ブルースターをつづる 序章⑦

ブルースターをつづる 序章⑦
 歩人先輩と駅で別れ、いつも通りほんの少し早足で歩く帰宅路。  なんとなく、歩人先輩のことを思い出していた。  身近な人のむき出しな恋を見るのは久しぶりで、なんだかどきどきした。  そして、思ってしまったのだ。  自分もいつか。  いつか、恋を——。  男性が怖いのに、矛盾している気もするけど。    澄んだ空気の中で、小さな花が目にとまった。
はむすた
はむすた
森の奥でひまわりの種もぐもぐしてる、ハムスターです。 人間語も読み書きできるのでご安心を。 細かい自己紹介は、はむすたるーむと、100の質問とか見てもらえると嬉しいです。 アイコン・(し)ょうじょめ~か~ さま (*・×・*)♡ since 2022.11