ブルースターをつづる 序章⑦

ブルースターをつづる 序章⑦
 歩人先輩と駅で別れ、いつも通りほんの少し早足で歩く帰宅路。  なんとなく、歩人先輩のことを思い出していた。  身近な人のむき出しな恋を見るのは久しぶりで、なんだかどきどきした。  そして、思ってしまったのだ。  自分もいつか。  いつか、恋を——。  男性が怖いのに、矛盾している気もするけど。    澄んだ空気の中で、小さな花が目にとまった。
はむすた
はむすた
森の奥でひまわりの種もぐもぐしてる、ハムスターです。 2025年7月31日 ログアウト ごくたまに、ちらっと見に来てます アイコン・(し)ょうじょめ~か~ さま 2022.11 ~ 2025、7