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13 件の小説みんなまっかっか
ルナにはね双子のお姉ちゃんがいるの。けどねお姉ちゃんは フジノヤマイなの。パパとママはねえらいお医者さんだから お姉ちゃんを治す方法を探してるの。毎日ルナはひとりぼっち けど、ルナ寂しくないよ。パパが買ってくれたくまさん、はなちゃんと一緒だもん。ある日ね、パパはルナの名前を呼んで頭を撫でてくれたの。ママもルナを抱きしめてくれたわ。パパとママはお姉ちゃんを連れて1晩帰ってこなかったわ。 今日もルナはひとりぼっち。早く帰って来ないかなぁ〜?ねっ!はなちゃん。パパとママはいつも忙しかったけど、ルナとたくさん遊んでくれるようになったわ。お姉ちゃんの病気が治ったんだって!ルナはひとりぼっちじゃなくなったの!けどお姉ちゃんは見当たらないわ。ママとケンキュウジョのろうかを歩いていたの。そしたら大きな音が鳴ってピカーって周りが光ったわ。 目を開けたらパパはね、まっかっかになったママを抱きしめて泣いていたの。私にはそれが分からなかったわ。私もね、まっかっかになってたけど、パパが助けてくれてね、私はお人形さんになったの。お絵描きは好きだったけど、あんなに綺麗なまっかっかは初めて見たわ。お人形になってからルナはある話を聞いたの。ハーバーさんがね、ママとパパを事故死に見せかけてコロシタんだって。ママとパパが大好きだったから私、許せなかったわ。どうしてもハーバーさんを好きになれなかったの。だから私の好きなまっかっか色になれば好きになれると思ったわ。そうよね?はなちゃん。気づいたらね、みんなまっかっかになっていたの。はなちゃん、なんでみんな静かなんだろうね?ルナは今日もひとりぼっち、けどはなちゃんがいるから寂しくないの。
自己紹介
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少女の日記 1
毎日よ?本当に毎日監視されているの。 私は通気口を行き来して移動することが許可されているのだけれど、従業員に見張られている気がするわ。そしてね夜が来たらふわふわのベッドで眠るの。パパは私を他の子よりも可愛がってくれたわ。「特別」って言ってくれたの。私のことは調べないみたい。不思議ね。そういえば最近社長室に行ってもパパが居ないわ。
少年の日記 1
8月21日 背中を切り裂かれて変な機械を埋められた。 背中が痛い。熱い。気持ち悪い。 ガスマスクを着けた大人達が俺の背中を何度も切り裂いては、変な機械を出したり、埋めたりを繰り返した。 毎日毎日毎日。痛くて叫びたくても声が出なかった。 8月27日 分厚い手錠を付けられ、ガスマスクを着けた大男と暗い廊下を歩いた。着いたところは「実験室」そこで意識が途切れた。 8月30日 3日も眠っていたようだ。両腕の激痛で目が覚めた。見てみると、俺の両腕は真緑に変色していて、ミイラのようにしわしわになっている。鋭い爪が生えていた。ペンを握っても何度も落としてしまうけど、頑張って日記を書くことを続けようと思う。
スキキライ
五月蝿い男が嫌い。殴ってくる両親が嫌い。 道にいる野良猫は好き。ペンが走る音は好き。 ぶりっ子する女が嫌い。暑苦しい先生も嫌い。 ソーダ味のアイスは好き。しゃぼん玉も好き。 分かりきった顔の大人は嫌い。酔っ払った人も嫌い。 高いところ好き。私のことも好き。周りは嫌い。皆嫌い。
夢
「あなたには向いてないよ」あるとき言われた。 何度目かのその言葉。なんだかそれがいつもより深く刺さった。 人は結構、その人の外面を見て、それに固執しすぎて、 内面を見ることができない。だから人を傷つける。 「向いてない」私の気持ちも知らずにうるさい。その気持ちは 『見返してやる』に変わって、私は今世界的な歌手だ。
天国
恋人の手を離してしまった。 彼女は、昨日愛でた花のように 彼女は旅立ってしまった。 ただ彼女に逢いたくて、薬を大量に摂取した。 もうすぐ死期が迫ってくる。身体はもう動こうとしなかった。 薄れゆく意識の中と身体で、それでも脳内は美しい、 塵と化した思い出を描いていた。 花畑や、青空。ただ永遠と広がる山々。 ドス黒い感情の中でも、あの日の花畑の匂いがした。 彼女は大丈夫だろうと信じてしまった、 自分の醜くて、腐った白さを憎んだ。 もうすぐ、彼女に逢いに行く。 もしかしたら、彼女から逢いに来てくれるのかもしれない。 景色も意識もぷつりと切れた。そこにはいつか見た 花畑が広がっていた。僕は足元に咲いていた一輪の花に気づかず、 それを踏み潰し、彼女に逢いに行った。
シュミレーション仮説
「私たち人間が生きる現実世界は、実は高度な文明をもつ何者かによるシミュレーションに過ぎない」とある科学者言った。 そうかもしれない。簡単に言えば、シュミレーション仮説とは 私達が様々なゲームを人間の娯楽、知能向上の為に作ったように、 私達が現実世界だと思っている世界は 誰かがゲームとして作った世界なのではないかと言うことだ。 私はこの理論に凄く興味を持った。何故なら今スマホのキーボードを打ち、小説、読み物を自分や周りの人の娯楽、知能向上の為に書いているからだ。今までの数々の主人公、例えば、実験体の子供達や愛を求める主人公もそうだ。 彼等はそれを現実世界だと話の中で思っているのかもしれない。私達のように。誰か、人間よりも遥かに上の存在、例えば神や仏、もしかすると宇宙人かもしれない。 そんなモノ達が私達を創造し、ゲームのCPUのように扱っているのかもしれない。
アイサレタイ
愛されたくて厚化粧をするかのように 作り笑いをした。 愛されたくて香水を撒くかのように 猫撫で声で喋った。 それでも愛されない私は何をしたら良いのだろう。 逆に私と違って口も悪いし愛想もないし ブスなあの女が何故愛されているのだろう。 何故あんな笑い声もうるさい豚みたいな、 目付きも悪い魚みたいなあの女が好かれるのだろう。 それが本当に理解できなかった。 私は私という人格を殺し、私は私という名前を捨てたのに、 ここまでしたのにも関わらず何が足りないのだろう。 あぁー愛されたい。アイサレタイ
この作品には題名がありません
妬ましかった。他人がものすごく。 努力を詰んだのは私。優れているのも私。 なのに何故、何故私より下のお前らが讃えられるのだ。 私の方が才能があるのに。何が悪かったのだろう。 私の物語のどこが貴方に刺さらなかったのか。 構図も、表紙も、キャラ設定も、文章力も 全部私が優れているのに、伝えたいことが伝わらない。 そうか、貴方のように書けば優れるのだ。 そうして書いた。参考にしつつ書いた。書き終わって気づいた。 本当にこれは私の書きたかった物語なのだろうか。 構図も、表紙も、キャラ設定も、文章力も全部、 私のモノじゃない。私が望んだ物じゃない。 だから、この作品には題名がありません。