速水実弥
14 件の小説雑談しようぜ。
誰にも見られないわたくし、速水実弥の雑談コーナーです。 まぁ何から話そうかなと思うんですが、まずはわたくしの自己紹介をしましょうかね。 名前は速水実弥といいます。 あと支部で「もももも」という名前でたまにイラストを投稿しています。 好きな食べ物はコーヒーゼリーとピーナッツチョコ。チョコは苦いのが好きです。 性別はお察ししたいただいて、年齢は…まぁ…ご想像にお任せしましょうか。 これでもわたくしガチのオタクをやらせていただいています。詳細は支部で… 自己紹介はこれくらいですかね。 最近驚いたことを話させてください。 わたくし、生粋の妖怪ウォッチファンなんですね。初恋はエンマ大王に捧げたタイプの人類なんですけど。CV木村良平はずるいでしょう。 妖怪ウォッチには実写版映画があるんですが、そこでエンマ大王が出てくるシーンがあるんですよ。そしたらエンマ大王、誰が演じてたと思います? 山﨑賢人さんだったんですよ。 え???????ど??? えっやまざ、えあ顔かっこいい…似合っちゃうんだイケメンって。 これがリアルな反応でしたね。 いやーかっこいいですね。山﨑賢人さん。 個人的アニメの実写版だとゴールデンカムイの杉元佐一っていうね、主人公なんですけど、その子を演じてる賢人さんえぐいイケメンなんでおすすめです。 なんか気づいたら500文字にまでなってたんでこれで… 今日もみんなのありのままで、程よく頑張ろうね。 じゃ。
透明
僕はずっと、透明だった。 クラスの誰からも話しかけられず、誰かに話かけることも出来ない。言葉が喉に突っかかって出てこない。 先生に名前を間違えられても訂正できない。 ある日、図工の授業の後の話だった。 1人の少年が僕に話しかける。…僕に? 「なぁ、お前の作品めっちゃすごかったな」 驚いて声が出ない。まさか僕に話しかけるひとがいるなんて。 「み、見てたの?」 「当たり前やん。あれ、俺めっちゃ好きやったなぁ。なんか、綺麗で」 この子は関西から転校してきた子で、明るくクラスの中心って感じだった。 誰かを笑わせるのが上手だった。 「ありがとう」しか言えなかったけど、本当はすっごい嬉しい。初めて自分を見て、褒めてくれる人に出会えて。 「あれ、“透明”って作品名にしたんやな」 「うん。いいでしょ」 あれから僕たちはちょこちょこ話すようになった。給食の班とか、体育のペアとか。あれほど憂鬱だったのが楽しいものに変わった。 「…ええなぁ。見えないもんがちゃんとそこにはあるってこっちゃな」 現在、高校生。彼とは未だに交友関係が続いている。顔がいいもんでよくモテる。 …ちょっと羨ましいと思うのは仕方ない。 透明だった僕に色をつけてくれたのは君だった。 色をつけてもらうまでがつらいけれど、つけてもらうために頑張ってみれば、 ーー世界はきっと暖かい。
第五話 わたぬきそらの文字レッスン
「これで“あまつきいなり”」 「なるほど」 かれこれ30分ほどレッスンは続いている。 なかなか飲み込みがいいからこちらも教えがいがあるってもんだ。 そういえば、 「もうそろそろ行かなくちゃな」 「どこに?」 「母親の見舞い。早く行かないと看護師さんに怒られちまう」 文字の練習のために使ったノートやシャープペンシルやらをカバンへと放り込むと、なにやら袖に小さな違和感を感じた。 「もう、行ってしまうのか」 顔こそは見えないもののなんだか悲しげな声である。まるで名残惜しいような… 「これ、持っとけ」 何を思ったか俺は簪を稲利へと渡していた。 三本も持ってきたんだから一本くらい大丈夫だろう。 「また来るからそんな顔すんなよ」 頭を数回ポンポンとし立ち去る。 「ありがとう‼︎」 後ろから大きな声で聞こえる。 …次はいつ行くとしようかな。
第四話 共有
「 …とまぁそんなとこ!」 「ほぉ…」 一通り“狐人”について稲利に教えてもらった。 能力…か…。 「変化の術的なのも使えんの?」 「使えるぞ。狐人なら誰でも使える。でも私はいまいち苦手だな。使えるけど長時間の変化は無理だ。変化の術は身の回りだと…母上が一番上手い。」 「はえー…。なんか…現実って感じがしないな。」 「まぁ無理もない。 …というか!!ニンゲンのこと教えてくれよ!!」 食い気味。怖いって急に。 「教えるっつったって…何教えればいいのか…」 「んー…。そうだな〜…。…じゃあまず、“モジ”とやらについて教えてくれよ!」 「それくらいだったら別にいいけど…」 わたぬきそらの文字レッスンの開講である。
カレンダー
キュッ マジックの音が部屋に木霊した。 カレンダーに毎日、1日の終わりに丸をつけていく。 もうこの音は聞き慣れてしまったほどだ。 この音は“1日の終わりのチャイム”。 カレンダーをめくる音は、“1ヶ月の終わりのチャイム”。 カレンダーを取り替える音は“1年の終わりのチャイム”。 そしてこれを総じるならば、“人生のカウントダウン”だろう。 そう思うとマジックの音が悲しくて、何処か愛おしくて、美しいと思ってしまう。 人は朽ちていくのだ。 でも、そんな重いものでは無いと思うんだ。 人生なんて死ぬまでの暇つぶしでしかないんだから、 せいぜい死ぬまでカレンダーに丸でも書いていようかな。
好き
あなたが好きだったの。 いや、“だった”はちょっと違うかも 今も好き。 でもあなたの好きはあたしとは違ったから ごめん。ごめん。 これは罪滅ぼしの言葉。これはあなたを幸せにする言葉。 効果は無いかもしれないけど、一応受け取ってね。 あなたの少し冷たい手が好き。 あなたの猫背気味な背中が心地よかった 疲れた時少し甘くなるその声も 全て愛してる 孤独を煮つめたこの夜はいつまで経っても終わってくれない。 おねがい、冬の寒さよ。 この恋と涙を凍らせて
今生
狐人。 其れは戦好きで人間が嫌いな種族。 嫌いが故に、自分達の縄張りに侵入した人間は問答無用で襲いかかり、時には 帰らぬ人になる場合がある。 天月家は非常に気高く崇高な家系である。 実力主義、完璧は当たり前。 そして彼女、天月稲利は期待通りの素晴らしい才覚をもった少女だった。 狐人は生まれた瞬間から神様の恩恵、「能力」を付与される。 稲利の能力は「火炎」。 あらゆるものを燃やすことが出来る。 最高火力を出せば鉄だって溶かせる。 コントロールも稲利にかかれば容易いものだった。 …だが、彼女の父が其れを利用して人間を狩ろうとしたのがいけなかった。 そう、全ては「合理的」と「反骨心」がすれ違うことによる、長期に亘った「親子喧嘩」であった。
原点
古い書物だ。表紙には何か書かれているが…読めない。 この書物を読みますか? ▼読む ページをめくった… 遥か昔、地上にある生物が生まれた。 その生物には、狐の耳、尾が付いていた。 よって、その生物を “狐人” と呼ぶことにした。 狐人は聡明である。 故に瞬く間に人知を超えた文明を作り出した。 人間とも友好的な交流を養ってきた。 米、青銅、住居、衣服の伝来も、交流の賜物。 だが、その“友好的”も長くは続かなかった。 … 引き金は????人の??少??だ?? 墨で書かれたであろう文字が所々滲んでいて読めない。 読むのを中断しますか? ▼はい 書物を閉じた…
第三話 はじめまして
「なぜそんなことを聞くのですか」 慣れない敬語で心のままに捻り出した俺の言葉を聞き、少女は目を見開いた。 「だ、だって私“狐人”だし…」 …きつね…びと…? どうやら人は驚きすぎると声が出ないというのは本当らしい。 今の俺が正にそうだからな。 すると少女を驚いた声色で声を上げた。 「もしかして、“狐人”の事知らない!?!?」 その通りすぎてぐうの音も出ない。 「はい。」と返事をすると少女は糸がプツンと切れたように 笑った。 「あはは!そんな人初めて聞いた!」 思考が完全に停止している俺を置いて高らかに笑う。なんだろう… 嬉しい。 さっき会ったばかりのどんな存在かも知らないというのに、なぜこんなにも嬉しいと思うのだろうか。 「あー笑った!私の名前は“天月稲利”!敬語は取ってもらって構わない!」 「俺は“四月一日蒼空”…よろしく…」 「蒼空というのか!いい名前だなぁ」 「よし!お互い自己紹介も済ましたことだし」 −“狐人”についてお話しようか。
好きは武器
この世の中って結局容姿ですよね。 これを読んでくださる皆様にも容姿で悩んでいる方はいらっしゃるのでは無いでしょうか。 男性が「女の平均体重は40kgくらいでしょ」と言っている動画を見かけますが、 舐めてますよね。 強い言葉にはなってしまいますが、よくその程度の認識で「異性」を語れているなと呆れてしまいます。 そのせいで、自分の「好き」を押し殺している方いらっしゃいますか? 髪型、服装、メイク。これらは全てあなたが積み上げて見つけてきた「好き」だと、私は思うんです。 だからどうか、それを壊さないで欲しい。 自分を殺さないで欲しい。 世間の目なんて単なるじゃがいもです。 世間の評価なんて単なる戯言です。 大丈夫。あなたはとっても綺麗。 こんな綺麗事を煮つめたような話を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。 読者の皆様の幸福を心よりお祈りしております。 じゃ。