ほのか
8 件の小説こんなにドキドキしているのに君に好きが伝えられない 第三話
「おはよ…」 「うん。おはよう。」 (良かった。私から君に話しかけれた。) 「今日は、部活決めがあるぞ。みんな、どの部活に入りたいかを良く考えるように。」 「部活決めだって。」 「うん。」 (どうしよう?何部にしよう…) 「俺は、とりあえず、部活を見に行ってから、どんな部活にするかを決めるよ。」 「そうなんだ。」 (部活を見に行くのを一緒にまわりたい…勇気を出して言わなくちゃ…) 「一緒に、部活を見に行ってもいい?」 「良いよ。どんな部活があるか楽しみだね。」 「うん。ありがとう。そうだね。」 (嬉しい。部活を一緒にまわれる…) 部活を見に行った私達。 「あっ。ここはバドミントン部だって。見学して見ようよ。」 「うん。分かった。」 (バドミントン部のみんな、すごい真剣だ。) (君はどんな部活に入りたいとかあるのかな?) 「俺は、運動系の部活に入りたいな。」 「そうなんだ。」 (私は、少し興味がある、文化系の部活にしようかな?) 「どんな部活に入るかを決めた?まだ、バドミントン部しか見学してないけど。」 「私は、文化部に入ろうと思ってる。」 「そうなんだ。」 「うん。そうだよ。」 (あれ?君と会話ができてる。以前は、緊張して好きな人とこんなに話す事もできなかったのに。) 「次の部活を見に行こう。」 「うん。分かった。」 「吹奏楽部の見学は、こちらです。」 「いろんな部活があるんだね。」 「うん。そうだね。」 フルートに、トロンボーンなど、他にもたくさんある。 「見学にようこそ。」 すると、吹奏楽部の演奏が始まった。いろんな音が聞こえてきて、しかも、音が合わさって、一つの音になった。吹奏楽部の素晴らしい演奏だった。 (私、部活は吹奏楽部にする。) 「演奏、すごかったね。」 「うん。そうだね。私、部活は吹奏楽部に決めたよ。」 「そうなんだ。」 「他にもいろんな部活があったけど、俺は、やっぱり、運動系の部活がいい。」 「そうなんだ。」 (私と一緒の部活じゃないんだ。) 「俺は、いろんな部活を見て、陸上部に入ることにしたよ。」 「陸上部?」 「うん。陸上部で走ってみたいんだ。」 「そうなんだ。」 私達は、教室に戻った。 「みんな、入りたい部活は決まったか?この紙に、部活名を書いて提出するように。」 みんな、部活名を紙に書いて続々と提出する。 「じゃあね。また、明日。」 「うん。また、明日。」 (今日は君と、たくさん話せて良かった。明日も君と話したいな。) 次の日、たくさん桜が咲いた。 「おはよう。」 「おはよう。今日は桜がたくさん咲いているね。写真でも撮ろうか。」 (写真?私、写真に映るの苦手なのに…) 「笑って?にっこりと。」 その瞬間、風で桜吹雪が舞った。ビューっと強い風が吹いた。 「すごい風だったね。あっ。桜の花びらがついている。」 「どこに?」 「ここだよ。髪と肩についている。取ってあげるよ。」 「うん。ありがとう。」 (君がこんなに近くに…なんかドキドキが止まらない。) 「あっ、こんな時間だ。教室に行かなくちゃ。」 「うん。そうだね。一緒に教室に行こ。」 「うん。」 なんとか、時間に間に合った。 「みんな、おはよう。」 「おはよう。今日、すごい風だったね。」 「うん。そうだね。」 (さっきの事を思い出して、また、ドキドキしてきた。) 今日は、移動教室の授業がある。 友達が、 「一緒に移動教室に行かない?」 「うん。良いよ。」 (本当は、君と一緒に移動教室に行きたかったけどな。君とは別の授業で、それで他の男子と一緒に移動教室に行くみたい。君と一緒に居れないのは寂しいな…) 授業が終わって、お昼ご飯の時間になった。 友達が、 「お昼ご飯を一緒に食べよ?」 「うん。良いよ。」 (君の事を遠くから見ているだけでも嬉しい…) 君と目が合った。 (ドキドキしてすぐに目をそらす。) (今日のお昼ご飯は、梅干しご飯と唐揚げと卵焼きとポテトサラダだ。どれも美味しそう…) 「あっ、美味しそうなお弁当。良いな。今度、俺にもお弁当を作ってきてよ。」 「良いよ。」 (君のために作るお弁当。なんだか、とても嬉しい。) いつものお弁当がより美味しくなった。 (昼からも、学校生活を楽しもう。) 午後からの授業が始まった。私は、英語の授業は少し得意だ。授業が終わって、帰りの時に、 「部活が決まったから、みんな、それぞれの部活で頑張るように。」 友達が、 「部活に行こ?」 「うん。分かった。」 君に、 「後でね。部活が終わるまで待っていて。」 「うん。分かった。陸上部の練習が終わって、まだ、吹奏楽部の練習が終わってなかったら、学校のどこかで待ってる。」 「うん。分かった。」 「うん。」 吹奏楽部のみんながいる音楽室に行った。 「部活、楽しみだね。」 「うん。そうだね。楽しみ。」 「まずは、どれを演奏したいかを決めてね。」 (私、トロンボーンが良い…) 「次に、楽譜を書いた紙を渡すから、リズムに合わせて手拍子してみよう。」 (スピードが速くて、リズムに合わせるのが難しいな…) 部活が終わった。 (どこに君がいるのかな?学校のどこかって言ってたから、どこかには居るはずなんだけど。) 「あっ、だいぶ遅いぞ…だけど、部活、お疲れ様。俺は、部活が終わって待っている時間、ずっと考えてた。」 「そうなんだ。ありがとう。誰の事を?」 「萌奈(もな)の事に決まってるじゃないか。」 (今、何て?それって私の事を…) (私、考え過ぎ?私は、君の事が好きだけど。) 「まぁ良いよ。」 「うん。ありがとう。一緒に帰ってもいい?」 「良いよ。だいぶ、外が暗くなったね。」 「うん。ありがとう。そうだね。翔哉(しょうや)君、部活、お疲れ様。」 「うん。ありがとう。今、何て?俺の名前を呼んでくれた…ありがとう…嬉しい。」 「うん。ありがとう…」 「たくさん走って疲れた。」 「そうなんだ。」 帰り道で、少しドキドキしている。 (さっき、翔哉君にあんな事を言われたら誰だって意識するじゃん。もっと、翔哉君の事が好きになった。) 「今度、一緒にお花見に行かない?」 「良いよ。お花見に行きたい。」 「その時も、お手製のお弁当を作ってきてよ。」 「うん。分かった。」 (お花見だって。どんな服装で行こうかな?楽しみ…) 通学路の家の近くまで来た。 「じゃあ、また明日ね。」 「うん。また明日。」 (さてと、家に帰って来たから勉強でもするか…) その時、携帯の連絡が来た。 「明日は、学校の掃除があります。ジャージを持って来てください。」 (明日は、掃除があるのか。学校を綺麗にしないといけない。)
あの日の約束 第一話
待って…優有(ゆあ)行かないで。それが僕達が出会った始まりだった。 ある日、私が、学校で呼ばれた。 「私、何かしたかな?」 瑠愛(るあ)が、 「とりあえず、職員室に行って来なよ。」 「うん。そうだね。」 何で、私が職員室に呼ばれたのかを考えながら、職員室に向かっていた。 その時、悠空(はるく)が、 「おはよう。そんなに深刻そうな顔してどうしたの?」 「おはよう。実は私、職員室に呼ばれたの。」 「あの優有が職員室に?何かの間違いじゃないの?」 「そうだよね。悠空も、そう思う?とにかく何かの間違いであってほしい。」 「うん。一緒に職員室までついて行ってあげるよ。」 「うん。ありがとう。」 職員室に着いた。 「職員室に呼んだのは他でもない。最近、小テストなどの点数が悪くないか?」 「ごめんなさい。もっと、勉強をするようにします。」 (職員室に呼ばれたのは、この事か…) 悠空が、 「何で職員室に呼ばれたのか分かった?」 「うん。最近、小テストの点数とかがあまり良くないから、呼ばれたらしい。」 「そうなんだ…勉強だったら、教えられるよ。」 「ありがとう。勉強を教えてほしい。」 「良いよ。優有は、勉強でどんな教科が苦手?」 「特に、数学が苦手。英語は少し得意だよ。」 「うん。分かった。」 「今度、一緒に勉強をしよう。」 「うん。ありがとう。次の小テストとかで良い点数を取りたいな。」 「頑張ろうね。」 「うん。頑張るよ。」 私達は教室に戻った。 瑠愛が、 「どうだった?」 「うん。小テストとかの点数があまり良くないんだって…」 「そうなんだ…何か悩み事でもあるの?」 「悩み事は、小テストとかの点数があまり良くない事ぐらいかな?」 「そうなんだ。」 「うん。そうだよ。悠空に、勉強を教えてもらう事になったから。」 「うん。良かったね。」 「ありがとう。今日から勉強を頑張るよ。」 悠空が、 「テストが終わったら、みんなで遊園地に行かない?」 瑠愛が、 「良いね。私も、一緒に遊園地に行きたい。」 悠空が、 「良いよ。だから、優有、勉強を頑張ってね。」 優有が、 「うん。分かった。」 小テストの日。 優有が、 「おはよう。」 悠空が、 「おはよう。今日は、小テストがあるね。」 優有が、 「うん。そうだね。小テスト、頑張るよ。」 瑠愛が、 「おはよう。今日は、優有が苦手な数学の小テストがある日だね。頑張って。」 優有が、 「ありがとう。みんなも、小テスト、頑張ろう。」 「これから数学の授業の小テストを始めるぞ。」 (今まで頑張って数学の勉強をしてきたから、きっと大丈夫。) 数学の小テストが終わった。 瑠愛が、 「数学の小テストできた?どうだった?」 優有が、 「うん。多分、数学の小テストできたと思う。」 悠空が、 「そうなんだ。良かった。」 優有が、 「うん。ありがとう。」 数学の小テストが返ってきた。 恐る恐る、数学の小テストの点数を見る。 (良かった。以前より、ずっと点数が上がっている。勉強して良かった…)瑠愛が、 「数学の小テストの点数どうだった?」 優有が、 「勉強して良かったよ。」 悠空が、 「良かったね。これでみんなで、遊園地で行けるね。」 「うん。悠空も、勉強を教えてくれてありがとう。」 「良いよ。」 職員室で、 「以前より、数学の小テストの点数が上がったな。よく頑張ったな。」 「はい。ありがとうございます。」 悠空が、 「職員室で何て言われた?」 「職員室で褒められたよ。」 「良かったね。今度の、冬休みの部活がない日にみんなで遊園地に行こう。」 「うん。ありがとう。」 冬休みの部活がない日。遊園地に着いた。 悠空が、 「さあ、思いっきり遊ぶぞ。」 瑠愛が、 「うん。優有も、楽しもう」 優有が、 「うん。分かった。楽しみ。」 瑠愛が、 「まずは、どんな乗り物から乗る?」 優有が、 「私は、メリーゴーラウンドが良いな。」 瑠愛が、 「うん。分かった。」 メリーゴーラウンドに乗った。 優有が、 「メリーゴーラウンド、楽しかった…」 瑠愛が、 「うん。そうだね。」 悠空が、 「次は、どうする?」 優有が、 「どうしよう?私は、絶叫系が苦手で…」 瑠愛が、 「そうなの?」 優有が、 「うん。そうだよ。」 瑠愛が、 「でも、好き嫌いは良くないよ。絶叫系だって乗ってみたら、楽しいと思うよ。」 優有が、 「うん…そうなのかな?」 悠空が、 「だけど、無理しない方が良いよ。」 優有が、 「うん。分かった。」 瑠愛が、 「ところでお昼ご飯、どこで食べる?」 優有が、 「お弁当屋さんとか、パン屋さんとか近くのお店で何か良いのがあるかな?」 悠空が、 「調べたら、この辺りにパン屋さんがあるらしい。」 優有が、 「そうなんだ。パン屋さんに行こ。」 悠空が、 「うん。分かった。」 パン屋さんに着いた。 優有が、 「すごいね。どれも、パンが美味しそう…」 瑠愛が、 「うん。そうだね。」 悠空が、 「僕は、コーンパンと、クリームパンにするよ。」 優有が、 「私は、きなこパン、カレーパンにしよう。」 瑠愛が、 「私は、はちみつバターパンと、りんごのタルトにする。」 パンを買ってお店を出た。みんなでお昼ご飯のパンを食べる。 優有が、 「あっ。美味しい…」 瑠愛が、 「うん。パン、美味しいね。」 悠空が、 「確かに、このパン美味しい。」 優愛が、 「うん。次は、どこに行く?」 瑠愛が、 「どうしよう?」 「待って…優有、行かないで。」 夢だったのかな? それはあの日の約束だった。あの時、優愛は行ってしまった。 だけど、そんなのとても信じられるわけがない。優愛が帰ってきたのだ。 優有が、 「ありがとう…帰って来れたよ。」 悠空が、 「うん。良かった…これでまた、一緒に学校生活を送れるね。」 優有が、 「うん。ありがとう。」 (さっきのは何だったんだ?) いつまでも、疑問が残る。
こんなにドキドキしているのに君に好きが伝えられない 第二話
読書の時間になった。 「おはよう。どんなのを読んでいるの?」 「おはよう…今、ファンタジー小説を読んでいるよ。とても面白くて良い物語なんだよ。」 「そうなんだ。昨日とは、まるで別人みたいに話すね。」 「つい…」 (好きな事となったら、話し過ぎてしまう、私の癖だ。) 「良いと思うよ。今度、それ貸してよ。俺も、その小説を読みたくなった。」 「うん。良いよ。」 (どんどん顔が赤くなってきたのが、私でも分かる。) 「あれ?どうしたの?顔が赤くなっている。熱でもあるの?」 「話し過ぎたから、恥ずかしさで顔が赤くなっているなんて言えない。」 「大丈夫。」 (ましてや、好きな人とこんなに長く話したのは初めてだ。) 「熱はないみたいだね。」 (今、君の手が私の額に…) 「うん…」 「どうしたの?ますます、顔が赤くなっているよ…やっぱり、今日は早めに帰った方がいいよ…」 「大丈夫だから、気にしないで。」 「そうなの?それだったら良かった。」 「うん。ありがとう。」
僕は気になっている子の恋の数値を知らない
「今、恋してる?」 「いきなり、どうしたの?」 「何か最近、どうも恋の数値が見えるようになったんだよね。」 「そうなんだ。それはすごいね。良い事じゃん。」 「うん。それが僕は今、気になっている子がいるんだ。」 「そうなんだ。その子の恋の数値を見てみたら?」 「それが、気になっている子の恋の数値を見ようとしたら、何か、恋の数値がぐちゃぐちゃになっていて見えないし、わかんないんだよ。」 「そうなんだ。何かがあるんだろうね。」 「うん。何かその原因を知らない?」 「何だろうね…わかんない。」 「他の子の恋の数値は見えるんだけど、その子だけ見えないの。」 「ひょっとして、それは恋の数値があまりにも高すぎて見えないんじゃないの?」 「そうなの?じゃあ、その子も、僕の事が好きって事?」 「それは、まだわかんないけど。確かめて見たら?」 「どうやって?」 「さりげなく、その子に聞いてみるとか。」 「そんな事できない。だって、気になってる子だよ。」 「うん。じゃあ、どうしたいの?」 「わかんないけど…」 すると、 「おはよう。さっき、二人でどんな事を話してたの?」 「それは…」 「今、気になっている人とかいる?」 「それはちょっとストレートな質問すぎるだろ。」 「気になっている人か…」 「答えなくてもいいよ。」 「私より背が高くて…」 「答えるんだ…」 「それに、かっこよくて優しい人かな?」 「そんな完璧すぎる人いる?」 「いるよ…目の前に。」 「何だ、アラトの事か。」 「違うよ。私が好きな人は、アラトじゃなくて、シァトの事だよ?」 「そうなの?だって、僕は、ナコの事が好きだけど、恋の数値がぐちゃぐちゃで、恋の数値がわかんないんだよ。」 「私の事、好きなの?ありがとう。恋の数値?何の事?」 「うん。僕は、恋をしている人の数値が見えるんだ。」 「そうなの?」 「うん。だけど、ナコの事は恋の数値が見えなくて、何か理由があるのかな?って思って。」 「うん。実は私、シァトに言いたい事があったんだけど。」 「言いたい事?」 「うん…ずっと前から、シァトの事が好きでした。付き合ってください。」 「ちょっと待って。恋の数値がぐちゃぐちゃなのは、もしかして…」 「うん。ずっと、この思いをシァトに伝えようか、どうしようか悩んでたの…」 「そうだったんだ…だから、悩んでたから恋の数値がぐちゃぐちゃだったのか。」 「うん。さっきの私の悩みの思いの告白に答えて…」 「うん。分かった…」 「はい。よろしくお願いします。」
お菓子作り
私は、お菓子で甘い味のとかが好きだ。お菓子は、みんな、ほとんどの人が好きだろう。 でも、私は最近はお菓子はあまり食べないようにしている。 「ねぇ。薄力粉を分量通りに計った?」 「うん。分量通りに計ったよ。」 「そうなの?それだったら良かった。」 「うん。ありがとう。」 「次、卵を入れるんだけど、上手くできる?」 「大丈夫。僕にできない事はない。」 勢い余って、卵にヒビを入れすぎた。 「あっ…しまった。どうしよう?卵が上手くできなかった。」 「ほら、言わんこっちゃない。だけど、良いよ。大丈夫。卵の殻は取っておいたから。」 「うん。ありがとう。」 「次、バターを計って。」 「うん。分かった。」 バターを計る。 「お菓子作りに、こんなにバターを使うなんて、初めて知った。」 「うん。そうだよ。言い忘れてたけど、私は今まで作った事がないけど、今日は比較的、簡単なレモン味のクッキーを作って見ようと思う。」 「そうなんだ。分かった。」 好きな人とお菓子作りをするのは初めてだ。 「料理は今まで一緒に作った事があったけど。」 「うん。そうだね。」 レモンを生地に入れて、他にもお菓子作りに必要な材料を生地に入れていく。 「レモン味のクッキー、美味しいといいけど。」 「うん。きっと、美味しいと思うよ。」 「うん。次、クッキー生地を型に取って。」 「うん。分かった。お菓子作り、楽しい。」 「うん。そうだね。」 クッキーを焼く準備ができた。 「次、クッキー生地を焼いていくよ。焦げないように見ててね。」 「うん。分かった。」 しばらくして、美味しそうなクッキーの香りがしてきた。 「クッキー、とても美味しそうだよ。」 「どれどれ?」 一つ味見をしてみる。 「美味しい。クッキー、完成。」 「うん。そうだね。クッキー、食べていい?」 「いいけど、その前にクッキーの写真だけいい?」 「うん。ありがとう。良いよ。」 クッキーの美味しそうな写真をパシャリ…何回も写真を撮り直す。 「良い写真、撮れた?」 「うん。大丈夫。良い写真、撮れたよ。クッキー、食べていいよ。」 「うん。分かった。」 (あっ…美味しい。) クッキーの甘酸っぱい恋の味がする。
恋と言う魔法
もしも、魔法が使えたら、私は、みんなを幸せにしたい。 恋と言う魔法が使えたら… 「おはよう。今日も元気?」 「おはよう。元気だよ。急にどうしたの?」 「いつもは話しかけて来ないから、ちょっとびっくりしちゃった。」 (そうなんだ。ちょっと、意識してドキドキしてる。) 「ドキドキしてるの?」 「何で、話してないのに分かるの?」 「恋してる人には分かるんだよ。」 「そうなんだ。」 (好きって言う事がバレた。) 「私も好きだから…」 「あっ…そうなんだ。」 (お互い好きだったんだ…なんか嬉しい。) 「私も嬉しいよ。」 好き過ぎて感情が分からなくなった。
こんなにドキドキしているのに君に好きが伝えられない 第一話
私は、君に恋をしている。恋と言う物は難しい物だ。一途なのもあれば、片思い、両思いなどがある。 「おはよう。元気?」 「おはよ…」 こちらを見向きもしないで、細々と挨拶を返す。 (すごく緊張した。まだ、ドキドキしている。) 「なんで、そんなにそっけないの?」 「えーっと…」 返事に困る。 「学校に入学した時は、もっと元気のある子だったのに。」 「うん。」 一言、返事をするだけで精一杯。 (君の事が好きだなんてとてもじゃないけど、言えない。) そんなある日、席替えがあった。席順は、くじ引きで決める。 (君の隣になれたらうれしいな…) 「俺、別に誰の隣でも良いよ。いろんな人と話すの楽しいし。」 君が、くじを引く順番が来た。 (最近、俺、少しあの子の事を意識している気がする。俺も、あの子の隣になれたら良いな。内心ドキドキしている。) 私がくじ引きを待っている時間も、ドキドキしている。しばらくして、私の順番が来た。 (君の隣になれますように。) 「みんな、席が決まったか?みんな、机を移動させて。」 (私が引いたくじは、10番の子の隣。10番は、えーっと…) 「あっ…」 (君と隣の席。なんだかうれしい。) 「13番は?もしかして…隣?」 「うん。よろしくね。」 (嬉しさとドキドキして、願ったり叶ったりだ、本当…) (ここで君と席が隣になって、願いが叶ったから、これからも良い事がたくさんあれば良いな。) 「俺も、もっと一緒に話したい。だから、少しずつでも話して行こ?」 (それができたら苦労はしないよ…) 「うん。分かった…」 (本当は、君の事が好きで好きで、今もずっとドキドキしているのに。この思いを伝えられない…)
異世界へ 第1話
なんだか、異世界に迷い込んだみたい。どこからか、呼びかけてくる。 「君も、この世界で一緒に暮らさないか?」 その声の主は、異世界で暮らす動物だった。 丸っこい形をした可愛いハリネズミだけれども、その声は幼く、可愛い声につきる。 どこからか話しかけてきた。その声がする方に進むと、それは甘くてふわふわなスイーツとかがあるような世界で、その世界は私の暮らしと違っていて、時間がゆったりと過ぎていくようだ。それは異世界の時間が歪んでいて、時が過ぎるのが私の世界とはまるで違っていて遅いみたい。 「やあ、僕はリズ。君は?」 いきなり話しかけられて呆気に取られていると、その声はだんだん近づいてきて、どこからともなく、ひゅっと現れて、輪郭がぼやけていたのが、その姿が少しずつ鮮明になってきて、いつの間にか私の前にそのハリネズミは現れた。驚いていると、そのハリネズミは、 「僕はこの世界で暮らしているんだ。分からない事があったら遠慮なく僕に言ってね。」 「うん。ありがとう。私は、ラナ。とてもこの世界は楽しそうね。初めはとても驚いたけど、この世界で暮らすのも悪くないかも。」 「実は、この世界にいるのは僕だけじゃないんだ。他にもたくさん動物達と人がいて、それで毎日が楽しいよ。」 どこからか声が聞こえる。 「新入りさんだね。よろしく。僕はロタ。」 すると、声は聞こえるけれども、姿は、はっきり見えない、その動物が話しかけてきた。 「私は、アルーよ。ロタといつも一緒にいるの。」 ここでやっと、犬の姿が見え始めた。その目は、とても穏やかな目をしていて、見る人を惹き付ける魅力がある。私はこの世界の事をもっと知りたくなった。その事をリズに言うと、 「いいよ。案内してあげるよ。」 「うん。ありがとう。」 リズの後について行く。ロタとアルーも一緒だ。 「僕達もいろいろ教えられるよ。まずは、これから、ラナが住む場所を探すところからだね。ラナが住むのにちょうど良い家があるんだ。ついて来て。」 ロタの後について行くと、そこには大きな家があった。 「ここに住むと良いよ。」 「わあ。広い家ね。こんな所に住めるなんて夢みたい。ロタ、ありがとう。」 「良いよ。だけど、お礼は僕じゃなくて、この家を貸してくれた人に言ってよ。」 「この家を貸してくれた人?」 「そうだよ。僕の親戚のおばあさんなんだけど、ここから近いから会いに行く?」 どんなおばあさんなんだろう?この家を貸してくれた人だから、きっと優しいに違いない。 「おじゃまします。」 「どうぞ、上がって。」 おばあさんの家に上がらせてもらうと、そこには高級そうな、絨毯。そして、あれはシャンデリアだろうか、とてもキラキラしていて眩しい。他にも至る所に宝石が散りばめられている。こんな人が私の住む家を貸してくれただなんて。私が驚いていると、どこからともなくおばあさんの声が聞こえた。 「外は寒かっただろう。さあ、温まって。」 おばあさんが温かいココアを入れてくれた。 「私は、ソァル。会うのは初めてだね。お名前は?」 「初めまして、私、ラナって言います。あの大きな家を私のために貸してくださってありがとうございます。」 「いいんだよ。街の生活を楽しんでね。それより、リズは、ラナを選んだんだね。」 「そうだよ。この世界では、動物と人が一緒に暮らすという決まりがあるからね。ラナ、賢そうだし。」 ラナが照れていると、 「ただいま。」 と元気よく小さな子が家に入って来た。 「あれ?お客さん?」 「ご挨拶して。ラァル。」 「初めまして、ラァルです。よろしくお願いします。」 「初めまして、ラナです。よろしくお願いします。」 「僕は、リズ。よろしくね。」 「よろしくお願いします。今日はお客さんが少ないね。」 「うん。そうだね。いつもだとこの家は、大勢の人で賑わっているんだよ。」 「そうなのね。いつもは、ここで何かあるの?」 「うん。いつもは、お昼時に友達と、お菓子を持ち寄って、ここで話をしたり、たくさんの人が今後の、この街を良くしていくために、みんなで集まって話し合いをしたりしているよ。」 「そうなんだ。この街か。もっと他の所も見てみたいな。」 「わかった。私も案内するよ。」 「うん。ありがとう。おばあさん、また、来るね。」 「そうなのね。いろんな所を見ていらっしゃい。」 「うん。おじゃましました。」 ラァルとロタについて行くと、 「ラナ、ここが買い物できる店だよ。」 「すごい大きな建物ね。」 私の世界にも似たような建物の店があるけど、この世界の店の建物の方がずっと大きい。今度、買い物してみる事にした。他にも、公園、学校とかがある。私の所にはない物もある。これはこれで楽しそう。 「ラァル、さっきはどこに行ってたの?」 「公園だよ。友達と遊びに行ってたの。」 「そうなんだ。良いな。楽しそうだね。」 「うん。楽しかったよ。」 「なんか、お腹減ったね。みんなでお昼ご飯にしようか。」 「うん。おばあさんの家に戻って、お昼ご飯を食べよう。」 「うん。わかった。」 おばあさんの家に戻ってきた。少しすると、料理がテーブルに並んだ。 「どうぞ、召し上がれ。」 「いただきます。」 ラナがパスタをくるくると巻いて一口食べると、 「美味しい。」 「良かった。ラァルも一緒にお昼ご飯を作ったんだよ。」 「そうなんだ。すごいね。」 すると、ラァルが溢れんばかりの笑顔ではにかんで見せた。 ラナが、 「そういえば、リズとアルーはどんな物を食べているの?」 「私達は、コンペイトウを食べているの。」 「そうなんだ。コンペイトウか。」 ラァルが、 「ラナ。次は、どこに行きたい?」 「うん。どこに行こうかな?他にどんな所があるの?」 「駅にあって、いろんな所に行ける列車とか、他にも、隣町に学校があって、僕達は毎日、学校に通っているんだ。隣町にスイーツのお店があるよ。他にもまだまだあるんだ。」 「そうなんだ。楽しそうね。」 「お昼ご飯を食べたら、いろんな所へ行こうか。」 「うん。わかった。」 「ごちそうさまでした。」 「じゃあ、行ってきます。」 「行ってらっしゃい。気をつけてね。」 「うん。ありがとう。」