夏と泡沫。
暇だなぁ、とエアコンが効いた教室のなかで、夕夏は思う。
高校2年生の夏。
自分の指先を弄りながらぼーっとしている私の耳に、数学の先生が方程式を説明する声が耳を通る、が。
一ミリも理解できなかった。元より夕夏は勉強が大の苦手だ。そして教科が数学ときた。
二次方程式がこうだから次に素因数分解するなんて、理解できるはずがないのだ。
「……はぁ」
小さくため息をついたその瞬間。
「夕夏、また聞いてないでしょ」
隣から小声が飛んできた。
びくっと肩が跳ねる。
1
閲覧数: 151
文字数: 735
カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/4/7 20:45
最終編集日時: 2026/4/11 19:21
炭酸ジュース
ぼちぼち小説書きます。
不定期更新。中学生。
BLも百合もどちらも好きです。