如月 織兎(元如月 紅葉)
51 件の小説気分予報
テレビを見ていると、天気予報が放送された。 「(私が住んでいる場所)は晴れ時々曇りです。」 窓の先をみると、雨が降っている。やっぱり、天気予報は当てにならないな。 「続いては、気分予報です。」 あまり馴染みのない単語が私の耳の中に入り込んだ。気分予報。なんなんだそれは。 「今日、雨が降っている所は湿気のせいで気分が悪くなるでしょう。雨の場所に住んでいる人は気をつけてください」 なんだか占いの様な予報だな。 「そして今まで辛い事があった人。今日はいい日になるでしょう。心が温まるでしょう。」 ニュースキャスターが映像の画面を変えると、また話し始めた。 「おしまいに今日の全国の天気です。今日は心の晴れ率は、全体の99.9%が晴れるでしょう。」 99の数字が多く並んだ。そんなに並ぶ事があるのだろうか。 やっぱり、ニュースって当たらない。
第10回N1 「春の母から」
「あ」から始まり「あ」で終わりたい。小さな命がこの世に生まれて、いつまでもこの様に可愛らしくいれば良いといつも感じる。小さな女の子が大きくなるにつれて、春の桜が散る速さは少しずつ速くなっていく。女の子はまた大きくなり、一人で自立する様になる。女の子が思い人を連れて来た時には、受け入れる努力をする。女の子の夢を思えば、押してやるのが母の役目。女の子が母のもとを離れるとき、私は涙を流すでしょう。だけど、たまには、わがままを言いなさい。好きな事をしなさい。辛い事があってもいつかみた桜の花びらを夢に見ることあるでしょう。そんな時は笑ってください。 私はあなたに伝えていたいことは一つだけ。「生まれてきてくれてありがとう」そして「愛している」
好きだった君へ
君には、好きな人ができた。 顔も体型も姿も分からない。 だけど、君の好きな人だから、 きっと素敵な人なのだろう。 君にはもう会えない。 好きな人と2人で並んで歩く君を 見てしえば、胸が傷むから。 私も新しい恋を探す。 君が幸せなら私はそれでいい。 好きだった君へ 渡せない私からの手紙
暖かさ
寒い中の帰り道。 手が氷の様に冷たく冷えている。 駆け足で家の中に入る。 中には暖房で温まっている。 暖かい空気が出迎える。 すると、ペットのわんこが僕の胸に飛び立つ。 犬の毛の暖かさが驚きと同時にやってくる。 まだ、帰ってきたばっかりだが、 もう心も体もぽっかぽっかだ。
何に使う?
学生なのでお小遣いを月に一回もらうくらいなので、ほんのちょっとです。 だけど、本屋を見かけるとついつい本屋で本を買ってしまいます。 毎月どんどん本が増えていく
海に打ち明けたい
海を見るとあの日を思い出す。 海の先を見つめる自分が何を思い、 強く見つめていたかなんて覚えていない。 けれど、綺麗だった。 自分の気持ちなんていつも分からない。 相手の気持ちも分からない。 綺麗な水平線を見つめていた。 夕日に打たれながらキラキラと、 輝かせる海は綺麗だった。 あのね、私今海に向かって、 自分の気持ちを大きく叫びたい。 自分の気持ちを相手に伝えるのって、 この世の中難しいから。 海に向かって叫びたい。 好きなもの、苦手なこと、嫌だったこと、 きになること、やってみたいこと、 自分の気持ちちゃんと伝えられる自分に、 なりたいな
暗い夜の月
「月ってなんであんなにも輝けるんだろう」 誰もいない静かな夜道。彼女は、私の手を強く握り締める。私よりもずっと小さな彼女は、でっかい満月を見つめる。 「私も大きくなったら、あっちゃんみたいに輝きたいな。」 ふわりと彼女の髪の毛が揺れる。彼女はキラキラと輝かせる目が眩しくて、期待している様に感じてしまう自分がいる。 「私は、そんなキラキラしてないよ。」 「私はそう思うもん。そう思っちゃダメ?」 なんでだろう、目の前が歪んで見える。顔が少し赤い。 「じゃあ、この戦いが終わったら、そう思っても良いよ。」 「本当!?」 「本当だって。」 彼女は先ほどにも増して笑顔を見せる。 「じゃあ、指切りげんまんして」 彼女は小さな小指を出す。そこに私の前よりも大きくなった小指を出す。月はまだ私達を照らす。
七夕
織姫と彦星は年に一回だけ出会い 1日を過ごす なら、年に何回会えるか分からない 幼馴染に会いたいな 織姫たちより会ってない 3年くらいあってないな
2ヶ月違いの誕生日
私には2ヶ月違いの誕生日の友達がいます。 その子とは、5歳の時幼稚園で出会いました。 頭ぶつけ合って 笑い合ったことがきっかけで仲良くなりました。 毎日遊ぶ中だったんですけど 誕生日にの日には お互いの好きなものを あげあっていました。 懐かしい思い出です
相合傘
「雨降ってんな」 幼馴染と、雨の降っている空を眺めていた。 「このまま走って帰るか。」 幼馴染は、言った。 「びちょびちょになるわ。」 幼馴染は、クスッと笑った顔を隠した。 「じゃあ、相合傘してみない?」 「男同士で?」 「うん」強く返事をする。 「傘もないのに?」 「うん」また、強く返事をした。 「馬鹿じゃねーの」 一つため息をついた。 「嘘じゃないよ。」 幼馴染は、即答した。 「俺らには、これがあるじゃん。」 幼馴染は、手を持っているスクールカバンをスポットライトを当てるかの様に見せた。 「やっぱりお前は馬鹿だ。」 幼馴染は、思いっきりの笑顔を見せびらかした。 「ほら速く速く」 二つのスクールカバンを頭の上に乗せて、走り出した。 「これ、相合傘できてなくね。」 「別に良いじゃん。僕の心の中では相合傘できてるよ。」 幼馴染は、また笑った。雨の雫がBGMの様に鳴り響く。