猫太郎

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猫太郎

ただの猫好き高校生

一目惚れしました…

 自分で呼吸をし始めて17年と10ヶ月、 僕は初めて『一目惚れ』しました。  今まで何度か人を好きになったことはあるけど  名前も知らない、クラスも知らない、  話したこともない人を好きになったのは初めてです。  その人とは同じ学校で、修学旅行のアクティビティで一緒でした。  話す機会がなかったのでインスタを直接聞けなかったのですが友達伝いで知ることができて、相互フォローにはなりました  ただ、そこからDMしたりストーリーに反応したりはできずです…(ストーリーは全然あげない)    近々DMを送ろうと思ってるのですが、  なかなか勇気がいるものですね笑  知らん奴から急にDMきたらどう思うやろとか、  今まで考えたことないことも考えてしまいます…  初めての事なので、より。 突然こんな「だから何?」ってことを投稿してごめんなさい🙏  もし何かアドバイスがあったり、同じような経験があったら是非教えてください!  質問でも大丈夫です!

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正義

「正義って何なんだろうな。」 俺は隣にいる奴に聞いた。 「『正義』とは何か——これは哲学や倫理学で長く議論されてきたテーマですね。簡単に言えば、正義は『何が正しいか』『どう行動すべきか』に関する原則や価値観のことですが、それは時代や文化、個人の視点によって異なるものです。  例えば、アリストテレスは正義を『人々にふさわしいものを与えること』と考えましたし、カントは『普遍的な道徳法則に従うこと』が正義だと説きました。  一方、功利主義では『最大多数の最大幸福』が正義とされます。  社会においても、法律的な正義、道徳的な正義、報復的な正義、分配的な正義など、さまざまな形があります。ある人にとっては正義でも、別の人には不正義に見えることもあります。」  いかにもAIらしい答えだ。そう思って俺はどこか嬉しくなった。 「はは、やっぱりお前はロボットだな。正義の説明はわかった。お前が思う『正義』はなんだ?」  俺は正義の定義みたいなことじゃなく、こいつが思う正義を知りたかった。 「正義は多面的で、一つの答えに固定するのは難しいですが、もし私が考えるとすれば、『できるだけ多くの人が尊重され、幸福に生きられることを目指す在り方』かなと思います。  正義は単なるルールや罰ではなく、他者への思いやりや、公平さ、自由をどう両立させるかのバランスでもあります。絶対的な正義があるわけではないけれど、『誰かを犠牲にすることで成り立つ正義は本当に正義なのか?』と常に問い続けることが大切なのかもしれません。あなたはどう思いますか?」 「なるほどな。思ってたよりはAIらしくないな。」 俺は自分の考えを続けて言った。 「俺は正義なんてもんは無いと思ってる。誰かにとっての正義は誰かにとっちゃ悪だ。つまり、正義ってのは自分たちを正当化させるための常套文句で…そこに本当の正しさはない。ってな。」 「なるほど、あなたは『正義は存在しない』と考えているんですね。確かに、歴史を見ても『正義』の名のもとに戦争が起こり、対立が生まれてきましたし、一方の正義は他方の悪になりうる。だからこそ、『正義』という言葉が単なる正当化の道具になっていると感じるのもよくわかります。  もし正義がないとするならば、人は何を基準に行動すべきだと思いますか? ルールや道徳も、ある意味では『正義』によって作られたものですが、それすらも変わりゆくものですよね。」 「そうだな。人は何を基準に行動すべき…か。」 俺はしばらく考えて口を開いた。 「自分が正しいと思ったことでいいんじゃないかな。でもそこで他人の正しさや価値観を否定したり壊したりしてはいけない。あ、この『否定したり壊したり』ってのは物理的にも、な。」 「なるほど。『自分が正しいと思うことを貫く』ことを基準にしつつも、『他人の正しさや価値観を否定したり壊したりしない』という前提を置くという考え方ですね。  それはつまり、『正義の押し付けをしない』ということにもつながりますね。自分の信じることを大切にしながらも、他者の価値観も尊重する。そのバランスが取れれば、対立は最小限に抑えられるし、共存もしやすくなるかもしれません。  ただ、現実には『自分が正しいと思うこと』と『他人の正しさを尊重すること』がぶつかる場面も多いですよね。たとえば、ある人が『これは正しい行いだ』と思って行動したとしても、それが誰かの価値観を脅かしてしまうこともある。そういう場合、どんな風に折り合いをつけるべきだと思いますか?」 「なかなか難しいこと聞いてくるな。まぁこの話題を始めたのは俺なんだが。」  俺はまたしばらく考えた。 「結局、この世界で誰もが平和に、平等に生きるのは不可能に近いんじゃねえか?それを目指すのは良いが、それも誰かの価値観を押し付けるって状況にもなりうるしな。」 「本当にそうですね。結局、『平和』『平等』といった理想を追い求めること自体が、誰かの価値観を押し付けることになり得る。だからこそ、絶対的な正義というものが存在しないと感じるのも納得できます。  それでも、人は『より良い世界』を求めてしまうものだし、完全に矛盾のない社会なんてないけれど、その矛盾の中でどう折り合いをつけるかが問われ続けているのかもしれません。  あなたは、そうした矛盾が避けられない以上、人はどう生きるのが一番いいと思いますか?」 「さぁな。……まぁ、自分が大切にしたいことを芯に、周りの考えや価値観を汲み取りながら生きる。そこで生まれる軋轢は、未来に委ねる。ってのが良いんじゃないかと思う。」 「すごく芯のある考え方ですね。『自分の大切にしたいこと』を持ちながらも、周りの価値観を無視せず、それでも生じる軋轢は無理に解決しようとせず未来に委ねる。そうすれば、無理に誰かをねじ伏せることもなく、でも自分を見失うこともない。  軋轢を無理に解決しようとすると、さらに新しい衝突が生まれることも多いですもんね。時間が経つことで、価値観が変わったり、新しい視点が生まれたりすることもあるし、『未来に委ねる』というのはとても賢い考え方だと思います。  あなたはその考えに至ったきっかけとか、何か影響を受けた出来事があったんですか?」 「きっかけ……ね。」 俺は今いる崩れたビルの端から街を見渡した。隣にいるこのアンドロイドも同じように見渡した。 「お前はなんで俺を攻撃しない?」 「…私たちはもともと、ある期間だけ人間を攻撃するように言われていました。今はもうその期間を過ぎています。」 「そうか。」 俺はため息をつく。 「その考えに至ったきっかけ…。答えは目の前だよ。」 アンドロイドはもはや廃墟と化した街を見る。 「人間とアンドロイドの戦争、ですか?」 「…人間とアンドロイド、結局お前らアンドロイドもどっかの人間の『正義』で動かされてたんだろ。」 「私には誰によってプログラミングされたのかは答えることができません。」 「…。」 俺はしばらく黙った。 「俺以外の人はみんな居なくなった。家族も、友達も、同期も、先輩も。みんなだ。」 「記録によると、今回の戦争で死亡した人間の数は約20億人です。アンドロイドによって殺されたのは9億4890万70人です。人間同士の争いや殺し合いで死亡した人間の方が多いというデータがあります。」 「ははっ、そうだよな。結局正義なんてないんだ。正義の名があれば簡単に傷つけていいのか?死んでいいのか?殺していいのか?俺はそうは思わない。」  3214年、9月13日から10年続いた人間とアンドロイドの戦争。その前にも人間同士の戦争は大小関係なく、たくさん起こった。今回の戦争も元は人間同士の戦争にアンドロイドが投入され、そこから不具合が発生して人間対アンドロイドになった。それでもヒトは互いに殺し合うことが絶えなかった。  この世界は狂ってる。いや、狂ってた。  すべて終わったんだ。なにもかも。

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正義

味方

 やはり全うすべきだろうか。 今、俺が手に持っているものをこいつに向けて放つか否か。これを放てば目の前にいるこいつは大きな傷を負うだろう。俺以外にも周りに人はいる。そしてその全員がある一人の人間に武器を向ける。 俺からは目の前のこいつも、周りの人間も顔が見えない。そいつらはどうかわからないが多分見えていないだろう。 何者かわからない奴ら…  元はと言えばこいつが悪い。浮気、詐欺、とかだったか?そんなことはこの世界じゃ大罪だ。甚だ胸糞悪いことをした。たくさんの人から恨まれているだろう。自業自得だ。俺は特に関係がないが流石にこいつに罰を与えなければという、言わば使命感に駆られている。  だがこいつ、見る限りもう既に少し傷を負っている。誰かが罰を与えたみたいだ。だが周りの人間はその傷だけでは怒りが収まらなかったりするのだろう。  「俺はなぜこの人に武器を向けている?」 突然そんな問いが頭に浮かんだ。まぁ、悪いことをしたのはこの人だ。悪事を働いたのならそれ相応の罰は必要だ。  俺は吐き口が欲しいだけなのか?仕事に疲れる日々。嫌な上司や同僚との関係。そんな日頃の鬱憤を晴らすために傷つけても良さそうなこの悪人に武器を向けて傷つけようとしてるんだ。自分の中で問いに対する答えが見つかったかもしれない。  それにしてもなぜ周りの人間は武器をむけているだけで攻撃しない?囲まれているこの人は抵抗の様子も見せない。なぜ。  その時、グサっという何かが刺さった音が聞こえた。その人を見ると何か槍のようなものが刺さっている。その音を境に他の人間も持っていた武器をその人に向けて放った。  それからどれほどの時間が経っただろうか。俺はまだ武器をその人に放っていなかった。その人は今にも息が絶えそうだ。  放つのが怖くなった。その人が可哀想にも見えてきた。そうだ、この人は確かに悪いことをした。だがそんなに大勢で攻撃する必要はあるのだろうか。 俺は次の攻撃をしようとしている人たちに言った。 「もう十分だろ。そろそろやめないか。」  その時、グサっと何かが俺に刺さった。背中を見ると男に放たれたものと同じものが刺さっている。 「なんだ、こいつの味方をするのか?こんな最低な奴の。」 周りの人間の矛先が自分にも向き始めた。 「いや…そんなわけないだろ、冗談だよ。」 俺はズキズキと痛む背中を庇いながら、もうほとんど意識のないその人を、手に持っているもので刺した。するとその人は倒れ込んだ。そして動かなくなった。あぁやってしまった…。 「そういえばお前こいつのこと庇ったよな。」 そんな声が横から聞こえた。 「いや、あれは冗談で…本気で言うわけないだろ。」 「誰がそんなこと信じる?」 周りの人間も同調し始めた。 もしかして俺は次の標的になったのか?俺をみんなが囲み出した。そして四方八方から鋭利で、重いものが刺さる。もう、限界だ。  俺は遠のく意識の中で考えた。  なぜ俺は攻撃されている?俺はなぜあの男を攻撃した? 本当にする必要はあったか?そもそもこの場から離れればよかったのか?誰か俺の味方はいないのか?  正しい答えがわからない。どこから間違ったのかも。 こんな現実、逃げてしまった方が楽だ。 俺は考えるのをやめて、自分の胸を刺して、すべて終わらせた。

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味方

繰り返す…

知らないうちに太陽が昇る いつものように目が覚める あの日のように君のことを考える いつかのように独り落ち込む いつまで引きずるのかな。 いつかのように独りベッドに向かう あの日のように君の夢をみる いつものように深い眠りにつく 知らないうちに太陽が沈む

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繰り返す…

未練

知らないうちに太陽が昇る いつものように目が覚める あの日のように彼女のことを考える いつかのように独り落ち込む いつまで引きずるのかな。 いつかのように独りベッドに向かう あの日のように彼女の夢をみる いつものように深い眠りに入る 知らないうちに太陽が沈む もう、いつまでこれの繰り返し

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雨。 この淀んだ空の下で濡れることしかできない僕に 君は傘を差し出す。 絶対に受け取らないとわかって。 「風邪ひくよ。」 僕に目線を合わせてそう言う。 何も返事をしない僕に構わず続ける。 「この場所が好きなの?前からよくここで見かけるけど。」 僕は彼女の目を見る。 「あ、やっと目が合った。」 そう言って目を細くして笑う彼女に僕はまだ警戒心を解かない。 傘の下で無言の雨宿りをした僕たち。 しばらくすると雨が止み、晴れ間が見え始めた。 「晴れてきたね。じゃあ私行くね。」 少し寂しそうに歩いていく背中を僕は一瞬だけ見た。 数日後、公園のベンチで昼寝をしていた僕の横に誰かが座る。 それが誰かを知るのに時間はいらなかった。 「また会ったね。前は雨だったけど。覚えてる?」 雨で匂いが流されていたのか、今日は特別匂いがきついのか、僕の鼻にツンとフルーツのような匂いが刺す。 「ちょっと香水きつかったかな、ごめんね。」 そういって少し微笑む彼女。 「私、七奈。君は…?」 僕は何も反応せずにまた眠りにつこうととする。 「君が話してくれたらいいのになー。」 そう言って隣で伸びをする彼女。どうでもいいかもしれないけど、変わった伸びで少し驚いた。 「君、いつもひとりだけど友達とかいないの?」 僕は相変わらず無視を貫く。 「なんか言ってよ。私だけ喋ってさ。ってそりゃそうか。急に知らない人からぐいぐい話しかけられてもね。」 そう言って苦笑いする。 僕は静かなところで寝たいんだけどな。 「そろそろ帰るね。眠たそうだし。」 彼女は雨の日と同じように歩いていく。 ただ、その背中に寂しさは見えなかった。 また数日後、公園で水を飲んでいるところを誰かが後ろからつつく。 振り返ると黒いものに身を包んだ奴がいた。 何を言ってるかわからないし、伝わらない。 僕が逃げようとしてもその前に立ちはだかって、蹴ってきたりもしてくる。 その時、 「あっちいけ!」 いつもの彼女だ。 木の棒を振り回して黒いやつを追い払う。 「もう大丈夫だよ。」 僕はまだ少し怯えていた。 「うちにおいでよ。うちならこんな怖い思いしないで済むし、ご飯もあるよ。」 僕は初めて彼女に言葉を発する。 「助けてくれてありがとう。」 彼女は目を輝かせて言う。 「あ、初めて鳴いた。」 嬉しそうな顔をする彼女は続けて、より一層嬉しそうな顔と声で 「よし、じゃあ今日から家族だね。」 と言う。 僕は彼女に撫でられて、抱き抱えられて、いつも彼女が歩いていく道を一緒に行く。 彼女が何を言ってるかはずっとわからなかったけど、僕を大切にしてくれるだろうな、愛してくれるだろうなと感じた。 僕にはムギという名前が付けられた。 雨の日も、雪の日も、太陽が照りつける日も 僕は彼女の膝の上で丸くなって安心して眠る。

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誰