山代裕春

14 件の小説
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山代裕春

初めまして、山代と申します! 気軽にヒロさん、ハルさんとお呼びください。

想いは永遠に

丘を見守る一本の木、その下に立つ小さな墓、手入れもされず、置いた花もどこかに行ってしまっている。 フィーガ「今年もこの日が来ました」 そこに立つ一人の青年、手には綺麗な花束。 フィーガ「もう私だけになりましたね…」 花束を置きいるはずのない存在に話しかける。 フィーガ「聞いてください、貴方の残した歌がまた人を救いました、喜ばしい事です、ナートとオットーが世界中を駆け回って貴方の曲を歌い遂に成し遂げました…」 返事もない、音もない、ただ風が吹くだけの世界。 フィーガ「…流石、最高傑作」 悲しげに言う声もおそらく届いていない。 フィーガ「…」 徐に手のひらを見る、そこには皮膚が剥がれ黒く硬い何がが露わになっていた。 フィーガ「私の身体も長くありません…」 身体から出るはずのない機械音、不器用に巻かれた包帯からぱらりと何かが落ちていく。 フィーガ「いつだったか…私は貴方に聞いたことがあります、死とは何かと…貴方は迷いなく「肉体の崩壊」と言いました…全くその通りです…」 不意に突風が吹き来ていたコートが靡く。 フィーガ「……今ならその言葉がわかります」 軋む脚を動かし踵を返す、今では歩くのも億劫で仕方ない。 フィーガ「あと何回貴方の墓に行けますかねぇ」 ぱらりぱらりと落ちていく部品、だがもう直せない、必要がない。 フィーガ「ではまた、マスター」

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りらぁっくす

ふう… そりゃ機械でもバグるんだから、でも機械のいいところは部品直せば動くこと、でも人間はそうはいかない、この人だからダメって感情があるから。 何が言いたいのかというと、そういう時は休もう、もしくは一旦置いて違う物語を書くのもあり。 そうしないと、やってられんのよね。

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底辺人間

どんなに頑張り繕っても 結局ほつれて本性露わ ケラケラ笑う中流人間 同情情けがそんなに欲しいか 金にもならんよそんなもの 一時の愉悦を噛み締めて 一生の傷を背負い生きる まだ欲しいか?まだ欲しいか? 金にもならんよそんなもの ならば教えろ世の理 ならば示せ言動に 出来もしないやりもしない そんな人間誰が好く? もがき苦しみ得たものも 汚物吐き出し泣いた日も 全て無駄にする勿れ

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この先どうなるかなんて分からない

もしも最初からやり直せたなら… 私は恐らくこの世に生まれる選択をしないだろう。 私は障害者として生まれ今を生きています。 これだけ言えば見てる方は私がどんな人生を歩んだかある程度わかるかと思います。 顔も、髪も、体もなんの変哲のないただの普通。 なのに何故頭だけ? 人の手を借り、助けられ、やっとここまできたのになんで全部無駄になる? 大事にしたいのに、大事にできなくて結局離れていきました。 私は自分が障害を持って生まれたことが酷く醜く、そして、諦めてきました。 私は普通にできる方々が羨ましい… もしも最初からやり直せたなら、私は二度とこの世に生まれないように願います、迷惑かけてしまうからね…

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不運に助かった記憶

記憶って一度何か思い出したら芋づるで出てくるよね? 今まさにズルズルの真っ最中なんだけどさ… あの時その人と歩いててくだらない話をして笑ってた。 その笑顔は本当に可愛くて素敵だったなあ… 美味しもの食べて普段行かないゲームセンターで遊んだりしてさぁ はしゃぐ姿が本当に可愛かった… 何が言いたいのかって? 確かに俺はあの子を殺していないってこと、多分…二人で死のうとしたんじゃね?

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傷つけてごめんね

もうやめなさい…いいだけ後悔したんでしょう? たくさん反省したんでしょう? 決して許されることではないしそれが消えることもない、傷つけた相手にはもう届かないけど…自分を責めないでほしい。 苦しかったね…しんどかったね。 もういいの…もういいの…

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叫び

こんなになりたかったわけじゃない、でも何もできない、何かしたいかと言われれば何もしたくないと答える。 金も無い知恵もない美もない、本当に何にもない、惨めか?惨めだ誰のせい?親のせい?否、俺のせい。 今まで人のせいにしてきました、自信ないから、あの時ちゃんとやってれば変われたかな?悔しい思いしないで済んだかな?嫌、変わらない。 寂しい寂しい…酷く空虚で満たされない、これが幸せというならば薬飲んでたほうがはるかに幸福であろう!! 君は?お前は?あなたは?息できてます?出来てないですよね?吸ってないんだから。 気持ちわかる?分かるわけねぇじゃん!!あなた方私の気持ちわかります?!分からないよね?そうなんだよ結局傷の舐め合いでしかないんだよ!! こんな惨めな思いしてきて何か試練だ!!何が希望だよふざけんな!! 俺なんて生まれなきゃよかったよ。 初めまして、山代と申します、恐縮ながら書かせていただきました。 私が書くならばこんな感じです。 コツとしては自分自身のネガティブな部分や社会に対しての諦めや葛藤などを考えるとやりやすいかもです。 対話型ならば一人は皮肉(現実) 一人は真面目(理想)で考えるとやりやすいです。

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とある青年の本音

愛し合うとはなんぞや… ただの戯言妄言哀れ 素肌合わせりゃ 金を見せりゃ よってたかって愛を吐く くだらぬくだらぬ片腹痛い おこぼれ欲しけりゃ寄っといで 所詮使えんものばかり 欲しいものなど何にもない ただ一つ…お前はそれを呑む勇気があるのかな?

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旬の味、可愛い貴女

秋刀魚かぼちゃ茄子銀杏 さぁさぁ食べよう秋のご馳走 あれこれそれどれ決まらない 輝く瞳と舐めずる舌先 パクリと食べて幸せ笑顔 にっこり笑う我の顔 まだまだあるよいっぱい食べて ごぼう林檎柿栗きのこ さつまいもにじゃがいも蓮根 はしゃぐ貴女がとっても可愛い 食べた後は散歩に行こうかゆっくりするか…

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いなくなる

自然は朽ちる 建物は廃れる 物は壊れる 命は消える では心は?

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