ボカロで短編
皆さんのお好きなボカロをストーリーにしてみてください。乞食すると、私はシャルルでやりました。 <条件> ・敬体か常体かは問わない ・分量は500字~10000字 ・過度な方言は控える ・バッドエンドでもハッピーエンドでもOK ・二次創作といった形になるので、必ず原曲が分かるようにする(あまり変えすぎない) ・他は大体許す!!
Penguin's Detour 【ナースロボタイプT】(カバー)
飛んでいた私は、もう落ちてく願いを、 そのまま、ありのまま、自分の我儘と
ド屑(ボカロ二次創作)
「待って!…なんで!私を捨てるの!?」 『…当然じゃないか。浮気したんだから』
Joker boy
モルカディアの旧市街広場は、朝から湿り気を帯びた熱気に包まれていた。 石畳は夜露に濡れ光り、この街の長い歴史の中で幾度となく流された血の痕跡を物語っている。そして今、また新たな血がその表面に供給されようとしていた。
Day Break Front Line
今、朝日が登る。私の後ろから。影が薄く見えてくる。完全に太陽が出た。今立っているこの場所は〝Day Break Front Line〟という名前がついている。日本で一番最初に日の出が見れる場所である。そのことから、パワースポットとしても知られている。俺は、ちょうど一年前に彼女と一緒に初日の出を見る約束をしていた。だが、その彼女が車に撥ねられて死んだ。確か3月頃だっただろうか。思い出した、卒業式の後だ。卒業式の後、彼女は独りで帰っていた。信号無視の車によって撥ねられたんだ、俺の目の前で。焦っているときにはもう脈がなかった。でも、3月という事もあって一度あそこで初日の出を見られた。 そしていま、事件の約9ヶ月後。俺は、この場所に立って何を思えば良いのだろう。死んだ彼女にとって、俺は何もできないのだろうか。彼女が生きていたら、またここで見よう、と約束もしていただろう。もう生きることが怖い。生きることがめんどくさい。だから、俺はここで覚悟した。笑顔で飛び降りた。下は真冬の冷たい海だ。自然と涙が飛び出した。
わたしは禁忌 #ボカロ二次創作
寒い。こんな事を言うのは、今日で何回目だろうか。一人の少女が、公園のベンチにぽつんと座っていた。 (はぁ…いっそ太陽がこっちに落ちてくれればいいのにな。なんちゃって)