誰
雨。 この淀んだ空の下で濡れることしかできない僕に 君は傘を差し出す。 絶対に受け取らないとわかって。 「風邪ひくよ。」 僕に目線を合わせてそう言う。 何も返事をしない僕に構わず続ける。 「この場所が好きなの?前からよくここで見かけるけど。」 僕は彼女の目を見る。 「あ、やっと目が合った。」
猫太郎
猫太郎
ただの猫好き高校生