猫のみちしるべ、終点は。

 思えば、恋のきっかけなんて、いつも些細なことだった。  初恋は幼稚園、なわとびを教えてくれた二歳上の少女。  次は小学二年生、隣の席で消しゴムを貸してくれた女の子。  そして、中二の時に落ちた三度目の恋——これが現在進行形のやつ。  三度目といえど、恋への慣れはなく。  四年弱、セサミへの想いを不器用に抱きつづけている。  抱き方も合ってるか分かんないまま、ずっと。  セサミへの恋に気付いたあの日は。
はむすた
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森の奥でひまわりの種もぐもぐしてる、ハムスターです。 2025年7月31日 ログアウト ごくたまに、ちらっと見に来てます アイコン・(し)ょうじょめ~か~ さま 2022.11 ~ 2025、7