ユウ

12 件の小説

ユウ

気ままに。 義務教育中なので、拙い文章だと思います。 何卒、ご了承ください。

醜形恐怖症

親に顔について言われた。 多分親は、気づいていない。 私が自分の顔が大嫌いなこと。 友達とか、親とか、先生とか。顔を見られるだけで、嫌な気分になること。 整形したいって思ってること。 マスクをつけてるのは、自分の気持ちが悪い顔を隠すためってこと。 生まれ変わって、美顔になりたいって思ってること。 早く垢抜けたくて、努力してること。 その全てを踏みにじるような親の一言に、私は嫌気がさした。 から、はっかりと言った。 「自分の顔が嫌いだから。 あまり顔のことについて離さないで。」 すると親は黙った。 何を思っただろう。そんなこと私には分からない。 分かりたくもないし、興味もないから。 ただ、一言言いたい。 良くない言葉だってのは、自分が1番わかっているけれど。 毎日毎日、考えていた。 なんでもっと綺麗な顔で、産んでくれなかったの?

2
1

花火大会

暗い紺色に色付いた空を、貴方と一緒に見上げる。 夏の暑さを感じさせない、貴方の爽やかな瞳。 貴方が手に持つその飴は、私の頬のように真っ赤に染まっている。 ヒューー −−−−ドン 大きな音と共に、大勢の人がスマホを取り出す。 貴方は呆然と立ち尽くしたまま、ただ空を見上げてる。 貴方の瞳が、華やかな色に染め上げられる。 赤、黄色、水色、白色。 色彩に富んだ貴方の瞳は、とても美しい。 少し興奮したような様子で、空を見つめる貴方。 私になど目もくれず、ただ空を見上げている。 「花火より、貴方の方が綺麗だ。」 私の声は無慈悲にも、貴方の見つめるもので掻き消される。 少女漫画の定番のような台詞も、貴方のために用意してきた格好も。 全て、貴方の見つめるもので台無しになる。 ヒューー −−−−ドン それでも、良いかと思う。 貴方が幸せなら、私はそれでいい。 貴方が見つめるものを、私も見つめる。 ヒューー 「貴方が好き。」 −−−−ドン 貴方が私を見つめる。 その瞳は、爽やかでも、華やかでもなく。 貴方が手に持つ飴のように紅い、私の顔が映っていた。 ヒューー −−−−ドン

0
0

第1章 あの日見た夢

「将来の夢は、警察官。」 なんて言っていた中学時代。ある日を境に僕の人生は狂い始め、軌道修正のしようも無いほどに落ちぶれた人間へと変わることとなった。 昔から、褒められる箇所はただ1つ。正義感が強いで評判があった僕−−朝日正太は、几帳面で真面目な性格だった。 勉強は一切手を抜かず、解けない問題が出てくると、解けるまで何度も何度も挑戦する。 知りたいことが出てくれば、自分の気が済むまで徹底的に理解しようとする。 ガリ勉、という言葉がピッタリだった僕だが、人望はかなりある方だ。 周りの友達は良い奴ばかり。頭が少し悪かったけれど性格は良くて、みんな和気あいあいとした空気で過ごせていた。 毎日が輝いていた。 理想の生活と言わんばかりの充実っぷり。 こんな生活が、いつまでも続くのだろう。そう考えていた。 だけれど、そんな上手くは行かなかった。 幸せが壊れるには、ほんの少しの憂鬱感と遊び心で、十分なのだ。 その日は、激しい豪雨が続いた。朝から晩まで雨が降り止まない。 そんな日に僕は、母と喧嘩をした。 理由は進路について。中学三年生だった僕は、母に「警察官になりたい」と伝えた。 そのためには様々な試験を受けなくてはならない。 お金がかかるし、何より勉強が難しい。 僕の市内で1番治安が良く、1番頭のいい私立の高校に行きたい、と考えていた。 そこで沢山勉強して、試験を受けて、資格を得る。将来の夢……いや、目標に近づくために、1歩ずつ進んで行きたい。 僕は、ずっと前からそう思っていた。 ついにこの思いを、母に語った。 ずっと前から考えていた、僕の人生計画。 困難なことは山ほど待ち受けているだろう。だけど、それを乗り越えてこそが、僕の進むべき道なのだ。と、全力で母に思いを伝えた。 母は肯定してくれるだろう、と思っていた。 今まであんなに協力的だったのだ。僕は愛されている。そう思っていたから、今まで進路についてなんて深く触れていなかった。 けれど母は受け入れてくれなかった。 「まだ、そんな夢を見ているの。子供っぽいんだからやめなさい。あなたは普通に就職して、サラリーマンとしての道を歩めばいいのよ。」 僕の人生計画を、母は一言で台無しにしたのだ。 何故母がそこまで、僕の進路を否定したのか。 それはきっと、僕の夢が馬鹿馬鹿しいと感じたから。 警察だなんて、一掴みの人間がなるもの。 他にもなりたいと言っている人なんて大勢いる。 だからわざわざ、僕がなる意味はないのだ、と。 母はきっと、そう言いたかったんだと思う。 だけど僕は納得いかない。 何故、母に否定されないとダメなのだ。 僕の人生を、母たった一人の言葉で狂わせるなど、あってはならないこと。 そう思った僕は、その場にいても立っても居られなくなり、制服姿で手持ち無沙汰のまま、家を飛び出した。 外は土砂降り。遠くの方では雷鳴が聞こえていたらしいが、そんなの、僕の耳には届かない。 無我夢中で豪雨の中を走る。 そんな僕の顔は、雨なのか涙なのかは分からないが、びしょ濡れになっていた。

1
0
第1章 あの日見た夢

自己紹介?

遅くなりましたが、皆さんがやってるのを見てやってみようと思いました。 自己紹介です!!! 13歳の中学2年生、性別は女。 元バスケ部、今は帰宅部エースやらせてもらってます。 好きなことは創作活動、曲を聴くこと、食べること。 苦手なことは数字を沢山見ること、片付け、勉強です。 よくボカロを聴いてます!!好きなボカロPさんはピノキオピーさんとMARETUさんです。 縦式というアプリで、ボカロ曲の考察をしてそれを物語に変える、と言うのを趣味でやってます。 良ければみなさん仲良くしてください!

2
0

あのこ

私はあの子がキライ。 私に興味を示さないから。 私がいなくても生きていけるから。 私はあの子がキライ。 私に話しかけないから。 大きな声を出さないから。 私はあの子がキライ。 私に興味を示しすぎてるから。 私がいないと生きていけないから。 私はあの子がキライ。 私に話しかけるから。 そのくせ話はつまらないから。 私はあの子がキライ。 嫌な事ばかり言っているから。 自己中なのを自覚してないから。 私はあの子がキライ。 視線がとっても怖いから。 瞳の奥で嘲笑うから。 私はあの子がキライ。 私を沢山褒めるから。 自分を特別だと勘違いしてるから。 私はあの子がキライ。 視線がアツアツすぎるから。 心の奥を私で満たしてるから。 私はあの子がキライ。 私はあの子を好きでもないから。 勝手に期待しすぎているから。 私はあの子がキライ。 私を好きにならなかったから。 馬鹿な女と付き合ったから。 私はあの子がキライ。 やってる事が馬鹿馬鹿しいから。 誰も笑顔になっていないから。 私は私がキライ。 人を貶すことしか出来ないから。 なんの努力もしてないから。 私は私がキライ。 何にも興味を示さないから。 誰かがいなくても生きていけるから。 私は私がキライ。 人に話しかけることが出来ないから。 大きな声を出さないから。 私は私がキライ。 あの子に興味を示しすぎてるから。 あの子がいないと生きていけないから。 そんなキライが集まって いつか耐えられなくなってって ハサミでチョキンと切っちゃって 全部捨てたくなっちゃって またすぐに逃げ出すから。 私はあの子が 私は私が キライ。

1
2

こうかい

自分を、隠そうと思った。 顔を、仕草を、思いを、愛を、本音を。 何もかも、他人から見えないように。見られないようにしようと思った。 それから私はマスクをつけ、新しい自分を作り、恋愛はやめ、自分語りはしない。 そんな人間になっていた。 案外、その方が上手くいくものだ。 人望が多く、みんな話しかけてくれる。 だけど、何かが足りない。 何もかもが上手く行ったはずなのに、何だか物足りないような気がする。 それが何なのかは分からないが、 私は自分を隠したことをこうかいした。

8
6

理想

※この作品は、同性愛の表現を含みます 苦手な方は読むのをご遠慮ください 「理想」とは、考えうる最も完全なもの、という意味。 理想の生活だとか、理想の暮らしだとか、よく聞く言葉があるけれど、本当にそれは理想なのだろうか。 「最も完全なもの」という点で考えた時に、なにか欠陥が見つかることはないのだろうか。 自分の身の丈にあった生活が1番。 私は昔からずっと、そう思っていた。 だけれど、そんな私にも「理想」が存在する。 今の環境から、逃げ出した人生を送ること。 私は、今の環境に多くの不満を抱いている。 学校に行きたくない。親が自分を理解していない。友達を信じることが出来ない。そのくせ承認欲求は人一倍強い。誰かに愛されたい。けれど同性しか好きになれない。みんなが言う、普通の恋愛が出来ない。 −この苦しみを、分かってくれる人はいない。 私の理想を具体的に話すとするならば、次のようになるだろう。 まずはどこか遠くへ行きたい。出来れば県外。 警察も必死に探すが、どこへ消えたか分からないくらい、今の場所から離れて生活したい。 次に、住みどころ。 欲望まみれだと笑われるかもしれないが、年上のお姉さんに飼われたい。 …できれば、黒髪ロングのお姉さんがいい。とても好みだ。 そのお姉さんも同性愛者で、私のことを好きになって、私のことを甘やかしてくれるような人がいい。 とにかく、お姉さんに飼われたい。 そして、将来。 そのまま現実の生活に戻ることはなく、親との縁も一切なくなり、今の友人関係も全て捨てたい。 過去と全く関わらなくていいように、人生を謳歌したい。 −これが、理想。 私か考えうる中での、最も完全なもの。 だが、私は思う。 理想とは、叶わないから理想なのだ、と。

2
2

落とし物

あなたはぶっちゃけ、長い小説を読みたいと思いますか。 このアプリを入れて2日目、まだまだ初心者の私は疑問に思います。 長い小説、みんな最後まで読んでくれるのかと。 短い言葉でいいこと書いてる人の方が、惹き込まれません?正直言うと、私はそうです。 物語を長々と書くのは好きなのですが、読む側になると飽きてしまいます。短い言葉でドーンと人生を語ってくれる人、大好きです。 そんな、私と同じタイプの人、少なくは無いと思います。 このアプリを入れている人の7割がそうだとすると、私の文章を最後まで読んでくれる人は、とても貴重な人材になります。 絶対に、離しませんよ。 今、ここまで読んでくれてる人、ありがとうございます。まだまだ続きます。 私は現在、学生として学校に通っています。 国語の授業って、あるじゃないですか。 そこに出てくる、「文学的文章」「説明的文章」 を、貴方はご存知でしょうか。 まあいわゆる、文章です。物語が書いてあったり、大根について語る説明文が書いてあったりですね。 あ、私は「少年の日の思い出」が好きです。 そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。 名台詞ですよね。 ああ、待ってくださいごめんなさい。「なんだコイツつまらないな」と思ったからと言って読むの辞めないでください。 これから面白くなるはずなので…。 多分。 で、なんでしたっけ、国語の文章?ですよね確か。 私の友達、みんなこう話してるんです。 「長い話、めっちゃ眠くならね?」 「それな、ほんとにつまらん」 「まじであれ読む意味ないだろ」 一応これでも、国語の評価4以上取ってるらしいです。 つまり何が言いたいかというとですね、長い話ってウケが悪いんですよ。 みんな短い詩とか短歌の方が好きらしいです。 私が書いた長い話、読みたいですか? 今別のアプリに書いているのですが、2万字近くあります。 どこの誰かも知らない私の物語、貴方は最後まで読んでくれますか? それが疑問で仕方がなくて、私は今、物語を連載するのをひよっています。 某ヤンキー漫画の総長に怒られちゃいそうですね。 っていう、私の疑問と悩みでした。 オチは全くないんですけれど…それだと切ないので、一発ギャグで終わりましょうか。 ギャグと言いますか、ただのつまらない話なんですけど。 オチがない!!あれ!!どこいった!? あれ…こんなところに穴が。 覗いてみよう!!! オチが、おちてた。

10
12

腕の模様

日に日に増えていく、腕の模様。 今日もまた1つ、2つ。 明日もきっと、増えていく。 また模様をつけていたら、腕を伝って何かが流れた。 −−赤い、絵の具だった。

3
0

長い夜

私の夜は長い。 長いというか、私が自分で長くしている。 明日が怖いから。 寝てしまうと、明日が来る。当たり前のことだし、今までは淡々とこなしてきたはずなのに。 今は、それがとても怖い。 明日なんて、来なければいいのに。

1
0