meron

8 件の小説
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meron

全て思いつきで、時間なんて全くかかってないです。クオリティは低いと思ってます。 完全な初心者なので期待値はめっちゃ下げてくれると嬉しい

君と私だけの世界

あなたの色はなんですか? そんなこと聞かれてもわからない。 自分の事を全て理解していると思わないで。 私だって知りたい。 何者なのか。 正解がないことはもう前から知ってる。 でも求めてしまう世界。 それが人間の摂理なのかもしれない。 正解なんてないのに解を求める。 そして苦しむ。 苦しんだ先に何があるのかすら神様は教えてくれない。 だから都合の良い解釈をそれぞれの結果にラベル付けする。 それには意味なんて無いと思う。 正解を追い求めた先にはただの無価値な 結果だけ。 だから、好きなように解釈して良いと思う。 他者を気にする事なく自分の価値観の中でラベル付けを行っていく。 いつかそのラベルを大切な人と話し合えてさえいれば。 ねぇあなたの隣には誰がいますか? 彼女、彼氏、妻、夫、兄弟・・ 「ありがとう」と伝えてください。 直接が一番だけど、もし恥ずかしいなら手紙でも良いと思います。 愛してあげて。大切なら。言葉で伝えて欲しい。 私は愛しています。   これを最後まで読んでくれたみなさんを。

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君と私だけの世界

僕は君に恋をした

 花火の音が聞こえた。  美しく広がる火花が宙に舞う。  その美しさに皆が見惚れていた。  しかし、1人だけ上を見ずに下を見る人がいた。  これは夏の終わりに潜む怪しげな影の物語。  僕は年に一度開催される夏祭りに来ていた。 周りを見渡すと人ばかりで少し鬱陶しさを感じたけど、僕は気にしてはいなかった。そんなことを気にする余裕があればどんなに良かっただろう。隣にいる女性に僕のこの緊張が伝わってないことを願うばかりだ。 『ねぇ、聞いてる? ねぇってばぁ、、』 「え、あ、ごめん。もう一回お願い、」 『もうだから、これからどうする?まだ花火まで時間あるけど?』 「うーん、、そうだな、、特別な場所が知ってるんだけど、そこめっちゃ綺麗に花火が見える穴場スポットだからちょっと早いけどそこに行かない? 少し遠いからそこ」 『へぇ、そんな場所知ってるんだ! 行こうよ!』 「うん!」      ・・下見しといて良かった、、 「へぇ、こんな所あったんだ! いいねここ」 『そうでしょ』 「もしかして、元カノと来たんじゃないの??」 『そんなわけないよ、だって僕彼女出来たことないし‥』 「うそうそ、ごめん。ちょっとからかっただけだから!」 「ねぇ、、、あの、好きです。ずっと前から、だから、、僕と付き合ってくれませんか?」 『・・・・』 「‥そう、だよね、、無理だよね、僕なんかじゃ、、ごめん。ほんとにごめん。このことは忘れて!」 『違うの!・・・嬉しくて、、私も好きだから、、よろしくお願いします』 「ほんとに! やった! こちらこそお願い、しま、す、、」 『花火終わっちゃたね、、。 ねぇ、これからどうする?』 「え、えーっと・・・僕の家、くる?今日両親いないんだ・・」 『へぇ、意外に積極的なんだぁ、』 「いや、そんな、、」 『ほら、早く行こ! 夜はこれからだからね・・』  目の前には変わらない景色。  自分の力ではどうすることもできない。  変われない。変わらない。いつものように。  でも昨日は夢のような時間を過ごすことができた。  僕にとって唯一の希望。そして救い。  君さえいれば僕は僕でいられる。    「今日はどこに行きたい?」  「駅前に新しくできたパフェなんてどうかな?」  「よし! そうと決まれば早く準備しないとね」  テレビには花火大会のニュース。  大きくて美しい花火に見惚れる群衆。  一人の男性の口が動く。  笑顔で凄く楽しそう。  ずっと楽しみだったのかな。    ねぇねぇ、おかあさん、あのひとだれとおはなししてるの?  そっちは見ちゃだめ! 変な人だからね、、    

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僕は君に恋をした

ニゲラに想いを込めて

 ふと思った。  「自分は何をしているのだろう」と  何度もなるアラームの音で目が覚めて、しつこい音にイライラしながら起き、時計を見ると、時間がない事に気づく。急いで準備をして仕事場へ向かう。好きでもない仕事を繰り返す。自分の意思なんてそこにはない。意思なんて持ち、客観的に自分を見たら必ず思うだろう。  「惨めだな」と。  だから私はいつもの作業を意思を持たずに行う。夜までそれを続けると、待っているのは上司からの飲みの誘い。断る事なんてしない。  「ただの奴隷だから」  意思を持って発言なんてしたらここには居られなくなるかもしれない。そんな小さな理由で私は自分の時間を捧げる。家に帰る頃にはもう日を跨いでいた。  「早く寝ないと‥」  そんなことを思いながら、シャワーを浴び、歯を磨き、すぐにベットに横になる。  「やっと今日が終わった。」  「長かったな」  そしてまた今日を迎えた。アラームで目が覚め‥‥ここからはもう同じことだから書かなくてもわかるだろう。    これが私の一日。  これを読んで殆どの人は「こんな人生は嫌」と思うだろう。  私だってそうだ。  こんな人生を望んではいない。生まれ変わってもう一度この人生だったら私は神様を恨んでも恨みきれないだろう。そのくらい碌でもない人生だってこと。  でももう変えることはできない。  もう遅いから。  でもみんなはどうだろう。まだやり直せるかもしれない。チャンスがあるかもしれない。  だから、どうか今の生活を思い返して欲しい。  もし、私と同じもしくは似たような生活だとするのならば、変えてみて欲しい。どんな小さなことでも良いから。  最後に私から一言だけ伝えて終わりにします。  『明日死ぬかのように生きなさい。 永遠に生きるかのように学びなさい』

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ニゲラに想いを込めて

また逢う日まで

"学生時代に戻りたい"  そんな言葉をよく聞くようになってしまった。    自分はもう古い人間になっているのだと必要以上に頭の中でループする。    頭で考えても考えても結局何も起こらない。  残るのは今の自分の「不甲斐なさ」や「苦しさ」。  現実と比較して、何故か美化される過去の出来事。  無限ループに陥る事で一つの答えに行き着く。    それはもう逆転不可能だということ。  どんなに足掻いても足掻いても足掻いても。  家族や友人の目、世間の目、自分を客観視した時の無価値な自分‥‥  さまざまな障壁に挟まれて一歩進む事すらできないくらい落ちてしまった。  あぁ、昔はもっと輝いていた。  どんな小さな事にも驚き、感動し、時には涙するほど。  でももうそんな自分はいない。何も知らないあの頃が懐かしい。  無知である事は恥だと大人に何度も言われて、たくさん勉強してきたのに。  どうやら今、無知だった過去の自分を羨ましいと思ってしまうみたいだ。  どうすれば良かったのかな。  ねぇ、私はどうすれば良かったのでしょう?  教えてください。  教えてください。  教えてください。  教えてください。  私はやり直せますか?  これを読んでいる貴方にはどんな悩みがありますか?  良かったら聴かせてください。  皆で話し合える日が来るといいですね。  最後に一言だけ書いて終わりにします。

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また逢う日まで

ユリゴコロ

 拝啓  お元気ですか?  貴方のことだから、もういつも通りの生活に戻っているのでしょうね。私はまだまだです。どうしてもどうしても忘れる事はできません。あなたに頂いたものすべてを未だ持ち続けています。私が持ち続けているものなんて、あなたにとって意味もなく、無価値なものなのかもしれません。  しかし、私にとってすべて大切で、愛おしくて、可愛いらしく・・・上手く言葉にすることができませんが、生きる希望であり、生きる意味となっています。私はあなたにたくさんの大切なものを頂きました。私はあなたに何か大切なものを与えることができたでしょうか? 取り柄が無い私なので価値あるものは何一つ与えることができなかったと思います。  そもそも不可能な話なのです。  だって『無価値』なのですから。  あなたからの貰い物で、私は擬似的に価値のある人間になれるのです。長い間仮面を被り、あなただけでなく、多くの人を騙してきたのです。  あぁ‥考えれば考えるほど不快不快不快不快不快不快不快不カイフカイフカイフ快不快不カイ‥‥自分でも自分の気味の悪さに震えているというのに、あなたは長い間、私のそばに居てくれていました。 ありがとう。ありがとうありがとうありがうとうありがとうありがとうありがとうありがとうありがとうありがとうありがとうありがとしうありがとうありがとうありがとうありがとうありがとうろありがとうありがとうありがとうありがとうありがとうみありがとうありがとうありがとうありがとうありがとうありがとうてありがとうありがとうたありがとうありがとうありがとうありがとうだありがとうありがとうありがとうありがとうありがとうありがとういありがとうありがとうありがとうありがとうありがとうまありがとう  全部読んでしまった。何となく予想はついていた。ポストに入っていたこの手紙を手にした時から。怖くて恐ろしい何かを感じたが読まずにはいられなかった。この手紙にはきっとあの子の全てが記されている。そう感じたから。  私が君をこんな風にしてしまったんだね。本当にごめん。君との時間は本当に楽しかった。どんな些細な出来事も君と一緒だったら大切な思い出になった。  『君が隣にいる』  ただそれだけですべてがキラキラ輝いて、澄み切った青空のように私の心も綺麗になっていった。君は無価値だといつも言っていたが、私はそんなこと一度も思った事はない。だから、そんな風に自分を責めるのはやめて欲しい。すぐにとは言わない。徐々にでもいい。何年もかけてゆっくりと時間をかけて自分に優しくして欲しい。それが私の唯一の願いです。  最後にこれだけは伝えさせて欲しい。  今までありがとう。  私はあなたに出会えてよかった。 「・・・ん、・・〇〇さん聞‥ま‥か?」  目の前には灰色の天井。  首を動かし、周囲を見渡す。  一人の女性の姿  白い服を身に纏っている。  看護婦だろう‥ 「〇〇さん聞こえますか?」 白い服を着た女性が呼びかける。 「はい、聞こえます」 そう声を振り絞り答えた。 「よかった‥〇〇さんもう一週間も眠っていたんですよ‥」 「そうなんですか‥あの‥」 「はい。どうかなさいました?」 「いや‥その‥‥」 「ゆっくりで大丈夫ですよ。どうなさいました?」 笑顔で対応する女性  「〇〇ってだれですか」 「え‥‥〇〇はあなたのことです。そして私がその‥」   彼女は笑みを浮かべていた。  「アナタノソバニイマスネ、ズットズットズットズット‥」

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ユリゴコロ

何気ない日常のお話

 貴方が好きです。大好きです。愛しています。ずっと一緒にいたいです。何度も何度も言葉にするけれど、彼には届かない。どうしても振り向いて欲しくて、声をかけ続ける。出会った頃に見せてくれたあの笑顔はもう誰か私の知らない女のものになったのかな。  学校ではいつも一緒にいて、登下校や昼ご飯はもちろん、テスト前は放課後に図書室で夜遅くまで一緒に勉強したね。楽しかったなぁ。休日もいろんなところに遊びに行ったよね。遊園地、水族館、博物館、美術館、海、山、花火大会、神社巡り・・・挙げたらキリが無いほど、沢山の思い出を一緒に作ったよね。  でももう何一つ叶わない。  私が未熟で頼りないせいだ。 いつも何をしても上手くいかなくて、料理も洗濯も部屋の掃除も私がやると余計に酷くなるから全部君が笑顔でしてくれた。 私はそんな君の優しさに甘えてしまったみたい。 後悔しても何も変わらないことはわかってる。 それでもやり直すチャンスが欲しい。 もう一度私にチャンスをくれたら今度は全て完璧にする。 家事も掃除も何もかも全部‥‥      だから決めたんだ。  「今日でもう恋人ではなくなるんだよね」  「えぇ〜やっぱり嫌だなぁ」  「ようやく私達一緒になれたのに‥」  「産みたかったなぁ貴方の子供を‥」  「いつから決めてたの?」  「しょうがないか‥そんなに前からきメてイたノなラネ・・・」     『ニュースです。今日未明学校の、、、』  最後まで読んでくださり有難う御座います。これは完全なフィクションです。「そんなことわかってるよ」 そう思われる方が殆どかもしれません。しかし、そうでしょうか? もしかしたらこれから貴方に起こるかもしれない。そんな時、この作品を思い出して早めの対処をして欲しいものです。                        meronより

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何気ない日常のお話

世界で一番嫌いな貴方へ

 好きだと言って欲しい。ただその一言が欲しかったのに、彼の目には私は映っていないみたい。私がどうしようとも、いつもこうなってしまう運命なのかもしれない。ねぇ、教えてよねぇ教えてよほら、そこの君だよ君、今この文章を読んでいる貴方に私は聞いてるの! 教えなさいよどうしてこうなっちゃうの知ってること教えナサイヨオシエナサイオシエナサイオシエ・・・ わからない解らないワカラナイワカらないワカらナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワ・・・  過去を振り返ったとしても、過去の事実を書き換えることはできない。けれども、未来を変えることはできる。それが例えほんの一部だとしても、確実に良い方向へと‥‥‥  そこに広がるのはいつもの変わらない景色。そうか夢を見ていたのか。ここ最近、悪夢を見ることが増えた気がする。残業が続き、身体に疲れが溜まったのかもしれない。枕元にあるスマホに手を伸ばす。何件か知らない番号から電話が来ていた。しかも、夜中の2時に‥‥最後の一件に留守電が残されている事に気付いた。誰からだろうと思い、留守電を再生した。女性の声がしたが、声が掠れ、よく聞き取れないため何度も再生する。 「ねぇ、聞こえてるの?何をしてるのねぇ‥」  そう聞こえた声が妙にはっきりと聞こえた。透き通った声で何度も何度も聞いたことがある声。忘れる訳がない。何故ならそれは・・イ・・チ・・・・ダ・・

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世界で一番嫌いな貴方へ

花壇に咲く一輪のイカリソウ

   エピソード零  何度も何度もあの日に戻りたいと願った。しかし、それはもう叶わないみたいだ。何処で間違ってしまったのか。自問自答を繰り返したが、もう遅すぎる。だってもうすぐ終焉を迎えるから‥。 もっと君のことを見て、愛してあげるべきだった。あんな風になる前に…  たくさん後悔してることはあるけど、もう遅いよね。ごめんね。でもこれからはずっと一緒にいれるからね。今までありがとう。そしてこれからもヨロシ・・・

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花壇に咲く一輪のイカリソウ