こめこ🌾
33 件の小説こめこ🌾
ゆるゆると書いております。まだまだ稚拙な文章ゆえ、ご意見ご感想は優しめにお願いします。(泣きます)Twitterも同名で運営してますので、よろしくお願いします🙇
冬の夜空に
ずっと遊びだったんだ 独りよがりな恋に縋って過ごしたあの頃 別れ話の間にわたしを抱こうとするあなた 結局欲の捌け口だったんだ また人を信じられるようになるだろうか 冬の夜空に独りごちる
タバコの香り
あの人が好きだったタバコ その香りで思い出すあの日 家族の元に帰るあなたの 背中を見送り涙した ただただ待つばかりだった恋に 自ら終止符を打つ
秋の夜長🍂
秋の夜長に空を仰ぐ 秋が好きだと言ったキミ 紅葉の海に飛び込んで 2人で子供みたいにはしゃいだ 僕の心はあの日から止まったまま キミもどこかでこの空を見ているのだろうか タバコに火をつけ空を見上げる
春の朝
春の朝はすべてが新しい 新しい生活 新しい制服 新しいスーツ 新しい友達 新しい恋 すべての新しいに思いを込めて さぁ、一歩踏み出そう
秋雨
山の端に紅葉が見え始めた頃 あなたを失った 先の見えない悲しみに 目の前が真っ暗になる 最期までわたしを愛してくれた あなたを決して忘れない 秋の冷たい雨に誓う
はつこい
キミの心の中にボクはいない キミはあの子が好きなんだ いつもイジワルをして気を引こうとするけれど どんどん嫌われていく ボクは本当はキミが大好きなんだ ねえ、少しでいいからこっちをみてよ
秋の雨夜
秋の雨は冷たく寂しい まるでわたしの心のようだ あなたの瞳にわたしは決して写らない どうかわたしを見つけて 秋の雨夜に沈んだ心を救いあげて温めて 今宵も冷たい雨に祈る
月と太陽
わたしは月 あなたは太陽 あなたはとても眩しくて わたしに輝きを教えてくれる 決して出会うことのできないあなたに 今日もわたしは恋をしている
キンモクセイ
キンモクセイの花が咲いた キミの一番好きな花 この花をキミに贈ろう 花言葉のように「謙虚」で「気高い」キミに
恋 完全版
恋①男子学生 いつもこの交差点に立っている 夏も冬も同じ制服を着て こちらを見つめてる 彼女は一体だれなんだ 何も知らないのに 気になって仕方がない 彼女も僕もこの場所から逃げられない 僕は彼女に心奪われた が、彼女を見つめることができない 君は一体何を見つめているの? 君は誰を見つめているの? 僕は一体何に囚われているの? 恋②女子学生 いつもこの交差点に立っている 夏も冬も同じ制服を着て 同じ方向を見つめてる あの人は一体だぁれ? 何も知らないのに 気になって仕方がない 彼も私もこの場所から逃げられない わたしは彼に心奪われた 何年も彼をみつめてる 貴方は一体何を見つめているの? 貴方は誰を見つめているの? わたしは一体何に囚われているの? 恋③俺 この交差点には別々の学校の制服を着た 高校生の男女の霊がでるらしい。 どうやら女子の方が俺たちの先輩に当たるようだ。先生に聞いたが教えてもらえなかった。 俺はその話を調べるべく動き始めた。 深夜、部屋から窓づてに外に出る 俺の家からはその交差点まで徒歩5分程度、 現場について見回すが何もない。 信号を一つ渡り、女子高生がいるという角の一つ前まで来たとき…2名の高校生が現れた。 彼女はとても切なそうな表情をして男子高生を見つめていた。3年前に変更になった制服を着ている。これが噂の女子高生か。 彼女の一つ先の角には、男子高生がいる。 彼は彼女の熱い視線に気づいていながらもそちらを向けないのか、ずっと一方をみつめたままだ。 恋④俺 2人ともどうも相手を気にしつつも、一方を見つめることしかできないのだろう、こちらがもどかしく感じられる。俺はいつのまにか彼女に夢中になっていた。なんて綺麗なんだ。すると突然、彼女はこちらを向き俺に微笑みかけた。瞬間俺の意識は深く暗く薄れていった。 ーー次目覚めたときには俺は交差点の一角にいた。周囲は薄暗くなってきた、朝が来る。 まずい、帰って学校の準備をせねば…と思うが何故か動けない。一つ先の角には彼女がいた。綺麗だ。彼女を見つめながら、俺は昨夜の出来事を思い出していた。こちらを向けないはずの彼女がこちらに微笑んだとき、俺はいても立ってもいられず彼女に向かって歩き出した。夢中になり安全確認もしておらず、トラックがきている横断歩道に飛び出したと同時にトラックに轢かれ、死んだ。 そして彼ら同様にこの場所に囚われてしまった。 ーー俺たちは今日もこの交差点で、あと一角を埋める存在を待っている。