が頑固な初老共に頭を下げて頼まなくてはいけないのですか?それも酒のためだけに。」  「わかったわかった!ほら行ってくるから。留守番よろしくね!」  口論に終止符を打つかのように、淦涅が声をあげる。  「日本酒ね!!!日本酒ならなんでも良いよ!!!!」  淦涅の後を、犬のように追いかける狗緂に、砦熮は舌打ちをした。  

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七匹猫 番外編

お知らせ

 随分とお久しぶりのお知らせでございます。  えっとですね、七匹猫シリーズ(まぁまだ一巻しか投稿してないけど)を消そうと思いまして…。  いいね付けてくれた方や見てくださった方もたくさんいて申し訳ないと思うんですけど…。  理由はですね、投稿してる七匹猫って実はもう四巻目を書いてる途中から書き始めたやつでして、他の話を書く時にめっちゃ邪魔なんですね、うん。  ほんと私の不器用なばかりに消す事になってしまったのですがいいねしてくださった方にはめっちゃ感謝してます。  他の巻が落ち着いて来たらもしかしたらまた再投稿し始めるかも知れないのでその時はまたよろしくお願いします。

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お知らせ

白フクロウのホワイトムーン 第三羽

 ホワイトムーンが大きな町にきてからしばらくすると、ハイイロガンの一行に会いました。  ホワイトムーンは、ハイイロガンに、綺麗な池は近くにないかしら?と聞いてみました。  「ここから北にもっともっと行くととっても寒くなる。寒いところにある綺麗な池は、聞いたことがないけれど、とても綺麗な湖は聞いたことがある。」  そういうと、ハイイロガンは飛び立っていってしまいました。  「ハイイロガン達は今の時期になると自分達が体験した話をわたし達は鳩に聞かせてくれるの。あなたがちょうどこの時期にきたのはラッキーだったわね。」  そう、鳩の奥さんは言いました。  ホワイトムーンは、綺麗な湖を探しに旅立つ事にしました。  鳩の奥さんは、去り際に、冬のために貯蔵していたパンくずを少し分けてくれました。  ホワイトムーンはパシッという鋭い羽の音を響かせて、高く高く舞い上がりました。  ホワイトムーンは、一応北の出ですので、寒いところは得意だったのです。  確かに、北に進めば進むほど、北風は強くなり、とても寒くなってきましたが、ホワイトムーンはあまり気にする事なく、一定のスピードを保ったまま進む事が出来ました。  やがて、湖に出ました。  ホワイトムーンは、湖と池の違いがあまり分かりませんでしたが、その魚達の住処は、湖と言っても致し方ない大きさでした。  その湖はとても綺麗でしたが、もう人間の手が少し回ってしまっているのか、ほんのちょっぴり黒くなってしまっていました。  やはり、お母さんが住んでいる池のような綺麗な湖は見つかりませんでした。  しかしもう少し進むと、なんとアクアグリーンのとっても美しい湖を発見したではありませんか!  ホワイトムーンはとても嬉しくなり、その湖でひと泳ぎしようか考えましたが、長旅で疲れた羽をこれ以上酷使し続けていると、途中で溺れてしまいそうでしたので、その湖の水をごくりと一飲みしました。  なんと美味しい水なのでしょう。疲れ切った身体隅々に、ひんやりと沁み渡って行くほどでした。  「とっても美味しい水だわ!お母さんにも飲ませてあげたい。」  とホワイトムーンは言って、この池のことをしっかり頭に入れておきました。  しばしの休憩を取ってから、ホワイトムーンが飛び立つとすぐに、ムクドリの群れに会いました。  「すみません、ここらに綺麗な湖はありますか?」  「ああ、あるよ!あと一キロほど飛んだら、ダイヤモンド湖っていう湖があるんだ。その湖はとっても綺麗で、ゴミなんて魚のおしっこだけなんだよ。僕らの休憩場所もそこなんだが、よければ案内がてら一緒に行くかい?」  親切な若いムクドリは、ホワイトムーンを群れの中心に入れて飛んでくれました。  ホワイトムーンは、鳥の鞠の中で、家族のような温かみを感じていました。  親切なムクドリ達と会話をしていると、一キロなどとても短いものです。ここに少し、ホワイトムーンとムクドリ達の話を入れておきましょう。  「あなた、とっても綺麗な羽ね!私もそんな羽を持ちたいわ。こんな地味な羽しか持ち合わせていないものね。」  と若いムクドリのメス。  「そんな事ないさ!とても綺麗な羽だよ。僕らの故郷の男の子達も、夢中だったじゃないか。」  と、親切なムクドリのオス。  「私、あんまりこの羽好きじゃないの…。カルガモのお母さんのもとで育てられたんだけど、他の子達と全然違う羽だから。」  とホワイトムーン。  「もしこんな事が可能だったら、私の羽とあなたの羽を交換して欲しいわ。もちろん、あなたがよければね!」  と若いムクドリのメス。  「そんな事しなくてもいいのに。ほんとに素敵な羽だのになぁ。」  と親切なムクドリのオス。  「どうもありがとう。そういえば、あなたなんていう名前なの?」  と若いムクドリのメス。  「私はホワイトムーン!」  とホワイトムーン。  「あらいい名前ね!私はココっていうの。またどこかで会ったら、一緒に遊んでね!」     ココの発言によって、ダイヤモンド湖についた事がわかりました。  「わぁ!」  ホワイトムーンは、ダイヤモンド湖を一目見た瞬間にため息をつきました。  ダイヤモンド湖と呼ばれている所以にもすぐ納得がいくほど、その湖は綺麗なものでした。  水の色は、アクアグリーンというよりサファイアグリーンでした。とても高いところを飛んでいるはずなのに、水の中をゆったりと泳ぐ美しい魚がはっきり見えました。ホワイトムーンがその金色の目を凝らせば、魚の卵も見えた事でしょう。  「久し振りにきたけど、やっぱりこの湖はほかの湖より格別ね!寒くなければここに住むのだけれど…。」  ココが残念そうに呟くのが聞こえます。  それほど、綺麗な湖でした。  ホワイトムーンとムクドリの群れは、ここで別れました。  ホワイトムーンは、樹齢の高そうなケヤキの木の根元に行き、ムクドリの群れは湖のほとりで水を少し飲むと、名残惜しそうに行ってしまいました。  「じゃあね!ホワイトムーン!また出会えることを待っているわ!」  ココと、名前を聞きそびれてしまった親切なオスのムクドリが、手(翼)を降ってくれているのが見えます。  二人はとてもお似合いのカップルでした。もしかしたら、次会うときには二人の子供とも会えるかもしれません。  ホワイトムーンは、ムクドリの群れが見えなくなるまで見送り、ずっとワクワクしていたその水の中に、足をちゃぷんとつけました。  足先だけでもブルブルと震えてきます。ホワイトムーンは覚悟をして、水の中に全身をつけました。  あまりの寒さに、ホワイトムーンでも一メートルほどしか泳げませんでした。  「寒い!」  ホワイトムーンは水から上がりました。  水から上がると、風のせいもあいまってさらに寒くなりましたが、大きなハスの葉を発見し、それを身体に巻きつけると、だんだんと暖かくなってきました。  飛べるようになると、もうですがダイヤモンド湖を飛び立つ事にしました。  「この湖は夏になってから行こう。」  ホワイトムーンはガクガク震えながらそう独りごちました。  いまはそういう季節なのか、周りにはたくさんの鳥がいました。やはり、周りの鳥達も寒い寒いと呟いていました。  「ねえお母さん。あれは白フクロウではなあい?」  すると下から、可愛い声が聞こえてきました。  下を見ると、低い位置を飛んでいるなんとスズメの、スズメの親子がいました。  「あらまぁ、綺麗な羽!失礼のないようにするのよ。坊や。」  そう、スズメのお母さんはスズメの坊やにつぶやきました。  ホワイトムーンは、ムクドリの時といい、どうしてこんなに自分は注目されるのだろう?とふしぎにおもいました。  実はこの時、ホワイトムーンはまだ知らなかったのですが、白フクロウは、絶滅危惧種に指定されており、見れるだけでもとても運が良いのでした。  ホワイトムーンは、自分が絶滅危惧種に指定されている事は知らなかったくせに、スズメという鳥が渡りをする鳥ではない事は知っていました。  ホワイトムーンはスズメの親子と仲良くなりたいと思ったのですが、ホワイトムーンは北、スズメの親子は南という正反対の方向に行かなくてはならなかったので、反対に行くしかありませんでした。  きっと世界に一つしかないスズメの渡り。  ホワイトムーンよりも珍しい物を見た事で、ホワイトムーンはとても高揚していました。  「なんだかすごいものを見たなぁ…。」  とホワイトムーンは呟きながら、もっともっと、北へ飛び続けました。    

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白フクロウのホワイトムーン 第三羽

白フクロウのホワイトムーン 第二羽

 この池はとても広いのです。それこそ森一番の大きなけやきの木を五つ並べたほどの大きさがあるのでした。  そんな大きな池でも、ホワイトムーンがちょっとした運動に一番端まで行って引き返し、また巣に戻る感じのちょうどいいサイズなのでした。  それに、ホワイトムーンはカルガモのお母さんのもとで育てられましたのでとても息が持ちました。  なので、十回ほど息継ぎをすれば端に着くことが出来たのです。  潜っている時の水の中は、とても素晴らしいものでした。エメラルドのような深緑をした海藻や、まるでサテン生地の高級ドレスを着ているような尻ビレを持つ魚でいっぱいなのでした。おとなしいカメもたくさんいます。ヤゴもいて、コイも、コイの赤ちゃんも、どっさりといました。しかし、そんな池の中にも、人間たちが捨てて行ったツボやらビンやらがたくさん沈んでいました。  それを見るたびに、ホワイトムーンは悲しくなるのです。  ”みんなの池なのに、ゴミなんかを捨てるのはたちの悪い人間なのだな…“  と。  何回か池を往復した時、ホワイトムーンは眠たくなってきたので、もう巣に帰って眠ることにしました。  いくらフクロウが夜行性と言っても、ホワイトムーンは夜に本格的に活動した事は、今まで一度も無かったからです。  「ねむたいなぁ。でもこのまま巣の中に潜り込んだらみんなびしょ濡れになっちゃう。」  ホワイトムーンは眠気を我慢して、ブルブル羽根を震わせ水を弾き飛ばしてから巣の中に潜り込みました。  次の朝、ホワイトムーンは寝坊してしまいました。  起きるともう皆んなは池のふしにいて、ホワイトムーンが起きてくるのを待っていました。  「ごめんなさい寝坊しちゃった。」  ホワイトムーンが謝りながら合流すると出発です。  朝のルーティンは、基本的に草の群れの中に入って、カメムシの仲間やミズカマキリといった朝ごはんを皆んなで探すのです。ホワイトムーンが一番好きな幼虫はシロアゲハのイモムシでした。カルガモのお母さんが、ホワイトムーンを拾ってきた時、初めて口に含ませてくれたのが、太ったシロアゲハのイモムシだったのです。  ホワイトムーンは早速シロアゲハのイモムシを見つけて、二つに分け、一つを弟の口に含ませましたが、どうもその味が気に入らなかったようです。ぺっと口から吐き出してしまいました(そのもったいないイモムシはホワイトムーンがちゃんと食べました)。  ヒナたちが好きなイモムシは、どうやらアオスジアゲハのイモムシのようでした。  ホワイトムーンも試しに食べてみたのですが、アオスジアゲハのイモムシは、ホワイトムーンの好みの味ではありませんでした。  少し苦くて、毒のような味がするのです。そして渋柿のように、とっても渋いのでした。大人の味ってやつです。  ホワイトムーンは弟妹たちに、昨日の夜、この池の端まで行った事を話しました。そして、そこらに生えていた草のくきを引きちぎって、自分のくちばしの鋭さを見せました。  やさしいカルガモのお母さんは、何も言わずにニコニコとイモムシを取っているだけでした。  一羽のヒナが言いました。  「お母さん。この池の水はキレイだね、ここの水がキレイって事は他の池の水もキレイなんじゃないかしら?」  とね。  「いいえ。そうじゃないんですよ。他の池の水は、人が使ってしまってとても汚いの。ここも見つかれば汚くなってしまうわ。」  と、カルガモのお母さんはゆっくり答えてやりました。  「へぇ、そうなの。僕も早く飛べるようになって、他の池を見てみたいなぁ。他にもきっとここと同じようにキレイな池はあるよね、お母さん。僕が見つけてあげるよ。」  と、そのヒナは言いました。  「そうねぇ。そうしたら他のカモも安心してくらせるものね。人気の多いところならそりゃカルガモも口が悪くなるわ。」  とお母さんは言いました。  ホワイトムーンはふと考えました。  「私に優しくしてくれていた女の子はどうしたかなぁ。一人で寂しくしていたら嫌だな。」  と、ホワイトムーンは心の中で心配しました。  一年後。  ホワイトムーンはすっかり大きくなって、ほんものの白フクロウになりました。  ヒナもみんな大きくなって、巣立ちして、今頃どこかで巣を作り、かぞくを作っているでしょう。カルガモのお母さんもすっかり年をとってしまいました。でも、ホワイトムーンには相変わらず優しくしてくれました。  ある日。ホワイトムーンはお母さんに聞きました。  「お母さん。私も旅立っても良いですか?」  カルガモのお母さんは、やっぱり昔と同じ声で言いました。  「良いですよ。もちろん。でもたまには帰ってきてね。」  ホワイトムーンはうなずき、その夜旅立ちました。  ホワイトムーンはもう飛べるようになっていました。その大きな翼は、月光に反射してダイヤモンドのように光り輝いているのでした。  故郷の池から少しいくと、小さな池が見えました。  キレイな深緑でしたが、少々うす黒くなっていました。  ここでも一泳ぎしました。なにしろホワイトムーンは泳ぐのが大好きでしたからね。  また少しいくと、今度は川が見えました。  でも、昨夜の雨のせいで、どす黒く、そして濁流が渦巻いていました。  残念ながら泳ぐ事はままならなかったので、そのまま通り過ぎました。  また少し行くと優しい黄緑色の丘になりました。とうとう他の森に入ったのです。  ホワイトムーンはチラッとカルガモのお母さんたちが住んでいる故郷の森を見ました。とても深い緑です。とてもではありませんが、人間があの深い緑を超えて、池に来る事はないでしょう。  そう願いたい。とホワイトムーンは密かに思いました。  あの美しい森、池が人の手によって壊されてしまうのはとても嫌です。想像するだけでも、身が切り裂かれる思いがします。それに、人間が池を見つけたら、カルガモのお母さんは捕まえられ、食べられてしまうに違いありません。ホワイトムーンは、人間が優しいカルガモでさえ食べてしまう事を知っているのでした。  そんな事を考え、ホワイトムーンがゾッとしていると、木々が晴れ、小さな村に出、やがて町外れに出ました。  ホワイトムーンはそろそろお腹が空いたので、時計塔の上にのって食べ物が無いか探しました。  何か、この町は懐かしい気がする。とホワイトムーンは思いました。  あながち、ホワイトムーンのこの気持ちは間違いではなかったのです。この町はホワイトムーンを昔飼っていた女の子が住んでいた町だったのです。しかし、女の子はもう引っ越してしまっていましたし、ホワイトムーンは大して何も思わずに、飛んで行ってしまいました。あいにく、この町にはホワイトムーンにパンをくれるような人はいなかったのです。なので、別のもっと大きな町に行ってパンをもらおうと思ったのでした。  運の良いことに、次の町はとっても大きくて、世話焼きでパンを分けてくれる愛想のいい鳩の奥さんもいました。ホワイトムーンはしばらくこの町にいる事にしました。  

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白フクロウのホワイトムーン 第二羽

メモリー

 人はそれぞれ色々な色のメモリーを心に持っている。    あの子は桃色。  あの子は黄色。  あの子は青。  大抵は色鮮やか。  おや、あの子のメモリーは真っ黒だな…。何か嫌な過去でもあるのかな…。  と思ったら、海苔が大好きなだけだった。

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メモリー

猫の足

 猫の足   チキンみたいで    おいしそう

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猫の足

メンヘラの箱

 昔々あるところに小さな可愛い女の子がいました。  女の子の家には、小さくて不思議な箱がありました。  女の子は、家の人に、「その箱開けたらチェンソーでぶった斬るからね。」と言われていましたが、女の子はチェンソーなどボコボコに出来るほどの腕力を持っていましたので、もし不思議な箱を開けしまっても、全然平気でした。  ある日、家の人(下僕)が買い出しに出掛けていましたので、女の子は退屈していました。  パチンコをするお金も無いし、いっそのこと不思議な箱を開けて中に何があるか見てみよう…そう、女の子は考えました。  考えたらすぐに行動に移す子でしたので、女の子は早速物置部屋に入って、無様に転がっている不思議な箱を見つけ、電子ロックを解除してから、不思議な箱を開けてしまいました。  するとどうでしょう。不思議な箱を開けた途端、箱の下から、気持ちの悪い手足が出て来ました。  女の子はその手足をなんとも思わず、一本引きちぎって花壇に埋めました。  気持ち悪い手足は、足を一本引きちぎられるとうんともすんとも言わなくなり、真っ赤になって静かになりました。  それから一年経った頃、庭の花壇から、おかしな花が咲きました。  人が近づくとキャーキャー甲高い悲鳴をあげ、ツルをぶん回して髪の目をめっためたにしてしまう花です。  女の子は早速その花に近づきました。  花はキャーキャー甲高い悲鳴をあげました。  しかし女の子は事前に高級な耳栓をつけていましたので、花に近づいていきました。  女の子が近づくと、花は女の子の髪をめっためたにしようとツルをぶん回し始めました。  しかし、女の子の髪の目はダイヤモンドよりも堅かったので、ツルに叩かれてもびくともしませんでした。  花は女の子をねじ伏せようと1時間近く奮闘していましたが、やがて女の子に引っこ抜かれて枯れてしまいましたとさ。  めでたしめでたし  

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メンヘラの箱

大晦日

 みかんとこたつ 好きなもの  鍋と餅? もちろん好き 餅だけに  紅白と歌? うん 好き  初日の出と初詣? 屋台がいっぱい出るから好き  浴衣とお守り? 和風で可愛いよね  年越しそばと…団欒 大晦日なら当たり前  でもやっぱり 家族みんなで寝る布団が最高

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大晦日