最期
学校は嫌いだ。
だって、皆んなと話を合わせなきゃいけない。
最近流行っているダンスも、食べ物も、全部、私からしたら、何が面白いんだろう?という感じだった。
だから、空気が読めない私は、あっという間に不登校児になった。
小学校までは良かった。友好関係も多分それなりに上手くはやれていたと思うし、実際、友達とも仲が良かった。
問題は中学校だ。中学生になってから、皆んな、それぞれの『グループ』に入る様になった。
他人と話が合わない私は、『グループ』にも入れず、話も合わず、1人で本を読んでいるしかなった。
そしてそのうち、不登校児になった。
時は残酷だ。時間に流されるがまま、大人になった。
でも、不登校児の私が、立派な大人になれる訳がなかった。
まず共感性がない。
話が合わない。
何を言われても、耐えて、耐えて、耐えて、耐えて、耐えて、耐えて、耐えて、耐えて、耐えて、耐えて、耐えて、
あ
体が重力に従って地へと堕ちようとしている。
びゅうびゅうと耳元で風がふいている。
コンクリートで作られた地面が、すぐそこに。
目を開けると、満月が淡く光っていた。
こんなことになるなら、せめて。
「もう、なんでもいいから、人生やし直したいな」
これが私の見た、最期。