叶夢 衣緒。
669 件の小説叶夢 衣緒。
自己満です。 死ネタ、自殺等のコンテンツが多いです。 暗い話しか書けません。 少し投稿頻度落ちてます。 努力は報われない。 ※フォロバ目的のフォローはしません。フォロバも期待できないと思います。 2023年 2月27日start 3月3日初投稿
第6回N1 「未来を変える。」
お題【逆戻りする時間】 「おはよう。凜斗」 「お母さんおはよう。」 お母さんが用意してくれた朝ごはんを食べる。 パンケーキだ。僕は甘いものが苦手なのに。 「凜斗。どうしたの?体調でも悪い?凜斗の大好きなパンケーキ、せっかく朝から焼いたのに…」 「いや…大丈夫だよ。ちょっとまだ眠くてさ」 無理矢理口に押し込んで家を出た。 「叶斗おはよ〜」 「おはよう。」 学校の方が家よりずっと居心地がいい。そう感じるようになったのは、いつからだろうか? でも、そんな時間もすぐに終わってしまう。 7時間の授業を受け切って友達と別れ一人家に帰る。 『◯◯市!夏の花火大会!!』 今年もこの日が近づいて来た。その張り紙を眺めながら歩いていた。 「あっ…!!」 そのままフェンスがないところへ滑ってしまい、僕は短い崖から深い川に落ちた。 そう、あの時と同じようにー 深い、深い、川の中にひとりぼっちで溺れ続ける夢を見たー 死んでしまっても良いのかもしれない。そう思ったー だけど、突然夢から覚めた。 辺りは暗くてたくさんの人がいる。その多くは浴衣などを着て、楽しそうに笑い合っている。 花火、大会? 「おにい、ちゃん?」 その時懐かしい人が歩いて来るのを見た。 「叶斗!こんなところにいたんだ。探したよ。一人でどっか行かないようにね。」 そう言って僕の手を掴んだ。 「お兄ちゃん?どうして…?」 「ん?叶斗?どうかした?」 「ううん…大丈夫。」 自分の姿を見てハッとする。小さな手、半ズボンから出た足。 あの日に、戻ってる? 「じゃあ、叶斗の食べたかったりんご飴買いに行く?」 「いや…わ、わたあめ食べたくなっちゃった、、かも、?」 そうだ。あの日、りんご飴を買いに行く途中で落ちてしまったんだ。 運命を変えられるのかも知れない。 「そっか!じゃ、そっちかな?」 僕の目に見えたような演技でも、お兄ちゃんは疑いも嫌な顔もせずに向かってくれた。 “きゃぁぁぁーー!” どこかから叫び声が聞こえた。 「どうしたんだろ?」 お兄ちゃんが僕の手を振り払って駆け出した。 僕は何もできなかった。 少ししてようやく我に返ってお兄ちゃんを追った。 「おにいちゃーん!!」 嫌だ。嫌だ。 あの未来は、お兄ちゃんのいない未来は。 救急車の音。 運ばれたのは小さな女の子。 お兄ちゃんが見つかったのは、あれから3日後だった。 その日、僕はまたあの川に飛び込んだ。 死のう。そう思った。 お兄ちゃんがいるところに行こう。 それがいちばんの幸せだ。 でも、僕は何度も何度も巻き戻りを体験した。 お祭りからすぐに家に帰っても、他のお店に入っても、お兄ちゃんは何らかの原因で死んだ。 それでも一筋の希望を捨てることはできなかった。 また、眠りから覚める。 これで最後にしようと決めた。 「叶斗ー!」 お兄ちゃんの元に駆け出す。 今回も川から遠ざかろうと1番遠い店を目指した。 “助けて!!!” お兄ちゃんが走り出す前に僕が走った。 足を滑らせた女の子が川の中から必死に手を伸ばしていた。 僕は他の人の声を無視して崖から川に飛び込んだ。 女の子をどうにか河岸に上げた時、僕にはもう少しも体力は残っていなかった。 意識が飛んでいく。 口に水が入って苦しい。 お兄ちゃん、ばいばい。 ありがとう。 僕の分も、いっぱい生きてね。
雪
君を好きになった三年前の冬。 一面真っ白の雪の中で 君の笑顔は輝いていて 一目惚れだったな。 君と付き合った二年目の冬。 クリスマスに君は 綺麗な雪が舞うスノードームをプレゼントしてくれたよね。 幸せなはずだった一年前の冬。 真っ白な雪じゃなくて 真っ白な病室で 真っ白な君が目を覚ますことはなかったね。 冬が終わったよ。 雪は溶けたよ。 雪のように真っ白で綺麗で 雪よりも輝いていた君は 今、どこにいますか? 来年もまた 雪が降ったら会いに来るよ。 ばいばい、雪。 おやすみ、雪。 また来年。
“自殺願望”
世界の技術は発達して行っている インターネットが普及し AIが様々な仕事を受け持つことになる 病気の治療法 薬などが開発され 人類全体の寿命も 昔では考えられないくらい 長くなっている でも、 どうしてだろうか 自殺率は 年々増えて行っている 生きれるのに 生きない そんな人が増えているのは どうしてだろうか? 満たされないから。 生活しやすくなって 簡単に生きられるようになって 助け合わないようになって 平気で人を傷つけて 簡単に命を断とうという 考えに至るから。 簡単には片付けられない “自殺願望” なにが どこで 間違ってしまったのだろうか?
からっぽなこころを
やりたいこと やらなきゃいけないことは 沢山あるのに 全部中途半端 何もできなくて 一歩が踏み出せなくて 冷たい床に座り込んで 何もできないまま いつの間にか 外は真っ黒に染まっていて 僕の心も真っ黒に染まっいく 泣くことしかできなくて 虚しい 空しい 気持ちが 空っぽな心を満たしていくー
僕と窓と境界線
窓を見る 湿気で曇った窓に 太い線を引く 僕が映る 笑顔が映る 上にも線を引く 光のない 暗い瞳が 映る 上手く 笑えてるよね 上手く 笑えるから まだ、大丈夫 “あお?窓見てどうしたの?一緒にかーえろ!” 僕の後ろに 君が映る きらきら輝く大きな瞳 笑顔を絶やさない優しい口 “うん。そうだね。” 君の前では 本当の笑顔を作れてる、 気がしたんだ。
劣等生
誰かに比べられた訳でもないのに はっきりとわかる“負け” 誰に言われた訳でもないのに 僕は誰が見ても明確な“劣等生”だ。 劣等生なくせに 輝いている人 評価されてる人に嫉妬して 才能、 以外にもきっと必死に努力して 掴み取った場所だって わかっているはずなのに 素直になれなくて 憎んで 憎んで 平等じゃない神様を 恨んでしまう 生まれて 死ぬまで 劣等生だー
いきたくない。
学校に行かなければ行けない。 わかってるのに 体が動かなくなった。 制服のスカートに足を通そうとするたび 心が冷たくなって 手が震えていることに 気づいた。 吐き気がして 思わず 制服を手から離してしまった。 いじめられてる わけじゃない。 友達だっていて 恵まれてることぐらいわかってる。 勉強を頑張らなきゃ行けない。 期待に応えなければいけない。 学年一位を保ち続けなきゃいけない。 プレッシャーに耐えられなくなった。 下の階からお母さんが急かす声が聞こえる。 でも、一度座り込んでしまった床から 立ち上がることができなくなった 行かなきゃ、 行かなきゃ、 動かなきゃ。 不器用で 馬鹿だから 人一倍、 頑張らないと。 息の仕方がわからなくなって 気づいたら涙が止まらなくて もう、死んじゃえばいいんだって。 いなくなっちゃえばいいんだって 窓を開けて 下を見た。 汚い 汚い 傷だらけの 左腕を見つめて 空へ、飛び出した。
ホワイトデー
ホワイトデー。 大切な、あの子の誕生日。 去年は初めてみんなで集まれて 忘れられない思い出です。 だけど今年、 あの子はもういない。 会いたい。 約束破って 1人だけみんなを置いて お空の上に行っちゃった。 はっぴーばーすでー もう一回、顔を見て言わせてよ。 はっぴーばーすでー 去年みたいに集まりたかった。 はっぴーばーすでー 僕の声は 届いていますか?
もう一度あの景色をー#5
「あのさ、りょか。僕たち、、これから続けていけるのかな」 その日の夜はなかなか寝付けなくて僕はりょかに電話をかけた。 12時を回った頃だったが、りょかは起きていたらしくすぐに出てくれた。 「急にどうしたの?」 「いや、、みんながバラバラになっていってる気がする…もう、難しいのかな、」 「………わかんないよ。それは。だけど、今は落ち込んで色々考えすぎないで東京ドームに向けて頑張ろうよ!ぼくたちなら絶対、大丈夫だから。」 その力強いりょかの声を聞き少し、安心できた気がした。 そして僕たちは2日に渡る東京ドームライブを無事成功させ、約2年の活動に幕を閉じたー 私は中学生の時cometを推していた。 歓声が響く会場に4人の影が見える。 「深月〜りょかです!」 長い髪を三つ編みにしたあの頃と全く変わらず女の子のようで可愛いりょか君。 「晴斗だよー!」 黒髪から金髪になった晴斗君。 「夕日光空!」 背が伸びていつの間にか晴斗君より高くなっていたてら君。 「留愛です!」 跳ねるように入ってきた1番身長の低い留愛君。 「僕たちー」 『cometです!』 笑顔で入って来た彼らの面影は少し大人になっていた。 ただ、会場は困惑した雰囲気に包まれていた。 瀬那君は? 「そして、はじめに。大切な報告があります。」 いつもとは違い、りょかくんが司会をしていた。 「リーダー、桜庭瀬那が去年、12月に亡くなりました。」 突然の報告に私を含め誰も声を上げることすらできなかった。 留愛君が下を向いている。 「留愛。」 晴斗君が留愛君の肩を抱いた。 みんな、泣いていた。 「そして…桜庭瀬那から、リスナーの皆さん、cometのみんなへの…手紙があります。」
ネット依存
認めてほしい 褒めてほしい 愛してほしい 与えられなかった、満たされなかった 感情達が 大きくなって 気づいたら インターネットに逃げていた 顔も 名前も 知らない 誰か が、ずっと欲しかった言葉をかけてくれた。 気づいたら 逃げるように 小さな画面から 現実では行けないような 広い世界へ