七匹猫の始まりの物語 第十話
十 八重と水月の過去話
八重は水月をとりあえず美術館から引っ張り出して来ると、携帯片手によく分からない道を歩いた。
「う〜ん、とりあえず食べ物がある場所に行って、水月に腹ごしらえさせれば良いかな?」
「腹ごしらえって何よ。私八重の家で居候させてもらってる訳じゃないでしょ〜。」
不機嫌な水月をよそに、八重は通りを歩いた。
一歩進むごとに、暗い気配が増えていく気がするのだが、まぁそれは気のせいとして、八重の間からすると、こちらの方に屋台がある気がするのだ。
「それにしても今日お祭りでもあったのかな?こんな屋台ないと思うんだけど。」
「それよりさ、八重。」
ぶつぶつと呟く八重に、水月が突っ込む。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/8/8 8:23
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
オルカ
ただいま休暇をいただいているよ。
休暇中は紅茶でも飲んで過ごそうか(多分これ休暇じゃない)