雲丹丸 音夜
24 件の小説最初からやり直せたらなぁ
産まれる前からやり直せるなら、私はこの世に生まれたくない 私は私自身が嫌いだから、この世に存在して欲しくないと自分でもおもう。 一体いつになったら、心置きなく命を投げ出せるのかずっと考えてる でもそればかり考えるのは辛い だから、初めから存在しなければ良かったのだ そうすれば、こんな気持ちになることもないし、誰かのことを考える必要も無い 初めからやり直せるなら、私は自分の存在を無いものにしたい 誰でもいいからさ、私の存在を、命を、消してくれたら、いいのになあ
私の体験談
私は、物知りだねとよく言われます。 でも、自分からしたら、別に勉強をした訳でもないので、いったいなぜ自分が物知りと言われるのか分かりませんでした。 自分が知ってる情報をただ口に出しただけです。 でも今になって分かる気がします。 たぶん、適当に見つけた情報を謎にずっと覚えていたんだと思います。たまたまテレビで見た、スマホで見たことをずっと覚えているんです。 「このアニメ知ってる?」 「あ、それ知ってるよ」 「なんか、君ってなんでも知ってるよね?この前見せたアニメも知ってたし」 (たまたまYouTubeで見かけただけなんだけどなぁ) 「そうかなぁ……」 友達や家族と会話してると必ずこんな風な会話になります。 こんな感じで、体験談みたいなのがあれば教えてください
あっそ。 それで?
「なんでメイクに時間かけるかなぁ。どうせメイクやったって、顔変わんないんだし笑」 「なんで眉毛剃ったの??なんか変だよ笑」 「君は、スマホが好きなんだね」 「あんたいつか絶対太るね笑」 「ねぇ。なんでみんなの普通が出来ないわけ?」 あっそ。 だから何? ねぇ、ちょっと聞きたいんだけどさ。 私とあんたの普通は違うってこと、知ってる? メイクに時間をかけるのが、私の普通。 眉毛を綺麗な形に剃るのが、私の普通。 スマホをあたってゲームしたりするのが、私の普通。 好きなものを好きなだけ食べるのが、私の普通。 社会人が何言ってんのって思った? そう思うなら、勝手に思っておけば? 私は、語りたいこと語らせてもらうから。 ごめんなさい。 普段、口に出せないので、こちらで喋らせていただきました。
スターランナー①
「やれるな?」 父からのその一言を、今でも覚えている。 俺の名前を世界に広めたきっかけの言葉。 それでいて、俺という人の存在意義を無くしてしまった言葉。 俺はもう、この宇宙で、生きる意味がない。 ここには、“時”という感覚がない。 なので、今が何年か聞かれても答えられない。 でも、ここには、沢山の人の命がある。 生きている人の命。 死んでしまった人たちの命。 それらが、まるで、重力のようにここの人たちの背中に重くのしかかっている。 「休暇が欲しいな」 隣を歩く同期のフィリップが静かにそう零した。 「そう言えば長らく休暇取ってなかったな」 「だろ? はぁ、どうしてこんなブラックな所で働いちまったんだ、オレは」 「家族を世話するためだろ」 「そういう意味じゃなくてさ。なんであんな分かりやすいオイシイ話に乗っちまったんだろうって話」 あぁ、そうか。フィリップはスカウトでここに来たのか。 知ってはいたことだけど、改めて聞くと自分がやはり皆とは違うものであることを実感した。 「家族の世話つったって、中々家に帰れないんじゃ意味ねぇよ。金だけ仕送る生活にはもう飽きたさ。」 「そうか……」 俺には、はっきり言ってその感覚が分からない。 分からなくて、当然か。 「その点お前はいいよなぁ。 家族みんながこの職場ー国家宇宙機関ーで働いてるんだから。」 「そんな事ないよ」 「無くはねぇだろ。 俺だったら嬉しすぎて毎日仕事が楽しみで仕方ないのに。」 家族と仕事をしているシーンを想像しているのか、フィリップがニヤける。その顔を見て、俺は自分の父親を思い浮かべた。 厳しい顔つきで、冷たいコンクリートのような目付き。 フィリップのような慈愛に満ちたものはなく、自分の息子を本当の息子と思っていないような視線。 口を開けば、出る言葉は「愛してる」とか「大丈夫か?」じゃなくて、「今日の任務はお前一人でもできるな?」。 多分この人は俺の本当の父親ではない。 そう言い聞かせて自分を納得させた。 納得させなければ、強く願ってしまうから。 「一度でいいから愛を言葉で伝えて欲しい」って。 「おーい。 大丈夫か?タクト?」 顔をまじまじと覗き込まれながら声をかけられて、意識が現実へと戻る。 あれ、なんで、俺。 あんなクソ親父のこと考えてんだ。 「どしたどした?ぼーっとするなんてお前らしくねぇな。疲れてんのか」 「……かも……な」 ものすごい歯切れの悪い返事だったな。自分のことなのに他人事みたいにそう思った。 「疲れてんだったら、休むに限るぞ。ちゃんと休息は取れよ。もうすぐ幹部選挙も始まるみたいだし。お前、今年出るんだろ?」 フィリップの質問され、俺は黙ってしまった。 幹部選挙。 国際宇宙機関で十年に一度開かれる選挙。 立候補したもの同士、トーナメント制で戦闘を行い最後に勝ち残ったものが、この機関の幹部になれる。 幹部なれば一瞬で金持ちになり綺麗な女にも恵まれる。 男性たちにとってそれは夢のような最高の話であって。 それを理由に幹部を目指す人は少なくはない。 でも、幹部候補に選ばれるには条件がある。 「いいなあ。幹部。金持ちになれるらしいし。ま、戦闘経験が浅い俺には、夢みたいな話だけど」 幹部になる為には、最低でも10年の戦闘経験が必要で、基準を満たさないものは幹部候補に選ばれない。 「でもまあ、2年でこの役職まで上り詰めたんだろ?もしかしたら飛び級とか有り得るんじゃないか」 「茶化してんのか?お前だって世の中そう上手くいかないことぐらい分かるだろ」 フィリップに腕をつつかれ、二人で笑う。 「もうこんな時間だし、昼メシ食うか」 「だな。今日はどんなメニューかな」 「スコーンだけは出ないでくれ。オレ、嫌いなんだよ」 フィリップが顔の前で両手を合わせて、祈るようにそう零す。 そんなフィリップを見てたら、つい言葉が滑る。 「あ、さっき通りすがりの人が今日のメニューにスコーン入ってるって言ってたような」 「…………本当か??」 フィリップが歩みを止めて怯えたような目で俺を見る。 俺はそんなフィリップの顔を何秒か見つめた後に、歩き出して小さく言う。 「……な訳ないだろ。メニューなんて知るか」 「はぁ!?おま、騙したな」 フィリップの声を聞きながら、盛大に笑う。 ああ、こんなテキトーでくだらない時間だけが、ずっと続けばいいのにな。 窓から見える真っ青な地球を見て、そう思った。
I don't even have a clue about you
退け そこを退け 私はお前なんか眼中にもない 道端で飢えた獣みたいに這いつくばって 気持ち悪いのよ おまえのその目つき その言葉 私の心を動かす言葉なんて一つもない あら、私がそんなに羨ましい? こんなにも美しくて、強い私がそんなにも羨ましい? 馬鹿ね。 勝手に地べたで妬いてればいい。 私はそんなお前の前を歩いてやる。 どう? 最悪な気分でしょ。 でも、私は最高な気分よ。 だって、レッドカーペットを歩いてるんだもの。 お前たちの怒りや嫉妬が、レッドカーペットを歩く私を照らすスポットライトよ 私のためにライトを照らしてくれてありがとう おかげで、私の美しさがさらに際立つ ねえ、いつまでそこで私を眺める気? 気づいたのなら、動いたら? 私はあなたを待たない あなたを待つほど暇じゃない だから、お前は私を超えることは出来ない 一生ね
死にたくないのに、神様にたくさん死を経験させられた話
簡潔キャラ紹介 笹野大輔 とても自己中心的な性格で、本人はそれに気づいておらず、いつも周りが気を遣っている。穂希のことを何故か弟子と呼ぶ。 雪代穂希 大輔の部下であり、いつも大輔の後ろについてまわる。大輔からは弱虫で腰抜けの部下と思われている。とても気にしいやで、人見知りな性格なため、大輔の自信のある行動に尊敬を抱いている。 これらを踏まえて、読んでいただけると嬉しいです。 あぁ、死ぬ。 この感覚を、俺は知っている。 だって、これまで何度も味わってきたからだ。 スローモーションに見える周り。 目の前には、驚いた顔で俺の手を掴もうとする人の手。 隣に視線を移せば、一緒になって後ろへ倒れ込む俺の弟子。 何度も何度も見てきた景色だ。 俺は今から死ぬ。 目を静かに閉じて、ただ一瞬、この感覚に身を委ねる。 また、“階段での死”か……… この現象が俺に起きたのは、もう五年前のことだった。 五月五日。午後三時。この日付と時間になると、死のイベントが発生する。 発生するのは、俺だけではなく、俺の後ろにいつも着いて回ってる弟子もだった。初めてこの現象に襲われた時は何事かと思った。 俺は、こんなところで自分の人生に幕を下ろすのかと、周りの景色を見ながらそう感じたのを覚えている。 でも、3日後。俺は自分の部屋で目を覚ました。 なぜ、3日後だと分かるのかは後で説明するからとりあえず今は俺の話を聞いてくれ。 焦って起きて鏡を見に行ったが、変わったところは何ひとつとしてない。 夢なのではないかと皮膚も抓ったが、ちゃんと痛みはあった。 時間が戻ったのだ。 死ぬ前に。 「ハッ………………とうとう神まで味方になったか」 俺は嬉しかった。神が味方につくとは俺の未来は安泰だ。 それから俺は学生の頃に流行っていた歌を鼻で歌いながら、上機嫌で会社に向かった。 事務所ではたくさんの心配の声が寄せられた。これこそが、3日後だと分かった理由だ。 でも、理由を聞いて固まってしまった。 「風邪で3日間休まれてたと聞きました。もう体調の方は大丈夫ですか? 」 え? 風邪? 「は?………………風邪?いや、俺は風邪なんかじゃ……」 俺は風邪で3日間休んでいたことになっていたらしい。 聞けば、俺の部下である弟子の穂希も、全く同じ日数を休んでいたのだとか。 奥の方のデスクでパソコンに集中している弟子の姿が見える。 そうか、俺や弟子が死んだことは誰も知らないのか。 「あぁ……ま、まあ、大丈夫だ。 それより仕事だ。いつものコーヒー入れてこい」 俺は、部下にそう頼んで弟子の所へ向かう。 「おい、お前」 「あ…………笹野さん………あの、これ……」 弟子は少し戸惑ったような表情で俺の顔を見る。 俺は小声で話し続ける 「あぁ、分かってる。みんな多分知らない。お前も知らないフリしとけ。」 「え……で、でも……」 「文句あるのか?知らないフリしとく方が変に誤解を招かなくて済むだろ。それくらいも分からねえのか、お前は」 「す……すみません……」 弟子はそのまま業務へと意識を移す。 俺も他の部下から受けとったコーヒーを飲みながら、業務を始めた。 でも俺は知らなかった。 また死ぬことになるなんてな。 「あいつはどうして死んだのかまだ分からないようだ」 「そりゃあね。あんな傲慢だったら分かるわけないさ」 「確かに。 でも、もう一回くらい死なせたら気づくんじゃないかな」 「そんな簡単に心が動くヤツじゃないよ」 「………いや、でもありかもしれん。もう一度、死なせてみようじゃないか」 「折角なら、環境を変えてみるのはどうかい?」 「いいね。 じゃあ、次はどんな死に方にするの?」 「それはもちろん」 「前と同じさ」
私の好きなもの
・アニメが好き ・読書が好き ・漫画が好き ・オムライスが好き ・梅のお菓子が好き ・パソコンやスマホのゲームが好き ・空を見るのが好き ・物語を書くのが好き ・変人が好き ・チョコが好き ・絵の模写をするのが好き ・写真を撮るのが好き ・狭い場所やトイレが好き ・一輪車が好き ・長距離走が好き ・推しのグッズ集めが好き ・アクスタが好き ・診断系が好き ・自分のMBTIが好き ・布団の中が好き ・面白い柄の服が好き ・紫が好き ・緑も好き ・紫と緑の組み合わせが好き ・K‐popアイドルが好き ・official髭男dismが好き ・yamaが好き ・最近はILLITの曲が好き ・BOYNEXTDOORが好き ・皿洗いが好き ・水(飲む方)が好き ・ダンスが好き ・シルバーが好き ・蛇柄が好き ・晴れが好き ・透明が好き ・一重が好き ・リップ集めが好き こんな感じでしょうか? 今思いつくものはこれくらいです。
故障中
車が故障した。 自分の心も故障した。 車は直してくれる人がいる。 でも、自分の心を直してくれる人はこの世にいない。 まだ、出会ってないだけなのかもしれない。 でも、多分、奥深くから、故障中の心を直してくれる人なんてこの世にはいない。 車は新しくなっていく。 自分の心は古くなって、錆び付いていく。 直してくれる人、いるかなぁ。 故障中の、この心を。 昨日車が故障してしまいました。 たくさんの人に迷惑をかけてしまった自分が情けなく思い、心の中の言葉をこの文章を殴り書きしました。
男くじ ※絶対批判される。批判覚悟です。
女が一つ、くじを引く。 女の周りに他の女が集る。 くじをひいた女は、くじを見て憎悪に満ちた目つきに変わる。 女は、思い出す。 くじに書かれた男との、反吐が出る程の最悪な日々を。 女は、一つの武器を持って館から出ていく。 他の女はそれを見ている。 ただ、見ているだけだった。 でも、その目は、 女と同じく憎悪と執念に満ちた目をしている。 数時間後。 帰ってきた女を見て、他の女は笑顔になる。 「これで、また最悪な日々を終わらすことが出来た」と言いながら。 女は、血のついた武器を洗う。 そして、そのまま窓から投げ捨てる。そのナイフは、下にいた男の頂点に突き刺さる。 男の頭から、赤い噴水が沸き上がる。 女たちは、それを見てまた声を上げ、高らかに笑う。 女は怖い。 女を、怒らせてはいけない。 さあ、男たち。そこをどけ。
私も参加してもいいですか?
自分で企画しといて、参加したくなったので……書いちゃいます。 名前は雲丹丸 音夜。 社会人です。ニートの経験があります。 よく、自己紹介の時に自己アピール(?)の一環として、こんなことを言っています。 私は自転車に乗れません。代わりに一輪車には乗ることができます。 結構信じて貰えないことが多いのですが、事実です。 自転車は両手が塞がっているのが怖くて乗れず、その点一輪車は両手が空いてるので怖くないです。 最近は、その日の空の絵を描いて紙に残したいと強く願っています。(ただし、時間が無く………自分で作らなくては……) 唐突ですが、もし生まれ変わるなら、次はもう少しマシな人間に生まれていて欲しいと願っています。