高嶋のぎ

24 件の小説
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高嶋のぎ

はじめまして、高嶋(たかしま)のぎです!よろしくお願いします ♡やコメント、フォロー励みになります! ただいま、長編ファンタジー 「世界の果てから」執筆してます! 誤字脱字報告、感想お気軽に〜! イラストも趣味です 写真は自家製 生成画像に表示貼るようにしましたが、二年前くらいの古いのは画像が残ってないので画力で察してください クマは自作アイコン

Usさんの文章イメージ

Usさんのイメージは 炭が入った囲炉裏の炎が浮かんできました! 優しいパチパチとした音や、炭を赤く燃やす熱、激しさと暖かさが混ざる火の演舞。 最初はイメージが暖炉と囲炉裏とで区別つかなかったんですが、画像検索したら暖炉ではありませんでした笑 すっごい世界観が美しくて、はじめびっくりして打ちのめされた感じがしました それがまた心地よいのです、まさに才能を感じました(どの目線よ) ご本人様とのやり取りは丁寧かつ腰が低くて、憧れますね ファンなので(宣言2回目)これからも読みに行きます、よろしくお願いします

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だkedさんの文章イメージ

だkedさんのイメージは 夏の学校のソメイヨシノの木が浮かびました! 広葉樹の葉が青々と広がり、でも葉影の影もしっかり濃くて 学校の窓の日差しの反射を受けながら、清々しく根を伸ばしている そんな感じがございます だkedさんは青春の闇や光をきっちり丁寧に捉えて切り取るのが上手い方だなー、と読んでて感じました! やり取りしてるとライトで気さくでしっかりしている方だなーと思います これからもどうぞよしなに

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【第二章】第六幕 染められた砂漠

 ページをめくるように、僕を残してまた景色が変わっていく。 砂漠に兵が列を並べ大戦の時が訪れる。  戦士は騎乗しており、この本の文面がまた頭上に現れた。 『この日が来てしまった。あの日から老婆の預言は胸に引っかかり続けている。いや、信じてしまったのかもしれない。最後まで老婆を笑うことは、私にはできなかった』 合図と共に気合いの雄叫びが周囲を包む、開戦の始まりだ。 文字は続き、戦士を中心にまた物語は進んでいく。 『王は、我が国の勝利を願えと言った。しかし、それで本当に真に平和が来るのだろうか。あの強欲で冷徹な王が、国ひとつをもぎ取ったところで満足するのだろうか?』 混乱と怒号の中で、彼は先陣をとって道を切り開いていった。 嵐のような中で、僕はただその時を待つ。 『私はどうなってもいい。平和な世の中が来るなら、この身が犠牲になろうとも。神よ、もしおられるなら平和な世をこの地にーー!』 声に出したわけでもないその文字に、戦士の心に応えるモノがいた。 【それが、お前の望みか】  風も、叫び声も、ひずめの音もなくなる。 男の低音、女の高音、そして獣の声を混ぜた独特の声音だけが降る。  同時に戦士と僕を残して、石像のように全てがと止まった。  忽然と目の前に現れるのは、長い影のような黒い姿。 『な、なんだ』 端正な人形のような顔に三つの目と五つの瞳を持ち、鱗がある両手と翼のある耳を備えるその容姿に、気圧され戦士が後ずさった。 【私を呼んだのは、お前だろう】 『神とは……このような、いや。このようなことができるのは、神しかいない』 【願いを、叶えるか?】 神はそう言って、笑いかける。 『ああ、頼む。俺はこの国の平和を願う』 決意をしたように、固く拳を握った戦士に神は告げた。 【汝の名と、願いにかけて、承知した】  次の瞬間、戦場が赤く染まった。 「えっ?」 見ていた思わず僕も声が出た。 『はぁ……?』  すでに神の姿はなく、見渡す限りの赤、赤、赤。 本の中で生きているのは戦士だけだった。 敵味方関係なく、砂漠に転がっている。 『なぜ……なぜ、皆が犠牲になっている……?』 『わ、私は平和を願ったはずだ!おい起きろ、お前は帰ったら結婚の予定だったろ⁉︎お前も、娘が待っていたはずだ!』  狂ったように戦士は近くの兵士達が生きていないか順に確かめていくが、誰一人として一目で息をしていないのが、わかる有り様だった。 『誰か、誰でもいい!生きている者はいないのか!!』 その時、遠くから馬の足音がした。 『「預言が当たりおったわ、凄まじい有り様じゃ!」』 『預言殿……』 真っ赤に染まった戦士を、老婆が服も構わず抱きしめた。 『お主が生きていて上好じゃ。何があったか話せるか?』 虚ろにうなずくと、戦士は簡単に話すと呟く。 アレは神ではなく悪魔ではないかと。 『「それは間違いなく神でいらっしゃる。神はワシらの想像をはるかに超えるお力と考えをもっておられるのじゃ。だから、落ち込むでない。幸いおぬしは生きとる。共に国に帰ろうぞ、寝床で休め」』 老婆の腕の中でしばらく、戦士は肩を震わせて嗚咽をこらえていた。 文字は綴る、戦士の頭上に。 『国へ帰った私は、なぜか神を召喚し勝利をもたらした英雄としてもてはやされ、かつぎ上げられた。老婆の仕業とも、神の仕業ともわからぬそれに、私はただ流されるしかなかった。抗う気力も、戦う労力もなく、ただ与えられた仕事に没頭をしていた。自死を考えた時には遅く、英雄という名の重みに足枷をつけられていた。そして年老いて病魔でこの世を去った。最後まで自責の呵責と平和を祈りながら』 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 本が閉じる音に目をつむった。あの砂場に一面の赤色が、頭からこびりついて離れない。 「なぜあんなことを……?」 【戦を終わらすには戦える者、戦いを指導する者を無くさなければならない。あの場にはそれがそろっていた】 「もっと違うやり方があったのではないですか!神様なんでしょう!?」  女々しい事を言っている自覚はあった、終わったとうにはるか昔のことだ。見たものへの八つ当たりだったかもしれない。でも異形の神を責めずにはいられない。 【戦う意志を無くすよう洗脳してもいいが、私が姿を消せば効力は継続しなくなる。効率がよかった】 ーー絶句した。  でも、そうだ。これは、神だ。人ではない。 外見も中身も。 人の倫理など関係ないのだ。 【戦士は平和を望んだ。その国は戦士が死ぬまで平和が続いた。方法までは指定されていない】  神はうつむく僕の様子にも気付かずに続ける。 【だが、なぜ戦士は苦しんでいた?なぜあの時に泣いていた、お前にはわかるか】 「………」    言葉が詰まる。なんとか舌を動かして答えた。 「神様、には、わからないと思います。絶対」  足が自然とその場から離れる、神も逃げるように遠ざかる僕を止めたりはしなかった。  感情が溢れるがままに書庫をがむしゃらに歩き回る。 なるべく神から離れるように。 (ーーもし戦争がこの世からなくす方法があれば×××は×××にすんだのにーー)  はっきりしない思考がよぎったとき、頭に痛みが走った。 第二章 終

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【第二章】第六幕 染められた砂漠

チドさんの文章イメージ語り

チドさんのイメージは 夜空のオーロラが浮かびました! 神秘的ですねー、読んでてすぐに浮かび上がったのコレなんですよ でも夜空は冷たい寒い感じではないですね 文章力足りなくて表現が占い師じみてきた笑 すいません、チドさん 点々と置かれる、文体と表現がとても詩的でときおり官能性すら感じてします やり取りすると明るい方で、🥋のスタンプが印象的ですね!押忍!って勝手に脳内変換されてしまいます笑 これからもどうぞよろしくお願いします

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はるきちさんの文章イメージ語り

はるきちさんは 黄色いハンカチのイメージが浮かびました! 木綿じゃなくて、タオルタイプでふわふわの吸水力がいいやつ! 刺繍入ってますね、小さなうさぎ これだけでは何なので笑 暖かな文章を書く方だなぁ、と思ってます あと明るくて優しい人柄がうかがえて素敵な方だなとやり取りして感じました! ちょくちょく読みに行くので、これからもよろしくお願いします!

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(相互さま限)貴方の文のイメージ語ります

こちらは『貴方の文章は』の派生企画になっております! 私、のぎは人の文章に対して共感覚?というものをもっています(あんま人に話したことないけど) 共感覚とはあるひとつの感覚に対して異なる種類の感覚を自動的に生じる知覚現象…… 例えば、数字を見て色を感じるとか 音に対して味やカタチを感じるとかですね 人それぞれらしいんですが 私の場合は、人の書くある一定の文章量を読むとふとイメージが浮かんできます 今回フォロワー限定にさせていた理由は、なんの根拠もない感覚だから責任とれないのです! という、 まったくの臆病心からです笑 興味のあるフォロワーの方はぜひぜひ気軽にコメント欄にていただけたらと思います! あ、すでにコメントいただいたはるきちさんありがとうございました! 追記、すいませんが事情があり相互さま限定にさせていただきました。 7月2日、追記 一旦締め切らせていただきます、沢山の方のご参加ありがとうございました!交流もできて嬉しかったです♪

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語りたいので

語りたくなったので語る。 唐突ですがうつ病をどう思いますか? なまけ病?サボり病?メンヘラ? 偏見は色々あると思いますが、私はうつ病障害者です。 二十歳から患って…もう長い笑 うつ病は精神科ですが、メンタルではなく脳神経の病です。 意外でしょう? どうなるかっていうと人様々ですが、 私の場合には身体が鉛のように重く感じて動けなくなります。 脳みそもクソ重たいし、何かモヤっとして気持ち悪くてロクな思考できない。 1番具合悪いときは、脳みその情報がこんがらがって全部マイナスの方向に行く時もあります。 死にたい、が際たるやつ。 自分は根明(信じられないことに性格関係なくなるんですよ、これが!)なのですぐ、 「あ、これ病気のせい」 って、すぐ気づくんですけれどね。 最近は調子戻ってきてます! なった最初は私のような本の虫が文字すら読むのが苦痛でしたし、生活の買い物すら情報過多でわけわからんくなってできなかった。 TVも音すら嫌でした。懐かしい。 1番の解決法は、いい医者から適切な薬をもらい、人からなんて言われようが寝ること!! 睡眠=脳の修復なのでとっても良いことなのです。 入院したこともある私は当初、1カ月ほど食事とトイレ以外は眠くて寝っぱなしでした。 食欲もなく病院の栄養剤を摂取してた時期もあったっけなー。 3年の入院を3回繰り返して現在は自宅療養してます。 入院したところは世にイメージされる鍵付きの管理された所ではなく、普通の病院に近いイメージ。 どう違うかというと、 前者は閉鎖病棟といわれ自殺願望が強い人や、暴力思考が強い人。犯罪者の心理鑑定などを行う病院の管理が徹底された所。 後者は開放病棟という外出許可があれば買い物にも行けて、先生の許可があれば一旦家に帰る外泊も可能なところです。 ただ散歩しに行くのでも大丈夫。 患者同士の交流ももちろんOK(恋愛は御法度ですが笑) 最初に閉鎖病棟に連れて来られちゃった人がいて、開放病棟のある病院に移ってきた途端に見るまに元気になったパターンもあります笑 今年の5月は気温も気候変動も激しく、また入院するかと思うくらいの勢いで具合悪かったんですがなんとか持ち直しました!よかった! だって病院のご飯美味しくないんだもん……(当たり前だ) 足が運動不足でやせ細ったので危機感を抱いてます、お外出なきゃー。

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【第二章】第五幕 預言者の弁

(※戦争描写があります)  馬に乗った男達があっというまに目前に迫り、その奔流に僕は飲み込まれた。  全員の装備は皆、鉄製である。 先ほどの本より時代が進んでいる証だ。  あちらこちらから、馬や弓、剣が僕をすり抜けていく。 痛みはないが、ただ本能的に怖かった。 「ひっ!」  大上段から刃が目前に迫り思わず身がすくむ。 『危ない!』  キラキラとした光の人型が、それを長剣の一撃でなぎ倒した。 『「ありがとうございます!」』 僕のすぐ後ろにいた人が光の人に感謝する。 (これが、この願い本の人……!)  吟遊詩人がそうであったように、本の中の主人公は人相も分からないほど、姿が光で溢れていた。 おかげで戦場の最中にいてもすぐわかる。  戦士らしい体格をしたその光の塊の頭上で、文字が浮かんだ。 『−−私は戦争で家族を亡くし、騎士である養父に拾われ育てられた。当然のように戦士として教育され、団員は皆家族のようなものだった。養父は平和が来る世を信じて力を尽くせ、と常に言っていた。しかし私は相次ぐ戦いの連鎖に、ソレをなかば言い訳にとらえていた。真の平和とは何かを、模索したかったのだ』 そして戦士は内心で葛藤しながらも今は、若くして騎士団長になっているらしい。  戦は数時間で終わり彼は素人目にも、相当強いことがよくわかった。  移動した騎士団は天幕が張られた場に着く。 拠点だ。  杖をついた怪しげな老婆が、ひときわ大きな天幕の前に出迎えるように立っていた。 無言で警戒する兵達を見ると余所者らしい。  右手だけで仲間を制した戦士が前に出た。 『ご老人が遠路、このような無作法な場で何のご用か』 『「ワシは預言の者。兵士達よ、次の大戦に行ってはならぬ」』 ざわめきが起こった。 どうやらこの老婆は一部では有名な存在であるらしい。 『どのような言われで我々の行動に指図するか、ご老人よ』 『「夢でお告げを授かった、いいかよく聞け。」』  好奇心や、敵意を持つ者までこの老婆の芝居がかった独特な雰囲気に引き込まれて黙って聞いている。 『「−−世界の裏側から神が参られ、神聖な地を汚した罰を受ける。大いなる災いが地を赤く染めるであろう−−明日の戦地になる場所は、願いの神を呼び出せる神聖な場。そこを戦で荒らすと皆無事ではすまないことになるぞ!」』  沈黙が続く、と弾けるように大爆笑が湧き上がった。 皆は神を信じていないらしく、そこかしこから酷いヤジが飛ぶ。老婆は岩のように押し黙った。  なにか考え込む戦士に、隣の副官と思われる兵がどうしたのかと聞いた。 『いや。願いの神という言葉を聞いたことが、どこかで……。そうだ歌からだ!』  どうやら戦士にとって唯一残った故郷の母の記憶らしい。  部外者ながら固唾を飲んだ。 胡散臭い老婆の話が急に信用性を帯びてくる。 歌に出てくる願いの神。  僕になにか答え出されるために本の記録を見せてくる、謎の神。 『誰か、詩の一編だけでもいい。願いを叶える神の歌を知っている者はいるか、いたら手を挙げろ!』  急に声を上げた戦士に兵達が静まり、一拍おいてバラバラと手が上がった。 全体三百人余りの約二割ほどだろう。 『この中で、歌えるものはいるか?』  皆が、小突きあいながら探す。 やがて遠慮がちに、若いそばかすの兵が出てきた。 緊張気味に前にでると息を吸う、声は素朴ながら正確に吟遊詩人が残した歌をなぞった。 『わかった。この歌と違うものを知ってる者はいないか……いないのか?出身は皆違うだろうに』  兵達も驚いていたが、僕も驚いた。 こんな古い時代に広く正確に歌が伝わるのは異常だ。 『「理解できたか、神の偉大さを」』  老婆が厳かに告げる。 でも、まさかとさざめく場に戦士は言った。 『軍議に出し、王にかけあう。真偽は後だ』  周囲の景色が見る間に変わった、豪奢な天幕の中に豪奢で彩られた老年の男がひとり。 蝋燭を灯した広い天幕で、周囲に奴隷らしき女性が2人と厳つい男たちが数人集まっている。 そんな中を戦士は膝をついて対峙しており、老婆もその後ろで控えていた。 『「切れ」』 『切れませぬ、お許しを』 『「誰の命令だと思うておる。その人心を惑わす老婆を、切れ」』 冷酷に命令する王に頭を下げながら戦士は反論した。 『不心得者ではございませぬ、陛下。忠心あるからこその発言でございます。どうぞご容赦下さい!』 『「お前は老婆に誑かされておるのだ」』 『願いの神は敵国にも歌として伝わっているやも知れません、もしも真実なら……』 僕は戦士の拳が震えているのを確かにみた。 王の側の老兵が吠える。 『「怪しげな存在に惑わされるとは、草葉の影から貴様の親父殿が泣いておるわい!代わり俺が切りましょうぞ!」』 『やめてくれ!』  とっさに老婆に被さる姿に、血の気を上げた老兵が鞘から剣をほとばしらせる。 片手で制した王は冷たく告げた。 『「戯言に付き合うのも飽きた。願いを叶える神とやらを信じるのなら、我が国の勝利でも願うのだな。老婆を外に送り出してやれ、丁重にな」』  老婆が天幕の見張りの兵に連れて行かれるのを、最後まで戦士は見守る。 姿が視界から消えるまで、老婆はひょうひょうと手を振っていた。

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【第二章】第五幕 預言者の弁

【第二章】第四幕 喪失の欠片

 どうして、記憶がないのだろう。 いや、旅をしていたのは覚えている。 地理や歴史や、次に向かう為に金を稼ぐために働いていたことも。 しかし、自分が何者かにとなると頭に霧がかかったようになる。 大丈夫だ、自分の名前は覚えている。 ネヴァ……そうだった、はずだ。 でも、どこかしっくりこない。 柔らかな口調で誰から呼ばれたような――もっと別の名を。 気色が悪く、足元がぐらつく感覚がした。 【気分が悪そうだな、どうした】 「……僕が神様を呼び出したのは、ただ存在を確かめたかっただけで……?」  どうして、と自問する。 1番強い願いでないと神は叶えないと言った。 そんな強い思いならば、理由もはっきりしているはずだ。 「神様は、なんでも知っているとおっしゃいました。僕のこともご存知ですか?」  上を仰ぐと長い影のような神はゆっくりうなずいた。 【知っている。だが読み取れることと、理解することは違う】 「僕の願いは、本当の願いは、違うということですか。教えてください!」 焦って叫ぶ。 願いを知ることで僕は僕自身を思い出せる気がした。 【答えは内に秘められている。己の正体を決めるのは、私ではない】 「どういう意味ですか?」  神は手元の本をかたわらに積み、違う本を手にとった。 【本を読むがいい。そこに映る他者の願いが、お前自身を照らすかもしれない】 また幻が辺りを包んでるいく。今度はいきなりの強烈な日差しに目が眩みそうになった。 「また、砂漠か……」 【私を呼び出すのには、条件が必要だ】  上を見上げるがやはり姿はない。 このとき本の外側にいる神の声が、耳からではなく頭から降るように直接響いていることに気づいた。 【これが"表”、お前が暮らしていた世界の模したものなる】  パッと、目の前に両手で抱えられくらいの固まり突然あらわれる  それは、平たい円盤上のモノだった。 薄い玻璃のような球体に、包まれて浮かんでいる。  表面には精緻な地形が刻み込まれていたが、その裏には光が差仕込まない。  近寄ってみると、中央にはまるで世界の背骨のように、高く鋭いタルグ山がそびえ立っている。  その頂には白い雲がかかり、小さな雨が降っていた。  よく目を凝らすと各地に街や村、都がみえる。 今まで集めた地図を頭の中で順に広げていくと、僕が旅をし、必死に生きた世界に当てはまった。 「……すごい……」  世界全体の地図はまだない、模型もボトルシップが発明されたばかりだ。  生き物の気配がないかと目を凝らすが、ごく稀に点のようなものがたまにゆっくり動く程度。  改めて全体をみると、地形の行き着く先には必ず砂漠が広がっていた。 東側から南にかけての海域もその先に砂漠があるため、今は大きな湖にしか見えない。 【この世界の果ては全て、砂漠で出来ている】 「……じゃあ、どこの果てに辿り着いても神様は……?」 【果てに立てば神に会える――そう考える者は多い。だが、私と繋がるのは、ただ一つ、強き願いを持つ者だけだ。私の存在を知り、呼ぶ意志を持ち、そして他の誰よりもその願いに焦がれていること】  先ほどの吟遊詩人を思い出した。 その結果が、幸せに繋がとは限らないのだ。 「なぜ、神様は僕に本やこんなことを教えるのですか?」 【あらゆるの中で、果たしてお前が答えを出せるのか興味がある】 「答え?」  チラリと模型の裏側の影に何か見えた気がして、覗き込もうと思った瞬間にかき消えた。 【始めるぞ、今から約五百年前の話しだ』 遠くから馬群と鬨をあげる声が迫ってくる。 ただならない気配がした。

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【第二章】第四幕 喪失の欠片

息抜き雑談日記

ちょと世界の果てからの執筆(まだ前半戦)のやる気に中だるみを感じたので、息抜きに自分の話しでもしてみようかと。 私が小説家の夢をもったのは小5の時に『創竜伝』田中芳樹さん執筆の本を読んだのがきっかけ。 そっからファンタジー小説にハマり色々と図書館で読み漁る青春時代を送ります。 創作を語ったりする遊びを友達と2人でしていたという学生でした。 そう、私は成人済みを超してます笑。 年齢は内緒ですが創作に歳は関係ないと思ってます! そして立派なオタクへと変貌を遂げたのです。 カラオケはアニソン、そして今は歌えなくなりましたが、ボーカロイドも好きでした。 イラストも趣味で描いております、お絵描き程度ですが。 今期のアニメは、『薬屋のひとりごと』『チ。ー地球の運動について』を観てます。 一気見したい派なのでまだ見たいものが沢山、 『黒執事ー緑の魔女編ー』『ヴィランジテー僕らのヒーローアカデミア』『大戦隊失格』 『ブルーロック』『悪役令嬢転生おじさん』『パリピ孔明』『デリコズ・ナーサリー』は最近観たものです。 友達に勧められたのは『Fateシリーズ』『ひぐらしがなく頃に』『PSYCHO-PASS』面白かったですね。 続編待ちは『ゴールデンカムイ』『魔入りました!入間くん』『Dr.STONE』『ダンダダン』『逃げ上手の若君』『ダンジョン飯』『呪術廻戦』『葬送のフリーレン』等々… ゲームは苦手ですが携帯で乙女ゲー()もしてます。 ・A3→推しは綴くん ・ツイステッドワンダーランド→推しはフロイド ・スタンドマイヒーロー→推しは荒木田さん です!!笑 推しの共通点が、わからない笑 あ、腐ってます(意味がわからない人はそのままでいてください) でも普通にNCも好きだし夢もたしなむ程度に読みます、pixivの住人です。 オタ語り長いのでこの辺で!チャオ!(星喰大我風に)

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