少年の日記 1

8月21日 背中を切り裂かれて変な機械を埋められた。 背中が痛い。熱い。気持ち悪い。 ガスマスクを着けた大人達が俺の背中を何度も切り裂いては、変な機械を出したり、埋めたりを繰り返した。 毎日毎日毎日。痛くて叫びたくても声が出なかった。 8月27日 分厚い手錠を付けられ、ガスマスクを着けた大男と暗い廊下を歩いた。着いたところは「実験室」そこで意識が途切れた。 8月30日 3日も眠っていたようだ。両腕の激痛で目が覚めた。見てみると、俺の両腕は真緑に変色していて、ミイラのようにしわしわになっている。鋭い爪が生えていた。ペンを握っても何度も落としてしまうけど、頑張って日記を書くことを続けようと思う。