日和檸檬

42 件の小説
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日和檸檬

初めまして。そしてこんにちは。日和檸檬と書いて、ひよりれもんと言います。 私の物語が、少しでも貴方の心に届いたら。私を見つけてくださった貴方に、幸がありますように。 フォロバ目当てのフォローはお避けください。 二次創作専用アカウント(れもんびより。)をつくりました。 こちらで投稿してしまったものはそのままにしますが、これからはそちらで二次創作の投稿をしていきます。

おもいで

ふりかえるといつもキミがいた そうしてぼくに笑いかけるんだ 「どうしたの」って 弱虫で泣いてばかりだったぼくを キミはやさしく包みこんでくれた キミよりおおきくなった頃には 素直になれなくて 突き放してしまうときもあったね それでもぼくをあいしてくれたキミに つたえたい言葉があるんだ 「いつもありがとう」 前を向いて、胸を張って、貴方はステージに立つ。 そして、精一杯息を吸って、歌い出した。一つひとつの言葉が、胸をあたためていく。 これまでの貴方とのおもいでが、私の頭の中をかけめぐる。 はじめて貴方と会ったとき はじめて貴方が歩いたとき はじめて貴方が私の名前を呼んだとき はじめて貴方と話したとき 何度も一緒に行った公園、 何度もいっしょに練習した九九、 なんどもいっしょにわらった、わたしたちのいえ。 あんなに小さかった貴方が、もうこんなにもおおきくなっていたなんて。 はじめて貴方にあった時から、貴方は私たちのひかりで、 進路のことで色々言ってしまったかもしれないけれど、私たちは貴方の人生をだれよりも応援しているよ。 全国の卒業生の皆さま、ご卒業、おめでとうございます。

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おもいで

道に落としたパンのかけらは、もうない。

冗談だよ、と、いつものような屈託のない笑顔で、否定してほしかった。 いや、否定してくれると思っていたのだ。 必死に手を引っ張って、支えていたのは、自分だ。 いや、支えていたつもりだったのか。 長い間、甘いお菓子の家に閉じこもっていたのは誰だ? たとえ、たくさんお菓子を持って帰ったとしても、貴方が喜ばないことくらい、気づけたはずなのに。 「なあ、」 引き止めようと、弱々しく手を伸ばしたその先で、貴方はどんな顔をしていたのだろう。 いまさら、戻ろうとしたって、もう何もかもが遅いというのに。 際限なく、雨の冷たい水が身体に染み込んでいく。 もういっそのこと、そのままこの恋心を流してしまえたら。 四角い小さな箱が、こちらを嘲笑うかのようにのぞいていた。

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道に落としたパンのかけらは、もうない。

これも痛バの醍醐味…?

はじめまして、或いはこんにちは。日和檸檬です。 知っている方も多いと思いますが、この世には痛バというものが存在します。 同じ絵柄の缶バッジを集めて、大量にバッグにつける、あれです。 私はそれをつくろうと、プロセカのキャラクター(一歌ちゃんと遥ちゃん)の缶バッジを某フリマアプリで12個ずつ購入しました。 その缶バッジがちょっとずつ届いてくるのを、日々楽しんでいました。 もう届くのがあと二つほどになった今日、私は、重大なことに気づいたのです。 「あれ、数が合わないぞ…?」と。 いやいやまさか。 私は何度も数を確認しました。 友達から譲り受けていた一歌ちゃんの缶バッジの個数分もちゃんと含み、購入履歴と照らしあわせても、合計の個数は同じなのに、なぜか、12個ずつではなく、一歌ちゃんが13個、遥ちゃんが11個になるようになっているのです。 そこで私は考えました。 「誰か、一歌ちゃんと遥ちゃんを間違えて発送した…?」と。 いやいやまさか。 と、思う方も多いと思いますが、私が買った一歌ちゃんと遥ちゃんの缶バッジは、二人が同じイベント(同じコンセプト)で描かれたもので、発売ボックスも同じ…。それに二人は元々、ビジュアルがよく似ているメンバーとして、豆腐(プロセカユーザー)からも認知されているのです。 可能性は、ゼロではありません。 購入履歴をたどり、発送者様のプロフィールを確認していったところ、間違えたらしき方を見つけました。 普通なら、ここで連絡して、どうにかしてもらおう!となるのですが、私はすでに発送者様に、取引ありがとうございました!という趣旨のメッセージを入れてしまっていたのです…。 今回のことは、浮かれすぎて届いたものと発送者様を完璧に確認せずにメッセージをいれてしまった私にも非があります。 この経験は、初めての痛バ作りの醍醐味だと割りきり、次からは、こういうことがないよう、しっかり確認しようと思いました。 長ったらしい人の失敗談を読んでくださってありがとうございました! これからも、執筆活動や推し活、学業も頑張っていきます!

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これも痛バの醍醐味…?

ないものねだり

わたしがうまれるとき、神さまはわたしに三つの魔法をくれた。 他人よりちょっとだけ記憶力が良くなる魔法と、 他人より要領がよくなる魔法と、 他人より先にオトナになれる魔法。 でも別の神さまは、わたしに三つの呪いをかけた。 他人の感情が理解しにくくなる呪いと、 他人より可愛くなれない呪いと、 他人より努力ができなくなる呪い。 クラスメイトは、いつもわたしを『天才』だという。 そのクラスメイトに対して、 わたしは “あなたももっと勉強すれば、このレベルなんて簡単だよ”としか返せない。 楽しい会話なんてできないし、 わたしの悩みを共有できる相手もみつけられない。 もし、わたしがうまれるときから、もう一度やりなおせるなら、 勉強ができなくたっていいから、 もうちょっと愛想がよくて、 まわりに人がたくさん集まってくるような、 かわいいひとになりたい。

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ないものねだり

【折セカ設定.】♩ キミと見たいセカイへ ⌒ 折セカ【日和檸檬ver】

名前:譜条 蘭那(ふじょう らんな) 学校:宮女 学年、クラス:3-A 性別:♀ 性格:常に気だるげで、無気力。ただ、手を抜くのは嫌いなため、何事にも真面目に取り組む。が、マイペースなため、スタートが遅い。遅刻常習犯。(サボることはない。)うるさい人や環境が嫌い。 誕生日:3月24日 身長:157cm 所属ユニット:journey 好きな食べ物:ひじき、昆布などの海藻類 嫌いな食べ物:ケーキ、卵(オムライスや目玉焼きなど) 苦手:他人に合わせること、医療ドラマ 趣味:寝ること 特技:どこでも3分で寝れること 委員会:なし 部活:なし 口調:標準語(少し間延びしたような口調) 「…だよねぇ〜」など、語尾に「〜」と母音がつくことが多い。ひらがな多め。 一、二、三人称:わたし(後輩と話す時のみ、稀に蘭那せんぱい)、きみ(ひらがな表記、呼び捨て)、きみたち 過去:幼少期から友達の必要性がわからず、ずっと孤独だった。友達がいないといっても、幼なじみである、結々がいるし、本人はそれでいいと思っていたが、両親は中学生になった蘭那の意に反し、もっと友達がいるほうがいいと言い続け、友達づくりを強要したため、蘭那は、より人間関係に疲れてしまっていた。 そのとき(中学二年生のとき)、バーチャルシンガーに出会い、ほんとうの仲間というものに憧れを持った。 そのため、journeyに入ることを決心した。 関係: 降星 瀬名( せ な 様) ↺蘭那がバーチャルシンガーを知るきっかけになった曲の作者。蘭那のコメントから、二人はリアルでも仲良くなる。 神風 結々( 瑚碧 蒼 様) ↺幼なじみ。蘭那の幼少期の唯一の友達。 霧島 海月( 海月 様) ↺同じユニットのかわいい後輩。どこかかまいたくなる雰囲気を持ちあわせている海月を、蘭那は実の弟のように可愛がっている。 紡木 琴凛( 叶夢 衣緒。 様) ↺図書館で、二人がたまたま同じ本を借りようとしたのをきっかけに、仲良くなった。友達。 明星 輪虎( はむすた 様) ↺最初、蘭那はうるさくて察しが悪いことから冷たい態度をとっていたけれど、何度か一緒に歌っていくうちに、だんだんと仲良くなっていった。仲良くなった、と言っても、二人は毎日のように言い合いをしている。 サンプルボイス: 「迷える後輩よ、蘭那せんぱいが相談に乗ってやろーではないか〜!」 「友達はねぇ〜…無理して作るものじゃないんだよ」 「睡眠時間いのちだから!!!」 「せなちの曲って、どの曲もきいたら気持ちが明るくなれるかんじがするんだよねぇ〜…」 「せなち。わたしに、仲間のすばらしさを教えてくれて、ありがと」 「ゆゆ〜!課題おわんないよぉ〜!!」 「わたし、相当ひねくれてたけどさ、ゆゆがずっと友達でいてくれて、ほんとうに、うれしかった」 「くらげはホントにかわいいなぁ〜」 「くらげはいつも頑張っててえらいねぇ〜…。でも、たまにはゆっくりするのも大事なんだよ?」 「ことりちゃ〜ん、一緒にスイーツ食べにいこ〜!」 「この絵、ことりちゃんが描いたんだ…。うん、なんか、すごく、ことりちゃんってかんじ」 「わこ、もうちょっとしずかにして。わたしねむいんだけど。」 「なんだかんだ言ってるけど、わたし、わこの歌すきだよ」 その他:勉強のレベルは上の中。運動のレベルは中の下。歌は格別上手いわけではない。 すぐ寝れるわりに眠りが浅い。 外見等はサムネイルを参照ください🙌

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【折セカ設定.】♩ キミと見たいセカイへ ⌒ 折セカ【日和檸檬ver】

少年Aの独白

【速報】 ある少年が、53歳である母親を殺害した。 母親と口論になり、少年は、母親の首を絞めて殺害した。 少年は、何日か逃亡していたが、ある日、急に某警察署へ自首をした。  証言① ーーーいやぁ、昔からちょっと変わった子だとは思ってたんですよ。でも、友達も多くて、明るい子だったので、常にそばに誰かいたって感じです。 ーーーえ、不登校の時期の話ですか?さぁ、俺はあんまりAさんと話したことなかったんで、クラスが変わってからの様子は、基本的の知らなくて。 あっ、でも確か、Aさんの側にずっといた子がいたような…。誰だったけなぁ…。  証言② ーーーわたし、Aくんと同じ美術教室に通ってて。Aくん、最初は結構一匹狼って感じで、ずっと無表情だったんですけど…。たまたまデッサンの課題で、わたしとAくんとペアになったとき、一人であたふたしてたら、優しく教えてくれたんですよ。あのときは本当にかっこよかった…。 ーーーまさかまさか!恋なんてしてませんよ。ただ、それ以降、Aくんは割と自分からいろんな人に話しかけるようになって…。友達でAくんに恋してる人は、何人かいましたね。 そういえば、最近よくある、磁石でくっつく二つのキーホルダーってあるじゃないですか。それの片方を、ずっと大事そうにペンケースにつけてました。あんなにイケメンだし、恋人の一人や二人くらい、いたのかもしれませんね。  証言③ ーーーあー!なついー!Aの写真じゃん!おじさんたち、Aのストーカーかなんかっすか? ーーー冗談ですよじょーだん。Aもだいぶ変わりましたよねー。初めてウチの幼馴染の子に紹介してもらったときは髪の毛も長くって、ザ・女子ってきな?学年は違ったんですけど、アニメとかそういうのもわりと知ってて、当時オタクだったあたしとめっちゃ気があって、会うたびにずっとしゃべっててー… ーーーえ?Aって女の子でしょ?  証言④ ーーー中学生の時に転校してきた、転校生だったみたいねぇあの子。うちの孫となかよくなってからは、家も近かったし、遊ぶためによくインターフォン鳴らしにここまできてましたよ。 ーーーうちの孫はとっても勉強が得意でねぇ。今は噂のN大学の医学部に通ってるんですよ。すごいでしょ?Aちゃんは勉強もせずにウチにインターフォン押しに来るもんだから、親御さんは子供に無関心かなってずっと気になってたんですが…、まさか、こんなことになるなんて…。  証言⑤ ーーー…特に貴方たちに話すことはありません。 ーーー…。 ーーー…。 ーーー…。 ーーー…しつこいですね。 ーーー…Aって、そんないい記事になるんですか ーーー…これまで記事にしようとしていたAのこと、取り消してくれるなら、もっといいネタ、あげます。 ーーーどうか、Aのことは記事にしないでください、 ーーーAは、何も悪くないんです。  ???? ある?:||.“|^.\が、53歳である母親を殺害した。 母親と口論になり、:|”_‘];は、母親の首を絞めて殺害した。 ;%\*は、何日か逃亡していたが、ある日、某警察署へ自首をした。 少し古さを感じさせる部屋に、生気を失った女と、一人の少女がいた。 「ごめん、ごめんなさい…。」 一人の少女は、泣きながら、誰かと電話をしている。少女の手は、手袋越しでもわかるほど、酷く震えているようだ。 「大丈夫だよ、ボクのこと、守ってくれたんでしょ。」 中性的な声の電話の奥から聞こえるソレは、少女を落ち着かせるように、静かに流れた。 「ねえ、今すぐ、家を出て、会いにきて。そんで、ボクに、今きてる服、貸してくれない?」 すがすがしいほど白い雪は、ナニカを、着実に、隠すように、降り続けている。 【速報】 先日報道された、母親首絞め事件の犯人が、Aではなく、Aの知り合いであるBであることがわかった。事件を知ったAが、Bのことを庇ったとみられる。 また、母親がAに対して、虐待をしていた可能性も浮上した。 警察が、詳しい事情を聞くとともに、真偽を確認していくようだ。

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少年Aの独白

ハッピーエンド

 「すきだよ」って、「かわいいね」って、言われるたびに、哀しくなる。  その言葉が恋人同士のそれとは違うことを、わかっているから。  「私もだよ」って返すけど、その言葉に込められた想いが、きみのものとは違うことを、知っているから。  自分の恋のカタチは歪じゃないと言い切れるけど、普通の恋のカタチとは全然違うってことくらい、ずっと前からわかっているんだ。  でも、ノリで言われた言葉が、私の心を引き裂いていることを、きみにすこし、知ってほしかっただけなのに。  ねぇ、そんな目で、なかないでよ

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ハッピーエンド

大っ嫌いだ

「わたし、中間テストのクラス順位、一位だったんだよ!」 あら、よかったわね! でも、学年順位はどうだったの? 「七位、だけど、」 じゃあ次のテストは学年順位五位以内にできるように頑張りましょうね! 「わたし、読書感想文で賞もらったんだよ!」 すごいじゃないか! でも最優秀賞ではないんだろう? 来年は頑張ろうな! 「私順位下がっちゃった…」 えー嫌味ー? どうせ一桁なんでしょ? 頭いいから羨ましいわー 私、頑張ったんだよ。 努力したんだよ。 なんで、だれも褒めてくれないの? なんで、みんな頭いいなんていうの? なんで、私が努力してないみたいにいうの? みんな、みんな、_____。

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大っ嫌いだ

才能

誰かの何かを知るたびに、努力することが怖くなる。 誰かの何かを見るたびに、必死になることが怖くなる。 何かに一生懸命になるってことは、自分の限界を知るってこと。 何かに夢中になるってことは、他人の才能を目の当たりにするってこと。 自分視点の物語だったはずなのに、才能のあるやつを見るたびに、自分はただの端役でしかないことを思い知らされる。 そんなの、惨めじゃないか。 才能のあるやつには、一生勝てない。 これは、どんな綺麗事を言おうが、覆しようもない事実だから。

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才能

ともだちの必要性について

 ふと疑問に思う。長いようで短い人生において、本当に“ともだち”は必要なのだろうか、と。 もちろん、他人と協力し合うこと、つまり協調性の面では、愛想よく話し、なかよくなるというのは大事なことではあるが、それが“ともだち”の必要性に直結するかと言われたら、そうではないだろうと私は思う。  第一、“ともだち”の定義も人によって異なる。少しでも話したことがあれば“ともだち”だと思う人もいれば、信頼して本音を話せる人ではないと“ともだち”だと思えない人もいる。そこで、私は辞書で“友達”を調べてみることにした。すると、「勤務、学校あるいは志などを共にしていて、同等の相手として交わっている人」と書かれていた。  この辞書の言葉をみるに、一般的に“ともだち”とは信頼できる相手のことをいうらしい。確かに、互いが互いをリスペクトしあっていれば、多少のすれ違いはあれど、相手と支え合うことができる。要するに、相手との確かな信頼関係があるならば、“ともだち”は必要であると言えるであろう。  一方で、相手になんの敬愛もない表面的な“ともだち”は必要なのだろうか。それ以前に、LINEの返信が遅いと怒られる、休日予定があるからと遊ぶのを断ると次の日から仲間はずれにされる、なんていう関係は、本当に“ともだち”と言えるのだろうか。  私たちは、人間である以上、相手の心を完全に知ることはできない。必ずどこかで喧嘩をするし、すれ違いもある。けれど、喧嘩もすれ違いも、信頼関係がないと生まれない。仲間外れにされたくないから一緒にいるなんて関係は、“ともだち”だとは言えない。  “ともだち”の必要性は、相手を思いやることではじめて生まれるものであり、そこに例外はない。貴方も、一度、自分の“ともだち”について、そして自分が思う“ともだち”の価値を考えてほしい。

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ともだちの必要性について