はむすた
94 件の小説はむすた
森の奥でひまわりの種もぐもぐしてる、ハムスターです。 人間語も読み書きできるのでご安心を。 細かい自己紹介は、はむすたるーむと、100の質問とか見てもらえると嬉しいです。 アイコン・(し)ょうじょめ~か~ さま (*・×・*)♡
はむすたるーむ
※blの話です。 苦手な方は回れ右。 おえも@さん好きな方いますか? BL絵師、漫画家さんで、私だいすきなんです。 で、実は、最新の投稿で…… ハッシュタグで新たなカプ成立が判明!!! シェメル……やっぱりシエルくんが攻めでしたか。 ファンの方いたらこの喜び分かち合いましょっ。 おえも@さんわからないよーっていう方に簡単に説明させていただきますと、 シェメルは、 攻めのシエル メガネのやさしいお兄さん系、スパダリ 受けのメル クールっぽいけど実は「ばぶ」懐くと甘えん坊 もう最高。 いつくっつくかな、いつカプ名でるかなってずっと見守ってたので、嬉しすぎました♡ おえも@さんの投稿は、YouTube . Linevoom . X等で見られますので、bl好きだよーって方は是非。 最近の投稿は、ちょっとえろなものが多いので、注意です。 シェメル以外にも、同シリーズで電子書籍も発売されたディルレ、他シリーズでは律凪、千世織がありますので、ぜひお気に入りのカプ見つけてくださいねっっ。 ではではー。
桜は永遠に知らず 改訂版
満開のサクラが目に眩しい日。 私の気持ちなど露ほども知らないで、ひらりふわり、楽しそうに花弁が舞う。 なんだかその姿は、同じ花の名をもつ、隣の彼女に重なって見えて。 「桜は永遠に知らず」 昨晩聴いた曲の歌詞に今さら共感が沸いた。 「呼んだ? 凛ちゃん」 隣を歩く彼女が、首を傾げる。 「……花の方のサクラだよ」 「え、イントネーション違うんじゃ……」 「ってか、急がなきゃ学校はじまる」 私は歩くスピードを上げ、無理やり会話を止めた。 ……とんだ失態だ。 口にでていたなんて。 今までこんなミスしなかったのに。 ……もし。 この恋心がバレたら、どうなるのかな。 ……とか考えちゃう私の馬鹿。 どうせ、桜が私の心に気づくことはないのに。 ……私が隠してるんだから、さみしいって思う権利すら、ないのに。 桜が好き、なんて、告白したら。 誤魔化しの効かないことを言ったら。 最悪な結末を思い浮かべて、 でも、ちょっとだけ、幸せな結末も妄想してしまうんだ。 「ねぇ、やっぱりさっき、私の名前言ったよね」 「違うって、言ってるじゃん」 嘘を重ねるのが嫌で、少し冷たくして。 でも、並んで登校していることすら、恋を隠す嘘で成り立ってることに気づいて、泣きたくなった。 「どうしたの、今日の凛おかしいよ」 桜の、喋るたびに覗く八重歯は、今日もかわいくて。 やめてよ、そういう些細なことで、私の恋は高まっちゃうんだよ。 あんたがすきなの。 もう、勘弁してよ。 「……ずっと桜に秘密を隠してる、ってもし言ったら、怒る?」 「んーん、別に」 もう、いっそ玉砕しちゃおうか。 初めての恋のミス、利用しちゃおうか。 心の中で桜に恋焦がれて、ただの親友のまま二年間たった。 ーー桜が幸せならそれでいい。私は、彼女の望む王子様になれない、なんて。 ……ずっと、伝える勇気がないことを、言い訳してたのかな。 逃げてばっかで、かっこわるかったかな。 「なーに、ほんとに何か秘密あるの?」 「……あのね、」 手が、震える。 声が出づらい。 でも、私、 「桜」 「……凛?」 急に立ち止まった私を、愛しい顔が振り返る。 ごめんね、桜。遅刻しちゃうね。 ちょっとだけ、私に時間をちょうだい。 今日で、最後かもしれないから……。 「桜に恋してるって言ったら、どうする……?」
第1回NSS 桜は永遠に知らず
——桜は永遠に知らず。 だなんて、気取って呟いた。 「呼んだ? 凛ちゃん」 隣を歩く親友が、首を傾げる。 「ううん、花の方の話」 「でもイントネーションが」 「ってか、急がなきゃ遅刻する」 はっとした顔をして、早歩きになる彼女。 私も歩くスピードを上げた。 ……危ない。 桜に聞かれるとは。 今日はサクラが満開だからか誤魔化せたが。 でも、もし。 言葉の真意がバレていたら、どうなってたかな。 ……とか考えてる私の馬鹿。 これまでも、これからも。 桜が私の心を知ることはない。 ……私が隠してるんだから、さみしいって思う権利、ない。 桜が好き、なんて、もし口を滑らせたら。 さっきの言い訳は通じないかな。 心の中では桜に恋焦がれて、でも現実では一緒に合コンに向かっている。 何だか不健全。 だけど桜が幸せならそれでいい。私は、彼女の望む王子様になれない。 桜は、私が同性愛者ってことすら、知らない。 「今日、どんな人いるかな?」 「桜の王子見つかるといいね」 桜が笑い、八重歯が覗く。 ああ、 あんたがすき。 桜が知る日は永遠に来ない。
舞い上がれ! 第三幕
「ほぇ、公園でっかぁー……」 さくら町ダンスコンテストは、さくら公園という大きな公園の仮設ステージで行われる。 ステージで一人ずつ、自分が決めた曲で一分から一分半踊り、それを審査員が審査して上位三名を決めるのだ。 「あれ、受付どこ……」 キョロキョロと公園の中を見回したが、それらしき看板はどこにもない。 (あと十分で、受付しなきゃなのに) むむ、と唇を尖らせて、とりあえず歩いて探してみることにした。 ——ない。 全く、ない。 (しかも、ここどこ⁉) 焦って歩いているうちに、広い公園の中で迷子になってしまったようだ。 こういう時は、動かない方が良いんだっけ…… いや、それは山で遭難した時のやつでは⁉ すっかりパニックになってしまった、方向音痴ひまり。 どうしよう。 遅刻したら、コンテストで戦うどころか参加すらできない。 背筋に冷たい汗が流れる。 「あんた、こんなところで、何してるの」 背後からふいに響いた、凛とした声。 聞き覚えがある。と振り向いてみれば。 「海波由舞……」 今回のダンスで勝負を挑んだ相手、そのものだった。 腰に手を当て、訝しげにこちらを見つめる由舞。 敵に情けない姿を見られるわけには……。 どうすれば、迷子だと思われないだろうか。 目を泳がせると、近くの時計が視界に入ってきた。 受付終了まで、あと五分しかない。 「何をしてるの、と聞いているんだけど」 ……時計の音が、ちくたく、聞こえてくるような気がした。 ええい、背に腹は代えられぬ! 「あのぅ、受付、どこ?」 「……は、迷子?」 ——穴があったら入りたい。 この言葉をここまで体感する日が来るとは……。 「合田ひまりですっ、おねがいしますっ!」 だんっ! 由舞に案内された受付所に、参加用紙とダンス音源を勢いよく叩きつけた。 「あぁ、はい、あちらでお待ちください……」 示された準備室にずんずんと歩いて行くひまりの背中を、受付のお姉さんは面食らったように見ている。 そんな視線に気づく余裕もないひまりは、ひたすらに早歩き。 なぜ早足?——逃げるため。 なにから?——恥から‼‼ まさか勝負相手に迷子姿を見られるなんて、しかも「は?」とか言われるなんて! ああもう、まったく! 踊りで汚名返上してやるんだから!! 恥ずかしさだって勇気に変えなきゃ、やってらんない。 準備室に足を踏み入れると、そこにはざっと三十人近くの人が集まっていた。 幼稚園児くらいの子が、にこにこと母親と手をつないでいる。 中学生くらいの女子が、イヤホンを耳にさして、軽くステップを踏んでいる。 中には、背筋をピンと伸ばした、素人じゃないオーラをまとった人もいて。 (いろんな人が参加するんだなぁ……) 先ほどの恥ずかしさも忘れて、ひまりは物珍しげに室内を見渡した。 部屋の中には、海波由舞の姿もあった。 由舞の切れ長な目が、ひまりをとらえて、 ばちっと、目が合う。 ……なぜか、ほんの一瞬、彼女の表情が揺らいだ気がした。 だが、気のせいだったのだろうか、そんな違和感はすぐに無くなった。 彼女の瞳に、ひまりはまっすぐ射抜かれる。 空気がピリリとして、思わず背筋が伸びた。 (そうだ、私、戦いに来てるんだ) 開幕まで、あと一分を切った。 いよいよ、始まる。 合田ひまり、エントリーナンバー三十三番。 あと一時間もしないうちに、ひまりの出番はやってくる。 自分の心臓の存在を、こんなに強く感じるのは初めてかもしれない。 どきどき、どきどき。 これは緊張じゃなくて、戦いへのわくわくだ。そう自分に言い聞かせる。 不安になっている暇はない。 (三か月、練習してきた。 ダンスは私の存在証明だ、馬鹿にされたままで終われるもんか。 海波由舞に、私のダンスを、好きって言わせてみせるんだ) ステージに、ライトが灯る。 時計の分針が、かちり。 チャイムと、アナウンスが鳴り響いた。 コンテスト、開幕。
そして、春。 桜詩3
春が、 もう一度訪れる。 桜は、恋は、 一度散っても、 次の年にはまた春が来て、 何度でも、咲く。 今年の桜はきっと、 去年のより綺麗だ。 もう散らせない、と、 きみが約束してくれたから。 ふわり、花びらが揺れる。 きみが、そっと桜にふれる。 ねぇ、 ありがと。 好きだよ。
雪解けの季節。 桜詩2
あっけなく散った恋は 桜の花びらと一緒に 踏まれても、しかたないのに。 そんなに大事に、 拾ってこないでよ。 私の桜はもう散ったんだって、 葉ばかりの桜も悪くないって、 思い始めていたのに。 季節が巡って、 春が、 訪れそうになる。 きみの指が、 花びらに触れる。 近づかないでよ、 一年たったけど、 私の桜は咲けそうにない。 だから、 暖かくならないでよ、 咲ける気温にならないでよ、 馬鹿。
桜吹雪。 桜詩1
ぶわぁって、 桜吹雪が押し寄せる。 あっけなく散っていく 桜の花びらに、 私の恋は同族嫌悪。 散るなら咲かなきゃいいのに、 泣くなら恋しなきゃいいのに、 そんな、あとの祭り。 だって、こんなに暖かいのだから、 咲いちゃってもしょうがない。 散った花びらなんて、 踏まれてしまうだけ。 恋なんて、しなきゃよかった。 足元の花びらを、強引に踏みつける。 つぶれた花びらに、ちょっぴり泣いた。
はむすたるーむ すりー
四月五日・東京に行った!! めーっちゃくちゃ遠かったけど、 たのしかったよー!!! まずヲタの実家、アニメイト 池袋本店に。 品揃えがすごすぎてびっくり! もうどこもかしこも推し!推し!! ブルーロックのコーナー広かった。 だけど、ブルロの数ヵ月後発売の新 グッズの千切くんを買おうと思ってる から今回は買わずにがまんがまん。 ごとよめ、文スト、ごちうさの コーナーも商品がすごく豊富で、 無事アクスタと缶バッジなど購入。 賢治くんのクリアファイル可愛すぎ。 Free! もいっぱいあった。 でもお財布と相談してなにも買わず。 ガチャガチャも最推しは出なかったが 満足です。 ただね、スパイ教室と青ブタとリゼロ (はむすたの三大推しアニメ) はほぼなくてかなちぃたんだった。 そして、今回のひとり旅の最大目的。 君の膵臓をたべたい 朗読劇に行ってきました!!!! 原作は私の大好きな作家、住野よる。 出演声優は、梶裕貴さん、 戸松遥さん、中島ヨシキさん、 そして!伊藤美来ちゃん!!!! あー、生で見るみっくは最高でした。 もうかわいすぎて度肝抜かれた。 でね、一晩たっても実感湧かないの。 目の前で憧れの声優が演技してた事! 住野よるさん作品の魅力のひとつに、 「世界がある」ってことがあると思う。 ページを開いた瞬間から世界がある。 いや、ちがうな。 ページを開いた瞬間に、ページを開く もっと前から続いている主人公らの 世界を感じる。 ああ、彼らは私がこの本を開く前から この本の世界で生きていたのだ、と。 そして私はその世界を、限りなく近く から覗いている。世界に潜っている。 そして、その魅力は、朗読劇でも強く 感じた。 舞台は、梶裕貴さん演じる「ぼく」の 語りからはじまる。 一音めから、そこにいたのは憧れの 「梶裕貴」ではなく「ぼく」になった。 ぼく、は桜良の死を淡々と語る。 そして、タイトル回収。ぼく、の台詞 「君の膵臓をたべたい」 鳥肌が立った。 小説を何十回も読み込んだ私は、その 言葉のもつ意味を知っていた。 危うく、オープニングで泣きそうに。 場面は切り替わり、みっく演じる桜良 が言う。君の膵臓をたべたい、と。 時系列的にはオープニングの半年前。 でも冒頭で葬式がなされていたはずの ヒロインが、ぼくに向かってその言葉 について教えていることに、違和感は 不思議となかった。 演出の力かな。 すごく自然と世界に潜れた。 あとはもう、ひたすらに。 彼らの言葉につめられた熱と心に 圧倒されて気づけばクライマックス。 私、終わってしばらく泣けなかった。 圧倒されすぎて、桜良の死を本気で 悔しく悲しく思ってしまって、 感情が動きすぎて逆に冷静にというか 唖然としてしまって。 でも、アフタートークで、みっくが、 日記の場面で泣かないように耐えた、 と言っていたり梶さんが演技中に涙を こっそり拭っていたことに気づいて、 心の整理がついていった。 帰りの乗物のなかで、ようやく自分の 中でこころが追い付いて、号泣した。 乗り物に知り合いいなくてよかった。 というわけで、みなさんもぜひ朗読劇 行ってみてください。おすすめです。
はむすたるーむ つー
三月二二日 ・ちょい前に見てたスパイ教室を もう一度見返してた。 やっぱしエルナちゃん天使。 あと、アネットちゃんのあのシーンは 何回見てもぞくぞくするよね。 ・青ブタ再放送するんだって。 四月から。 本当に大好きなアニメだから、 絶対見る。皆も見てほしい。 ・KAWAII LAB.の推しはね、 きゅーすとのみゆちゃん、 ふるっぱーのあまねき、 きゃんちゅーのきりちゃん。 すいすては詳しくないので 勉強中!! ・ブルロのちぎりきゅんが 最強に可愛いいいいいい。 最高壮馬を声優に起用した方に お礼を言いに行きたい。 ・いのりんの次のライブツアー たのしみすぎる。 絶対チケットあてるんだからっ! ・TO BE HERO Xが早く見たい。 いのりんにまもちゃんに山寺宏一。 声優陣豪華すぎる。 あとPV超綺麗で期待大。 三月二四日 ・free!の真琴くんかっこい 特に子どもに水泳教える優しい目 がすき。 ・AJのステージ今年も豪華だった。 青ブタのステージ、よかった。 ・阿波連さんははかれない、第二期 楽しみ。れいなちゃんきゃわいいの。 三月二五日 ・小林千晃の沼にずぶずぶです。 抜け出せない。 アオのハコの笠原くん見て以来ずっと 胸にあの声が残ってる。 ・ごちうさの新シーズン楽しみ。 またチノちゃんに会えるよぉおお。 ・ブルロ何回読み返しても14巻の千切 くんの「赤の韋駄天」かっこよすぎ。 よみかえすたびに惚れ直してる。 三月三〇日 ・青ブタの新アニメのPV、号泣した。 ヒロインたちの台詞がばーっと押し 寄せてきたときからもう涙腺が無理。
舞い上がれ! 第二幕
——これで勝負して、三か月後に! 自分の一部であるダンスを否定されて、ついカッとなって言い放った宣言。 ダンスを誰かから教わった経験なんてない。 ずっと、アイドルのダンス動画とかを見ながら、独学で踊り続けてきた。 だから、そこまで自分の踊りに自信があったわけでもない。 ないのだが……。 「嫌いとまで言う必要ないじゃんっ!!」 坂道を駆け上がり、大空に叫ぶ。 近くの電線の、驚いた小鳥たちが一斉に飛び去った。 あの宣言から二か月と少し、ずっと胸に渦巻く悔しさ。 燃料を絶やすことなく、心で燃え続ける炎。 勝負を挑んでしまったからには、負けたくなかった。 確かに由舞の踊りはすごく高レベルで美しい。 本来なら、勝てるはずないとあきらめてしまう方が合理的なのかもしれない。 だが、気づけばあの日から毎日、今までやってこなかった地道な走り込みや筋トレ、ステップを美しく見せる練習などをしている自分がいた。 (だって、あの子に私のダンスが好きって言わせたいんだもん! それに、私にとっての存在証明を、馬鹿にされたまま終われない!) その感情のみに突き動かされて、今も彼女はひたすらに走り込みをしている。 勝負までは、今日でちょうど、あと三週間。 ここで折れてたまるものか! 目に染みる汗をグイっと乱暴にぬぐい、ひまりは少し走る速度を上げた。 そして気づけば、大会当日になっていた。 普段めったに遠出することのないひまりは、電車に乗るのでさえ久しぶりで、落ち着きなく車内を見渡した。 吊革につかまって揺れる不機嫌そうなあの人、座って本を読んでいるあの人。皆、ダンスコンテストに出場する人たちだったらどうしようと、不安がつのる。 もし、すごくレベルの高いコンテストで、私なんか通用しなかったら……。 (だめだめ、何ネガティブになってんの!) 胸をかすめた暗雲は、今更考えたってしょうがないことだ。 慌てて首を左右に振って、ネガティブを追い出す。 私の取り柄なんて、元気とポジティブぐらいしかないのに、弱気になっちゃったら終わりだ! 『さくら公園前~、さくら公園前~、お出口は左側です……』 車内でアナウンスが流れて、はっと見れば、もう会場の最寄り駅についていた。 「ごめんなさい、降ります! あの、通して……」 ただでさえ日曜日の朝で、車内は混みあっている。そんな中で、身長が百五十センチもない小さなひまりは、押しつぶされながら人波をかき分けて進む。 ようやく転がり出るようにして電車を降り、時計を見てみれば、コンテスト開幕まで残り三十分を切っていた。 駅の階段を駆け上り、鼓動が一段と速まるのを感じる。もう戻れないという不安も、前に進む原動力に変えてやる。 そして、最後の一段を登り、心で叫んだ。 ——絶対に、見返してやるんだから! こぶしを、ぎゅっと握りしめた。