交差点

交差点
駅の目の前に、大きな交差点がある。別に渋谷ほどの都会じゃないから、交差点を渡る時は1寸先に人の肌、というほど混んでもいない。でも、ここに来ると不思議と感動をする。 今、この長い長い人生の中で、この交差点で、「あなた」に出会った。 出勤するサラリーマンもいる。 買い物に行く主婦もいる。 運動のためにランニングをする人もいる。 杖をついて歩く高齢の方もいる。 そして学校に行くため電車に乗ろうとする僕もいる。 みんなこの交差点を渡る目的は違う。目的は違うのに、偶然、いや「奇跡的に」と呼ぶべきだろうか、ここで出会ってるのだ。
y.t.t.
y.t.t.
まだ高校生ですが日々思いついた設定、雰囲気、場面を小説にして気軽に書こうと思っています!