魔女のお茶会
夜の森の奥、誰も辿り着けないはずの場所に、そのお茶会は開かれていた。
月はやけに近く、空は深い藍色に沈んでいる。風はないのに、木々は時折ささやくように揺れた。
丸いテーブルには、白いクロス。けれどその白は、どこか古く、ほんのりと黄ばんでいる。
「いらっしゃい」
声をかけてきたのは、一人の魔女だった。黒い帽子に、長い裾のドレス。けれど顔はよく見えない。影に溶けてしまっているみたいだった。
気づけば、椅子に座っていた。
テーブルの上には、色とりどりのティーカップ。中の液体は、それぞれ違う色をしている。紅茶にしては奇妙すぎる色だった。
「好きなものを選んで」
魔女がそう言って、ゆっくりと指を動かす。
隣を見ると、他にも“客”がいた。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2026/4/29 16:33
炭酸ジュース
ぼちぼち小説書きます。
不定期更新。中学生。
BLも百合もどちらも好きです。