第四話 共有

「 …とまぁそんなとこ!」 「ほぉ…」 一通り“狐人”について稲利に教えてもらった。 能力…か…。 「変化の術的なのも使えんの?」 「使えるぞ。狐人なら誰でも使える。でも私はいまいち苦手だな。使えるけど長時間の変化は無理だ。変化の術は身の回りだと…母上が一番上手い。」 「はえー…。なんか…現実って感じがしないな。」
速水実弥
速水実弥
「狐少女と花少年」を連載しています。 お絵描きもしてます。