y.t.t.

2 件の小説
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まだ高校生ですが日々思いついた設定、雰囲気、場面を小説にして気軽に書こうと思っています!

交差点

駅の目の前に、大きな交差点がある。別に渋谷ほどの都会じゃないから、交差点を渡る時は1寸先に人の肌、というほど混んでもいない。でも、ここに来ると不思議と感動をする。 今、この長い長い人生の中で、この交差点で、「あなた」に出会った。 出勤するサラリーマンもいる。 買い物に行く主婦もいる。 運動のためにランニングをする人もいる。 杖をついて歩く高齢の方もいる。 そして学校に行くため電車に乗ろうとする僕もいる。 みんなこの交差点を渡る目的は違う。目的は違うのに、偶然、いや「奇跡的に」と呼ぶべきだろうか、ここで出会ってるのだ。 あのサラリーマンにも人生があったのだろう。大学に入って、友達と遊んだりお酒を飲んだりしながら就活を頑張って、面接をして、内定をもらって、初めて昇進して、そろそろ結婚をしないと、って思っているのかもしれない。 分からない。 分からないけど、僕らはここで出会っている。 僕らは家族か?親戚か?違う。 僕ら友達か?幼馴染か?違う。 僕らは近所で知り合いか?違う。 目の前にいるのは全く知らない人なのだ。何もかも進む矢印が違う。だけど矢印がここで交わった。 僕は生きてきた十五年間の中で二千二十四年七月二日七時五分にここにいて、「奇跡的に」あなたも生きてきた二、三十年間の中で二千二十四年七月二日七時五分にここにいる。 それだけ。それだけだけど、それがすごい。感動する。

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交差点

眠り

布団に入って、目を瞑る。今見ているのはどんな世界だろうか。 真っ暗な世界。自分はこの暗闇のどの部分を見ているかも分からない。 寂しい。体の感覚がなくなって、浮いてくる。 これは、浮いてるの…? 意識も遠のいている。遠のいているというより、どっかに置いていかれてる。 ものすごいスピードで離れていく感じがする。 怖い。自分はどうなるの。頭がおかしくなりそうだ。 怖い。これは死だ。死んだ後はきっとこれが、永遠に、終わりなく、続くんだ。 死にたくない。でもいつかは死ぬ。なんで。そんなのいやだ。 死にたくない。

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眠り